2021年10月26日

また突然完全ワイヤレスイヤホンがダイソーに登場しました。

今回はダイソーオリジナルではなく、株式会社ラティーノが発売したもので、価格はダイソーオリジナルと同じ税込み1,100円です。最近、またダイソーオリジナルも在庫が復活していて、入手したお店では併売されていました。パッケージからは何となく高性能感が漂ってきますが、果たしてどんなものでしょうか。

【外観】
パッケージ外観は本体写真に加えて「TWS」が大きくフィーチャーされていて、完全ワイヤレス(True Wireless)であることを強調しています。また、「美しい音が流れる6時間」と書かれており、さりげなく高音質かつ再生時間が長いことを匂わせています。 また、(1)と書かれているので、何種類かある可能性をにおわせています。

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中身はものすごくちゃんとしたマニュアルと本体、充電ケース、ケーブルが入っています。替えのイヤーピースはありません。

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ケースはほぼ正方形でかなり小さいです。下の写真の上がE-TWS-01、下がダイソーオリジナルのTWS001です。形がだいぶ違うので比較しにくいですが、感覚的にはほぼ同じくらいです。

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AirPods Proのケースと比べると、見た目はE-TWS-01のほうが小さいですが、それなりに厚みがあるので、持った感じはAirPods Proのほうが手になじむ感じです。

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充電ケースの中を開けるとこんな感じ。本体デザインはボタンが割と主張しているので少しダサい。充電ケースにはバッテリー残量を示すLEDがついています。この辺はダイソーTWS001より親切なつくりをしています。

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全般的なつくりはやはり安っぽい感じが否めず、工作精度も良いとは言えません。プラスチック同士の接合部分が乱雑で、バリが多少見られます。

【性能】
E-TWS-1で注目なのはその性能です。まず、Bluetoothバージョンが5.0+EDRになっています。EDRとは、通常のBluetooth伝送規格を拡張したもので、より多くのデータを転送できる規格です。これが採用されているのは100均Bluetooth系では記憶にありません。

また、対応コーデックが通常のSBCに加えて、AACにも対応しています。AACは一般的にSBCよりは高音質で音楽の転送ができるものなので、規格上はSBCだけのダイソーTWS001よりも音質は良さそうな感触です。

また、再生時間は本体で約6時間。これもダイソーTWS001が4時間なので、だいぶ長いです。

このように、スペックだけを見ると、最近売られている完全ワイヤレスイヤホンの性能は一通りそろえている形になっています。

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通信の安定性は室内で使っている限りは特に問題を感じません。スマホと別な部屋に行っても1部屋くらいであれば問題なく聞けます。

遅延の状況ですが、Youtubeで試してみた限りでは、ほぼ遅延を感じることなく再生ができています。話している人の唇の動きと音に違和感を感じることもありませんし、ミュージシャンが演奏している動画を見ても、違和感を感じませんでした。その点、ダイソーTWS001は若干ながら遅延を感じることもあったので、E-TWS-1のほうが優秀だと思います。

【音質】
AACに対応していることから、スペック上ではこれまでの100均Bluetoothイヤホンにはない、普通に聞ける音を期待してしまいます。

さて、結果は、、、ハイ、やはり、、、残念です。100均イヤホンっぽい音です。

まず、音がこもっていて広がりがなく、真ん中に音が集まっている感があります。高音域は絶望的に出てませんし、低音域も足りないため、余計中音域が目立って全体的にぼやぁんと鳴っている感じです。音の粒感もないです。ダイソーTWS001から低音域をさげた感じの音になっています。そして、中音域が豊かな音楽を流すと、ひどくはないですが、若干ビビリ音がしてしまいます。

ダイソーTWS001もそうなのですが、このE-TWS-01もイヤーピースの質が最悪で、きちんと耳にさしても安定せず、ただでさえ低音域が弱いのに、横から抜けてスッカスカの音になってしまいます。

このままでは本当にダメなので、低音がしっかり鳴るようになるfinalの「交換用イヤーピース TYPE-E」に替えて聞いてみました。そうすると低音部がだいぶマシになりますが、やはり、もともとの傾向として低音部が抑え気味な感じになっていることを感じます。ちなみに、finalの交換用イヤーピースは1000円弱するので、イヤホン本体を1100円で買っても全体的にはコスパ悪くなります・・・。

