2008年11月30日

No89:寄り道(1)

そろそろレール小説は100題から外すべきだと思い始めた・・・
だって題名とかなんか厳しいことになってきそうだし。順番だってめちゃめちゃだし。
ちゃんと書くなら別に纏めた方が良さそうだよねー
・・・ま、気が向いたら整理してみるか。

今回はとあるシーンが書きたいだけで始めてみました。全体のストーリーは全くと言っていいほど出来てません。
さてさて、どうなることやらー


☆          ★          ☆          ★


相も変わらず森の中。アルとレールとラケルの2人と1匹はシンに会った後、未だ森の中を歩いていた。

「・・・ねー、そろそろ緑色は見飽きたんだけどー」
「その気持ちはわかるけどね。我慢してよ。この中央大森林を抜けないと目的地には着かないんだよ」

ずっと同じ景色に多少うんざり気味になっているのはレールもアルも同じようだ。
まぁ確かに4日もずっと森の中に居れば、マイナスイオンも何もない。
ただひたすらに木々に遮られた薄暗い道を歩くだけでは文句の一つも言いたくなるというものだ。
彼らの今居る中央大森林というのは、文字通りこの大陸の中央に広大に広がる森のこと。
シンの居た迷いの森とは違って一応街道も作られているため、迷ったりする心配はないのだが、ただひたすら広い。
普通は馬車やらなんやらに乗って抜けるものなのだが、彼らにはそれに乗れない事情があった。

「あーあ、アル君がお財布無くしたりしなければもっと早く抜けれたのに〜」
「ぐっ・・・;」
「マァマァレール、オ金ニ関シテハラケル達ハアルノオ世話ニナッテル身ダカラ、文句言ッチャイケナイノヨ」
「ラケル・・・」
「例エアルガ脅威ノウッカリサンデモ、シッカリシテルヨウデ実ハ意外ト頼リナクテモ、ラケル達ニハ文句ヲ言エル資格ハナイノヨ」
「はふーん;」

2人の容赦ないツッコミに、グサグサとアルの心に何本もの言葉の刃が突き立てられる。
彼らの言う通り、この森に入る前に立ち寄った町で、アルが財布を無くしてしまったのである。
必死になって探したものの、結局見つかることはなかった。おそらくは心無い誰かに拾われて、持ち去られてしまったのだろう。

「せめてもの救いは、旅の準備の諸々の道具や食料とかを買った後だったってことかな。あと別に置いといたお金。あー、ソルベさんとこで頑張って働いたバイト代がーー!」

思い出し怒りでムガーと牙を剥き出して空に向かって吠えるアル。しかしそれでこの状況が変わるわけでもなく。

「・・・・・・歩こうか」
「そうだね〜」
「ナノヨ」

一気に冷めて再び終わりがまだまだ見えない道を歩き出すのであった。

そうして昼を過ぎた頃だろうか。相変わらず周囲の景色は殆ど変わらないが、視界の先の方に見慣れない影を見ることができた。
どうやらその影は木を背に休憩してるらしい人間の少年と、その前に立つ白い獣竜のようだ。
相手の方も此方に気付いたのか、アルたちの方に向き直ってきた。
そしてその獣竜とアルの目が同時に大きく見開かれる。

「おや、確か貴女は・・・アルじゃないですか。奇遇ですね、こんなとk――」
「氷室君!とうとう誘拐なんかに走ったの!? 大丈夫、僕も一緒に謝ってあげるから、早く自首しよう?」
「決め付けてきやがりましたね今畜生」

氷室と呼ばれた獣竜は憮然とした表情で詰め寄ってきたアルを睨みつける。
まぁ確かにいきなり誘拐犯扱いされたら誰だって怒るだろうが。
とりあえずその嫌疑に関してはきっぱり否定する。氷室は偶然ここで少年を見つけただけで、特に関わり合いがあるというわけではないということだった。
それを聞いたアルは、あははははと苦笑しながら言い訳をする。

「いやぁ、氷室君が子供と一緒、というありえない場面に遭遇したら誰だってそう思うでしょ? その子をダシに使ってどっか脅迫してるのかと思う方が正常じゃないかと」
「今なら僕は例え知り合いの貴女でも、この鎌を引くことを躊躇しないと思います」
「いやごめん調子に乗ってました。だからソレは仕舞ってくれると嬉しいです」

いつの間にか氷室はアルの首元に大鎌をつきつけて、にこやかに笑っていた。
しかしその台詞は、ただただ今これから起こることを事務的に述べているだけのような無感情さを感じさせる。
その様子に流石のアルも生命の危機を感じたのか、愛想笑いを浮かべて謝るのだった。

「・・・ね〜」

そして目の前で繰り広げられるコントに区切りがついたのを見計らって、状況についていけず傍観してるだけだったレールが呼びかける。

「あ、うん、何かな?」
「そのヒトってアル君の知り合いさんなの〜?」
「あぁ、彼は氷室君っていって・・・・・・えーと・・・んと・・・その降り積もった新雪のようなキメ細かさと柔らかさを持つ毛皮はカシミアをも凌ぐ心地よさを提供するともっぱらの評判で」
「どんな紹介ですか。そして評判になった覚えはありません」
「・・・そういえば僕、氷室君のこと実はよく知らないかも」

氷室に突っ込まれ、むぅと呻くアル。まぁ実際氷室の毛皮はとても柔らかいので間違っているとはいえないのだが、それは紹介という行為に対しては相応しくないだろう。
アルと氷室は今から2年ほど前に、とある事件を切欠に知り合った。そのときは確かに協力して戦ったのだが、実を言えばそれだけの関係で、個人的なことを話したことは全くなかったのだ。
仕事上の関係として考えれば、こういうことはあまり珍しくないだろう。
とりあえずこの場はレールも氷室も、お互いの名前を教えあうことで自己紹介として収めた。

「それで、その子は?」
「どうやら疲れて休憩していただけのようですよ。まぁこの森は少ないとはいえ魔物が居ます、それを考えると我々と会うまでこの年端もいかない子供が無事だったのは幸運だったと言えるでしょうね」
「なるほど・・・。ねぇキミ、名前は?どこから来たの?」

今まで2人のやり取りを珍しいものでも見るかのように楽しげに見ていた少年に訊く。
少年は黒髪で、簡素な服を着ている。歳はレールと見比べてみると同年代か少し年少かといったところでまだまだ幼い。

「ん、あぁオレはリスラ。ここからちょっと離れたサールって村に住んでるんだ」

少しやんちゃな腕白坊主といった印象を与える口調でリスラと名乗った少年は答えた。
しかしその言葉を聞いてアルは首を傾げた。そんな村は地図には載っていなかったからだ。
そのことを訊くと、

「この森って意外と村が多いんだぜ。まぁ街道沿いの宿場とは違って森の奥にあるし、ちっこい開拓村ばっかりだから地図には載ってないけどな」
「へぇ、そうだったんだ。全然知らなかったなぁ」
「それで? その開拓村の子供がこんなところで何をしているんです?」
「ちょっとなー。薬探してたんだよ」
「薬? 誰か病気にでも?」
「いや、ヒトじゃなくって樹の」

リスラ曰く、自分の家で大切に育てている樹が蟲にやられて酷く弱ってしまったらしい。
サール村ではその樹の果実が主な収入源で、その樹がやられてしまうということは死活問題になってしまう。
それでその樹にあげる薬の材料になる薬草や木の実なんかを探しにきていたということだ。
リスラの話に区切りがついた後、一拍を置いて氷室が動いた。
くるりと皆に背を向けると首だけを此方に向き直し、いつも通りの冷めた口調で言う。

「では僕はこれで」
「また唐突な。もうちょっと何かないの?」
「どうせ貴女のことです、その少年を村まで送り届けるつもりなのでしょう? ならもう問題はないと思いますが」
「ほら、人情っていうかさ。関わってしまった以上最後まで付き合おうよw」
「僕がそんな面倒なことをするとでも?」
「んー・・・でもさー・・・」

顎を人差し指で撫でながら一拍おくと、ニヤリと不敵な笑みを浮かべながらその指を突きつけてアルが言う。

「氷室君・・・暇なんでしょ?」
「む・・・」

突きつけられた指を見ながら氷室が口篭る。どうやら図星のようだ。
そのチャンスを見過ごさず、アルは更に少し悲しげな様子で続けた。

「はぁ・・・前は氷室君に騙されて、繊細な僕の心は一生消えない傷を――」
「・・・わかりました。わかりましたよ、仕方ないから付き合ってあげます」
「うん、氷室君ならそう言ってくれるって僕信じてたよw」
「よく言う・・・」

満面の笑みを浮かべているアルとは対照的に、氷室はやれやれといった様子でため息をついた。
しかしフッとレールの方に視線を移すと、一瞬鋭い目つきになった。
その妙な気配の変化をレールも敏感に感じ取ったが、それに反応して氷室の方を見たときには氷室は既に別の方を見ていたので、結局レールは小さく首を傾げるだけに留まった。

「ま、身近に居て見極めるのもいいでしょう」
「ん、何か言った?」
「いえ何も」

アルが氷室の呟きを聞き取り疑問を示したが、氷室は軽く目を瞑ってその疑問を流した。

「・・・デ、結局ドウスルノヨ?」

妙な沈黙が漂う中、ラケルが呆れたように口を開く。
その言外にはラケルにしては珍しく、指針くらいさっさと決めろよ的な険呑なオーラが漂ってたとかどうとかとは後のレールの弁である。

「あ、そうだった。リスラ君・・・だっけ? とりあえず1人じゃ危ないから送ってあげようかと思うんだけど。・・・レールもいいかな?」
「僕はアル君がそうしたいのならいーよー」
「兄ちゃんがそうしたいっていうのならオレもいいぜ。ま、オレ1人でも大丈夫だけどな。来るときだって全然大丈夫だったし!」
「魔物に遭ってたら、果たして同じ言葉が言えてたでしょうかね」

胸に抱いていた小さなポシェットを肩にかけながら、リスラが得意気に胸を張るのを冷ややかな目で見る氷室。
リスラの自信は根拠のない子供特有の万能感というものなのだろう。
自分は特別だから、自分だけは大丈夫という万能感は、子供の頃に誰しもが多少は感じたことがあるのではないだろうか。
まぁ実際敏捷の高い魔物に遭遇していたら、人間の子供などひとたまりもないはずなのだが。

「それじゃ、行こう」
「ごーごー☆」

こうしてサール村に向けて歩き出す4人と1匹。
しかし彼らの未来を暗示するかのように、空に薄暗い雲が漂い始めていた。

fm_mikami at 03:21|PermalinkComments(0)TrackBack(0)100御題 | 小説

2008年10月03日

No73:伊達と酔狂(5)

劇も無事終わって、現在僕たちがいるのは『猫の目』、アルたちが常駐している宿屋兼酒場ですね。
その酒場のスペースで今、皆は先ほどの劇の打ち上げを行っています。
・・・と、いうわけで皆、ほらグラス持って持ってー。お疲れ様ー

『お疲れ様ー!!』

やぁ、なんとか無事に終わって何より何より。
展開はともかく、皆結構上手くやれてたんじゃないかな?

「ふふふ、やはり演じるというものは面白いよねぇ。まぁ私の生まれ持った気品とかカリスマとかを以ってすれば王子様役など楽勝だがね?w」

まだ一杯目なのになんでアルマはもうデキてるんだか・・・。
いやまぁ彼は普段から酔ってるようなもんだけど。

「何あの上機嫌ぶり。キモいんですけど;」
「オレ、皆であの展開にするって決めたときに、絶対後で『よくも私のアリシアをー!』とかくってかかられると覚悟してたんだが・・・」
「んー、無理して笑ってるって感じじゃないよねー。ホントに上機嫌みたい〜」
「・・・レールガ言ウト説得力アルノヨ」
「まぁいいんじゃないですか?グチグチ文句言われるより遥かにマシだと思いますし」

王子様の役は、展開上決していい役じゃなかったのに、皆アルマが機嫌いいことに怪訝な御様子です。
まぁ仕方ないよね。普段が普段だし。

「・・・ヒースさんは理由、知ってますか?」
「さぁな」
「むー・・・じゃあ御神さんは?」

ナンノコトヤラ。

「絶対知ってるこのヒト!!」

まぁ野暮なことは言わない方向でw
さて、それじゃあせっかくだし、皆にそれぞれ劇の感想でも頂こうかな。
じゃあアル。主役やってみた感想は?

「え、いきなり?; んー・・・僕実はシンデレラって話読んだことなくって粗筋聞いてただけなんだけど・・・まさかあんなにハードアクションものだとは思わなかったなぁ。あれじゃあ劇団員が怪我するのも仕方ないと思うよ」
「いやいやいやいや; シンデレラは本来もっとロマンチックなものだぞ? 今回のが異常なんだ」
「そうなの?」
「いえ、本来のシンデレラというのはハードなお話だったはずですよ。人を殺したり、足の指を切り落としたりって内容もありますから。・・・まぁ、アクション要素はありませんが」
「ふーん、最近の御伽噺って物騒なんだなぁ。まぁそんな感想だよ」

確かにアルはアクロバティックな動き多かったもんね。後半の兵士とのバトルはともかく、お城から逃げ出す場面なんて、あんな動きにくいドレス姿でよく頑張ったと思うよ。

「そうだろうとも!アリシアの可憐な舞い、あれだけでも見る価値はあったはずさ!! 宙返りしたときにはパンチラもあったからね、パンチラ・・・ハァハァw」
「そんなこと考えてたのか・・・サイテー」
「・・・羨ましい」
「何か言った?シェルグ」
「い、いや何も;」

はいはい、じゃあ性春まっただなかなシェルグ、次どうぞー。

「うるさい; あー・・・感想なぁ・・・本来なら端役のはずなのに活躍できてよかった・・・かな」
「そういえばさー、シェルグ君だけなんかキャラ作ってなかったー? 皆素だったのに、シェルグ君だけちょっとキャラ違ったよね〜?」

そういわれればそうだった気もするねー
なんかちょっとクール気取ってなかった? 最後はボロ出てたけど。

「おそらく、最後にアルと結ばれる予定だったから格好つけてみたかったのでしょう。シェルグもあれでオトコノコですからw」
「ちょ、バ、バカユーイ、何言って・・・」
「あはは、そうだよね。劇って皆に見られるから格好つけてみたくなっちゃうのかもねw」
「・・・・・・道は険しそうですね、シェルグ」
「余計なお世話だ;」

アル攻略はいろいろ難しそうだねぇ。他人のにはそれなりに鋭いのに自分のには超ニブとか・・・お約束だね!!
さて、それじゃあ次はせっかくの流れだし、ユーイどぞー

「はいはい私ですね。えぇ、それはもう愉しませていただきましたともw」
「あ!そういえば訊きたかったんだけど、シンデレラへの仕打ちって本当にあんななの?僕ちょっと本気でムカついたんですけど!!」

継母の仕打ちは確かに厳しいけど・・・ユーイの口撃はちょっとやりすぎな気がしなくもないかな?
・・・でもユーイだし。

「あー・・・ユーイだしなぁ」
「ユーイ君だしねー」
「私ですしw」
「何その免罪符; いくらユーイでも、僕は怒るときは怒るよ?」
「・・・仕方ないですねぇ。また今度何か奢りますからそれで」
「むー」

何が起ころうとお芝居なんだからそんなムキにならなくとも。
それ言うなら皆に嵌められたアルマだって怒る権利はあるよ?
・・・まぁ、今はそんな様子じゃないけど。

「扇動したキミが言う?」

さーて、じゃあ次はレルラケどぞー

「(誤魔化した・・・)」
「僕〜? んー、ロッドがお気に入り〜w アレ、頼んだらくれたんだよ〜。今度からアレで戦おうかな〜☆」
「やめて; あんな光ったり音鳴ったりしたら、僕らが集中できない」
「ラケルハ・・・ドンナ状況デモ、ヤッパリレールカラ目ヲ離スノハ危険ダト思ッタノヨ」
「あぁ、そういえば最初素だったもんね。ビックリしたよー」
「えへー、はりきりすぎちゃった☆」
「そんな理由だったの!?」

まぁいいんじゃない? 僕的にはそれもおっけーですよw
さて、じゃあ・・・アルマはさっき言ってたし、ヒースはどうだった?

「俺か?そうだな・・・あんたらの計画とやらでアルマのアホ面も拝めたことだし、充分楽しませてもらったぞ」
「本当に仲いいんですね。あしらい方も慣れてるみたいだし」
「あぁいう手合いはムキに・・・いや、あんたはそのままの方がいいかもな」
「?」
「気にするな」

言いたいことはわかるなぁ。アルは変に賢くならない方が可愛くていいですよw

「・・・それは僕がバカだと?」

知識の話じゃないよ? なんだろう・・・世渡り的な何かがね。
いいじゃん、弄られるっていうのは立派な魅力だよw

「・・・・・・褒めてないよね?」

いや、これは本気で褒めてる。

「・・・」
「そういやさ、オレらにばっか訊いてるけど、アンタはどうなんだ?」

ん?何が?

