2018年02月17日

■SPEEDOMETER CHANGES

0217n毎年の様にディテールが変わるVINTAGE VWにおいてスピードメーターも年式によって特長が異なります。実際自分の愛車のスピードメーターが年式に合っているか? わからない方もいるかと思いますので、TYPE-1におけるスピードメーターの変遷をご紹介しましょう。


1949年5月〜1952年9月
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スプリットダッシュとなる1952年9月迄は速度表示とオドメーターだけのシンプルなもの。オイルプレッシャー/ジェネレーター/セマフォー/ヘッドライトハイビームのインジケーターはスピードメーター内ではなく、ダッシュパネルに直接配置されていました。針のスタート位置は右上となり、速度表示の数字の途中にある赤い線はシフトチェンジのポイントを表しています。写真は120km/hスケールのものですが、U.S.モデルは80mile/hスケールとなります。


1952年10月〜1953年3月
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1952年10月、オーバルダッシュに変更となるのと同じタイミングでスピードメーターのデザインも一新されます。フェイスのデザインもガラリと変わり、速度表示のフォントも変更。針は”クリアニードル”と呼ばれるタイプになり、スタート位置も左下へ移動します。オイルプレッシャー/ジェネレーター/セマフォー/ヘッドライトハイビームのインジケーターはスピードメーター内蔵となりました。セマフォーのインジケーターは左右に分かれたタイプとなっており、結果としてこの特長が1952年10月〜1953年3月ONLY=ZWITTER ONLYのスピードメーターとなるのです。


1953年3月〜12月
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オーバルウインドーモデルに変更となる1953年3月にはスピードメーターも少し変更されます。先ほどのZWITTER ONLYのタイプと非常に似ていますが、よく見るとセマフォーインジケーターの左右が繋がっており、1954年1月からのタイプよりも一回り小さいのが特長となります。1953年3月〜12月と短い期間にのみ見られるスピードメーターですのでオリジナルが残されている車両も少なく、スピードメーター自体も大変貴重です。


1954年1月〜1960年7月
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1954年1月になるとセマフォーのインジケーターが拡大。その他のディテールは変更がないまま1960年7月まで継続されます。クリアニードルが採用されたのはこの年代迄という事もあり、VW純正スピードメーターの中でも特別な存在とされています。


1960年8月〜1963年7月
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1960年8月には36HPから40HPにエンジンがパワーアップされ、最高速度も110km/h(68mile/h)から115km/h(72mile/h)へと増加。それに併せてスピードメーターも140km/h(90mile/h)スケールへと変更となりました。針がクリアニードルから見易いホワイトニードルとなり、シフトチェンジのポイントを表す赤い線も廃止されます。


1963年8月〜1967年7月
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1963年8月になると、再びシフトチェンジのポイントを表す赤い線が登場。このまま1967年7月までこのデザインで継続される事になります。


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おおまかに説明するだけでもVW純正スピードメーターにはこの様な違いがあります。年代毎のディテールが分かったところで、まずは愛車のスピードメーターの裏側を良く見てみましょう。必ず製造年月が刻まれていますので車両とスピードメーターがマッチしているかを確認出来ます(数ヶ月のズレであればVWファクトリーでの製造時期の誤差と考えられます)。

もし年式にマッチしていないスピードメーターが付いていたり、マッチしていても調子が悪いという方の為にFLAT4リビルトプログラムのニューラインナップとしてVW純正 VDO リビルト "mile" スピードメーターをご用意しています。第1弾となる今回は1950年代から1960年代迄のTYPE-1&TYPE-2用を製造年月毎に揃えました。今後はさらに対応する年式を拡大していきますので「この年式のスピードメーターが欲しい!」というご希望がありましたら是非お申し付け下さい!

VW純正 VDO リビルト "mile" スピードメーターのラインナップはこちら


※オドメーターが動かない等、現在お使いのVW純正スピードメーターのオーバーホールも承ります。

※デラックス/スタンダードや仕向地の違い等によってスピードメーターのディテールが異なる場合や、年式変更の過渡期には異なる年式のものが備わっている事もあります。