寓話と女が夜に来る

日本唯一の‘ポエトリーロックバンド’ Flight Of Idea (フライト・オブ・イディア)の首謀者、 詩人・東雄一朗のカジュアルかつブルースな日常思考。 東京に居ながら記す東京の旅記録。 虚実入り混じった都会の寓話。ドン引きなんて云わないで! いや、言わなきゃわからない。

Flight Of Idea Info→http://travelinword.com/ SHIBUYA-FM78.4「EVERYBODY KNOWS?」→http://ameblo.jp/everybodyk ※毎月第1&第2日曜日18〜19 O.AのY.AZUMAがワンマンスタイルでお届けするレギュラーRADIOプログラム。1997年2月〜現在まで連続700回以上放送の長寿番組。 出演ゲストはJOE STRUMMER、JAMES CHANCEをはじめとした国内外の大物ミュージシャンがフラっと立ち寄り、時には貴重なスタジオLIVEも行われる。 最近は好評シリーズ「街の定点観測シリーズ」や選曲中心の「KEYWORD FOR MUSIC」といった新展開も。日本一フレキシブルな1時間。 YUICHIRO AZUMA ON TWITTER→http://twitter.com/yuichiroazuma

ラジオ

7/27いわきからスタートした4度目の全国ソロ行脚
「41歳の地図〜ATO-YAKU GOLDRUSH!」
現在までいわき、仙台、盛岡、弘前、青森、札幌、北見、旭川と順調にLIVEを楽しんでいます。
なかなかツイッターでの速報ばかりでblogネタ溜まるばかりですが
今夜は22時〜さっぽろ村ラジオというコミュニティFMにて札幌在住の友人mew sugoi君の番組にて1時間ゲスト出演します。

こちらからPCにて御視聴出来ます。
旅の途中のお話なぞお楽しみ下さい。

さっぽろ村ラジオ
http://www.sapporomura.jp/
「KILLER TUNES!」
今夜22〜23

http://www.nzfm.jp/ →こちらからアクセスしてください。

では。

7/26〜27 ボヘミアンホテル〜いわきダイジェスト

0608d567.jpg旅に出る理由はいくつかあったんだけど
旅に出てしまったら理屈はどうでもいいものになってくる。

でも最初に少しだけ。

前回のブログでは表現活動的な理由を記した。

今回は個人的な理由をね。


2年前の「39歳の地図」の旅は
今振り返ると何かを終わらせるには必要な旅立った。

めくるめく魅惑の旅の後、
東京に帰ると
家族のようなものは跡方もなくなくなっていた。

それはとても残酷な結末だった。
悲喜劇としてだけどね。

朦朧と一年以上、東京で暮らしていても
何か表す行為だけはやめなかった。

だから今年に入って2つの作品を小さな力で
世の中に送り出すことができた。


2年前の旅の成果ともいえる。
「季節はずれのKAIDAN。見ないとわからない」

「Blue Colours」。


3・11以後、
より気持ちが強くなった。

何の正義感もない。
何の同情もない。

すべてをどう受け入れて
何者でもない己を生かす方法は
また旅に出ることだった。

一人の偉大なミュージシャン荒井ABO誠さんの訃報を受けた。

2度しか会ったことないけど
心の支えの言葉をもらっていたから
北海道の地でせめて墓前に花でも添えたいなと。


その道すがらは東北をいくつか経由したいと思った。
しなければならないという奢りはない。

町の人々の本当の声を集めて
北から南、小さな声を伝えたいと思ったんだ。


7/26
ボヘミアンホテル屋上にてYAZUMA出発前夜祭。
友人ら15名ほどでパーティを催した。
派手なアナウンスもないのに嬉しかった。


翌晩はギタリスト稲留春雄君とLITTLE MASTA先生と
ボヘミアンホテルスタジオからUSTでつま弾く音のセッション。
翌朝は
24歳団長君という青年に重い荷物を少し手伝ってもらいながら
田町駅から日暮里経由で常磐線に乗り込み
2度目のいわきへ。


