2012年03月30日
平成23年度熟年いきいき大学修了式【舞台活花】
23年度 修了式 平成24年3月30日(金)
今日の花材 うんりゅう柳 グロリオーサ フォーミアム
うんりゅう柳 柳には、細い枝が垂れ下がるしだれやなぎや、枝が立ち上がるねこやなぎが
よく知られています。
今回は 枝が力強くくねくねと曲がったうんりゅう柳を使用しました。
ちょうど 今は芽出しの時期で このころから若い葉をつけたころまで使われます。
グロリオーサ 波打った花びらがそり返って咲き、ユニークな形の花は一輪でも
インパクトがあります。
フォーミアム ニュージーランドの植物でニューサイランの一種です。
葉先が剣のように鋭くとがっていて 数ある葉ものの中でも最もシャープな印象を
もっています。色目も豊富にあり、大変長持ちします。
講師の先生方のご講演に少しでも柔らかい雰囲気を添えることが出来たらと 続けた
この10年間でしたが、本日の修了式をもちまして、終了させていただくことにいたしました。
長い間 ご訪問いただき応援してくださって有難うございました。
2012年03月15日
2012年02月16日
平成23年度一般教養公開講座【舞台活花】 2月号
第9回講座 平成24年 2月16日
「東南アジアと日本」
〜変貌する地域協力の構図〜
講師 毎日新聞社大阪本社編集部 論説委員
藤田 悟氏
外気は未だ冷たく真冬の寒さですが、木々では小さな芽吹きが始まっています。
街の花屋さんの店先はすっかり春の花で彩られ“春遠からじ”を感じます。
今月の花材 寒ざくら 麦 スイトピー
寒ざくら 山ざくらとカンヒザクラの雑種に由来すると考えられます。
春に先駆けて 1月頃から2月にかけて開花を始めます。
麦 花材用に栽培される麦は 主として 大麦でまっすぐ伸びた茎の先に穂がつき
新緑のころは全体が鮮やかな緑色となって、生き生きした躍動感を感じさせます。
スイトピー ひらひらとした薄い花びらは ほのかな香りとともに春らしい雰囲気を
持っています。花の色も豊富です。
2012年01月19日
平成23年度一般教養公開講座【舞台活花】 1月号
第8回講座 平成24年 1月19日
小惑星探査機「はやぶさ」
軌跡の7年を振り返る
講師 大阪市立科学館 学芸員
飯山 青海氏
今月の花材 ねこやなぎ、 れんぎょう、 きんぎょ草、 ストック(白)
ねこ柳 早春に銀白色の若い芽を葉に先立って出します。
その様子が 猫の尾のように見えることから その名がついています。
れんぎょう(黄) 長く伸びた枝に葉に先立って鮮やかな黄色の花を
点々と咲かせます。
早春の花木には黄色の花が多く、その中でもひときわ
鮮やかな感じがします。
きんぎょ草(ピンク) 金魚思わせるふっくらとした小さな花が
下から順に咲いていきます。
花の姿はかわいらしく 花の色も豊富にあります。
ストック(白) まっすぐに伸びた茎に 大ぶりの葉がつき 茎の先には
花がたくさんつきます。
切り花としては主に八重咲のものを使います。
2011年12月15日
平成23年度一般教養公開講座【舞台活花】12月号
第7回講座 平成23年12月15日
「人と微生物の関わり」
〜身近な微生物からバイオエタノールまで〜
講師 大阪府立大学生命環境科学研究科 教授
川口 剛司氏
今月の花材 ニューサイラン デルフィニューム かすみ草 ストック
ニューサイラン(葉) 葉先が剣のようにとがった長い葉が根元から群がって出ます。
数ある葉物のなかでも もっともしゃーぷな印象をもっています。
デルフィニューム(ブルーの花) 長く伸びた茎に密集して花をつけます。
透けるような青から神秘的な濃い青までブルー系の草花の中でも
ひときわ華やかな美しさがあります。
かすみ草 細かく分かれた茎の先に小さな白い花がたくさんついて
霞がかかっているように見えます。