「感想だよ、感想。ナレーション役で参加してたんだからさ」

あー・・・そうだね、多少意外なことがあったけど、概ねは予想通りだったね。
ま、よくやった方なんじゃないの?

「上から目線・・・」
「つーかあの展開で予想通りってどんだけ・・・」

さて、と。それじゃあそろそろ締めようか。
それぞれ思うところは多々あれど、とりあえずはお疲れ様でした。
依頼は見事達成。ということで・・・っと、忘れるとこだった。
報酬がソルベ女史から支払われるようですよー

「あ、そか。僕も忘れるとこだった」
「うふふ、それならそれで良かったのだけどw それじゃあ、はい、これね」
「・・・・・・え゛、これだけ?;」
「だってアルちゃんたち、アドリブでいろいろセット壊しちゃったでしょ? その分は引かれちゃったし、それに・・・」
「それに?」
「この宴会の分はしっかり頂きましたからw」
「・・・・・・・・・これ、自腹だったんだ・・・」

と、まぁオチがついたところで、これにて依頼は終了です。
皆はまだまだ思い思いに騒いでるけど、その辺は僕の管轄外なので知ったこっちゃないです。
それじゃ、また会う日まで。失礼しまーす。

fm_mikami at 22:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0)100御題 | 小説

2008年10月02日

No73:伊達と酔狂(番外)

これはブログだけの小ネタです。
100題としてサイトに載せる際にはカットされます。
一応(4)の後の話なんで、それを読んでからにしてくださいねー。
あ、内容がちょっとアレなんで続き〜にしておきます。
露骨なのはない・・・はずですが、まぁ自己責任でどうぞ。続きを読む

fm_mikami at 23:46|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2008年10月01日

No73:伊達と酔狂(4)

「・・・女1人捜し出すのにこれは大袈裟じゃないのか?」
「・・・私だってこんなに兵を連れてくるつもりはなかったさ。けど爺がねぇ・・・」

ガタゴトと石畳の上を進む馬車の中、2人の王子が向かい合って座っています。
そしてその馬車の周りには、物々しい鎧に身を包んだ数十人もの兵士が彼らを守護していました。
その光景に呆れる王子たちではありましたが、その隣に座った高齢の老人が厳しい顔で口を開きます。

「王子の威厳を民衆に示す為にこれくらいは当然です。むしろ失礼を承知で言わせていただければ、ヒース様が何故ついて来られているのかの方がこの爺には不思議でなりませんが?」
「俺の理由は簡単だ。こんな面白そうなイベント、見過ごす方が損ってものだろ?」
「ヒース・・・キミは・・・;」
「安心しろ、邪魔はしない。俺は見てるだけで充分だからな」

ニヤリと笑うヒース王子にアルマ王子もお目付け役の爺も苦い表情をしました。
一方そんなことが起きてるとは露も知らないシンデレラは今日もせっせと家事に勤しんでおりました。
今日の仕事は風呂掃除。泡立ったスポンジを手に、半ばヤケクソ気味に磨き上げていきます。

「もっと丁寧になさい。その桶の方がアナタよりずっと価値があるのですから」
「ぐ・・・この外道め・・・」

シンデレラの様子を見に来た義父が相変わらず彼女を見下しながら蔑みます。
そのあまりにも酷い物言いに、忍耐強いシンデレラも堪らずボソッと悪態をついてしまいます。
普通なら当人以外には聞こえないような声、しかし義父は地獄耳でした。

「なるほど、夕飯は要らない、と。なかなか殊勝な心がけです」
「な・・・!ちょ、義父さん・・・!;」
「いつの時代も女性はダイエットにご執心、と。ふふ、ない胸がもっとなくなってしまうのではないでしょうかねぇ」

さも愉しそうに笑いながら去っていく義父。その後姿をシンデレラは憎々しげに見送るのでした。
そして数十分後。ようやく風呂桶もあの義父が納得いくくらい綺麗になったところでした。義兄が姿を現し、珍しく戸惑った様子でシンデレラに声をかけます。

「シンデレラ、なんか・・・客が来てるぞ」
「へ・・・僕に・・・?」
「ああ。それが・・・王子・・・とか。オレは姿を見たことあるから知ってるが、本物みたいだ。お前一体何をしたんだ?」
「え゛・・・いや・・・;」

求婚されました。とは言えずに口ごもってしまうシンデレラ。というよりはアレだけ素っ気無く断ったのにまだ追ってくるとは予想もしていませんでした。
仕方なく義兄に連れられて玄関に出て行くと、そこはもの凄いことになっていました。
屋敷の前に豪華な馬車が止まり、その周りを何十人もの兵士が囲むように立っているのです。
その光景に唖然としてしまうシンデレラ。そんな彼女の前に義父が現れて声をかけます。

「なにやら王子様が意中の女性を捜しているとか。まぁアナタだとは思いませんが、もしかしたら魔法か何かでこの前のパーティに潜入して見初められたという可能性も否定できませんし」
「(バレてる・・・!?;)」
「運良く玉の輿にでも乗れれば私としてもありがたいですから、とりあえず会ってきなさい」
「うぅ・・・やだなぁ・・・;」

なにやら事情を知ってそうな義父に逆らうことができるはずもなく、渋々シンデレラは表に出て行きます。
以前とは比べられないほどみすぼらしい格好をしているシンデレラですが、アルマ王子はその姿を見た瞬間、真贋を確かめるために持っていたガラスの靴を放り出して彼女の元に駆け寄っていきました。
後ろでガシャンという音と、ヒース王子の「ガラスの靴の存在意義が・・・」という呟きが聞こえてきたのはご愛嬌です。

「嗚呼貴女こそ私が捜し求めていた女性に違いない!!粗末な服に身をやつしていてもこの私にはわかる!貴女の身から発せられるこの溢れんばかりの魅力が!!」
「わーこのひとこりてないよー」

相変わらずのテンションに流石のシンデレラも白くなってしまうしかありません。
ツッコミにも覇気が無く、投げやりな感じがありありと出ています。
しかしアルマ王子はそんな白けたシンデレラの態度も何処吹く風、いつもの調子であーだこーだとシンデレラの素晴らしさを語っています。

「と、いうわけで再度お願い申し上げます。シンデレラ、私と結婚してください!」
「前にも言ったと思うけど、お断りします」

三度目の正直。ですが相変わらずシンデレラの反応は冷たいものでした。
その態度に流石のアルマ王子も必死になってしまいます。

「何故です!?聞けば貴女はここで酷い扱いを受けているとか。私と結婚すればこんな苦労とは縁が切れ、貴女が今まで経験したことがないような素晴らしい生活をさせてあげられるというのに。こんな古臭く、ところどころガタがきているような屋敷とは比較にもならない宮廷を貴女に差し上げることだって――」

如何に自分と結婚するとメリットがあるかを語るアルマ王子。
しかしその口上はシンデレラの予想外の行動で遮られることになりました。

――パンッ!

「・・・え?」

何が起きたか理解できず、自分の頬を押さえるアルマ王子。
そう、シンデレラがアルマ王子の頬を張ったのです。
手を振りぬいた状態のままシンデレラは睨みつけて声をあげます。

「確かに僕の今の境遇はよくないさ。義父さんはこの世の非道の集大成みたいな鬼畜っぷりを発揮するし、義兄さんはいじわるだし・・・それは認めるよ。でもこの屋敷をバカにすることは許さない!どんなに古臭くても、どんなにオンボロでも、この屋敷は僕の父さんと母さんとのいろんな思い出が詰まってる僕の大切な『居場所』なんだから!何も知らないクセに・・・勝手なこと言うな!!」
「あ・・・いや・・・私は・・・」
「相手の気持ちも考えずに自分の意見ばかり押し付けるアンタなんか、大嫌いだ!」
「――っ!!」

一気にまくし立て、はぁはぁと息を切らせるシンデレラ。
アルマ王子は平手打ちされたショックと、シンデレラの気迫に圧されて呆然としてしまいます。
しかしシンデレラは忘れていました。この目の前にいる男性はこの国の王子だということを・・・。

「な、なんということを・・・!王子の求婚を断ったばかりでなく、手までもあげるとは!!衛兵、この女を捕えろ!国家反逆罪で処刑してくれるわ!!」

後ろに控えていた爺が声を荒げて周囲の兵士に命令します。
その言葉に呼応するかのように一斉に兵士たちが武器を構え、シンデレラに詰め寄っていきました。

「え・・・嘘・・・わっ!?」

突然の事態にシンデレラも戸惑うばかり。と、兵士の1人の槍がシンデレラの脇を掠めていきます。
持ち前の反射神経でその一撃はなんとかかわしたものの、既に兵士はシンデレラを取り囲むように構えています。
このままでは唯一の逃げ場である屋敷にも戻ることは厳しそうです。

「う・・・わっ! 何だよ、くそっ!!」

それからも何度か兵士の攻撃を避け、このままではラチがあかないと思ったシンデレラは兵士を蹴り上げ、その反動を利用して囲みを突破しようとします。
その作戦は半分だけ成功しました。蹴りの反動で高く舞い上がるまではよかったのですが、そこに兵士の振り上げた槍の腹がシンデレラの腕を打ち据えたのです。
空中でバランスを崩してしまったシンデレラはそのまま屋敷の柵に思い切り身体を打ち付けてしまいました。

「あぐ・・・っ!」

肺の空気が押し出されるような鈍く激しい衝撃。
しかしそれでもシンデレラは気丈にも立ち上がろうとします。が、痛みに支配された身体は言うことを聞きません。
足掻くシンデレラ。だが無情にも目の前には剣を振り上げた兵士の姿が。

(やられる・・・!!)

目を閉じ、来る結末に絶望するシンデレラ。
ブンッ!と剣が風を切る音、そして――

――ザンッ!!

刃が肉を断ち切る音が、何かが地面に落ちる音が、そして溢れ出た鮮血が自らを濡らす音がシンデレラの耳に響いてきました。
だが何故でしょうか? シンデレラはその痛みを感じてはいませんでした。
恐る恐る目を開けるとそこに飛び込んできたのは――

「義兄さん!?」
「ぐぅ・・・うぅっ・・・」

シンデレラを抱えるようにしたまま呻き声をあげる義兄の姿がありました。
しかしその左腕は無残にも斬り落とされ、切断面からは夥しい量の鮮血が噴き上げていました。

「・・・シンデレラ・・・無事・・・か?」
「義兄さん・・・どうして・・・」

弱々しくシンデレラを見上げ、安否を気遣う義兄。
シンデレラは何故自分にいつもいじわるをしていた義兄が自分を庇ったのか判りませんでした。
しかし義兄はシンデレラの無事な姿を確認すると、何も言わずに目を閉じてしまいます。

「義兄さん!義兄さん!?」
「シェルグ!!」

突然の出来事に動揺してしまっている兵士たちを掻き分け、義父も義兄のところにやってきます。
しかし義兄はもう呻き声すらもあげず、ただぐったりと地面に横たわるだけです。
その顔からは血の気も失せ、相当危険な状態だということが誰の目にもわかりました。
誰もが義兄は助からない、そう思っていたときです。

「にゃは〜ん☆ お困りの御様子だね〜」

なんとも場違いに能天気な声が空から降ってきました。
見上げてみると純白の翼を広げたいつぞやの魔法使いさんとその使い魔が、にこやかな笑顔を湛えています。

「魔法使い・・・そうだ!!お願い、魔法使いさん!義兄さんを助けて!」

その姿を見とめたシンデレラは思わずそう叫んでいました。
いつもいじめられてたとはいえ、ついさっき助けられたことで義兄とのわだかまりが少しは解消されたのでしょうか。

「今はボランティア期間じゃないから、対価が必要だよ〜」
「対価? お金のこと?」
「んーん、それはねー、チョコレート!」
「チョコ・・・ってそんなもの家には・・・」

予想外の魔法使いさんの要求にシンデレラは戸惑いを隠せません。
そのとき、苦しそうな義兄の姿を見てシンデレラは思いだしました。いつぞやのあのおかしな出来事のことを。

「そうだ・・・魔法使いさん、僕の部屋はわかるよね。そこのチェストの中にあるはず!」
「ラケルー、見てきて〜」
「了解ナノヨ」

パタパタと使い魔が飛んでいきます。そしてすぐに赤い包装紙に包まれた板チョコを手に戻ってきました。
そのチョコレートを見て、一瞬魔法使いさんはちょっとガッカリした表情をしましたが、気を取り直してロッドを構えます。

「むぅ、安物かー・・・・・・まいっか、約束だしー。・・・ちちんぷいぷい☆」

魔法使いさんが呪文とともにロッドを一振りすると、義兄の身体が淡く輝き、すぐに傷が塞がりました。・・・千切れた腕はそのままで。

「ごめんねー、腕をくっつけるのまでは僕の能力じゃ無理なんだー。その代わりというわけじゃないけど、失っちゃった血は補給しておいてあげたよー」

その言葉通り、義兄の顔色はずいぶんよくなっています。
そしてすぐに義兄はゆっくりと目を開きました。

「・・・オレは・・・?」
「義兄さん!」
「シェルグ!」
「親父・・・シンデレラ・・・そうか、無事だったのか・・・良かった」

まだ頭がぼんやりするのか、あまり状況を理解できてない様子の義兄でしたが、シンデレラの無事な姿を認めると薄く笑いました。
その様子を見て、いい仕事をしたという表情の魔法使いさんは早速例のチョコレートを口にしています。
しかし、チョコを口にしたその表情は何故か不思議そうなものに変わりました。

「あれ〜?これ、包装紙は安物なのに、中身は高級なチョコだー、美味し〜w」
「え・・・?」

その言葉が聞こえたシンデレラは、わけがわからないといった顔で義兄を見つめます。
しかしその問に義兄が答えを返す前に、今まで空気を読んで――じゃなかった、予想外の展開に呆然としていた爺たちが気を取り直して叫びました。

「何をしておるか!その男も公務執行妨害で一緒にひっ捕らえてしまえ!」
「ま、待て爺。私はいいのだ、そこまでしなくとも・・・」

激昂する爺をアルマ王子も止めようとするのですが、その言葉は今の爺には届きません。
再び武器を構えた兵士たちがシンデレラたちに襲い掛かります。
それに一番早く反応したのは今まで倒れていたはずの義兄でした。

「させるかっ!」

今まで生死の淵を彷徨ってたとは思えない俊敏な動きで飛び起き、兵士の1人に当身を食らわせて剣を奪います。
そしてその剣で何人かを鎧の上から打ち据えて気絶させ、落とした剣をシンデレラの方に蹴り飛ばしました。

「義兄さん・・・?」
「こんなところで死にたくないだろ?・・・突破するぞ!!」
「・・・う、うん!!」

戸惑いながらもシンデレラも剣を拾い上げ、向かってくる兵士に応戦し始めました。
2人で背中を合わせながら剣を振るうその姿は、本当の兄妹かもしくは恋人のように見えます。
ただ1人、唯一義兄が傷ついたときにだけ焦った表情を見せた義父は、その2人の様子を複雑そうに眺めながら声をかけました。

「シェルグ・・・」
「親父・・・悪い、オレは・・・」
「・・・まぁアナタがそう決めたのならもう私は止めません。いつか、子供は親の元を離れるものですしね」
「悪い・・・シンデレラ、行くぞ!」

困ったような諦めたような、それでいて息子の成長を喜ぶようなそんな様々な感情を込めて苦笑した義父に、義兄は小さく頭を下げました。
そして義兄はシンデレラを促すと、一番囲みの薄い一角を狙って切り崩しにかかります。
まるで昔から慣れ親しんでいたかのように片腕で剣を振り、身をかわし、重い一撃を入れる義兄と、相手の盾をも奪って敵の攻撃を受け流し、ときには義兄を庇い、間隙を突いて剣を振るうシンデレラ。
そんな2人の猛攻についに兵士の壁が崩れてしまいます。

「シンデレラ!」
「うん、義兄さん!」

2人は剣を捨て、お互いの手を取るとその破れた隙間から飛び出し、街の外へとかけていきました。
その兵士たちの情けない体たらくに、爺の怒りは頂点に達しました。
追え!と叫ぶ声を聞きながら、シンデレラが走り去った方をただぼんやり見つめるアルマ王子。その後ろから声がかかります。