前回は無謀なワンマンライブでのツアースタート地点。
お客さんは80人くらいのキャパで2人だった。
今回はNPO福島復興支援の方々がオープンライブに混ざり
にぎやかに過ごさせてもらった。

前回の2人のお客さんの一人がお見えになっていて
「あの時は金返せと思ったんだけどまた来たのか(笑)」と
軽いプレッシャー。

現場にいらわきの敏腕ミュージシャンのサポートで
フリーキーに自身の幕を上げた。

その客さんは演奏途中で野次を飛ばした。
「やめちまえ」と。

それは悪意あるものでなく
「続けろよ」と私には聞こえた。

終わってからステージまで駆け寄ってきて
「2年前と変わってねえなぁ」と言われたけど
「俺にはこれしか出来ないんですよ」と言い返してみた。

少し前の私なら平謝りしていただろう。

彼は「嫌だけどもし次ぎ来たら3回目来ちゃうかもなぁ(笑)」と
言い残して帰って行った。

本当に嫌いならそんなこと言わないで帰る筈だから
来て良かったのだ。

音を合わせてくれたミュージシャンたちは
この4カ月楽器を触る気持ちも暇もなかったという。

本当に彼らの想いとシンクロ出来たかは私にはわからない。
でも楽しかった。
それだけで十分だった。

共演前に赤津さん室井さんという二人のミュージシャンが
どこかで私の活動に興味を抱いてくれていたという。


目に見えずとも潜在的にネット社会では情報が伝わっているのだなと
嬉しかった。


その夜は主催者側に近い方、
いわき市議会議員の赤津さんのお宅に泊めて頂いた。

一枚ラッキーカードを使った。

深夜築70年のお宅の居間で眠りに就くも、
先祖代々の10枚ほどの遺影が私を見つめていたから(笑)
浅い眠り。それで十分だった。

24時間前には想像もできないことが
YAZUMA旅の特徴だからスタートは上々。


そしてほどなくすると
赤津さんの奥さんは朝ごはんを私に賄い、
園長をなさっている保育園へ出かけた。
出会ったばかりの私は留守番を任された。
オープンハウス。


9時前に東京からこれまでの旅も随所で後方支援をしてくれている
車掌地蔵さまが998号(クルクルパー)で東京から直接いわきまで
迎車。

車掌地蔵は今も昔も最強のサポーターである。
感謝してもし切れない。

ほどなくすると赤津家長男慎太郎君が立ち寄り、
いわき沿岸域の状況を見せに車を走らせてくれた。

少しずつ前夜にいろんな人たちから窺った
町の現実を肌で感じた。

昼過ぎにいわきBAR QUEENの加藤さんとランチの席で
よりディープな東京に居てはわからない
3・11〜現在までの現状をお聞きした。

非常にデリケートな部分もあるので
ベラベラとここに記すのは憚られる。
憚りながら「後藤組長」である。


二人に別れを告げ
遠くない再会を期し、

いわきを跡にして
998号で仙台へ向かったのだ。


有難うございました。
いわき。
加藤さん。

また立ち寄ります。

レイ・ハラカミと伊良部秀輝がこの世から別れを告げたんだって?
だいぶ悲しい。



つづく


※最新情報と最新映像中継はTWITERにて告知されます。
このブログは行程の記録とまとめとなります。




見知らぬ私は

シガリロの女

年明けから手巻き煙草を嗜むようになった。
好みの銘柄の切らしてしまい買い求めようと
うだるような暑さのある昼下がり。
行きつけの煙草屋を訪れた。
その店は煙草愛好者には知られた場所で
「この前八つ目うなぎ食ったらギンギンになっちまって
女房が帰る前に独りでAV見ちまったよ」などと
日がな油を店先で売る初老の男がたむろしているような店だ。