ストック(紅色の花) まっすぐに伸びた茎に大ぶりの葉がつき、茎の先に
小さな花がたくさんつきます。
2011年11月18日
平成23年度一般教養公開講座【舞台活花】11月号
第6回講座 平成23年11月17日
「医療費の給付と負担の可能性を探る」
〜経済学の立場から見た社会保障〜
講師 関西大学経済学部准教授
佐藤 雅代氏
今月の花材 柿の木 ススキ 野路菊(のじぎく)
柿の木 柿の実はもちろん、紅葉した葉も趣があり小品から大作まで
幅広く活けることができます。
今回は木枯らしに散って数枚の葉を残した枝を使いました。
すすき 夏の穂が出る前の葉の時期から 秋・あでやかな穂が実る頃
初冬の穂が枯れるまでと長い期間使われます。
野路菊 日本に野生する菊の一種で、特に西日本に多く生えると
されています。
2011年11月06日
平成23年度一般教養公開講座【舞台活花】10月号
第5回講座 平成23年10月20日
「葬式は、要らない!?」
講師 宗教学者
元東京大学先端科学技術センター客員研究員
島田 裕巳氏
今月の花材 つるうめもどき ねずみもち ノイバラの実 菊 けいとう
つるうめもどき つる性の枝に丸い実をつけます。
緑黄色の実は熟すと黄色みを増し、やがて3つにはじけて
朱色の種子が顔を出します。
ねずみもち 6月頃 枝の先に白い小さな花が集まってつきます。
その後 丸い緑色の実がなり、秋から冬にかけて
黒く熟していきます。
ノイバラの実 バラの原種のひとつで、初夏に香りのよい小さい白い花が
枝の先に集まって咲き、その後枝先に小さな緑色の実がつき
秋には赤く熟します。
菊 日本人の生活や文化と深く関わってきた秋の代表的な
花といえます。
けいとう 鶏冠(とさか)に似た花の形や色が好まれ、日本でも昔から
さかんに栽培されてきました。
2011年09月17日
平成23年度一般教養公開講座【舞台活花】9月号
第4回講座 平成23年9月15日
「文学でたどる世界遺産・奈良」
講師 奈良大学名誉教授
浅田 隆 氏
今月の花材 われもこう, グロリオーサ, カスピア
われもこう 枝分かれした茎の先に 点々と暗い紅色の実のような小さい花をつけます。
地味ですが 古くから秋の野草として味わいのあるたたずまいが
親しまれています。
グオリオーサ 波打った花びらがそり返って咲きます。
ユニークな花の形は一輪でもインパクトがあり、
濃い赤に黄色のふちどりの入ったものや、
黄色など どれも花の色が鮮やかです。
カスピア かすみ草に似た雰囲気を持つ小さな花で、その姿を生かすと ふんわりとした
柔らかさが出せます。
2011年07月28日
平成23年度一般教養公開講座【舞台活花】7月号
第3回講座 平成23年7月21日
不安な時代を生きるヒント
講師 慈受院門跡・門主
梶 妙壽 氏
今日の花材 オオバベニガシワ、 ひまわり
オオバベニガシワ(大葉紅柏)
春の新芽の若葉は鮮やかな紅色をしていますが、その時期を過ぎると
色があせ、次第にきれいな緑色になります。
ひまわり
ゴッホの絵や、映画「ひまわり」のワンシーンを思い起こさせるこの花は
夏の代表的な花という印象があります。
太陽の動きに合わせて回るともいわれますが実際にはそお様な動きは
しないようです。
2011年06月18日
平成23年度一般教養公開講座【舞台活花】 6月号
第2回講座 平成23年 6月16日
「聖徳太子の教え」(十七条憲法)
講師 和宗総本山四天王寺 第110世館長
出口 順得氏
今日の花 タカノハススキ、 けむりの木、 紫陽花
タカノハススキ
またの名を “ヤバネススキ”ともいい、黄白色の横縞がはいり
主に観賞用として庭に植えられます。
他には白い縦じまの線が入る“シマススキ”もあります。
けむりの木
花が終わった後に伸びた糸状の毛によって
けむりが立ってかすんだ様に見えるきです。