「アルマ」
「・・・ヒース」
「この騒動は9割以上お前が原因なんだぞ? 少しでもまだ彼女のことを思うなら・・・止めてやれ。それはお前にしかできないことだ」
「ヒース・・・そう・・・だね。私は結局・・・」

少しの間悲しそうに俯いていたアルマ王子でしたが、顔をあげたそのときには今まで見せたことのないような凛々しい表情をしていました。
そして周りに響き渡るような朗々とした声で命令します。

「もういい!皆、引き上げるぞ!!」
「しかし王子・・・!!」
「爺・・・ただ1人の男が告白して振られた、それだけなのだ。・・・これ以上私に恥をかかせないでくれ」
「・・・・・・で、ですが・・・」

飽くまで渋る爺に、予想外のところから声がかかります。

「大義名分が必要なのでしょう?」

それはシンデレラの義父でした。
彼は王子と爺の傍に歩み寄ると、膝をついて述べ上げます。

「罪人をみすみす逃したとなれば、王家の威厳が下がってしまいますからね」
「お主は・・・」
「この度は私の息子と・・・牝狗めがご迷惑をおかけしました。ですが、彼らはもうこの国に戻ってはきません。故に、『国外追放』ということで許していただけませんでしょうか?それならば面子も保てるでしょう?」
「うぅむ・・・確かにそれならば・・・」
「爺、それで充分だろう? 兵を退いてくれ」
「・・・わかりました」

渋々といったようですが、やっと諦めた爺が号令を出して兵を退いていきます。
これでようやくこの騒動に決着がついたのです。

「シンデレラ・・・すまなかった。私が間違っていたよ」
「シェルグ・・・これが私のしてやれる最後のことです。しっかり・・・生きなさい」

アルマ王子と義父が並んで2人が去った方を眺めて静かに呟きました。

さて、シンデレラの方はどうなったのでしょうか?
街から脱出し、街道を避けて近くの森に逃げ込んで、2人はようやく人心地つくことができました。
木を背にして座り込み、ぜぇぜぇと新鮮な空気を肺に取り込みます。

「義兄さん・・・」

先に声をかけたのはシンデレラでした。

「・・・何だ?」
「結局義兄さんは僕のこと・・・」
「・・・好きだった」

恐る恐るといった様子で尋ねるシンデレラに、もう諦めたのかスッパリと気持ちを口にする義兄。

「でも、ずっと僕にいじわるしてたじゃないか」
「本当の兄妹なら諦められた。ただの男と女なら素直に気持ちを言うことができた。が、義理の兄妹じゃあな・・・中途半端は・・・ダメだ。親父の手前もあって素直になることができなかった。・・・悪い」
「え゛・・・何、つまり僕は照れ隠しにいじめられたわけ?;」
「本当に・・・すまん」

はぁ・・・とため息をついて呆れるシンデレラに、義兄は見ているこっちが悲しくなりそうなくらい落ち込んでしまいます。
まぁこの場合・・・本当に泣きたいのはシンデレラの方なのでしょうが。

「あ、じゃああのチョコレートは?魔法使いさんが言ってた・・・」
「あの日はお前の誕生日だったから。かといって値の張るものをあげてもし親父に見つかったらマズイからちょっと細工して・・・」
「わかんないよ!! いやまぁそのおかげで魔法使いさんに治してもらえたわけだけど」

ビシッと突っ込みを入れるシンデレラ。義兄の不器用な愛はことごとく伝わらなかったということでしょうか。
そんなとき、上からまたもやお馴染みの声が降ってきました。

「僕も予想外に美味しいの食べれて満足だったよ〜w」

くるくるっと宙返りしながら降りてきたのは魔法使いさんでした。
魔法使いさんは上機嫌な様子で2人に笑いかけます。

「あ、さっきはありがとう。でもどうしたの?チョコならもうないけど」
「んーん、いいものご馳走してくれたお礼をしようと思ってー」
「お礼? それなら義兄さんを助けてくれたことで充分だけど・・・」
「それだけじゃ僕の気持ちが収まらないの〜。どーせお2人さんはこの国から出て行くんでしょ〜? だから、好きな場所まで僕が送ってあげるよ〜」

そう言ってにゃはっと笑う魔法使いさん。突然の申し出に2人は顔を見合わせます。
そして義兄が、何か決心したかのようにシンデレラを見つめ、口を開きました。

「シンデレラ・・・さっきも言ったようにオレはお前のことが・・・好きだ。だから・・・もしよかったらオレと一緒に・・・」
「・・・そうだね。こーんな不器用な義兄さん、危なっかしくて見てられないし、付き合ってあげてもいいよ」
「シンデレラ・・・」
「つ、付き合うだけだからね? その・・・結婚・・・とかは、もっとちゃんと様子を見てからなんだからね?」
「・・・ああ!」

こうしてわだかまりのとけたシンデレラと義兄・・・いや、シェルグは魔法使いさんの魔法で遠い別の国に旅立っていきました。
そこで向かえた新しい生活の果てに、この2人が幸せになれたかどうかは神のみぞ知るところ。
これにて『シンデレラ?』は終幕となります。皆様、長い間のお付き合い、どうもありがとうございました。それではまた!

fm_mikami at 23:28|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2008年09月24日

No73:伊達と酔狂(3)

お城の大広間は正に豪華絢爛という言葉が似合います。
両脇には贅をつくした料理やお酒が並べられ、中央では音楽家が演奏する曲に乗って今夜招待された貴族の方々が優雅にダンスを楽しんでいました。
そんな中、一段高くなった場所では今夜の主役であるアルマ王子と、彼の親友である隣国のヒース王子がパーティの様子を眺めていました。

「・・・こんな無駄なパーティー開くくらいなら、国民に還元した方がずっといいと思うのだけど」
「まぁそうかもしれないが・・・主役のお前がそんな態度でどうするんだよ」
「とは言ってもねぇ・・・私はまだ結婚する気はないわけで・・・。父上が勝手に張り切ってしまって私も迷惑してるんだよ」

ふぅとため息をつくアルマ王子。しかしホールから彼らに向けてお嬢様方が手を振ると、にこやかに笑って手を振り返す姿はとても乗り気ではないと思えません。
ヒース王子もそう思ったのか、呆れたような目でアルマ王子を見ています。

「それが迷惑してる奴の態度か?」
「結婚する気はないけれども、女性をないがしろにする奴は最低さ。・・・うん、何だい?あぁ嫉妬かな?大丈夫、私が真に愛しているのはヒース、キミだけだよw」

その軽口に、ヒース王子は自身の長い尻尾を使ってバシッとアルマ王子の背を打ち据えます。
勿論主催者であるアルマ王子を大っぴらに殴るわけにはいかなかったので、そのツッコミは招待客からは見えない死角からの一撃でした。

「・・・痛いじゃないか」
「せめて体面だけは保ってやった俺の配慮に感謝しろ。このバカ」
「なるほど、やはり愛されているのだね私は!もう・・・照れ屋さんなんだからw」
「・・・自国の王子の実体を知らない国民は幸せだな」

もうツッコむことすら面倒になったのか、ヒース王子はため息をつきながらグイッとグラスを空けるのでした。
まぁなにはともあれ、この2人は結構仲が良いようですね。
さて、ではシンデレラの方はというと・・・

「うわー、凄いなぁ〜。あ、コレ美味しいw ウチじゃあこんな料理、絶対僕には回してくれないもんなぁ」

・・・舞踏会という主旨は無視して会場の料理に舌鼓を打っていました。
勝手に願い事決められてしまった分、元は取っておこうということなのでしょうか?
せっかく綺麗なドレスを纏ってるというのに、全くもって勿体無いことです。
つーかせめて王子に愛想振るくらいしたらどうだい? 上手くいけば玉の輿だよ玉の輿。

「王子様ねぇ・・・・・・なんかバカっぽそう。僕の趣味じゃないからいーや」

軽く見上げたあと、またもや――今度はデザートに手を伸ばすシンデレラ。
普段いいもの食べさせてもらっていない分、食欲旺盛な御様子です。
花より団子ってことかな・・・ダメだこりゃ。
・・・おや、しかし王子サイドでは何か動きがあったようですね。

「・・・!? あ、あれは・・・」
「ん、どうしたアルマ。トイレか?」
「違う。あの女性は・・・な、なんて・・・」
「あの女性? ・・・なんだか凄く健康そうな女d――」
「なんてビューティフォー!なんてエレンガント!!」
「・・・は?」

突然の叫びにヒース王子の目が点になります。

「嗚呼、あの隠しても隠し切れない上品さ!」
「ケーキを手掴みで食ってるようだが」
「私を捕えて放さないフェロモン!」
「露出はあんまり多くないドレスのようだが」
「私のハートを鷲掴みにする蟲惑的な瞳!」
「今一瞬こっち見たが、明らかに可哀相なものを見る目つきだったぞ」
「決めたよヒース!私は彼女と結婚する!!」
「さっき結婚しないとかどうとか・・・っておい;」

呆れたヒース王子がため息をつき、一瞬目線を下げてすぐに上げたその時には、すでにアルマ王子はシンデレラの傍にまで移動していました。

「無駄に早いな。こういうときだけ・・・」

ヒース王子は今日何度ついたかわからないため息をまたつき、仕方なくアルマ王子の後を追っていきます。
そして一足先にシンデレラの下へと行ったアルマ王子はというと・・・

「嗚呼、天上に輝く星々よりも尚美しいお嬢さん。どうでしょう?私と一緒にダンスなど」
「・・・は?」

唐突にどこから取り出したのか赤い薔薇を差し出しつつ、もう片方の手でシンデレラの手を取って口説き文句を言うアルマ王子に戸惑ってしまうシンデレラ。
あまりにも大仰な仕草に周りに居た方々も2人の方に視線を注ぎます。
そんな視線を居心地悪そうに感じながら、シンデレラはさり気なく手を離しながら言います。

「いや、僕ダンスとか踊れないし・・・」
「僕っ娘!?」
「はい?;」
「い、いや失敬。大丈夫、私が丁寧にリードして差し上げますから☆」
「え・・・いや、その・・・でも・・・」

キラーンと星を飛ばしながら見つめてくるアルマ王子に、シンデレラは何か言いづらそうにモゴモゴと口の中で呟いています。
そこに、事の成り行きを見ながら追いついてきたヒース王子がシンデレラに言います。

「遠慮しなくていいぞ。無礼講だからな、言いたいことを言ってやるといい」
「ん、あぁ、そうとも。照れなくていいさ。素直に私への愛を叫ぶがいい!」
「え、いいの? んじゃ・・・何かその・・・キモイです」

しーん・・・
一瞬周りが静まりかえります。鳴っていたはずの音楽も何故かその瞬間だけは音が消えたような錯覚に陥りました。
そしてその静寂を破ったのは・・・

「ぶははははははは!! キモイ、キモイだとよアルマ。見事にフられたな。あっはっはっは!!」

お腹を抱えて大爆笑するヒース王子の笑い声でした。
アルマ王子は何を言われたのかわからないのか、呆けてしまっています。

「いいぞ、確かに俺もそう思うからな。くっくっく」
「あ、やっぱり? なんか一挙一動がいちいちキモイんですよね」
「そうそう。それに言ってることもいちいち――」
『バカっぽい』

シンデレラとヒース王子の声がハモります。
どうやら通じるものがあるらしく、2人は一気に意気投合してしまいました。
そこにようやくショックから立ち直ったアルマ王子が慌てて言います。

「ちょ、ちょっと待ってくれ。ん・・・けふん、えっと・・・言い方が少しふざけていたことは謝るよ。でも本当にキミを一目見たときから好きになってしまったんだ。頼む、私と結婚してくれないか?」
「えぇと・・・スミマセン、タイプじゃないんでヤです」
「ぶっ!w」

今度は真剣な様子でプロポーズするアルマ王子でしたが、やはりシンデレラの反応はそっけないものでした。
そしてヒース王子は一瞬吹き出し、顔を背けながら「二回フられたよ、二回もw」と呟きながら肩を震わせていました。
そんなヒース王子をキッと睨みつけると、アルマ王子はまだ諦めきれないのかシンデレラに迫ります。
しかしアルマ王子が口を開くよりも前に、広間の大時計が大きな音を響かせ始めました。

「やばっ!」

その音に耳をぴくっと震わせて反応したシンデレラが小さく舌打ちをしました。
12時。そう、魔法使いさんの魔法が切れる時刻です。
元々不法侵入です。それに加えて人々の前で王子を扱き下ろしてしまったこともあります。
元の格好に戻ってしまったら、捕まって処刑されてしまうことでしょう。
シンデレラはダッと駆け出し、出口の方へと向かっていきます。

「なっ!誰か、その女性を止めてくれ!!」

シンデレラへの想いが断ち切れないアルマ王子が、シンデレラを引きとめようと控えていた衛兵に向かって叫びます。

「こっちも捕まるわけにはいかないんだよっ!」

しかしいつも義父のシゴキに耐えていたシンデレラの身体能力は並ではありません。
向かい来る衛兵の脇をすり抜け、かいくぐり、着実に出口へと向かっていきます。
しかし扉の前の門番をジャンプで乗り越えたのがいけませんでした。
扉の外はすぐに長い階段になっていて、シンデレラは着地の体勢を崩してしまったのです。
なんとか転ぶのだけは避けましたが、その拍子にガラスの靴が両方とも脱げてしまいました。
しかし取りに戻る余裕などないわけで・・・むしろ走りにくいガラスの靴という枷が無くなったシンデレラは、怪盗も真っ青な身のこなしで見事に城から逃げおおせてしまいます。
その様子を悔しそうに見送っていたアルマ王子。
しかし一瞬何かに気付いた様相を見せるとすぐに口元を緩め、いつもの飄々とした様子で笑い出しました。
その変化をヒース王子が訝しげに見つめます。

「ふ・・・ふふふふふ、そうか、そうだったのか」
「・・・何が?」
「これこそが今民衆の間で流行っているツンデレという奴なのだよ!つまりさっきまでの素っ気無い態度は照れ隠しから出てしまったもの!!本当は私の愛に応えたいのに皆が居るから恥ずかしいとそういうわけなのだね!!キミの残していってくれたこの靴こそがその証。これを頼りに僕を見つけてとそういうことなのだろう?大丈夫私はわかっていたとも待っていてくれすぐにキミの元に私ははせ参じようそう愛ゆえに!!!」

勝手な妄想大爆発で1人盛り上がるアルマ王子。
ヒース王子はそのバカさ加減に呆れているようでしたが、またアルマ王子の玉砕する姿を見るのもいいかと思ったのか、敢えて否定はしないようです。
そんなこんなで数日後、舞台はシンデレラの家へと移ります。


fm_mikami at 03:45|PermalinkComments(0)TrackBack(0)100御題 | 小説

2008年09月11日

アルマに訊いてみた。

暇潰し暇潰し〜
小説変なトコで止まってるけど気にしなーい。
ぶっちゃけ勢いで書き始めて困ってるだk(ry
・・・誰か挿絵とか描いてくれるなら頑張るかも(ぁ
や、光〜と迷い〜で両方とも挿絵貰って凄く嬉しかったからさー
後者はスキャナないから載せられないんだけどねw;
期待はできないと思いつつ、言うだけ言ってみるのでした、まる。

さて、暇潰しにイールさんのミク記事から掻っ攫ってきた100質でもやってみますね。
今回はアルマ君でやってみるけど、挑戦して欲しいキャラを言ってくれたらやりまっせー。

1. 名前とその由来は? あだ名(通り名)があるなら、そちらも教えてください

A:アルマ=ラインバード
由来は究極を意味するアルティメッドから、かな?
個人的にこういうことはあまり訊いて欲しくないのだけどねぇ。いい思い出があまりないもので、はは。
通り名? 不本意ながら妹とその仲間からは変態お兄ちゃんという認識らしいのだよ。まったく・・・お兄ちゃん悲しいっ!!

2. 性別と年齢を教えてください。

A:まぁ一応♂と答えておこうかな。え、一応ってどういうことかって?ふふ、特に深い意味はないさ。きっと・・・ね。
歳は永遠の22歳さっ! はいそこ、年寄り臭いとか言わないでくれたまえっ!

3. 生年月日はいつですか?(判っている範囲で)

実は誕生日とかはよく知らないのだよ。
幼少時、教えてくれるヒトも祝ってくれるヒトも居なかったものでね・・・。

4 あ、こぴぺした問題消しちゃった。まあ、一個ぐらいいいや。
出身地とか種族そんな感じだったと思うし・・・・・・?

A:消した・・・? これはイール君の仕業なのかね?
出身は年中雪が積もってるような寒ーい国さ。個人的にこの故郷は大嫌いなのだよ。まぁ・・・もう既に存在しないけどね。
種族は・・・狼人と答えておこう。・・・怪しい? ふっ、いい男にはヒミツが付き纏うものなのさっ。

5. 今、どこに住んでいますか?その町(市、村etc.)に対してあなたはどんな印象を持っていますか?