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【結論】
まず、併売されている「ダイソーTWS001」とこの「E-TWS-1」、どちらが良いかといわれると、音質的な傾向はそんなにかわらないものの、音楽を聞くならダイソーTWS001のほうが低音が出てる分良い気がします。この「E-TWS-01」は、動画を見る場合の遅延が明らかにTWS001よりも少なく優秀なので、Youtube視聴中心で音楽をあまり聞かないなら、「E-TWS-1」で十分満足できると思います。(左2つがE-TWS-01、右2つがTWS001

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そして、TWS001もE-TWS-01もイヤーピースを変えることによって全然違う音になるので、イヤーピースは騙されたと思ってぜひ変えてみてください。
今回はfinalのTYPE-Eを紹介しましたが、やはりやや高いので、サイズ感がわかっているのであれば、ソニーのハイブリッドイヤーピースがお勧めです。アマゾンでも家電量販店でも500円しない金額で購入することができます。サイズ感がわからなければ、まず100均に売ってるSMLそろったイヤーピースを買って、一番しっくりするのがどれかを見てから買ってください。


このE-TWS-01について、さすがにイヤーピースがひどすぎるので交換したうえで、半日くらいこれで音楽を聞いてみたところ、それなりに慣れてしまって「これはこれでありかなぁ」とか思ってしまったのが正直なところです。TWS001のほうは音楽聞くだけなら同様の感想ですが、Youtubeを見るときはすこし不満が残ります。

そして、普段使っているまともなイヤホン(Jabra Elite 75tをよく使っています)に付け替えたところ、もう別世界で、「ああ、やっぱり全然違うなぁ」としみじみ思ってしまいました。Jabra Elite 75tは最近安くなったとはいえいまだに1万円を超えており、同列に語るものではないとは思いますが、本当に全然違います。

完全ワイヤレスイヤホンを購入される際、音楽も動画も楽しみたいということであれば、可能であれば世間的にもリーズナブルな価格のわりに音の評判の良い、Anker社の製品などもお財布と相談して検討してみていただきたいです。

AnkerのSoundcore Liberty neoをジョギングの際に使っていますが、音も1100円のものより断然良いですし、壊れずに動いてくれていますので、自分で使っていてオススメできるものです。ここのところは、Soundcore Life P2のほうが売れ筋のようですが。



(23:00)

この記事へのコメント

1. Posted by みんみん4    2021年10月28日 10:46
こんにちは
ボクもこれ買ってみました。他にもダイソーのオーディオ系のものは色々買って評価していることもあり、他の記事も拝見してほとんど同意見です。もちろんTWS001も持ってまして、音質はTWS001に軍配があがるのも同じです(笑)。
ところでE-TWS-1の遅延がTWS001に比べて少ないのはAACで接続するのが主な要因ですね。SBCでの遅延は220ms±50msですが、AACだと100〜120ms程度なのでその差がそのまま現れているようです。
2. Posted by ブログ管理人   2021年10月30日 11:51
>>1
コメントありがとうございます。SBCとAACの違い、勉強になります。

Bluetoothイヤホンは結構大きなメディアやでも記事を見かけるのですが、音質がいいとか書かれていると、何か間違ったかなぁと思うことがあります。そんな中、他の記事もご覧いただいて、賛同のご意見をいただけたこと、とてもうれしいです。
3. Posted by ぼよんぼよん   2021年10月31日 23:15
初めまして。
私もこのTWE買いました。
こちらのページを先に見させて貰っていたら
これ買わなかったかな。
というか、ケースは充電完了しましたが、
イヤホンへの充電が3時間経っても完了しない…
4. Posted by 匿名猫   2021年11月03日 23:17
こんばんは
パッケージにAACと書いてあるのを見て思わず買いました。しかしなんか音が変。ボーカルが真ん中に来ない。位相チェックをしたら逆相でした。とほほ。
5. Posted by ブログ管理人   2021年11月23日 23:01
自分の個体の位相チェックしてみましたが、多分正相になっていると思います。TWSでも逆相ってあるんですね・・・。

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