スモークツリーとも呼ばれます。
紫陽花(あじさい)
梅雨空の下で咲く花は、あでやかさがひときわ目を引きます。
土の酸性度によって色が変化していくことなども
この花の魅力です。
2011年05月27日
平成23年度一般教養公開講座【舞台活花】 5月号
第1回講座 平成23年 5月19日
「日本古代の文明開化は大阪から」
講師 大阪府立近つ飛鳥博物館館長
白石 太一郎氏
今日の花
今日は 葉ものだけを 2種類 活けてみました。
ひとくちに“葉もの”といっても その種類は数えきれないほどあります。
カラテア つややかな緑色をした葉には独特の模様が入っています
熱帯産の観葉植物です。
ブラックリーフ 名前のとおり つややかな黒い色をしています。
緑の葉と活けると対比に効果的な役割りを果たします。
2011年05月11日
平成23年度 熟年いきいき大学開講式【舞台活花】
平成23年度 開校式 5月 6日
今日の花材
花菖蒲 梅雨のころ、まっすぐに伸びた茎の先に花を咲かせます。
端午の節句の“しょうぶ湯”に使われるしょうぶの葉に似た細長い葉がつきます。
おおでまり アジサイに似た白い手まりの様な花を枝先につけます
咲き始めは淡い緑色ですが、次第に白くなっていきます。
かすみそう 細かく分かれた茎の先に白い花がたくさんついて、優しい雰囲気の花です。
ピンクや紅色のものもあいます。
ソリダゴ 直立した茎からいくつもに分かれた細い茎に黄色い花をたくさん咲かせます。
野草の“せいたかあわだちそう”と似た姿をしています。
2011年04月22日
平成22年度熟年いきいき大学修了式【舞台活花】
22年度修了式 平成23年3月25日
花 材
桜 さまざまな野生種・園芸種がありますが、
今回は“けいおうざくら”を使いました。
ゆきやなぎ 純白の小さな花が雪が積もったように枝いっぱいに咲き、
繊細で優しい印象を与えます。
公園や庭によく植えられています。
むらさきはなな ハナダイコン(花大根)とも呼ばれ、中国原産の植物で
ショカッサイ(諸葛菜)の名で古くから栽培されてきました。
2011年03月17日
平成22年度一般教養公開講座【舞台活花】 3月号
「関西文化のまちづくり」
講師 大阪府立大学 21世紀科学研究機構教授
橋爪 紳也氏

今月の花材
黄水木
モンステラ
バラ
雪柳
黄水木(きみずき) 花材として落葉後から新芽が出るまでの時期に
枝だけが出回ります。
モンステラ(緑の葉) 和名を蓬莱蕉(ほうらいしょう)ともいい、
特異な切れ込みや 穴のある葉をもつことから 怪物 モンスター
のようなという意味で名づけられました。
バラ 園芸史上 最も古くから栽培されており、膨大な数の
園芸品種があります。
雪柳 早春に純白の小さな花が枝いっぱいにつく様子が淡雪のように
見え 葉の形が柳に似ているところから名づけられました。
2011年02月17日
平成22年度一般教養公開講座【舞台活花】2月号
第8回講座 平成23年 2月17日
講師 大阪市立科学館 主任学芸員
嘉数 次人氏今月の花材
白梅
桃
菜の花
白梅 梅は古くから日本人に愛されてきた代表的な花木のひとつで
春の到来を告げる花々の先駆けともいえます。
日本の文献には、万葉集に初めて登場することから 奈良時代には
日本に到来していたものと思われます。
今回使用しましたのは、市内にある梅園が宅地に造成されるため
開花を目前に伐採されているところを見かけて 頂戴したものです。桃 新しい芽が出るンとほぼ同時に愛らしいピンクの花が枝に
咲き連なります。
中国原産で悪魔を退散させる仙果として尊ばれ、
日本の桃太郎伝説もこの信仰に基づいているとみられます。菜の花 柔らかな茎に鮮やかな黄色の花と緑色の葉をつけます。
春を明るく演出するのに欠かせない花材のひとつです。
2011年01月30日