A:定住はしてないのだよ。一時期は山間の小さな村に住んでたこともあるのだけどね。そこの印象? ふむ・・・時間がゆっくり流れるような・・・そんな落ち着いた場所だったよ。

6. 出身地はどこですか?いつまでそこにいましたか?その町(市、村etc.)に対してあなたはどんな印象を持っていますか?

A:出身はさっき答えたハズだよね?
確か3〜4歳の物心つくかつかないかのときまでソコに居たハズだよ。
実はよく覚えてないのだけどね。人づてに聞いた話だよ。
印象は上記と同じ。無くなって清々してるさ・・・・・・。

7. あなたの髪の毛、瞳、肌は、それぞれ何色ですか?

A:髪の毛は銀髪。瞳は右目が紫、左目が金のオッドアイ。肌は・・・どうなのだろうね、剃ったことがないからわからないな。

8. あなたの外見上の特徴を体格、顔つき等の面から五つ前後挙げてください。(具体例:身長は並、顎がしゃくれてる、等。)

A:身長か・・・そういえば前にピーチな女性から突っ込まれた記憶があるねぇ(笑
アリシアは160だけど私はどうなのか?ってことだったけれど、私の身長は180に少し届かない程度なハズさ。
まぁアリシアはまだ伸びるだろうけどね。
顔は勿論世間一般よりは美形さっ。なんていうかこの生まれ持った気品というのが滲み出てしまうというかねっ!
・・・くっ、突っ込み役がいないと少し寂しい・・・。
後は勝手に写真でも見てくれたまえ。

9. あなたの外見上以外の特徴を身体能力、持病等の面から五つ前後挙げてください。(具体例:右利き、近眼、頭痛持ち、等。)

A:特徴か、ふむ・・・武芸百般、家事は一級品、基本的にどんなことでもソツなくこなせる自信はあるよ? まぁパーフェクト超人とは私みたいなのことを言ってるんだろうねぇ、はっはっはw

10. あなたが普段喋っているのは、どんな言語ですか?標準語ですか、地方方言ですか?仲間内だけで通じる学生言葉や業界用語のような言葉はよく使いますか?公私等で使い分けているならば、それぞれどう使い分けていますか?

A:私の口調かい?それはもう王侯貴族が使うセレブリティな話し方に決まってるじゃないかw 何故これでアリシアたちに変態呼ばわりされるのか全く持って謎だよ。
なんて、実はノリで始めたら止まらなくなっちゃってね。ときどきおかしくなったりするかもしれないけれど、そこは生暖かい目で流してやってくれたまえっ。
・・・あ、あとヒースの前でだけはす、少しだが甘え口調になるけど・・・ね?///

11. 字は書けますか?達筆ですか?癖字ですか?字を書くのによく使う、筆記用具は何ですか?

A:文字の読み書きくらいは義親から教えてもらったさ。
筆記用具は基本的に羽ペンだね。シャーペンやら万年筆は便利なのだが、流通していない世界が多くてね。使いづらいのだよ。

12. 職業は何ですか?副業は持っていますか?
A:職業はやはり冒険者と呼ぶべきなのだろうね。
副業? ふむ・・・戯れに余所の世界の揉め事に首を突っ込むことだろうかw

13. 職場の(学校の)人間関係には恵まれていますか?恵まれていませんか?職場(学校)の誰が原因でそう感じるのだと思いますか?

A:職場と言われても気ままな自由業だしねぇ。
まぁ仲間に恵まれていると言えばそうなのかもしれないね。
主にヒースとか。今ならシェルグとも結構仲がいいよ?

14. 今の仕事(学校)は自分に合っていると思いますか?どんな時にそれを感じますか?

A:何かの仕事に従事するというのも魅力的といえば魅力的なのだけどね。
しかし誰かに命令されてそれに逆らえない職場とかは私には合わないし、やっぱり冒険者というのは天職かもしれないねぇ。

15. 今、誰と暮らしていますか?家族構成を教えてください。

A:今は気まま1人暮らしさ。はぁ・・・唯一の家族のアリシアが一緒に住んでくれないから・・・マイシスター!カムバーーーック!!(夕陽に向かって

16. 今住んでいる家(部屋、宿)の様子を差し支えない程度に教えてください。

A:上であんなこと言ったけれど、実は家とかないからどうにもこうにも(笑
あ、このことはアリシアには秘密だよ?

17. 家の自室、仕事場(教室の自分の机、ロッカーetc.)等、あなたが日常的に個人的に使う場所は、整頓されていますか?掃除や整理整頓は得意ですか?不得意ですか?

A:道具を収めてる場所は整理しているよ?いざと言うときに目的のものが見つからずに慌ててしまうどこぞの青狸のようにはなりたくないものだしねぇw
掃除も整理整頓もお任せあれw

18. 特技(特殊能力)はありますか?何ですか?あなたにとって、その特技(特殊能力)が一番役立つのはどんな時ですか?

A:特技は一杯ありすぎてねぇ・・・あぁ、珍しい特技?なら一つ。
役に立つのは死にかけていたり、氷室君に会ったときかな(苦笑

19. 賞(賞状・勲章)をもらったことはありますか?もらって嬉しかった賞、自慢できる賞は何ですか?

A:勲章、褒章、昔はそれこそ数え切れないくらい貰ったものだけど、別に嬉しくも自慢するべきものもないね。
旅に必要な金銭さえもらえればそれでよかったからねぇ。

20. 免許、資格(特権、特別許可etc.)持っていますか?それは今役に立っていますか?

A:資格を証明するものは持っていないが、やろうと思えば大体のことはできるよ?
暇に飽かせていろいろ手をつけたものだからねぇ。

21. 体は丈夫な方ですか?今までにかかった一番大きな病気は何ですか?また、一番大きな怪我は何ですか?

A:強度的な言い方ならかなり丈夫だよ。一番大きな怪我は氷室君にやられたときかな。ヒースが居なければ確実に死んでいただろうし。
病気は・・・慢性細胞乖離症というのがね、はは。

22. 信仰している宗教はありますか?あなたは敬謙な信者ですか?そうでもありませんか?

A: 神も魔神も魔王も。実際に存在する世界だからなんとも(笑
ただまぁ何かに縋るよりは、自分でなんとかしてみせる方だと思うよ。

23. 好きな年中行事は何ですか?それが好きなのは何故ですか?

A:何はともあれ祭りだろうっ。あの独特の雰囲気、騒がしさ、そして明らかにぼったくりだろうと言いたくなる出店の数々っ。あぁ・・・大好きだとも!!

24. あなたは今どんな髪型で、どんな化粧をしていますか?何故そうすることを選んだのですか?

A:髪は無造作ヘアーとでも呼ぶべきかな?
放っておいたら腰の辺りまで伸びてしまったよ、あっはっはw

25. 普段どんな服を着ていますか?お気に入りの一着はありますか?

A:写真を参考にしてくれるといいよ。
アレは多少の傷や焦げ目程度くらいなら勝手に自己修復してくれる便利な逸品なのさ。

26. 日常的に使う道具は丁寧に扱っていますか?乱暴に扱いますか?長く愛用している物があったら、教えてください。

A:まぁ普通に手入れはするよ。長く愛用・・・この指輪くらいだろうか。

27. お金はいつもいくらぐらい持ち歩いていますか?お金を支払う時、現金以外の手段を使いますか?それは何ですか?

A:物を圧縮して持ち歩ける道具というものがあるのでね。そこに今までの旅で得た金品とかを放り込んでるからそれも換金すれば・・・国くらい創れるお金はあるのではないだろうか。
現金は拠点にしてるこの世界のはね。他の世界では金やら宝石やら・・・まぁ換金できそうなのを随時お金に換えて使ってるよ。

28. ちょっとした臨時収入があったら、まず何に使いますか?

A:仲間とパーっと使うかなw
やっぱり根がお祭り騒ぎが大好きな性分なのでねw

29. 自分の持ち物の中で、他人に比べて数を多く持っている、あるいは品質がいい物をそろえていると思うものは何ですか?自慢の一品があったら、教えてください。

A:武具やら装飾品ならどこの店よりもいい品を揃えてる自信はあるよw
まぁ機会がないからお蔵入りになってるんだけどね。・・・ちょっと可哀相かもしれないねぇ、ふむ。

30. 縁起、験を担いでやっていることや、気をつけているジンクスは何かありますか?どんなことですか?

A:特にないはずだけれど・・・、クセとかなら自分が気付いてないだけという可能性も否めないのだよね。

31. 家と職場(学校)以外で、あなたがよく足を運ぶ場所はどこですか?そこに何をしに行くのですか?

A:妹が拠点代わりに使ってる酒場かな。
どんちゃん騒ぎをしに行ったり、妹との甘〜い一時を過ごしに行ったり、レール君を誘惑したりw

32. よく使う交通機関は何ですか?愛車(またはそれに類するもの)を持っていますか?車種は何ですか?

A:乗り物か・・・昔はヒースを愛車代わりn(ry
基本的に転移魔法があるから乗り物は使わないかな。

33. 行き慣れない場所に行く時、目印、目安にするものは何ですか?地図を見て、はじめての場所に迷わず行けますか?

A:距離感、方向感覚はしっかりしてる方だと思うよ。
だからあまり迷ったことはないかな。

34. 身近な情報から時事問題等まで、あなたが情報を得る時の、主な手段は何ですか?どこからの情報を、一番信用していますか?

A:祭りみたいな情報は街の掲示板とかで。時事問題とかはあまり興味がないのでねぇ。どうしても欲しい情報とかがあれば、情報屋から買うこともあるよ。

35. 幼い頃、あなたはどんな子供でしたか?友達は多かったですか?夢中になっていた遊びや、熱心だった習い事はありますか?

A:凄く小さかった頃はオドオドしてたそうだよ。ある程度の年齢になってからはお義姉ちゃん子だったかな、雛みたいに後ろをついて行っていた思い出が・・・(遠い目

36. 勉強は好きでしたか?(好きですか?)得意分野、不得意分野を教えてください。

A:退屈しのぎ、という理由で本当にいろいろ手を出したからね。
今はもう得意不得意というものすらないよ。
・・・あ、妹の扱い方は不得意分野かもしれないな;

37. あなたは不得意分野は避けて通りますか、それとも克服しようとしますか?

A:・・・誤魔化して通る、かな。

38. 身に付けようとした技術、能力等で、結局身に付かずに諦めたことはありますか?身に付けることができなかった敗因は何故だと思いますか?

A:どんな技術でも、先天的なものでない限り時間さえかければ身につかないなんてことはないと思っているよ。事実、私は今までそうやってきたからねぇ。

39. 自分の性格を表現するのにちょうどいいことわざ、四字熟語等を挙げるとしたら、何ですか?

A:完全無欠、なーんて、ダメ? え、変態兄貴? それは四字熟語・・・なのかい?;

40. 自分は記憶力がいいと思いますか?他はともかく、このことに関しては記憶力が良くなる、というようなことが何かありますか?反対に、このことだけは何度覚えようとしても抜けていく、というようなことは何かありますか?

A:どちらかというといい方なんだろうね。嫌なことが忘れられないというのは、結構辛いものだよ。

41. 作業や仕事をする時に、時間、場所等、どんな環境だと一番はかどりますか?

A:夕方〜深夜にかけて、やっぱりいろいろテンションがあがっちゃったりするワケじゃない?w
え、意味がわからない? そうか・・・ま、気にしないことだね。

42. 春夏秋冬の中で、好きな季節、嫌い(苦手)な季節を、それぞれ理由もつけて教えてください。

A:夏は・・・暑いのは・・・本当に嫌なものだよ; 冷却魔法がないとやってられないよね。

43. 好きな食べ物、嫌いな食べ物、を教えてください。

A:好きな食べ物、若くて青い果実☆
嫌いな食べ物、一定限度を超えて育ちすぎてしまった果実;

44. 食事は一日何回、どこで誰と取ってますか?それぞれのありがちなメニューって何ですか?食事は自分で作ってますか?

A:まぁ大体3回。宿の食堂でだったり、自炊だったり。
とりあえず夜のお酒は欠かせないものだねっ。

45. お酒は飲みますか?強いですか?弱いですか?酔うとどうなりますか?

A:飲むよー、強いよー、うわばみだよーw
酔うと更にテンション上がってしまって、妹から蔑みの眼差しで見られてしまうのさっ☆

46. 睡眠時間は一日何時間ぐらいですか?寝つき、寝起きは良い方ですか?悪い方ですか?

A:睡眠はそのときの気分次第で。寝ようと思えば一日中寝られるし、起きようと思えば何日でも起きていられるよ。
私にとって睡眠というのは生きていくのに必須の要素ではないのでね。

47. 一日の中で、ほぼ習慣になっていること、何かありますか?

A:いもうといぢり☆

48. 趣味は何ですか?自分はその趣味の何に魅力を感じているのだと思いますか?

A:趣味かー、ときどきピアノを弾いたりするかな。
何故?ふっ、愚問だね。なぜなら弾いてる私の姿が格好いいからさっw

49. 歌うことや踊ることは好きですか?演奏できる楽器は何かありますか?

A:楽器も歌も踊りもなんでもござれさw

50. 観劇、映画、コンサート、スポーツ観戦、展覧会等に、お金を払って見に行きますか?好きなジャンル、アーチスト(チーム、選手etc.)は何(誰)ですか?

A:たまに演劇を見に行ったりはするよ?
虚構というのはいいものだね。何でも思い通りに創りだすことができるのだから。

――――――――――――Coffee Break――――――――――――

アルマ「まだ半分かい? ・・・そろそろ止めていいかな?」
御神「長いのは認めるけど止めちゃダメだよー。つか、疲れてるのは僕も一緒なんだからー」
アルマ「では、『彼女』にバトンタッチするというのは?」
御神「それも無し。キャラ変わっちゃうじゃんかー」
アルマ「はぁ・・・」
御神「ため息つきたいのは僕なんだよ。アルマの口調、よくわからないのにこんなん始めちゃったから困る困る」
アルマ「それは・・・私のせいなのかい?」
御神「多分僕のせい。でもさ、アルマの普段の仰々しい口調っていつも使ってるの? ・・・疲れない?」
アルマ「あれはアリシアの前でだけだよ。普段はこんな感じさ」
御神「・・・何でまた?」
アルマ「ん・・・いや、その・・・困るから、かな?」
御神「困る?」
アルマ「アリシアへの対応だよ。妹といってもどう接していいのかと、ね。だからとりあえずキャラ付けしてみたわけなんだけど」
御神「キャラ付け・・・思い切り気持ち悪がられてるじゃん」
アルマ「アリシアには嫌われるくらいでちょうどいいと思っているからね」
御神「・・・なにやら複雑ですかね?」
アルマ「・・・まぁね。とりあえず疲れたから今後は普通の口調になってしまうだろうけど気にしないでくれたまえ」
御神「・・・今のは普通じゃないだろう。まぁ今までも普通の口調はぽろぽろ出てたからいいけど」
アルマ「ずっと演じているのは疲れるものなんだよ。そういう点で言えば、レール君は凄いと言わざるをえないね」
御神「まぁアレはもう職業病みたいなものだし。んじゃま、続きに行きますかー」
アルマ「はいはい」

――――――――――――――――――――――――――――――

51. 体を動かすのは好きですか?得意なスポーツがあれば、教えてください。

A:体を動かすのは好きだよ。スポーツ・・・はわからないけど、棒を使った演舞とかならそれなりに自信があるね。

52. 持久力、瞬発力には自信がありますか?あなたの持久力や瞬発力に関する、分かりやすいエピソードがあれば、教えてください。

A:ジョギング程度のスピードでいいのなら、お腹が空いてエネルギー切れになるまで延々走れるんじゃないかな。瞬発力なら、暗殺者の顔のレール君に、反応される前に気絶させられるよ(笑

53. 苦手なもの、怖いものってありますか?それは何ですか?

A:怖いのは特にないのだけれども・・・苦手なのは・・・アリシア、かな。

54. やらなくてはいけないけれど、やりたくないこと、あなたは我慢してやりますか?やりませんか?

A:やらなくてはいけない、のレベルによるね。軽度のものならおそらくやらないと思うよ。

55. 日常生活の中で幸せを感じる瞬間ってありますか?どんな時ですか?

A:何もかも忘れて騒いでるときとか、かな。
現実を直視し続けると心が参っちゃうからね。

56. 一度始めたら、なかなかやめられないこと、何かありますか?どれくらい続けてしまいますか?

