2017年08月29日

■INTRODUCTION of TYPE-34 Karmann Ghia!!

0826lFLAT4東京本社で遂にFOR SALEとなった'69年式 TYPE-34 K.GHIAは、他の空冷VWとは一線を画した個性的なスタイルのスペシャルな1台。その希少性から実際どんなクルマなのか? と思われている方も多いと思いますので、詳しくご紹介したいと思います。


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TYPE-34 K.GHIAのデビューは1961年の9月で、同年8月にリリースされたTYPE-3のシャシーをベースに作られました。最初から1500ccのパワフルなエンジンを搭載していた事もあって、ドイツでは「BIG KARMANN」とも呼ばれていました(K.GHIAが1500ccとなるのは1967年から)。

日本にもYANASEによって正規輸入されましたが、’65年当時のYANASEディーラーパンフレットを見ると「TYPE-34 K.GHIA」という名前ではなく「フォルクスワーゲン1600カールマンギア」と記載されているのが興味深いですね。

ちなみに、パンフレットによるとエンジンは1600cccで65馬力、最高速度は145km/hとあります。同年代のTYPE-1は1200ccで40馬力、最高速度115km/hでしたので、TYPE-34 K.GHIAは優れたエンジンを搭載した上級モデルであったのです。


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TYPE-34 K.GHIAの特徴は何と言ってもそのスタイル。’50年代から続く空冷VWのボディはTYPE-1やTYPE-2、そしてK.GHIAも丸みを帯びたボディフォルムでしたが、TYPE-34 K.GHIAはストレートなエッジの効いたデザインを纏っています。

テールライトもラウンドタイプのレンズにクロームリムを備え、明らかに当時のアメリカ車を意識したスタイルですが、意外にもTYPE-34 K.GHIAはアメリカに正規輸出されていません。アメリカではTYPE-1、TYPE-2、そしてK.GHIAが人気を博した一方、TYPE-3は思う様に売れ行き良くなかった事から、VW社はTYPE-34 K.GHIAのアメリカ投入を踏み留まったのでしょうか。

しかしユニークなのは、現在するTYPE-34 K.GHIAを一番多く所有するのはアメリカなのです。これは当時カナダのディーラーを通してアメリカに渡った事からの様です。そういった背景もあって、TYPE-34 K.GHIAは今日の空冷VWの中でも希少な存在となっているのです。


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TYPE-34 K.GHIAの特徴的なフロントフェイスを形作っているヘッドライトのリムには、HELLAのロゴとSB13の文字が刻印されています。SB○○のヘッドライトリムというとTYPE-1ロクナナのSB12が有名ですが、このSB13もVWパーツ#341 941 175のTYPE-34 K.GHIA専用品。こういったパーツが奇麗な状態で残っていると嬉しいですね。

ちなみに内側の小さい方のライトはフォグライトとなり、HELLA製のライトが装着されています。


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バンパーはK.GHIAの様に3分割タイプとなりますが、形状が異なるTYPE-34 K.GHIA専用品で、オーバーライダーもセンターが凹んだ特徴的なタイプとなります。リアにはライセンスライトが取り付けられているのもTYPE-34 K.GHIAの特徴ですが、実はPORSCHE 356B-Cのライセンスライトと同じタイプなのです。


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フロントフェンダーにはサイドマーカーが備わりますが、これはTYPE-3と同じ物。こちらの車両にはレッドのタイプが装着されていて、ブラック(L-41)のボディカラーとのマッチングもGOODです。

アウタードアハンドルもTYPE-3と同じに見えますが、ドアのプレスに合う様にアウタードアハンドルの形状も作られたTYPE-34 K.GHIA専用品。TYPE-3、K.GHIA共に初期はキーシリンダー別体でしたが、’69年式の頃にはキーシリンダー一体となるところ、TYPE-34 K.GHIAは最後迄キーシリンダー別体のままでした。