平成22年度一般教養公開講座【舞台活花】1月号
第8回講座 平成23年1月27日
講師 関西学院大学大学院 経営戦略研究科 教授
宮本 又郎氏今月の花材
しだれ柳
千両
しだれ柳 柳にはたくさん種類があり、細い枝が垂れ下がる しだれ柳や
枝が立ち上がり 花穂(かすい)が連なってつくねこやなぎ等が
よく知られています。
しだれ柳は独特の樹形や地面にさせばすぐに根づく生命力の
強さなどから霊力があるとも信じられています。千両 葉の上に つややかな赤い実をつけます。
縁起の良い名と色合いのよさから 正月花などに欠かせない実物です。
2010年12月23日
平成22年度一般教養公開講座【舞台活花】12月号
第7回講座 平成22年12月16日
講師 神戸女学院大学 文学部 教授
真栄平 房昭氏
今月の花材
漂白雑木
杉
ポインセチア
漂白雑木 雑木を漂白して乾燥させ花材用に加工したものです。
杉 代表的な木材のひとつで各地に植林され幅広く利用されています。
お花の材料としても古くから親しまれてきました。ポインセチア 花のまわりにつく葉が赤く色づいて 緑の葉と美しい対比を
見せます。
この花が街を飾り始めるとクリスマスムードが一気に高まります。
ポインセチアの名は、この植物をアメリカに紹介した
駐メキシコ大使の「ポインセット」の名にちなんでいるといわれています。
2010年11月24日
平成22年度一般教養公開講座【舞台活花】11月号
第6回講座 平成22年11月18日
講師 大阪府立大学生命環境科学部 教授
小泉 望氏しだれもみじ
キングプロテア
菊
しだれもみじ 葉が鮮やかに色づき、日本の秋を彩る代表的な樹木として
親しまれています。
一般的には“はごろももみじ”と呼ばれています。キングプロテア 花びらのように見える苞(ほう)の中に包まれて
大型の花を咲かせます。
はなのかたちは変化に富んでいて キングプロテアを
はじめとする数種が切り花やドライフラワーとして秋を中心に
一年中出回ります。菊 春の桜と並んで日本を代表する花です。
今回は欧米で改良された洋菊の一種でピンポンマムと呼ばれ
ボールのように見えるポンポン咲きを使いました。
2010年10月23日
平成22年度一般教養公開講座【舞台活花】10月号
第5回講座 平成22年10月21日
講師 大塚国際美術館学芸室 室長
平田 雅男氏
今月の花材
あかめがしわ
とりかぶと
みなづき
あかめがしわ 春の新芽の若葉が鮮やかな紅色をしているので
この名前がついていますが、次第に緑色になっていきます。とりかぶと 夏から秋にかけて濃い青紫色の兜のような花を
咲かせます。
根には猛毒があることで知られていますが、重要な
薬用植物でもあります。みなづき 夏にアジサイに似た白い版を花を円錐状に咲かせます。
ピラミッドアジサイなどの名で呼ばれることもあります。
2010年09月17日
平成22年度一般教養公開講座【舞台活花】9月号
第4回講座 平成22年9月16日
講師 京都大学大学院 人間・環境学研究科教授
森谷 敏夫氏
今月の花材
すすき
ようしゅ やまごぼう
けいとう
すすき 秋の七草で 尾花(おばな)と呼ばれ、日本の秋を象徴する
植物として多くの詩歌にも詠まれています。
今回しようしましたのは、葉に矢羽のような横縞が入る
「タカノハススキ」で観賞用にお庭に植えておられるお家も
あることでしょう。
葉の模様から「矢羽すすき」ともいいます。ようしゅ やまごぼう
初夏に白い花が咲き、その後 房状の実が垂れ下がって着き、
緑色から秋が深まるにつれ黒褐色に熟します。
茎は中空で綺麗な紅紫色をしています。
けいとう 初夏から晩秋にかけて いろいろな園芸種が出回ります。
花の部分が 鶏冠に似たトサカゲイトウや、ろうそくの炎の
ような円錐形をした「やりげいとう」などが代表的で、
切り花として用いられることがおおいのはクルメゲイトウ