そこに筋者のラ・マンでもやってそうな20代後半の女が
白いブラウスを身に纏い、しゃれた日傘を畳みながら自動ドアを開け入って来た。
「あのうシガリロありますぅ?わたし吸ってみたいんですけど…」
私はてっきり筋者への贈答品を買い求めに来たものばかりだと傍観していたのだが、
その瞬間背筋が伸びた。
シガリロとは葉巻とタバコの中間品で煙草通に言わせると
葉巻にもならない、かといって煙草にするには
中途半端に贅沢な葉を使用しているものだという。

女の声を聞きつけ
銘柄をロクに覚えようとしないで私に叱責されてしょげていた
ボンクラ中年アルバイト店員を押しのけ、
奥からエキスパートの店主が女の好みを選り分けて
「これなんかいいんじゃないですかね?」と女にいくつかウインドウケースから
シガリロを見せている。

私はこの女がどうしてシガリロという代物を吸ってみようと思ったのかの
事の真意を知りたくなった。

電話が掛かっていたあからさまな小芝居を打ち素早く店先に出て
シガリロの女が出てくるのを待つ。
満足そうなその顔が通り過ぎようとするタイミングで電話をポケットにしまい
「お姉さん、シガリロ吸うなんて素敵だね。良ければシガリロについて
涼みながら話さない?」と真っ向から勝負に出たのである。

日傘に隠れた顔を正面から見ると
高級クラブで働いていそうな夜の匂いがした。

女は間髪入れずこう言った。
「ありがとうございます。大丈夫です」
「本当に大丈夫?」
「暑いからさお茶でも飲みながら…」
「はいっ。大丈夫です」

女はきっと中途半端なシガリロのような私を
夜に培った審美眼で見抜いたのだろう。
振り返りもせずに横断歩道を渡った。

私は願わくばシガリロを燻らす姿だけでも一目見ることさえ許されず、
急な坂道を登りながらボヘミアンホテルへと戻ることにした。


110626_194148
ドン引きですね?こんばんは。


随分とブログというメディアで意志表示をするのは久しぶりな感じがする。
3・11以降、何かを意志表示する手段として
Twitterやボヘミアンホテルから気ままにお届けしてきた
ラジオ的USTをほぼ週2回ペースで配信。
そこでは必要とされるだろう情報と「寓話と女」なロクデモない日常と
自らの所信を現わしてきたのだが、
どうも腰を据えて文章を綴るというブログでの所作に日常のスピード感の早さと
ブログのじっくり感がジャストフィットしなかった。

まあそれを人は怠慢とも呼ぶのかもしれない(笑)。

ざっとブログ不在の間の自身の動向を検証してみる。
一部批判と取られる可能性もこれから書くことで受け取られることもあるだろうが、
私の中の事実だから仕方ない。

昨年の今頃から企画を温めようやく今春に開花させた
芸人・BBゴロー氏とのコラボレイト
「季節はずれのKAIDAN。見ないとわからない」のデジタル配信。
3・11の影響でリリースが延期になった。
止む無し!だが、

プロジェクトがスタートしてからリリース元の担当者の
あまりにも私の経験や概念からは逸脱する職務進行の遅さ、
数々のあり得ないコミュニケーション・ブレイクダウン。。。
そんなこともあり、現状満足な伝わり方とは至っていない。
笛吹けど踊らず。

それでも発案者として強引に舵を切り船を進めるしかない。
世間が自粛なぞというマヤカシの時期にリリース記念となるはずだったイベントを
「リリース延期記念ライブ」と銘打ってみた。

そしてリリース記念イベントは
久しぶりに随分と残念な気持ちが残ってしまった。
一晩は悔しい想いでいっぱいだった。
もう消えているが。
自由に好きに精一杯演じることとただ自己陶酔で周囲を顧みないものは
表現物として異なるものだ。
それは本当のプロフェッショナルではなく、
ただの三文役者の自意識過剰であることを知った。
ふと気が付くとやけに喜怒哀楽が激しい日々が続いてしまっていた。
特に怒がだ

そんな志半ばの一連のプロジェクトを挟む形で参加したイベントでは
これまでと何ら変わらぬ表現方法でFlight Of Ideaを走らせているだけなのに、
気恥ずかしくなるほどの称賛を浴びた。