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足回りに関しては、4LUGとなる’66年式から標準でフロントドラム→ディスクブレーキへ、リアアクスルは’69年式からスイングアクスル→I.R.S.となります。いずれもTYPE-3と同じタイミングで変更が行われていますが、これはTYPE-3と共通のシャシーである所以です。

タイヤは4本共新品のFIRESTONE製F-560ラジアルに交換済みで、フロントは145R15、リアは165R15となります。ホイールは4LUGの中でも人気の高いスプリントスタースタイルをチョイスし、格好良くまとまっています。


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インテリアもTYPE-34 K.GHIA専用パーツがたくさん。ドアパネルはスペシャルオーダーでニューマテリアルをオーダーし、丁寧に張り替え済み。ヒートプレスで3本のラインが入るオリジナルのデザインもステッチで上手く再現しています。シャープなアームレストもTYPE-34 K.GHIAならではの形状で、ドアパネルの上に備わるモールはフロント、リア共にオリジナルが残っています。


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更に、フロントシートバックレストのサイドには、TYPE-34 K.GHIA専用のアルミトリムプレートが付いています。実用性というよりは見た目の華やかさの為のアイテムですが、VW社が最高級モデルとしてTYPE-34 K.GHIAを作り上げたのが伺える部分です。

リアシートのバックレストを倒すとリアラゲッジスペースが現れますが、これはK.GHIAと似ています。カーペットもTYPE-34 K.GHIA専用に特別に作り上げ、新品に張り替え、リアウインドー下のパネルもオリジナルスタイルのニューマテリアルにてリフレッシュ済みです。


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ダッシュパネルもTYPE-3 K.GHIA ONLYのディテールで、パネル自体をリペイントした上、パッドは新品に張り替えてあります。そしてステアリングホイールは、CAL-LOOKの定番、FLAT4 GTウッドをチョイス。GTロゴのローズウッドシフトノブとマッチしてスタイリッシュなインテリアへと生まれ変わりました。

クロック、スピードメーター、フューエルゲージが並ぶメーターもTYPE-34 K.GHIA専用で、スピードメーターは国内でオーバーホール済みです。


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リアデッキリッドを開けると、そこには広大なラゲッジスペースが現れます。フロント、リアシート裏だけでも十分なスペースがありますので、空冷VWにおいてTYPE-2やTYPE-3 SQUARE BACKに次ぐラゲッジスペースの広さではないでしょうか。ここも新品のカーペットを敷き詰めていますので、どんな荷物でも気兼ねなく収納する事が出来ます。

そしてリッドを外すと、補記類の高さが抑えられたパンケーキエンジンと呼ばれるTYPE-3と共通のエンジンが登場。エンジンケース迄分解してフルオーバーホール済みで、キャブレターは新品のWEBER 34ICTを装着。’69年式は本来1600ccですが、ボアサイズをアップして1776ccのチューニングエンジンとなっていますので、WEBER 34ICTデュアルキャブレターと相まって気持ちの良い加速と、ストレスのない扱い易さを体感出来ます。


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生産台数も少なく、専用パーツが多い事からレストアするのも困難な為、しっかりと仕上げられた個体がFOR SALEされる事が稀なTYPE-34 K.GHIA。実際当社でも専用パーツを海外から多数取り寄せ、リビルト&オーバーホールし、インテリアのマテリアルを特注で製作したりと、大変なコストが掛かっています。それだけに、こだわりのTYPE-34 K.GHIAファンの方にも自身を持っておすすめ出来る仕上がりとなりました!

現在FLAT4東京本社に展示・販売中ですので、是非見に足をお運び下さい! 実車は写真で見るよりも一段とスタイリッシュで、心を鷲掴みにされる事間違いなしです!!

'69年式 TYPE-34 K.GHIA
車輌本体価格 3,680,000円(消費税抜き)
※詳細はコチラ

flat4_vw at 11:08CARS FOR SALE