です。
2010年07月18日
平成22年度一般教養公開講座【舞台活花】7月号
第3回講座 平成22年7月15日
講師 帝塚山大学法学部 教授
坂野 勝彦 氏今月の花材
やつで(八手)
ひまわり
みつまた
やつで(八手) 手のひらを広げたような形の光沢のある緑色の大きな葉が
長く伸びた柄の先につきます
梅雨明けの頃 特につややかや緑色をしています。ひまわり 丈高く伸びた茎の先に大輪の花を咲かせます。
”夏のもっとも代表的な花”という印象がありますが、
最近は1年中花屋さんで見かけるようになりました。
花の色が赤味がかったものや 八重咲きのものなどもあり
大きさも様々です。みつまた 名前のとおり枝が三本に分かれるのが特徴で、
花材としては主に樹皮をはいで乾燥させた枝や
さらしたものを使います。
今回は涼しさの演出に晒した物を使ってみました。
2010年06月15日
平成22年度一般教養公開講座【舞台活花】6月号
第2回講座 平成22年6月10日
講師 京麩 半兵衛十一代当主
玉置 辰次 氏けむりの木
エレムルス(黄色)
紫陽花
けむりの木 花が終わった後に伸びた糸状の毛のよって けむりが立っているように
かすんで見える木です。
けむりと見える部分は、新緑と思わせる緑や 紫を帯びた緑赤みがかった紫など
一枝一枝が深みのある色合いをもっています。
スモークツリーとも呼ばれます。エレムレス(黄色) 長い茎についた無数の小さな花は まっすぐ円柱状に
咲き上っていきます。あじさい 梅雨空の下で咲く花は、あでやかさがひときわ目を引きます。
土の酸性度で色が異なったり 日が経つにつれて色がへんかしてゆことなども、
この花の魅力です。
2010年06月01日
平成22年度一般教養公開講座【舞台活花】5月号
第1回講座 平成22年5月20日
「変化するアメリカと日本の今後」
〜オバマ大統領の多様性に期待する〜講師 同志社大学法学部 教授
村田 晃嗣 氏花 材
谷わたり(たにわたり)
カラー
バラ
ブルーファンタジア
たにわたり 緑色の大きな葉は、ふちが波打ち 鮮やかで光沢があり
みずみずしさを感じさせます。大きなものだと1m.にもなり鉢植え
など観葉植物としても人気があります。カラー 花に見える部分は 仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる花を抱く
葉のことで、その中の棒状の部分が本来の花の集まりです。
すらりとしたみずみずしい黄緑色の茎も魅力のひとつです。バラ 白ばらを使いました。
ブルーファンタジア カスミソウに似た雰囲気を持つ花で、細い茎に
小さな花が散らばるようにつきます。
平成22年度一般教養公開講座【舞台活花】
平成22年度 公開講座開講式 平成21年5月7日
花 材
いたやかえで
芍薬
こけぼく
いたやかえで 緑の若葉は花にはない美しさを感じさせ、
初夏を彩る花材です。芍薬 初夏に咲く華麗な花は香りもよく、古くから愛でられてきました。
こけぼく 梅の古木に着生してできた苔は長寿を象徴し、
祝いの生花に使って格調を高かめました。
2010年03月26日
平成21年度熟年いきいき大学修了式【舞台活花】
21年度修了式 平成22年3月25日
花 材
れんぎょう
彼岸桜
ストック
れんぎょう 奔放に長く伸びた枝に、葉に先立って鮮やかな黄色の
小さい花を点々と咲かせます。
公園や庭園によく植えられて 目に付く花です。彼岸桜 日本の春を象徴する“さくら”には さまざまな野生種・園芸種
がありますが、今日のさくらは「ひがんざくら」です。
枝が 他のどのさくらよりも細く、きゃしゃでやや小ぶりの花をいっ
ぱいつけます。
花の色も淡いピンクなのでやさしい印象をうけます。ストック まっすぐに伸びた茎の先にたくさんの花がつき、その下に
細長い葉が交互に付きます。