A:アリシアいぢり(笑
始めると別れるまでずっとやってしまうねぇ。
ふふ、アリシアは色んな表情を返してくれるから見ていて飽きないんだよね。

57. ちょっと一息つきたい時、一休みしたい時、何をしますか?

A:墓参りとか。ヒースに色々報告に、ね。
あそこに居ると不思議と落ち着くんだよね。

58. 休みの日、誰かとどこかに羽を伸ばしにいくなら、誰とどこに行きますか?そこでどうやって過ごしますか?

A:アリシア、レール君、ラケルにシェルグ、皆で温泉とかどうだろうか。
お約束、もあることだしねw

59. あなたにとって、有効なストレス発散の手段は何ですか?どれくらいの頻度でそれをしますか?

A:アリシアいぢr(ry
私にやらなければならないことがないならいつでも・・・といきたいところなのだが、まぁアリシアに本気でキレられない程度に行ってるよw

60. いらいらする瞬間は、どんな時ですか?自分は気が短いと思いますか?気が長いと思いますか?

A:あまり怒ることはないのだよね。身内や仲間を傷つけられたら容赦はしないけれど。

61. 自分の立場(身分、年齢)ではできないけれど、やってみたいことってありますか?どんなことですか?

A:可能ならヒースともう一度・・・。

62. 喜怒哀楽、最近の出来事で一つずつあげるとしたら、どんなことですか?

A:『今』が何時なのかによって大きく違ってくるよね。
永く生きてるとこういうところは不便かもしれないねぇ。

63. 忘れられない景色はありますか?いつどこで見た、どんな景色ですか?

A:私が8歳の時のあの日・・・全てが真っ白に染め上げられたあの光景は・・・おそらく死ぬまで忘れないだろうね。

64. 自分はどちらかと言えば積極的だと思いますか?消極的だと思いますか?普段は積極的(消極的)だけれども、このことについては消極的(積極的)になる、という事はありますか?どんなことですか?

A:まぁ間違いなく積極的だろうね。
でも妹のことに関しては・・・消極的になってしまうかな?
・・・表向きはそうは見えなくても、ね。

65. 他人に指摘されて初めて気がついた自分の性格、または自分ではそう思わないのに他の人からよく指摘されるあなたの性格って何かありますか?

A:どうやら私は変態らしいね(笑

66. 他人に尊敬されたり、評価されたことで嬉しかったこと(うれしいこと)は何ですか?反対に、評価されても嬉しくないこと、ありますか?

A:何だろうね・・・うーん・・・
『彼女』が全て任せてくれたことと、ヒースが**を許してくれたことかな(笑

67. 法律や規則は厳守していますか?こっそりやった(している)規則違反、やった(している)けど露呈していない違法行為、何かありますか?

A:時と場合によって柔軟にw
違反とか違法とか、多すぎていちいち覚えてなんかいられないものだからね。

68. 法律や規則、あるいは風習として決まってしまっていることで、納得できないこと、変えて欲しいことはありますか?どんなことですか?

A:納得できないことがあるなら、余所へ行けばいいのさ。

69. あなたは時間に几帳面ですか?待ち合わせをして、待たせる、待たされる、それぞれどれくらいなら自分の許容範囲ですか?

A:基本的には几帳面。だけど、相手によってはわざと遅れて行ったりすることもあるよw

70. 話をするのは好きですか?大勢の前で演説する、親しい人と喋る、誰かを説得する、何かを説明するetc.どんな場面で話をするのが得意で、どんな場面で話をするのが苦手ですか?

A:気の許せる仲間ととりとめもないことを話すのは大好きさw
でも、逆に仲間に真剣な話をするのは苦手だね。あの重い雰囲気はどうにも、ね。

71. 共同作業をするのは得意ですか?不得意ですか?あなたは自分が中心になって動く方ですか?

A:どちらかというと単独行動をする派かな。
ただ、誰かのためにお膳立てするのは得意だよw

72. 今一番の悩みは何ですか?その悩み、解決するあてはありますか?

A:答えられないな。でも、解決はしないのだろうね。

73. 今一番、欲しい物は何ですか?それが欲しいのは何故ですか?

A:アリシアのデレ期を! あぁ、でもデレられたら私の方が戸惑ってしまいそうだ(苦笑

74. もらって嬉しかった贈り物は何ですか?反対に、もらって困った贈り物は何ですか?

A:ヒースにもらった指輪かな。・・・エンゲージリングじゃないよ?(笑
今でも大事に持っているよ。

75. あの時こうしておけば良かった、と思っていることがありますか?どんなことですか?

A:あの時、もうちょっと命の重さというものを理解していれば・・・。
はは、結局憎んでいた父親と似たようなことをしてしまっていたわけだ・・・。

76. 今までした一番激しい大喧嘩は、誰と何が原因でしましたか?その相手とはどうなりましたか?

A:『彼女』と? 文字通り命懸けだったしねぇ。
最終的には向こうが折れてくれましたよ(笑

77. 『その時、その瞬間』だからできた、今もう一度やれと言われてもできないこと(またはやりたくないこと)ってありますか?どんなことですか?

A:それこそ正に『彼女』との喧嘩?勝負?
もう一度やることになったら勝てる気はしないなぁ;
あの頃は若かったしね。

78. 今まで受けた一番激しいカルチャーショックは何ですか?今では慣れましたか?

A:機械文明とか。やはり文化の違いというものは大きいね。

79. 墓の中まで持っていくつもりの嘘、秘密はありますか?それを共有している相手はいますか?

A:秘密はあるけれど・・・おそらく死ぬ前には話すことになると思うよ。
いや、話す義務があるんだね、うん。

80. ちょっとした嘘、相手の勘違い等、で訂正しないまま今にいたっていること、何かありますか?

A:特には思い浮かばないな。

81. 自分と違う世代の相手と付き合うのは得意ですか、不得意ですか。苦手な世代はありますか?それは何故ですか?

A:付き合う、の内容にもよるだろうけどね。
頭の固い老人とかはあまり得意ではないかな?

82. あなたにとって付き合い易い相手とは、どんなタイプですか?今あなたと仲が良い人は、そのタイプに当てはまりますか?

A:ヒースとかシェルグとか、大人で子供な感じのヒトが付き合いやすいかな?

83. あなたにとって付き合い難い相手とは、どんなタイプですか?今身近にそのタイプの人はいますか?

A:妹。本当に接し方がわからないんだよね。

84. 恋人(良人)はいますか?付き合うことになった(結婚した)きっかけは何ですか?

A:ヒースw(笑
付き合う、とか結婚、とかの宣言は一切ないのだけどね。

85. 尊敬している人はいますか?誰ですか?何故尊敬しているのですか?

A:お師匠様かな。あのヒトの自由奔放さは尊敬に値すると思うよ。

86. 恩人、と呼べる相手はいますか?その人は、どんな場面であなたを助けてくれたのですか?

A:やっぱりヒースだよね。命を救ったり救われたり、精神的な支えになれたり支えてもらったり。ふふ、理想的な関係じゃないかなw
後はお師匠様? 命を救ってもらって、その上生きていく術まで教えてもらったしね。

87. 今のあなたにとって最も大切な人、必要な人は誰ですか?

A:『今』はアリシアかな。ヒースはもういないしね・・・。

88. 疎遠になってしまった人で、できればまた付き合いたい相手はいますか?それは誰ですか?

A:特には思い浮かばないな。

89. 苦手だけれど、一目置いている相手はいますか?それは誰ですか?どう苦手で、何に一目置いていますか?

A:氷室君? 『彼女』と対等にやり合える実力が信じられないよ。

90. 自分ではまねできない、うらやましい性格の知人、友人はいますか?それは誰ですか?うらやましいと思うのは、どんなところですか?

A:お師匠様。理由は上記より。
・・・悩みとかあるのかな、あのヒト・・・。

91. ライバルはいますか?何に関してのライバルですか?今の時点でその相手よりあなたが勝っていること、反対に負けていることはそれぞれ何ですか?

A:当時はヒースだったよね。勿論戦闘技術に関してだよ。

92. あなたは誰かにとっての『一番』でいること、ありますか?誰にとって一番何ですか?

A:ヒースにとっての親友、朋友、盟友。言い方はそれぞれだけど、おそらくそう思っていてくれたと信じてる。私も同じだしね。

93. あなた自身のことで、誇っていること、自負していること、自慢に思うことを教えてください。

A:戦闘とか魔法とか、そういうこと以外の部分での私の能力。
家事然り、芸術然り、学問然り、全部努力して身に付けたものだからね。

94. 将来の夢は何ですか?その夢の実現のために、今していることが何かありますか?

A:将来を語るような歳でもないっていうのがね・・・。
今望むのはアリシアが幸せになってくれることだけだよ。

95. 今の自分とは違う生き物になるなら、何になりたいですか?何故ですか?

A:雌の竜になれば正式にヒースt(げふげふ

96. 今いる世界から抜け出して、別の物語の登場人物になるならば、どんなジャンルの物語のどんな役が自分にはぴったりだと思いますか?

A:わかる人だけにわかればいいか。英雄伝説困離ンパネルラみたいなのがいいな。
道化師、ぴったりな役柄だと思うのだけどw

97. 次の文の○○に言葉を入れてください。『世界は○○に満ちている。』それは実感ですか?他のものですか?

A:可能性、かな? どんな物事でも皆その可能性に懸けて頑張っているのだと思うよ。

98. 今一番の願い(望み、希望していること)は何ですか?

A:アリシアが幸せになること。唯それだけだよ。

99. 座右の銘、モットーを教えてください。

A:『ノリと息抜き、結構大事』
いつでも真剣だと精神的に参ってしまうからね。

100. これが100問目になりますが、以上99問に答えながら、初めて知った自分自身の設定はありますか?

A:指輪が大事って言ったけど、写真にはついてないんだよね。
・・・おそらく隠れて見えないだけだね、きっと(苦笑

fm_mikami at 00:25|PermalinkComments(0)TrackBack(0)裏話 

2008年09月04日

No73:伊達と酔狂(2)

むかーしむかし、とある国にシンデレラという可愛い・・・というかどちらかというと格好いい娘がいました。
シンデレラの本当の両親は既に亡くなっていて、今は義父と義兄の2人と暮らしています。
しかしこの2人というのがとても意地悪な性格で、いつもいつもシンデレラに雑用をさせたり酷い言葉をぶつけたりして虐めています。

「シンデレラ、さっさと掃除くらい済ませなさい。全く・・・これだからグズは」
「早く飯作れよ。お前にはそれくらいしか能がないんだからよ」

この程度の言動はまだマシな方です。機嫌が悪いときの義父の仕打ちときたら・・・それこそここでは書けないことまでさせられたりもするのです。
しかし健気なシンデレラは、彼らの虐めに屈せず黙々と毎日の仕事をこなしていました。

「うう・・・負けるものか。絶対・・・この状況を脱してやる・・・!」

今日も一日の仕事を終えたシンデレラはそんなことを呟きながら屋根裏の自分の部屋に戻ってきました。
そして屋根裏に上がろうと階段を昇ろうとすると、ちょうど上から義兄が降りてくるのに出くわしました。しかし屋根裏にはシンデレラの部屋しかありません。
不思議に思ったシンデレラは首を傾げて尋ねます。

「なんで義兄さんが上から降りてくるの?」
「別に俺が何処で何をしようが勝手だろ」

シンデレラの顔を見ようともせずにぶっきらぼうにそう言うと、義兄はすぐに自分の部屋の方へと戻っていってしまいました。
シンデレラはわけがわかりませんでしたが、とりあえず屋根裏部屋へと戻ります。
するとベッドの傍の小さなチェストの上に何か置いてあるのが目に入りました。

「何だろコレ・・・・・・チョコレート?」

置いてあったのは何の変哲もない板チョコでした。勿論甘いものなどシンデレラが持っているはずもありません。そうなると連想できるのはさっき擦れ違った義兄しかありませんでした。

「どういうつもり・・・? ・・・はっ、まさかコレは毒入り!? 邪魔な僕を体よく始末するつもりなのか!」

今まで散々虐められてきた記憶しかなかったシンデレラは迷うことなくそう判断し、チョコをその辺に放っておくことにしました。
そんなことがあった数日後。
今日も今日とて広大な庭の草むしりをさせられていたシンデレラのところに義父と義兄がやってきました。

「ふふ、やはり下賤な者はそうやって地面に這いつくばっているのがお似合いですね」
「(お前は何様だよ・・・ッ)」

内心毒づきながらも、そんな不満感は一切見せずにシンデレラは黙々と作業をこなします。義父はそんなシンデレラの様子をまるでゴミでも見るかのような目で見下ろしていましたが、小さくため息をつくと更に言葉を続けました。

「ふん、まぁいいでしょう。シンデレラ、今夜の食事の準備はしなくても構いません」
「え・・・?」
「今夜は城で王子が主催する舞踏会があるのですよ」
「王子主催なのに男だけで行ったところで意味ないんじゃあ・・・」
「判ってませんねぇ。ああいう場で他の貴族のお嬢様方と交流を深めるのは我々にとってもメリットになるのですよ。それにシェルグの嫁を探すいい機会にもなりますしね」
「生々しいなぁ・・・;」

義父の計算高さはちょっと昔話にはあるまじきことなのですが、この際それは無視することにします。

「と、ところで僕は・・・?」
「あの穢れた男の血を引くお前を私が連れていくとでも? そんなことよりもまず今ここで呼吸をすることができる幸運を悦びなさい」
「・・・はい・・・ゴメンナサイ;」

すっかりうな垂れてしまったシンデレラを見て少しは満足したのか、義父は薄く笑うと立ち去っていきました。そして義兄もシンデレラをチラリと一瞥すると、義父の後を追っていきました。

その夜のこと。
シンデレラは久しぶりにゆっくりした気分で部屋に戻ってきました。
窓から外を見てみると、城が神々しく輝いているのが見て取れます。
そこでは自分が見たこともないような贅の限りが尽くされているのかと思うと、少し切なくなってため息が漏れてしまいます。
その時でした――

「動くな」
「――ひっ!?」

いきなり自分の背中に気配を感じたかと思うと、首元に冷たいものが当てられました。
窓に映ったそれを観てみると、鈍く輝く2本の短剣とそれを持ってる少年の姿が見て取れました。
自分は今命の危機に瀕してる!そう判断したシンデレラの頬から冷や汗が滴り落ちます。

「な、何? 僕が何かした・・・?;」
「・・・・・・」

何とかこの状況を脱出しようと侵入者に話しかけますが、返事はしてくれません。
しかしその代わりに・・・というような感じで短剣が首元に当たる力が強くなりました。
あと少し力を加えられたらシンデレラの大事な血管が傷つけられて死んでしまうかもしれません。
シンデレラの頭の中で、火サスのあの音楽が流れます。
無残な死体。その事件を追う捜査官。そして何故か断崖絶壁での犯人への追及シーン。
さしずめシンデレラは死体役Aということになるのでしょうか。

「(そんなの嫌だーーー!!;)」

と、そんなとき、少し甲高いカタコトの言葉が後ろから聞こえてきました。

「レール、レール、違ウノヨ。今回ハ魔法使イノオ仕事ノ方ナノヨ」
「え・・・そうだっけ?」
「ソウナノヨ」
「・・・・・・」
「な、何。何のこと・・・?」

侵入者は少しの間シンデレラを見つめていましたが、次の瞬間その姿は掻き消えてしまいました。

「・・・・・・なんだったんだろう・・・本当に;」

緊張感から解放されたシンデレラは、ハァハァと呼吸を荒げながらベッドに両手をついて呻きました。
まぁわけもわからずに命の危機に瀕しては、そうなってしまうのも仕方ありません。
そして少し落ち着いてきたのでベッドに座り直そうと立ち上がった時です――

「こーんばーんわー♪」
「また出たーーー!!!;」
「またってなーに?僕わかんなーい」
「そしてさっきのこと無かったことにしてやがるっ!!」

シンデレラの的確なツッコミに動じることもなく、その少年はニコニコ笑いながら続けます。

「僕は魔法使いなんだよ〜。おねーさん・・・おにーさん?・・・んーどっちでもいいや、今日はおねにーさんのお願い事を叶えにきたんだ〜☆」
「混ぜんなや。 おねーさんでいいんだよ今回は」
「じゃあおねーさんのお願いなーに?」
「お願いか・・・じゃあさっきのことを説明してくれない?」
「さっきのことってなーに? 今はTAKE2だから僕は今初めてここにきたんだよ〜?」
「TAKE2とか;」

