直接母に会いに行けないなら


・・・せめて電話しよう。




自分の声で伝えよう。








「ありがとう」って





・・・伝えよう。









母と子・・・双方すでにもういい大人の2人。

久しぶりの母への電話。




その電話の目的は・・・



「・・・ありがとう」と伝える事。








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ー5月12日(土)ー

母の日まであと1日





伝えよう



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伝えなきゃ


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・・・。


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・・伝えられなかった。












ー5月13日(日)ー

母の日当日

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今日こそは・・・


言おう。


電話しなきゃ。




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・・・・・

・・・


よしっ・・・・・

・・・電話しよう!








ピッ

ピッピッピッ




トゥルルッー


・・・・・


(・・・出ないな)



(・・・携帯持ってないから



・・・留守かな。)






トゥルルー・・・・



・・・・






結局・・・母に電話出来ずに
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母の日が終わりました。












ー5月14日(月)ー

母の日翌日







もう一度電話しよう。









ピッピッピッ



トゥルルー・・・・

(・・・やっぱり出ないな)

トゥルルー・・・・

(・・・また留守かな。)


(・・・出ない。)


(・・・携帯持ってないから・・・)

トゥルルー・・・・

(・・・また今度にしよう。)

トゥルルー・・・・



今年はもう・・・いいや。



来年・・・言おう。





・・・・・・・








ーガチャッー









「はーい、もしもし?」









(!!!)







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(!)





ー母が電話に出たー





「あっ・・・。」




「あらー!久しぶりじゃないのー!元気?



「うんうん元気だよ。」



「そう。なら良かった。」


「そっちは元気?変わりない?」

「なかなか電話に出ないから心配したよ。」




「元気よお!心配しなくても大丈夫よ。」

「散歩してただけよ!」




「そっか。・・そっか。」




「そういえば何?どうかしたの?」




「え?いや別にね・・・。元気かなーって思ってね。」




「あはは。心配してくれるなんて珍しいわね。」

「ありがとう。大丈夫だからね。」


「・・・ありがとうね。」




(・・!!)



(そのセリフは私が言わなきゃいけないのに・・・。)





「あんたも何か困った事があったら言いなさいよ。」



「もういい大人だから大丈夫だよ。」



「まあそうね。じゃあまたね。


用が無いなら切るわね。」




「いや、ちょっと待って!」



「何?どうしたの?」



「・・・ええと」



「ん?」



「いや、ちょっとね・・・遅れちゃったけど」






「ええと・・・いつも・・・その・・・あの・・・あ・・・

あ・・・






・・・・あ



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・・・いつもありがとう

















・・・何年ぶりだろう?














幼き日に


・・・一緒に

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近所のあぜ道を走り回って


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たんぽぽの綿毛を思いっきり空に飛ばして


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太陽に光る花を見つけて


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木漏れ日の下で昼寝して


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鈴蘭の花をプレゼントした事もあったけ。











「じゃあね。さよなら」



って家を出て、



たまに会っても私は素っ気なくて。





・・・母は




お酒も飲まないし

メールもしない。



インターネットも出来ない。







夕食後、父はすぐに寝てしまうから



母はせっせと食器を洗う。





父が寝た後、夜のリビングで一人うたた寝をするのが日課の母。



毎週楽しみにしているTVドラマもいつもいつも途中で寝てしまう。



だから最終回まで見る事が出来ない。












もしかしたら趣味と呼べるものも無いのかもしれない。





「まあー可愛いわあ。」って道に咲く名もなき花に




何度も反応するから散歩もすごく時間がかかる。




昔、私が野に咲く花を摘んで母にあげた時




・・・とっても喜んでくれたから




私にお花の魅力を教えてくれたのは母なのかもしれない。






・・・あの笑顔





あの笑顔こそ今の花の世界の「入り口」だった。













そんな母に素直に気持ちを伝えるのは







・・・・・。











・・・ちょっと待って。


私はまだ伝えてない。


電話を切るのはまだ・・・・



待って!




















・・・何年ぶりだろう?











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言おう。


・・・今、伝えよう。

















「いや、ちょっと待って!」








「何?どうしたの?」



「・・・ええと」



「ちょっとね・・・遅れちゃったけど」






「ええと・・・いつも・・・その・・・あの・・・
あ・・・あ・・・








・・・・あ






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・・・いつもありがとう







































「はーいじゃあねー。」







「え・・うん・・じゃあまた。」












(それだけ!?)


(ちょっと素っ気ないな!)












電話を切った私は、ふう・・・と強ばった身体をほぐして







よくわからないけど、でも





言えて良かったなって思ったし、






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今度母に携帯電話を買ってあげようかなって






・・・だって、







ねえ・・・お母さん?
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「雲の切れ間がハートに見えない?」





っていう写真を送って、


・・・・「本当だ。ハートに見えるねえ!」とか、


「全然ハートには見えないよ。」・・・なんていう





そんなきっと当たり前で・・・






そんな何気ない会話をたくさんしたい。








そうも思ったのでした。













そう。













思ってるからさ。















・・・いつも思ってるよ。

















いつだって・・・。
















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ってね。





















ありがとうね

ーおしまいー













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全ての母へ

・・・ありがとう。