さまざまな園芸種があり、花の色もたいへん豊富です。
2010年03月20日
平成21年度一般教養公開講座【舞台活花】3月号
第10回講座 平成22年3月18日
「アフリカ ・ルネッサンス
―21世紀はアフリカの時代」講師 龍谷大学法学部教授
川端 正久(まさひさ) 氏今月の花
さんしゅゆ
椿
さんしゅゆ 早春に 葉に先立って小さな黄色い花を
枝いっぱいにつけます。
別名を ハルコガネバナ ともいいます。椿 光沢のある濃い緑の葉を茂らせ、枝先に大ぶりの花をつけます。
冬から春にかけて 古くから使われたきた花材のひとつです。
2010年02月21日
平成21年度一般教養公開講座【舞台活花】2月号
第9回講座 平成22年2月18日
「激動する世界の中のアジア」
〜そして日本のゆくえは〜講師 神戸学院大学 名誉教授
谷口 弘行 氏こでまり
ミモザアカシア
グロリオーサ
こでまり 小さな白い花が 手まりのような形に枝に連なって咲き
ゆるやかに枝垂れます。
古くは スズカケといい 江戸時代の初め頃からコデマリと呼ばれ
いけばなに用いられるようになりました。ミモザアカシア 小さな黄金色の花を房状につけ 季節の華やぎを
感じさせます。グロリオーサ 波打った花びらが反り返って咲きます。
ユニークな形の花は一輪でもインパクトがあります。
2010年02月01日
平成21年度一般教養公開講座【舞台活花】1月号
第8回講座 平成22年1月21日
日本食の原点は江戸時代にあり
〜グルメと健康志向と美の追求〜講師 国際日本文化研究センター・桃山学院大学講師
森田 登代子氏今月の花
南天(なんてん)
金魚草(きんぎょそう)
バラ(黄)
南天 「難を転ずる」などといわれ 縁起のよい木として古くから
庭などに植えられてきました。
南天の実は「南天実(ナンテンジツ)」と呼び、咳止めに用いられ
葉っぱには毒消しの効き目があるといわれ、葉のついた小枝を
赤飯や食物の入った重箱に添えて贈る風習もあります。
金魚草 金魚を思わせるふっくらとした小さな花が しっかりした茎に
下から順に咲いていきます。
花の姿は かわいらしく花の色も豊富にあります。
バラ(黄色) 園芸史上もっとも古くから栽培されており膨大な数の品種があります。
2009年12月19日
平成21年度一般教養公開講座【舞台活花】12月号
第7回講座 平成21年12月17日
講師 科学ジャーナリスト・元朝日新聞記者
柴田 鉄治 氏今月の花材
手作りサンタ
黄金ひば
紙
なんといっても 今日の主役はサンタさんです。
1本の木を斜めに切って、切り口を顔に見立てて作りました。
小さな小枝でたくさん作って並べてみてもかわいいですよ。後ろの木は黄金ひばです。
新芽が黄金色で葉先に向かって緑色から黄色に変わっていきます。
「ヒノキ科」に属し、火(ファイアー)の木の意味で、古代ではこの木をこすって火を起したことに由来しています。足元の白い雪に見立てたのは、洋服を買った時に包んである薄い紙をじぼるようにしてふんわりした感じを出してみました。
2009年12月10日
平成21年度一般教養公開講座【舞台活花】11月号
第6回講座 平成21年11月19日
「歴史から見た近世大阪」
〜先人たちの近代的な精神に学ぶ〜
講師 (株)日本経済新聞社大阪本社 編集委員
脇本 祐一 氏
柿 ・ 菊
オンシジュームデンファレ(白)
柿・・・庭にある柿の木の選定をして切り出した枝を生けてみました。
菊・・・日本人の生活や文化と深く関わってきた 秋の代表的な花で
今日の花は少し変わった色の菊で、最近はお店によく出回っていますオンシジューム(黄色)・・・らんの一種で黄色に紅色の斑紋の入った小さな花が
茎に連なってつきます。デンファレ(白)・・・これも欄の一種で細い茎に10輪あまりの花がつきます。
白のほかには、淡いピンクや緑色の花があります。