2018年03月31日
ナチュラルな外構と庭のデザイン・施工 ガーデンハーモニー(埼玉県)
植物と自然素材が大好き! 箕輪WAWAWA直明です。
ご訪問ありがとうございます!
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昨シーズンの夏のことですが
お客さんから、優秀なレポートを頂いています。
テッポウムシについてのレポートです。
テッポウムシとは、カミキリムシの幼虫のこと。
木に大量に毛虫くんがくっ付いても
その木が枯れることは、まずありません。
でも、カミキリムシは別です。
樹皮の下に産卵し、幹の中身を食べて成長し
立派に成長したら、巣立っていきます。
その時には、枝や幹は空洞になっているので
木が枯れてしまうのです。
でもね、カミキリムシだって
ただの悪者ではないんです。
そのへんの話は、この記事の最後に。
では、レポートを見てみましょう!
幹の樹皮が剥がれて
バリバリになっている部分
何だと思いますか?
これは、カミキリムシの産卵痕です。
カミキリムシの成虫は、樹皮をガジガジ噛んで
卵を産みつけます。
この小さい穴は
フラス排出孔といわれます。
これもフラス排出孔です。
「フラス」というのは
簡単に言えば、「食べかす」のこと。
卵が孵った後、その幼虫は
幹や枝の中を食べながら育ちます。
その食べかす(おがくず)を外に出す穴
それが「フラス排出孔」です。
ブルーの方が産卵痕。
水色の方がフラス排出孔。
こういった穴(孔)が見つかった枝を切ると・・・
断面がこれ。
幼虫の通路ができています。
さらに、その近くの枝を切って
枝の中をよ〜く観察すると・・・
いました!テッポウムシ。
これが
カミキリムシの幼虫です。
ここにもテッポウムシ。
色がやや濃くなっているのは
既に死んだ後だから。
こちらのお客さんが“優秀賞”なのは
この次の段階に進ませなかったこと!
そのまま放置すると
数週間後、数ヶ月後、1・2年後・・・には
幹や枝に、フラス排出孔よりは大きい
小指の先くらいの穴(孔)が見られるようになります。
その穴が何かというと・・・
脱出孔です。
つまり、すくすく育った幼虫が
成虫になって飛びたっていく出口。
こちらのお客さん家族では
4歳の虫博士くんが中心となって
日々、庭の植物の様子を観察しています。
いち早く発見したお陰で
テッポウムシが立派な成虫(カミキリムシ)に
なる前に、阻止できたのです。
お見事です!
まさに、庭で情操教育ですね。
平和な写真も1枚。
庭の救世主である
テントウムシの赤ちゃんが
卵から孵ったばかりの写真。
アブラムシ退治に
大活躍してくれるでしょう!
最後に
「カミキリムシは、ただの悪者ではない」という話。
人間の都合でいえば、ただの悪者でも
自然の生態系の中で、無駄な存在というのは
1つもないのです。
全ての生きものが
何かしらの役割を担っています。
カミキリムシでいえば・・・
彼らが木の樹皮をガジガジやってくれると
そこから樹液が出てきます。
クワガタやカブトムシなど
樹液を食べて(飲んで)育つ生きものたち。
彼らは、カミキリムシのお陰で
樹液をいただくことができるのです。
こういう話も、ほんの一例でしょう。
自然の緻密な仕組みについて
人間が知っているのは、ほんの一部だけ。
他にも、いろんな関係があるのでしょう。
広くて深い自然界では
カミキリムシの影響で木が枯れようと
「いつもの一部」でしかないのです。
線虫を媒介するマツクイムシの被害だって
その森が健康なら、被害は広がることはなく
「いつもの一部」で終わるのです。
薬品でどうこう・・・
そういう話ではないのです。
人間さんの考える範囲の
狭くて、ちっぽけな思考で自然をとらえると
間違った答えしか導かれないのです。
話が脱線してしまいましたが
庭の植物を材料にして、いろんな発見をした
Iさん家族に、優秀賞!
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〜この記事ここまで。Thank You!〜
大震災を経て、私が決意したこと
それは、「働く」ことの意味。
助けたい人がいる時に、助けることができる
そんな力をつけること。
今日も、明日も、明後日も、
あなたと、あなたの大切な人が
穏やかな時間を過ごせますように。
ありがとうございます。