いつかの日に私の関わる表現が受け入れられる日が来るとするなら、
それは世の中の価値観などが180度転換される時だろうと
半ばあきらめで思ったことがあった。

どうだろう。

現状の日本は私が夢想した状況に陥落しているではないか。

ならば少しの追い風、納得出来るものかもしれない。
吉凶半ばのものではあるが。



ふと気が付くとデジタル配信という形のない作品以外に
新たな意志表示をする作品を発信していなかった。

これまで2枚の作品をバンドとして発表するも
当時のメンバーは私以外すべて入れ替わっている。


幾度かのメンバーチェンジを経て、
それぞれの役割と人間関係は今がベストだ。
願わくばベストな状態でエターナル・トレインに乗り続けたいものだが、
これに限らず未来はわからない。

このブログの古い読者なら多少の予備知識はあるだろうが、
会ったこともないロシア美女dariyaとの出会いをモチーフにした妄想を
作品化するという閃光が春先に脳内を走った。

アルバムについてはおいおい説く必要があるが、
私の妄想往復書簡をまだ見ぬ地ロシアの写真で重ね合わせ、
楽曲自体も結果的にコンセプチュアルなまとまりに至った「Blue Colours」という
アルバムがあれよあれよという間に完成した。
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この作品は既にライブ会場では入手出来る代物。
2枚のアルバムで大手ディストリビューターを通して流通させたのだが、
結果的に大きな痛手を個人的には負ってしまった。

作品の評価とは裏腹に敢えて言うが時代にとって早すぎる作品ゆえ、
思うような販売結果には結びつかず
録音時のメンバーが去って新たな仲間が集っても
そのマイナス部分は責任者である私が当然すべて被ることになる。
生活状況が不安定な個人的事情ではかなり負担の大きい対価だった。

しかし約4年掛かり丁度そのマイナスが解消されるタイミングで
うまいこと「Blue Colours」が解き放たれたという訳だ。
だから「Blue Colours」を一枚一枚、富山の薬売りのように
どこかの誰かに届けることもこれまで以上にしなければならない。

それが既にHP、TWITTER等で発表している
明日からの2年ぶりに全国行脚するソロ興行に出掛けるひとつの理由なのである。

久しぶりゆえ随分と饒舌になり長く書き過ぎた。

より私の中に内在する旅に出る理由は次の項で。

つづく



史上初の試み!?

http://www.ustream.tv/channel/everybody-knows1

今夜も進化するUST間もなくはじまります!

ヘロヘロだからこそやる!

YAZUMAのUST生放送。今夜これよりいつもより早めの2345〜。水曜のリベンジ放送!http://www.ustream.tv/user/YAZUMA

平日深夜サービスです

YAZUMAのUST生放送。今夜準備に手間どり0時半〜。濃厚プロ野球編で間もなく!http://www.ustream.tv/user/YAZUMA

今夜も間もなく

一カ月経ちました。YAZUMAのUST生放送。0時〜。今夜はAKB48「会いたかった」アレンジャーであるギタリスト稲留春雄君を突発ゲストにお迎えします。高校時代の同級生なんです(笑)http://www.ustream.tv/user/YAZUMA

これから



午後3時〜 中目黒の目黒川船入場で「ロックンロール花見会」。PANTA、蔦木俊二(突然段ボール)、和久井光司、森山公一、ケラ、久住昌之、倉本美津留、橋本美香、桃梨、ケメ(キノコホテル)、YAZUMA、片山誠史らのライヴあり。無料(カンパ&義援金)。あくまで花見です。


UST中継もあり。
http://www.ustream.tv/channel/bungajan

またかよ!?もはや日常ですが

0時からUST的ラジオやりますよ。第五回目。
http://www.ustream.tv/user/YAZUMA

今夜も急告!

0時半からUST的ラジオやりますよ。第四回目。
http://www.ustream.tv/user/YAZUMA
今週から過去の番組インタビューのアーカイブは水曜日、土曜日が完全LIVE中継の予定。
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