AF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VRを、早速触ってきました。^^
2008年に発売された現行の 16-85mm VR は本当に良い解像感で、多分好評で売れていて、今回、力を入れて出し直したようです。^^
まさか同サイズのまま広角側を F2.8 開始にできるとは思ってませんでしたので驚きです。そして初の「DXなのにナノクリスタル」です。
重量も、16-85mm と殆ど同じです。(むしろ少し軽いです)
軽量化はテーマになっているらしく、今回同時に出たゴーヨンとロクヨンも相当な軽量化が図られています。ただしそちらは値段は巨大です。^^;
気になる最短撮影距離はズーム全域で 35cm と、かなり寄れる感じです。
お値段は、2015年07月03日現在、カメラ量販店で、12万円程度で、ポイント10%が付く。という感じでした。さすがにナノクリスタルと言うこともあって、16-85mm よりも高い設定ですね。
撮影サンプルを掲載しておきます。
1枚目はこのレンズの雄姿(オスじゃないかも?笑)です。この写真自体は SIGMA ART 50mm で撮っています。
2枚目以降は 16-80mm で実際に撮ったものですが、イメージサークルの具合を確認するためにフルサイズセンサーで撮っていますのでご留意ください。実際、APS-Cセンサーのカメラで撮影すると、赤枠の範囲が撮影されます(数パーセントの誤差があると思います)。
2枚目の文字撮影のサンプルは望遠側 F5.6です。特に左が流れているように見えますが、これの原因の殆どは、流れではなくて、斜めに撮っているからピントが外れているためです。APS-C範囲内はまず流れは気になりませんでした。
3枚目は広角側解放(F2.8)です。ショーケース内のオレンジの灯りのボケ具合が中心から端までどのように歪んでいるかを確認するために撮ったものです。周辺まで玉ボケを保って、窓の外のビルの灯りも綺麗に表現されていました。同じ要因として、イメージサークルの境界線がそんなにボケていないことにも注目でした。
4枚目望遠側解放(F4)はさすがに中央付近からいきなり玉が歪みますが、球面収差は控えめで良好だと思います。
5枚目望遠側 F5.6 にするとほぼ玉になります。しかも絞り羽の形がよく、解放で撮ったかのような丸形です。つまり1段絞るだけで良好になります。
広角は大抵のシーンは絞るでしょうから、基本的には、望遠側 F4 の換算 24-120mm ズーム と考えて良いと思いますが、「広角でも背景がボケている写真」が撮れるようになったので、それが好きな人は遊べそうです。 :)
手ブレ補正も優秀なので、初心者が最初に1本持つ標準ズームとしてもお勧めです。値段が気になるようであれば、 16-85mm VR でも良いと思いますが、できれば、最近の高画素センサーに対応した、新しい設計のレンズを選択したいところです。^^
AF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VR (2015)
http://www.nikon-image.com/products/lens/nikkor/af-s_dx_nikkor_16-80mm_f28-4e_ed_vr/
AF-S DX NIKKOR 16-85mm f/3.5-5.6G ED VR (2008)
http://www.nikon-image.com/products/lens/nikkor/af-s_dx_nikkor_16-85mm_f35-56g_ed_vr/