飽くまで可愛くとぼける魔法使いさんでしたが、その頭の上に乗っていた小さなドラゴンが代わりに口を開きました。

「ソノ質問ニハラケルガ答エテアゲルノヨ」

その声とカタコトの言葉使いからさっき止めてくれた者に違いないようです。
シンデレラは心の中でラケル君ありがとうと呟きながら先を促しました。

「アレハバイトナノヨ」
「えぇー・・・;」
「魔法使イハ基本的ニボランティアダカラ、アンナコトデモヤラナイト食ベテイケナイノヨ」
「全く持って生々しいなぁこのお話;」

まだまだ幼い魔法使いさんの厳しい生活の裏話にシンデレラは呆れましたが、相変わらず魔法使いさんはニコニコ笑いながら此方を見つめていました。

「まぁいいや、じゃあお願い・・・か。何にしようかなぁ」
「おっけー、じゃあ舞踏会に行くということで〜w」
「ちょ、僕まだ何も言ってないよ?; というかどうせ何でもお願い聞いてくれるのならもっといい――」
「ちちんぷいぷい〜☆ はい、かーんせーいw」
「うあ゛〜・・・;」

魔法使いさんの有無を言わさない強引な進行によって、シンデレラは自分の意志とは裏腹に勝手に願いを決められてしまいます。
そして魔法使いさんが呪文とともに持っていた・・・スイッチを入れると光って音が鳴る、そこらの玩具屋さんで売ってそうなロッドを一振りすると、ボロを纏っていたはずのシンデレラが一変、豪華なドレスに美しいアクセサリーをつけた絶世の美女?という姿になっていました。

「・・・その杖はもうちょっとは何とかならなかったんだろうか。いや、効果は確かに凄いんだけどさ; あとナレーター覚えてろ」
「暗いところでもピカピカ光るから便利〜w」
「ムシロ目ガ悪クナリソウナノヨ;」
「本当に;」

よっぽどそのロッドがお気に入りなのでしょうか。魔法使いさんは自慢気に何度も光らせながらロッドを振るっています。
・・・その度に家具がやたらとメルヘンちっくになったり、小物がお菓子になったりしていましたが、シンデレラは見ない振りをすることにしたようです。

「と、とにかく・・・一応・・・ありがとう?と言っておくよ」
「疑問符・・・?気にいらなかったのかな〜・・・かな〜?」
「あ、ありがとうございます!!本当に魔法使いさんのご好意には恐悦至極にございます!!・・・だからそんな目で見ながら短剣を弄らないで、怖いからマジで!;」

一切の表情を無くしてただただシンデレラの方を見つめながら、短剣を取り出して指先で刃先をなぞる魔法使いさんに命の危険を感じたシンデレラは、深々とお辞儀をして感謝の言葉を述べます。
多少声が上ずってしますのはまぁこの場合仕方がないのでしょう。
そんなシンデレラの様子に魔法使いさんも満足したのか、またにこやかな表情に戻ります。

「えへへー、感謝してもらえて何より〜w」
「・・・殆ド脅シナノヨ・・・」
「それじゃー、乗り物は家の前に用意しておいたからー。あ、あとはいこれ〜」
「ん、何コレ?」
「招待状ー。しっかり偽造しといたから心置きなく行ってくるといいよ〜w」
「・・・そこも魔法じゃいけなかったんだろうか・・・;」

まるで本物そっくりに王家の紋章が刻印された招待状を見つめながら一人呟くシンデレラ。ぶっちゃけフィクションなんだからそんな気にしなくてもいいと思うのですが、シンデレラはツッコミを入れずにはいられない性分のようです。やれやれ。

「・・・ちょっと殴って来ていい?」
「ダメナノヨ;」
「あー、あとこの魔法は0時になると解けちゃうから注意してね〜」
「はいよー」

そんなこんなでやっとお城に行くことになったシンデレラ。
カタカタと揺れる馬車の中で彼女は何を想うのでしょうか?
幕はお城の舞踏会場へと移ります。

fm_mikami at 22:54|PermalinkComments(0)TrackBack(0)小説 | 100御題

2008年09月02日

No73:伊達と酔狂(1)

どうもこんにちは、今回ナレーション兼司会進行を務めさせていただく御神です。
では今回の趣旨を説明しますねー
今回の舞台はイニスタの町。主にアルたちが拠点としている港町と言えばわかりやすいかな?
いつもの如く酒場にたむろってバイトやら何やらに勤しんでいたアルたち。
そんな彼らに一件の依頼が舞い込みます。
酒場のマスターであるソルベ女史が持ってきたその依頼とは、『舞台稽古の最中に怪我をしてしまった役者の代役をして欲しい』というもの。
依頼主がいつもお世話になっている彼女であることもあって、断りきれなかった彼らは仕方なくその依頼を受けます。
ちなみに演目は『シンデレラ』、超有名童話ですね。
さて、それでは早速開演前の彼らの楽屋にお邪魔してみましょう。

「あーあ、なんでこんな目に・・・」
「僕は別に構わないけどねー、アル君の女装もよく似合ってるよ〜w」
「・・・元々ガ女性ダカラ女装トハ言ワナイノヨ・・・;」

まず登場したのはアルとレールとラケルですね〜
レールは魔法使い役なのでしょうか、いかにも、な帽子とローブを着せられてますね。これはこれで可愛いです。
アルはなんと主役のシンデレラの御様子です。なんだかヘアピースをつけられ、ボロとはいえスカート姿のアルは新鮮かもしんないですな。
あはははは、金髪と銀髪の違いこそあれ、長髪にしたらホントそっくりだねぇw

「うっさい;」
「いいじゃないかアリシア。あぁ・・・綺麗だよアリシア・・・ハァハァ・・・お兄ちゃんはその格好を見れただけで満足だw」

その奥で息を荒くして萌え萌えしてるのはお馴染み変態お兄ちゃんことアルマです。
王子様役らしく、ごてごてした豪華な衣装ですね。あ、鼻血がつかないように注意してくださいね〜

「・・・兄貴が王子様っていうのが一番納得いかない。結末が・・・超心配なんですけど;」
「くふふふふふ、遂に・・・遂に夢にまで見たアリシアとのラブラブな結婚生活が・・・っ! 台本にはちゃんと従わなくてはいけないからね、拒否はさせないよw」
「・・・誰か〜、ソルベさ〜ん、代わって〜;」

なんだかアブナイ表情してますアルマ。アルが泣きたくなるのも理解できてしまいますねぇ。
確かにこんな変態なお兄ちゃんは僕もイヤです。

「ま、まぁまぁアルちゃん頑張って。私はホラ、エキストラ役で頑張るから」
「さらりと逃げてる気がするな」
「誰だってあんなヒトの相手はしたくないということでしょうねぇ」

お、更に続々登場です。
まずはこんな事態を招いたソルベ女史。エキストラ役ということで大きな変化はありません。いつもながらの緩やかなウェーブのかかった髪が麗しいです。
そしてその隣で他人事のように事態を傍観しているシェルグとユーイ。
今回男優が多いということで、普通なら継母と義姉というところを継父と義兄ということになってます。
で、ユーイは継父役、シェルグは義兄役とのことです。

「あれ〜、シェルグ君両腕がちゃんとあるよ〜?」
「ん、あぁ、コイツは義手だよ」

そう言って腕まくりをしてみると・・・確かに左腕は金属製らしく、光沢のある白い表面が見えますね。

「ま、指先が動くほど精密なものじゃないから、実際は全然役に立たないがな」
「流石に義兄が隻腕だと、ヤクザ一家かと思われかねないですからねぇ」
「う〜ん、でも見慣れないからなんか不思議な気分〜」

とまぁ出演者たちは、一部を除いて大体落ち着いてるようですね。
アルアル兄妹が微妙に心配ですが、お互いプロなんですから、きっとなんとかしてくれるでしょー

「プロって; 僕らは演劇の経験なんて・・・」

いや、何でも屋的な意味合いで。お金を貰って依頼を受ける以上プロでしょ?

「・・・そっか。確かに」
「それはいいのだけど司会者君。台本を見てるともう1人足りないのだけど?」
「あ、ホントだ〜。この『王子の親友の隣国の王子』って役がいないね〜」

ふふり、気付きましたか。今日はスペシャルゲストを招いているのですよ〜

「スペシャルゲスト?」

じゃあ早速登場してもらいましょうか、かもーん。
と僕の合図と共に扉が開いて、1匹の逞しいドラゴンが入ってきましたよ。

『・・・・・・誰?』

その姿を見てほぼ全員が口を揃えましたね。まぁ初対面だから仕方ないだろうけど。
ん、でも全般的に紅く、お腹の部分だけ白っぽい彼を見て1人だけビックリしたような表情してますねぇ。彼のこんな表情はある意味珍しいかもしれませんw

「・・・え、まさか・・・ヒース・・・?」
「よぅアルマ。相変わらずお前は不気味なくらい変わらないな」

ヒースと呼ばれた赤竜さんが軽く手をあげて挨拶します。アルマ以外は皆ポカンとした表情をしているのもどこかおかしいですねw

「えーと、どちら様ですか?」
「ん、おぅ、俺はヒース。まぁ・・・アルマの昔馴染みさ」
「てゆーか・・・え? だってヒース・・・キミは・・・」

僕が『喚び』ました。やっぱり親友役は親友にやってもらってこそかなーと思いまして。
・・・お気に召しませんでしたかね?

「はは、驚いたぞ? まさかまたお前に会えるとは思ってなかったからな。フレキも元気なのか?」
「え、あぁ・・・元気・・・って、喚び・・・えぇっ!?」
「兄貴がもの凄く混乱してる・・・うわ、珍しい」

いきなりの旧友の登場にこんなにビックリしてくれて、仕掛け人としては満足ですw

「ところでアンタらは? アルマの知り合いか?」
「あ、うん。向こうから、ユーイ・シェルグ・ソルベさん、レールにラケルで、僕が・・・妹のアリシアです。宜しく」
「・・・は?妹?いや、だってアルマに妹なn――むぐっ!?」
「あははははははははははははははは、ヒース、久しぶりだからいろいろと積もる話もあるんだけどちょっといいかな?向こうで話し合おうじゃないか」

いきなり不自然な笑い声を上げてヒースの口を塞ぐアルマ。
その様子に何か察したヒースは、ジト目をしながらのどこか怖い笑みで答えます。

「・・・あぁそうだな。じっ〜〜〜〜っくり!話す必要がありそうだな、アルマ」

さてさて、アルマとヒースは出て行ってしまいました。残された皆さんは呆然としてますね、まぁ無理もないですが。

「・・・一体何だったの?」
「さぁ〜?」

あ、ここで一つお知らせがあります。

「ん、何だ?」

当初の予定では、突然の依頼でロクに練習も読み合わせもできなかった皆のために、カンペが用意されるハズでしたが・・・中止になりました。

「え゛・・・;」
「おいおいおいおい・・・;」

でも大筋は理解できてると思うので、それにできるだけ沿いながら、細かい部分は各々のアドリブでお願いしますね〜w

「何デソンナ方向ニ持ッテイッチャウノヨ;」

え、だってその方が〜・・・・・・面・白・そ・う・だから☆
期待してるよ、頑張ってね〜w

「うわ鬼だ;」
「まぁいいんじゃないですか?私達に任せてくれるのなら、気負いなくいけますし」
「ユーイ・・・お前すげぇなぁ。オレは逆に何も言えなくなりそうで嫌だわ;」

僕は皆の行動に合わせてナレーションするから〜。
でもコレって実はそんな悪い条件じゃないよ? 特にアルにとってはね〜

「へ、どういうこと?」

お兄ちゃんが相手じゃ嫌だって言ってたでしょ?
この場合だと、立ち回り次第で別の展開に持っていけるかもしれないじゃないですか。

「あ、なるほど!」
「・・・いいのか、ソレ;」
「いいんだよ、うん!あ、でも・・・うーん・・・・・・ね、皆協力してくれない?」
「ん〜?」
「面白くなるのなら私は構いませんが?」

ふふふ、早速なにやら相談してるみたいだねぇ。
まぁそんなこんなでそろそろ開演の時間となりまーす。
はてさて、皆のアドリブ任せのこの『シンデレラ?』はどうなるのか、視聴者の皆さんお楽しみに〜w

『疑問符!?』


fm_mikami at 21:37|PermalinkComments(0)TrackBack(0)小説 | 100御題

2008年08月31日

No34:迷いの森の守護者(3)

しばらくお菓子をつまみながらとりとめのない話が続く。
例えばアルが今までの旅のことを語ったり、シンが実はアルがその旅の中で会った氷室(74参照)というのは自分の弟のような存在であることを明かしたり、レールがシンに手軽に作れるお菓子のレシピを教えてもらったり、そんな和やかな時間がしばらく流れた。
そうして淹れたてだったお茶がすっかり冷めてしまった頃に、シンの方から本題が切り出された。

「それで、今回わざわざ足を運んでもらった理由だけど・・・」
「あ、うん、そうだね。訊きたいことがあったんだ。・・・けど、その前にレール」
「・・・んにゅ〜?」

不意に名前を呼ばれ、不思議そうにレールが顔をあげた。
そんなレールにアルが言葉を続ける。

「ここって、いろんな本とか記録があるんだ。レールは何か読みたい本とかない? レールなら・・・世界のお菓子についてとか、召喚術についてとかいろいろ興味あるものがあると思うんだけど」
「んー、確かに興味あるけど急になんで〜?」

レールはアルが世界の絶景について訊こうとしていることは知っていた。
それは自分にも関係あることだから、一緒に聞いておこうと思っていたのに、今のアルの言動はまるでレールをこの場から遠ざけようとしているように感じる。
どうしてそういうことをしようとするのかが理解できず、レールは素直に疑問を口にした。
それに対してアルは笑いながら頭を掻くと、人差し指を左右に振ってイタズラっぽくウインクをしながら言った。

「だって、先にどんなトコか知っちゃったら楽しみが半減しちゃうでしょ? だ・か・ら、レールはラケルと一緒に何か読んで時間潰しててくれないかな?」
「・・・そんなもんなのかなぁ〜?」
「マァ確カニ知ラナイ方ガインパクトハ強イト思ウノヨ」
「そうだね、僕もそう思うよ。さながらショートケーキの苺を最後に残しておくように、楽しみは後に取っておくものさ」

ラケルもシンもアルの提案に肯定的だ。
レールはどこか腑に落ちないらしくしばらく考えていたが、やがて諦めたかのようにシンに尋ねた。

「じゃあ〜、召喚術と治癒術の本が見てみたいかな〜」
「了解だよ。じゃあついて来て・・・あ、でも」

席を立って歩き出そうとしたシンだが、すぐに立ち止まるとレールの方に向き直る。
そしてなんだろうと頭の上に疑問符を浮かべているレールに、少し困ったような声で続けた。

「治癒術に関しては調べても意味がないと思うよ」
「ほぇ、どうして〜?」
「昔にちょっといろいろあってね、今はこの世界に治癒術というのは存在しないんだよ。当時の資料は勿論あるけど、実践したところでどうせ発動しないから・・・調べても意味がないと思うんだよね」
「あれ、でも僕の魔法は普通に使えたよ〜?」
「うん、レール君の魔法はまったく別の理で発動させているからね。ふふ、もしレール君が自分の術の使い方を世間に広めたら、レール君は新たな治癒術の開祖ってことで歴史に刻まれるだろうね」

ふふふ、と楽しそうに笑いながらシンは館内に戻って行った。
そしてそのシンの言葉を受けてアルとラケルは「実はレールって凄いんだ」という目でレールの方を見る。
レールは2人にどこか尊敬の眼差しで見られ、照れているのか居心地が悪そうに目線を泳がせたり耳やシッポをせわしなく動かしていたが、やがて耐えられなくなったのかシンを追いかけて走って行ってしまった。
そんな珍しいレールの反応にアルとラケルは顔を見合わせると嬉しそうに笑い合い、2人の後を追って館内へと戻って行った。


館内に入り、フロントの脇にある階段を上って2階へ。
吹き抜けになっている2階から上は周囲にいくつもの扉が並んでいる階がずっと上まで続いている。
シンはそんな扉の一つの前に立つと、3人の方に向き直った。

「じゃあえーと・・・召喚術のだけでいいかな? お菓子のとかも要る?」
「んーん、僕はお菓子は見るより食べたい派だから〜。先に調べるより旅先で偶然見つけた方が嬉しいっていうのはシンさんの弁〜w」

先ほどの楽しみは後に取っておく方がいいとシンが言ったことを挙げてにゃはっと笑うレール。
シンも「確かに」と釣られて笑った。
そしてシンは再び扉の方を向くと目を瞑り、まるで魔法でも使うかのように小さく詠唱を始める。
その詠唱が途切れると同時に一歩進み、角の先でコツンと扉を突くと、扉の前に複雑な紋様が浮かび上がり、淡く紫色に輝き始めた。

