2021年01月27日
■1946 TYPE-11のご紹介!!




TYPE-11は、それまで生産されていたKDFの流れを汲んで作られた、後のスタンダードモデルの礎となるビートル。今回の車両は1946年におけるVWの総生産台数10,020台のうちの1台です。
外観においても最初期モデルならではのディテールが見られ、"banana"スタイルバンパーガード、バンパーブラケットマウントのホーン、テールライト(リフレクター)、ライセンスライト等はTYPE-11ならではの特徴となります。




インテリアにおいても、"Football"スタイルルームミラー、"KOG"マーク入りのシフトノブ等、後のスプリットウインドーモデルとは異なるパーツが多数。クロームパーツは一切使われておらず、シンプルで機能的なインテリアとなっています。


KDFでは985ccであったエンジンはTYPE-11では1131ccに排気量アップ。ラウンドタイプのボルテッジレギュレーターやオイルフィラー等の貴重なパーツも残されており、SOLEX 26VFJキャブレターには"KOG"マークの刻印もあります。先程のシフトノブ同様に、"KOG"マーク入りのパーツが随所に使われている事から、KDFからTYPE-11へと移行する過渡期のモデルである事を表しています。

1946 TYPE-11のオーナー様、今回は貴重な車両の作業を当社にご依頼頂き、誠にありがとうございました。今後もサポートさせて頂きますので、またのご依頼をお待ちしております。
※FLAT4東京本社のミュージアムフロアでは今回ご紹介した車両と同年式の1946 TYPE-11 "BRETZEL"を展示しております。実車をご覧になりたい方は是非見学にお越し下さい(要予約)。
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