「・・・よし、召喚術に関する資料を全部集めておいたよ。さぁ」

シンがそう言いながら扉を開く。
3人がその部屋の中に入ってみると、中は明らかに外からみたよりも広大な空間が広がっており、とても一日――いや、一年かかっても到底読みきれないような膨大な量の本、巻物などが詰め込まれた本棚で埋め尽くされていた。

「・・・いくらなんでも多すぎない?」
「コレジャアドレヲ読ムベキカ悩ンデル間ニ日ガ暮レソウナノヨ」
「あはははは、まぁ簡単にジャンルごとに分けておいたから、気になるのを適当に読んでみるといいんじゃないかな? あ、ちなみに本は誰でも読めるように、読む人に合わせて勝手に翻訳してくれるようになってるからご安心をw」

あまりの量にジト目で突っ込むアルとラケルを軽やかにかわし、シンは爽やかに言う。
ただ1人、特に驚いた様子もないレールはシンの言葉を聞いて、手近な本を手に取ってパラパラと捲ってみた。
その内容は確かにレールでも問題なく読める。というかご丁寧にその表現手法などまで児童向けに優しく書かれていた。

「本当だー、わかりやすーい」
「ご満足頂けましたかな、お客様w」
「うんー、ありがとーw」

慇懃に胸に手を当てて会釈するシンに、レールも笑顔を返す。
そしてもっと面白そうな本を探しに奥の方へと歩いて行った。

「じゃあ僕らも下で話をしようか」
「あぁ、うん。じゃあラケル、レールを宜しくね」
「ワカッタノヨ」

アルとシンが出て行き、部屋の中はしんと静まり返った。
ラケルはレールを追いかけて部屋の奥の方に飛んで行く。
ちょうどレールの元にたどり着いた時、レールは一冊の本を手に取ったところだった。

「・・・・・・」

興味を惹くような内容なのか、レールは黙々とページを捲っていく。
そんなレールの様子に内容が気になったのか、ラケルも後ろから覗き込む。
自分が召喚獣であるラケルはすぐにその本に書かれている内容を理解し、声をあげた。

「レール!?」
「・・・・・・」

しかしレールはそんなラケルの様子にも意を介することなく、何かにとり憑かれたかのように黙々と読みふけるのだった・・・。

そして数時間後、3人は入り口の前に立ち、シンに別れを告げていた。

「それじゃあ、いろいろとお世話になりました」
「お菓子、お土産にくれてありがと〜w 大事に食べるね〜w」
「・・・・・・・・・」

アルとレールがそれぞれにお礼を言う中、ラケルだけはレールの頭の上で難しい顔をしていた。
そんなラケルの様子に気付いているのかいないのか、シンは相変わらずのにこやかな表情で3人を見送っていた。

「どういたしまして。皆、この先いろいろと大変なこともあるかもしれないけど、負けずに頑張ってね。・・・自分は独りじゃないってことを各々覚えておくように」

最後に意味ありげな言葉を送って、バイバイと前脚を振る。
そんなシンに一瞬ポカンとしたアルだったが、気を取り直したかのように咳払いを一度すると、扉に手をかけた。

「また、来させてもらいますね」
「うん、楽しみに待ってるよ」
「じゃ〜ね〜」
「レール君も、また来てね。美味しいお菓子を用意しておくからさw」
「うん〜w」

互いに笑顔を向け合い、アルたちは扉をくぐる。
夕暮れが近づいているのか、紅い光がアルを、レールを、ラケルを、そしてまた元通りの廃墟の姿となってしまった建物を染め上げている。
少し名残惜しそうにその廃墟を眺めていたアルだったが、すぐに2人に声をかけて歩き出した。
そんな3人の様子を館の中から『視て』いたシンが小さく呟く。

「・・・さて、彼らはどんな未来を掴むのかな。キミ次第だよ、アル――いや、アリシア君」


【To be continued】

fm_mikami at 23:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)小説 | 100御題

2008年08月24日

No34:迷いの森の守護者(2)

「うわー・・・」
「コレハ・・・ドウイウコトナノヨ?」

呆然とするレールとラケルの目の前に広がるのは、先ほどまでの荒涼とした雰囲気とは180度違う整然とした景色だった。
まず入り口のすぐ傍には待合所なのだろうか、いくつかの柔らかそうなソファーと観賞用の植物が置かれ、その先にはフロント兼管理人室、そしてその両サイドには二階へと続く階段がある。
更にレールからは見えないが、二階からは中心部が吹き抜けになっている大きなホールがずっと上に続いている。

「この扉から入ることで、別の空間にあるここに繋がるんだよ。どう、驚いた?」

後ろから続いて入ってきたアルが、いたずらが成功した子供のような笑みを浮かべて2人の肩に手を置いた。
その言葉にレールはコクコクと何度か頷くと、キョロキョロと辺りを見回し、疑問を口にする。

「それでー、知り合いさんはどこに居るの〜?」
「・・・あれ? そういえばフロントに居ないな。・・・テラスかなぁ」

首を傾げながらガラス張りの窓の方に行き、外を見回す。
外は色とりどりの花が咲き誇り、白いテーブルセットが設置されているのが見える。
しかしアルが探しているような誰かが居るような気配はどこにもない。

「あれー、留守なのかなぁ?でも滅多なことじゃ、ここ空けてったりしないヒトなんだけど・・・」
「あららー、困っちゃったね〜」
「本当だね、困っちゃうよねぇ」
『――!?』

お気楽なレールの言葉の後に更にもう一つ声が続き、弾かれたように3人が後ろを振り向く。
その先にはいつから居たのだろうか、紫色の毛皮に蝙蝠のような翼、紺色の髪を三つ編みにして眼鏡をかけた獣竜が、にこやかな笑みを湛えながら座っていた。
そして黒い肉球が柔らかそうな前脚をあげて一言、

「や」

と微笑んだ。

「シンさん。・・・脅かすなんてヒトが悪いですよ」
「いやぁあはは、なんとなくつい、ね」

軽く睨むアルに、少し耳を垂らしながら苦笑するシン。
そしてレールの傍に歩み寄ると、斜に見上げながら笑いかけた。

「初めまして、レストール=クレスト君にラケル君だね。僕の名前はシンフォード、シンでいいよ。宜しくね」
「――っ!?」

名前を呼ばれた瞬間にレールが一瞬表情を無くし、懐に手を入れようとした。
しかしシンの手がそれよりも早くレールの手を掴み、軽く握手をする。
そして自己紹介を済ませると、レールにしか聞こえない小さな声で、

(大丈夫だよ、僕は敵じゃないから)

と囁き、手を離した。
今の行動――レールの名前を知っているヒトは多くはない。もし知っているとすればそれはレールが元居た施設の関係者の可能性が高い。なのでレールはシンに対して武器を構えようとしたのだが、シンはその行動に瞬時に反応し、更にレールの考えていることをも見透かしてさっきの言葉をかけたのだ。
そんな内々のやり取りがあったなんて全く気付いていないアルは、少し戸惑うような珍しい表情をしているレールに不思議がりながらも口を開いた。

「このシンさんがさっき話したヒトだよ。少し前にね、僕はここでシンさんと・・・あとリオンっていうヒトのお世話になってたんだ」
「お世話っていうほどのことはしてないけどね。アル君もリオン君もお互いに研究し合いながら修行してたし。僕のしたことといえば、場所を貸したのとお茶とお菓子を出したくらいさ」

思い出を懐かしむように目を細めながら笑い合う2人。
そこにレールがシンのある言葉に反応して、目を輝かせながら口を開いた。

「・・・お菓子!?」
「一番に反応するのソコなんだ;」
「オ菓子ハレールノ今一番ノマイブームダカラ・・・ナノヨ;」

呆れたような目をするアルとラケルだが、シンはさっきまで警戒していたレールが興味を持ってくれたことに嬉しそうに笑う。

「レール君も食べるかい? 来るのはわかってたから今日も焼いてるよ」
「食べる食べる〜♪」
「ホント便利だよねその能力」

苦笑するアルにレールが「能力?」と疑問符を浮かべた。
それに対しアルが簡単に説明をする。
曰く、シンにはこの世界で起こったことならなんでも知ることができるという能力があるということらしい。
先ほどレール達の名前を言い当てたのもその能力からだということで、ようやくレールも納得した。

「まぁわかるのは過去に起こった事実だけ。誰かが考えていることとか未来のことまではわからないんだけどね。さて、じゃあ僕はお菓子の準備してくるから、皆は先にテラスに行っておいて」

自嘲気味に笑うとシンはフロントの奥の扉から中に入っていった。
アルたちも庭に出て、テラスにある椅子に座ってシンを待ちながら話をする。

「ねー、リオンっていうのはどんなヒトなの〜?」
「え?」
「さっき話に出てたからなんとなく気になって〜」
「んー・・・竜族の仔なんだよね。ここで一緒に修行した後も少しの間一緒に旅してたんだよ。基本的には優しくていい仔だったよ」
「へ〜、竜ってことはラケルと一緒なのかなぁ〜?」
「姿クライナラ、多少ハ似テルカモシレナイノヨ」
「似てるとこもあるけど、やっぱり結構違うかな。今頃何してるんだろうなぁ」

「リオン君なら確か故郷に戻ったハズだよ」

器用に二本脚で立ち、焼き菓子の入ったバスケットとティーセットを抱えてシンがテラスにやってくる。
そして「お待たせ」とテーブルにそれらを並べ始めた。

「へー、帰ったんだ。じゃあわだかまりも解けたんだね、よかったよかった」

アルもティーセットを並べる手伝いをしながら、嬉しそうに何度も頷く。
そしてシンがお茶を注ぎ、バスケットの蓋を開けるとなんともいえない甘い匂いが広がった。
レールが身を乗り出してその香りを堪能し、期待の眼差しでシンの方を見る。
その様子にシンだけでなくアルもラケルも苦笑した。

「それじゃあ誰かさんも待ちきれないみたいだし、どうぞ召し上がれ」
『いただきまーす』

静寂な森の前に元気な声が響き渡った。

fm_mikami at 22:32|PermalinkComments(0)TrackBack(0)小説 | 100御題

2008年08月15日

のんべんだらり

(1)があったから、次の日には(2)が来ると思ったら大間違いなんだz(ry
明後日から東京行き。例のお祭り3日目、覗きに行きます。
だ が し か し
相変わらず気分は沈み気味。こんなだからせっかくの旅行なのに楽しめるか不安。超不安。

ここで1つ、御神さんの特性について。
誰しも何か予定を立てたりしたとき、先のことを予測・・・というか考えることがあると思う。
例えば・・・そうだな、次の日から旅行、降水確率は30%。
こんな状況だったら皆晴れるだろうな、だから此処其処に行こうとか考えると思う。
けどこういう場合、御神さんの予測やら期待やらはかなりの確率で外れることになる。
この状況で言えば、普通に雨ざんざん降りで予定が崩れまくる、みたいにね。
まぁこの予測が外れる、っていうのは期待の場合もそうなんだけど、逆もある。
絶対嫌だなー、不安だなーとか思ってたら、案外すんなり行ったり楽しめたり、みたいな?
役に立つんだか立たないんだかわかんない能力。
所謂的中率50%の占い師より、的中率20%の占い師の方が信じられる、そんな感じだろうか? なんせ80%で逆の方向に行くんだからね。
まぁ勿論期待通りに行くより、外れる方が印象に残り易いからそう感じてるだけなのかもしれないけど。でもほぼ確定、みたいな予定でもあっさり崩れたりするから怖い、ホント怖い。
楽しみにしてればしてるほど、打ち砕かれたときの絶望感?みたいなのは半端ないからー
・・・明後日から・・・普通に楽しみたいなぁ。本当に。

fm_mikami at 23:52|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2008年08月14日

No34:迷いの森の守護者(1)

アルがレールとラケルと出会い、そして共に旅に出て数日。彼らは今、付近のヒトたちからは迷いの森と呼ばれる場所に来ていた。
見渡す限りの緑・緑・緑。
視界の360℃全てが木々や草花に覆われているといっても過言ではないだろう。
道らしい道もなく、付近の地面には磁力を帯びている石などが転がっているために、方位磁石も使い物にならない。
しかしそんな場所にも関わらず、先導するアルの歩みには全く澱みがない。
隣を歩くレールにはそれが不思議に思えたのだろう。アルの方を見上げ、疑問を口にした。

「ねー、道大丈夫? 結構適当に進んでるように見えるけど〜」
「あはは、大丈夫大丈夫。僕、ここは詳しいんだ」

レールの頭をポンポンと撫でながら、アルは軽く笑い飛ばす。
その言葉に更にレールが口を開く。

「詳しいってなんで〜? っていうか、わざわざこの森に入ったってことはここに何かあるの〜?」
「いやー・・・実はね・・・」

視線を逸らしながらポリポリと頬を掻くアル。
アルの話すところによると、旅に出たのはいいものの、実はアルもあまりレールに見せてあげられるような美しい自然がある場所をよく知らなかったのだ。
アルはレールと出会う前にも旅をしていたのだが、その時の目的はもっぱら武者修行のためであり、物見遊山ではなかったのだからそれも仕方ないのかもしれない。
だから、その手のものに詳しい知り合いがこの先に棲んでいるから会いに来た、とまぁそういうことだ。

「当テモナカッタノニ旅ニ連レ出シタ・・・ノヨ?」
「ラケルうっさい;」
「ふーん・・・その知り合いってどんなヒトなの〜?」
「一言で言えば・・・生き字引? まぁもうすぐ会えるよ。ほら、見えた」

ジト目で呆れるラケルをペシッと軽く叩き、目の前の木々が途切れた先を示す。
好奇心からテテッと先に駆け出したレールが見たのは・・・

「・・・・・・何これ〜?」

まるで何百年、何千年も放置されていたかのように今にも崩れ落ちそうな廃墟だった。
石造りと思われるその建物の壁は無残にもボロボロに朽ちており、中の様子が丸見えになっている。
そしてその中も見事に苔に覆われ、触ると風化してしまいそうな本や絵や巻物などがところどころに散乱しているのが見てとれた。
そんな酷い廃墟を目にして、何か物言いたげにレールとラケルがアルを見る。
その反応が面白かったのか、アルは口元に手を当ててクックッと肩を震わせて笑った。

「言いたいことはわかるよ。僕も初めて来たときはそう思ったからw」

そう言うとアルは、「ほらこっちこっち」といぶかしむ2人の背を押して行く。
そしておそらくは入り口なのだろう、ところどころ穴が開いている大きな両開きの扉の前まで2人を連れてくると、開けてみなと顎で促した。
レールとラケルはアルの意図がわからず顔を見合わせる。それもそうだろう、なんせ先述したように壁はところどころが既に崩れていて、わざわざその扉を開ける必要性がないのだから。
しかしアルは扉を開けろと言う。仕方なくレールがノブに両手をかけて、グッと押し開いていく。
ギシギシと軋みながら開いた扉の先はやはり外から見えた光景となんら変わりはない。
首を傾げるレール。

「さぁ、二名様ご案内〜・・・なんてね♪」

レールの後ろで楽しそうにアルが言う。その声にレールが振り向こうとしたとき、トンッとレールの背中が押された。
その衝撃に思わずレールは二歩、三歩とよろけて前に進んでしまい、いきなり押されたことに文句を言おうと顔を上げた瞬間だった。
――景色が、一変していた。

fm_mikami at 22:27|PermalinkComments(0)TrackBack(0)小説 | 100御題

2008年08月13日

自己分析

基本的に僕は面倒臭い性格をしていると思う。
例えば躁鬱が激しいとか。
調子良くて気分が高揚してるときでも、何か1つでも切欠があれば急に冷めてしまうことがあるし、その逆もまた然り。
ズーンと落ち込んでるときでも、ちょっと褒められたり・・・というか何か嬉しいことがあればアッサリ気分が良くなったりもする。
人付き合い的な観点で見ると、絶対僕は付き合い辛いタイプだろう。
なんせ積極的に行動しない。ポジションは常に待ちだから、相手もそんなタイプだと知り合ったとしても全然その先に繋がらない。
じゃあ相手が積極的なら? それだとそれなりに親しくはなれると思う。
けれど僕にはもう1つ致命的なことがある。それは知ってる人はよく知ってる口の悪さ。
御神は他人の気持ちを考えてない、とはよく言われる言葉。
でも相手方には信じられないかもしれないけど、これでも一応考えてたりする。
昔2人がかりで怒られたのは結構堪えたから。
自分が言われたらどう思うだろう?とか考えながら発言するようにはしてるつもり。・・・まぁ時々忘れたりもして顰蹙買うこともあるけど。
けれど僕の感性(?)は他人とどこかズレてるらしく、僕は大丈夫と思って言っても、傷つけてしまってることがあるみたい。
ちなみに相手が親しくなければ他人行儀に話すから、そんなことはあまりないんだけど、親しくなってくるとその辺容赦なくなるからその傾向が強くなる。
こう考えると、それなりに長い間疎遠にならず、今でも親しくしてくれてる人は多分Mなんだろうな。
一刀両断、経験がある人はホントごめんなさいです。
一応こういう自覚があるから、いつでも相手に嫌われてないかとか内心オドオドしてます。

御神さんはSだとかMだとか、いろいろ言われたりするけど、本当の僕は間違いなくMだと思う。
というか、僕の性格を一言で表すと間違いなく「甘えたがり」になる。
けれどやっぱり男としては年下に甘えるとかできないじゃないですか。
だから年下相手だと基本的に強気になるのでSと言われるんだと思う。
年上相手だとホント、ツンデレとかで言うとデレデレです、にゃんにゃん鳴いてます。だからM。
同年代はおそらく両刀。甘えたり攻めたり、気分次第でいろいろ変わってきます。
でも本質は甘えたがり。・・・カー君は甘えさせてくれるタイプじゃないけど、一方的に甘えるからいいんです。
・・・女々しいかなぁ? ・・・多分こうなったのは、幼い頃に親に女の子用の着物を着せられたり、リボンつけられたりしてたからだ。インプリンティングなんだ。そうに違いない。ケテーイ。

fm_mikami at 12:33|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2008年06月15日

キャラ裏話(レール編)後編

さて、一週間経ちました。またもや夜中に気分がアレなので、レール裏話の後編に突入しようかと思います。
しかし最近僕精神的にヤバイな。多分鬱期なんだからだろうケド・・・ま、過ぎるのを待つしかないですな。躁期になればまたお気楽さんに戻るのだろうし。
よし、じゃあ行きますね後編。

前回で暗殺者編が終わったので、今回は旅人編です。
青いマントと白い肩当て、黄色と緑の服の時期ですね。
ぶっちゃけおそらく前編より厨臭さ全開になろうこと請け合いですが、その辺は寛大な眼差しで見ていただきたい;
まぁアレですよ、これでもアルマに比べたらまだマシなんで!!
厨設定大好きなんです僕(遠い目
あ、あとお話的にはアルと被りそうになるのですが、今回は飽くまでレールに重点を置いて話すとしますね。

アルマによって別の世界に送られたレールですが、その時はアルマにやられて気絶していたので事の成り行きは全然知りません。
気付けば見知らぬ場所に寝かされていた、というのが最初のレールの印象でしょう。
そこでレールはラケルと再会します。小さい頃の記憶は殆ど残ってなかったレールですが、ラケルの雰囲気・・・というか空気?みたいなものは心の底で覚えていたようで、ラケルには心を許します。とはいえまだまだ心が壊れてる状況なので、あからさまに何か反応する、というようなことはないのですが。
でも命令する者がいなくなった状況で、ラケルはレールの行動を決めるにはちょうどいい指針になったのだと思います。
そしてラケルから状況説明を受けた後に、アルと出会うことになります。
そこからはまたもや100題に書いてあるので適当に補完しておいてもらいたいのですが、簡単に説明すると、レールの面倒をアルが看ることになり、その折でレールがチョコレートや灯台の上から見せた海と夕焼けの景色などにどこか心を動かされたように感じたアルが、心のリハビリの為にいろんなものを見に行こうと旅に誘うことになったのです。
まぁ雄大な景色や美味しい食べ物、人と人との交わりなどといったものには関係が皆無なレールにとって、その一つ一つが刺激になったのでしょう。
心が壊れてるといっても、心が無いわけじゃないので、その刺激は一つ一つが心を修復する薬になる可能性を秘めていたわけです。
そしてそれを演技ではない、と見抜いたアルの感性もなかなか凄いことかもしれませんね。アルマがアルにレールを託したのは、こういう部分を見透かしていたからなのでしょうか。
ちなみにレールはこの頃からずっと微笑みを湛えていますが、これは自分を知らない不特定多数の人々にとって子供の笑顔は警戒されにくい一番の手法、という暗殺者としての心得が無意識に働いているからです。・・・もしかしたらアルの「もうちょっと愛想よくしたら?」という言葉も効いてたりするのかもしれません。

さてさて、そんなこんなで旅立ったアルとレール(とラケル)ですが、アルの目論見どおり旅先でレールはいろいろな経験をすることになります。
例えばとある家族に世話になって、一家団欒の温かさというものがどういうものなのかを感じたり、自分が病気になったときに、アルだけではなく他の人々からも与えられる親切というものに触れたり、一人では無理な出来事でも皆で協力して打破するということを経験したり、昔のレールのような酷い状況下に居ながらも希望を捨てずに頑張って生きてる人々に出会ったり。
時にはシェルグやユーイやその他諸々のヒトたちと一緒に旅をしたりしながらも、勿論本来の目的である世界絶景巡りも成しながら、レールは本当の意味で『生きる』ということを肌で感じ取っていきました。

そんな中、レールに転機が訪れます。
それは絶景と謳われていた雄大な滝を見に行ったときのことでした。
普通の観光用の場所からでは飽き足りなかったレールが、自らの翼を用いて空から滝を間近に見ていると、滝の裏に洞窟があるのに気がつきました。
なんとなく好奇心からその洞窟の中に入ってみると、その奥には小さな祭壇があり、そこには紅く輝く宝石を嵌めた金色の腕輪が安置されていたのです。
その時はただ単ににお宝だ、くらいにしか思ってなかったレール。基本的に旅は金欠気味だったこともあり、軽い気持ちでその腕輪を持って帰ることにしました。
しかしその後、立ち寄った街でどこからともなく召喚獣が現れて、人々を襲うという事件が起こりました。しかもその時、ラケルまでもが封印されていた真の姿になり、凶暴化して彼らに襲ってきたのです。
その事件自体は結局はっきりした理由がわからず、月齢とか星の並びとか超自然な何かが影響したのではないかと結論付けられることになったのですが、レールだけは気付いていました。あの時持ち帰った腕輪の紅い宝石が召喚を促す魔力の塊であり、腕輪はその力を抑える制御装置のようなものであるということ。そしてこの事件は不意なことから宝石が腕輪から外れてしまったことから起こったことなのだ、と。
そのことに気付いたレールは一つのことを決心します。
それは今までの旅の中で少しずつ直っていった心で――初めて自分の意志で決めたこと。
その日から行く先々で不思議な事件が起こります。
浮浪者やならず者といった、街や村の人々から疎われていた人々が度々急に無気力な状態でいるのが発見されるのです。
その頃はアルたちは気付いていなかったのですが、一通り各地を回って最初にアルとレールが出会った街に戻ったときに、懇意にしていた女性からそんな事件が起こっていると聞かされます。そしてその事件の起こった日にちと場所を調べていく内に、この事件は自分たちの旅に付随して起こっているということに気付くのです。
ここでレールはラケルを連れてアルたちの前から姿を消してしまいます。まぁつまりアルパートとレールパートに分かれるのですが、今回はレールについていくことにします。

事件の真相は、レールが魔力を集めていたということにあります。
レールは心を取り戻すにつれて、一つの感情が膨れていっていることを感じていました。
それは・・・・・・憎悪。
もし自分が攫われていなければ、自分は心を壊されることもなく、手を血で染めることもなく、こんなに明るい世界の中で生きていられたはずなのに。
憎い。自分を攫っておきながら、酷い目に遭わせておきながら、主人気取りであれこれ命令してきたあの男が、組織が憎い。
けれどここは別の世界、元の世界に戻る方法がない。知ってそうなアルに尋ねたところでおそらく教えてくれないだろう。
それに力もない。自分が戻ったところであの組織に復讐するだけの力がない。下手をすればまた薬を使われて昔と同じ状況になってしまうかもしれない。それだけは避けなくては、死んでも死に切れない。
だから押さえ込んできた。アルやラケルやシェルグと一緒に居ることは楽しいのだから。過去のことなんか忘れて現在を生きればいい・・・・・・そう、思い込んできた。
けど、気付いてしまった。
この宝石を使えばラケルよりもずっと格上の、世界の壁すらも越えてしまうことのできるような強力な召喚獣を喚ぶことができる。
方法も、前にアルが挨拶したいヒトが居ると言って連れて行ってくれた見捨てられた美術館で、暇潰しにと偶々読んだ召喚術の本に書いてあったから知っている。

いくつかの偶然によってもたらされた復讐の手段。それを知ってしまったレールはもう止まりません。
本来魔王クラスの召喚獣を喚ぶには何十、何百の生贄と儀式が必要なのが常なのですが、今回はあの宝石を依代にすることによってかなり大幅に手順を削減することができました。
しかし宝石の力と自分の魔力を合わせても、召喚にはまだ足りません。
そこで他のヒトから集めることにしました。とはいえ無理矢理魔力を奪うわけですから、ショックで無気力状態に陥ってしまったというのが今回の事件の真相、ということです。
浮浪者やならず者が殆どだったのは、バレにくさと事件として積極的に取り上げられないことを期待してのことでした。
下手に名士などを襲って、本格的に捕まえようと動かれたりしたら面倒ですからね。
その点この対象の場合なら、多少噂にはなるかもしれないけど、捕まえようとする動きは鈍いでしょうから。
そうして集めた魔力を使って、レールは旅の途中で知ったとある遺跡の奥で召喚の儀式に入ります。
その場所を選んだのは、儀式に必要なスペースが確保できて、召喚が終わるまで邪魔されないように人目につかないようにとの理由だったのですが、ここでラケルが動きます。

ラケルは今回のことには基本的に乗り気ではありませんでした。
アルたちとの旅の中で楽しそうにしながら徐々に心を取り戻すレールを見て、このまま彼らと一緒に居ることがレールの幸せに繋がると感じていたからです。
しかし復讐に燃えるレールは前のような昏い目に戻ってしまいました。
何度も説得を試みましたがレールの決意は余程強いのか、多少迷うような素振りは見せるものの、毎回首を横に振られてしまっていました。
本来召喚獣は主に仕える者。主が望まない結果の為に動くことは、召喚獣としては禁忌に近いことなのですが、ラケルはそれを圧してまでもアルたちに知らせることにします。
何故なら今回の召喚はレールも無理をしているのです。身分不相応な召喚をすれば、失敗して召喚獣が暴走するかもしれませんし、願いを叶える対価として命を求められたりするかもしれません。
復讐の為に命を落とす、などという最悪の結果だけはラケルもなんとか避けたかったのです。
それにアルとシェルグ、この2人は今ではレールにとっては特別な存在になりつつあるのをラケルは感じていました。
まるで家族のような関係。そう思わせる2人ならレールを説得できるかもしれません。
そしてもう1人、アルの兄であるアルマの存在。
彼の出鱈目な力があれば、もし失敗して暴走という結果になっても止めてくれるかもしれない。そんな考えがラケルにはあったのです。

さて、ではそれからの展開というと?
最終的な結果としてはレールはアルたちの説得に応じますが、殆ど最後の段階まで進んでしまった儀式は止めることができず、暴走した召喚獣にレールは取り込まれてしまいます。
その後どういう展開があったかというと・・・それはアルの視点のときに語ることにしましょう。
レールはこの時意識がなかったわけですしw
・・・納得できない?できない?(笑
まぁ語り部が僕だったということを不運に思うがいいさw
ちなみに前に言っていたゲームの構想では、今までのアルとレールの関係次第ではここでレールが説得に応じずにアルたちに牙を剥き、最終的に殺してしまうというBAD ENDも考えてたりしました。

そして次は文字通りのレール編に移行することになります。
所謂青い導衣に竜の杖を持ってる時期ですね。
上の事件でレールは完全に心を取り戻すことになります。
以前のような笑顔の仮面を被ることはなくなり、時には怒ったり泣いたりといった自然な表情をするようになりました。
そしてアルマからいろいろなことを聞かされます。
元の世界でレールの父親はあの組織に捕まり、ずっと幽閉されているということ。
あの組織は戦争を幇助するために創られたものであるということ。
いよいよ開戦が近い状況になっているということ。
それらのことを聞かされ、レールはどうしたいかを尋ねられます。
その答えは――父親を助けたい。それに強制されていたとはいえ、戦争になることに加担してしまっていたから、できることならそれを防ぎたい、ということでした。
それを聞いたアルマがレールに与えた手段は『組織の今まで行ってきた悪事を晒してしまう』ということです。
ま、簡単に言ってしまえば、全ての黒幕はこの組織で、一部の人間が独断で行ったことだから、彼らに制裁を加えることでなんとか今回のことは水に流してください、ということでしょうか。
勿論事はそう簡単には動かないでしょうが、戦争を足踏みさせる要因にはなるだろうし、そこで話し合いの場でも持たれれば、戦争という最悪の結果だけは避ける可能性もあるでしょう。
勿論そのためにはまず証拠を押さえる必要があります。
というわけで、アルマの転移魔法でレールたちは元の世界に帰ることになります。

レールの世界に行ってからは、アルマは別行動を取ることになります。
それは証拠を押さえた後、どう効果的に衆目に晒すか。そしてその後、戦争という状況にならないためにいろいろ下準備が必要だからという理由でです。
なので潜入はレール、ラケル、アル、シェルグ、そして此方へ帰ってきたときに合流したルブルとリドゥの2人の召喚獣を加えた6人でということになります。
中に入ってからはレールがいくらか覚えていたことと、ルブルとリドゥが今までの間にいろいろ下調べしていてくれたことから結構アッサリと事が進んでいきます。
証拠の押収、レールの父親を含む捕まっていた人たちの安全の確保など、驚くくらいすんなりと達成できたのですが、やはりというかお約束というか、脱出という段階でバレてしまいます。
相対するは全ての元凶である人間の男。そして元はレールと同じように洗脳された獣人の少年少女。
一時は脳の奥に刻み込まれた暗示によって、レールも彼らと同じように操られそうになりますが、人形と同じように自分では考えることのない彼らとは違い、心を取り戻したレールはなんとかその楔を打ち砕きます。
そうしてしまえばアルもシェルグも歴戦の戦士であり、ラケル、ルブル、リドゥも役割分担によってしっかり連携を取れば彼らには負けません。
飽くまで少年たちは暗殺に特化した人材ですから、正面きっての戦いはレールたちに分がありました。
そして男を追い詰めるレールたち。しかし男は諦め悪く、次の手を切ってきます。
それはレールたちの研究結果を元にして創られた主に従順に従う生体兵器。ついでにこの時の男の発言からアルが大きなショックを受けてしまうのですが、最終的にはレールパパの力も借りて勝利することができたのでした。

ふぅ・・・最後の方はなんだか進め方が強引になってしまった気もしますが、これだけ書くのに3時間以上もかかってるので、勘弁していただきたい。いや、マジで。
ちなみにあの後はちょーっとアルアル兄妹の間で一悶着あった後、レールとラケルはこっちに残ることになり、アルたちとは別れることになります。
そして父親の元で医療術と召喚術について本格的にいろいろ学んだレールは、大人になってから教師の道に進むのですが、それはまた別のお話。

とまぁこんな感じですかな、今のところは。
いろいろ省略して誤魔化している部分は、まだ細かく練ってないということなんで。
っつーかそんなとこまで考えられるか!ってね。書きながら考える派なんだよ僕は。
まぁ何はともあれ、こんな駄文を最後まで読んでくださった方はどうもありがとうございますです。
ではでは、また別の誰かのお話の時に会いましょう〜(・w・ノ



fm_mikami at 05:03|PermalinkComments(0)TrackBack(0)裏話 | 100御題

2008年06月08日

キャラ裏話(レール編)前編

どーも、ご無沙汰御神さんです。
はっきり言って此処はもう見られてないものとして扱っていこうかと思ってます。
なんにせよ記事投稿だって何ヶ月ぶりか・・・w;
とりあえず(自分が忘れないように)キャラの設定を表裏問わず語っていこうかと思います。
今回の主役はレールです。

本名レストール=クレスト 10歳の悲劇の少年です。
プロフ的なのは既に100題〜の方にあるんでそれを参照してもらうことにして。
レールの誕生切欠は、知ってる人は知ってる裏庭でのことです。
TRPGでの最初のキャラ、アルがあまりにも普通のヒトで演じるのがちょこっと辛くなってきたのが切欠でしょうか。
そこで演じやすいキャラとして創られたのがレールです。某チャで僕は基本甘えっ仔or鬼畜と言われてたからかな、子供っぽいのを創ろうと思いました。
ちなみにモチーフになったキャラは、英雄伝説唆の軌跡のヨシュアです。
知ってる人は言われれば納得できると思います。元暗殺者、浮かべる表情はすべて演技、底に昏いものを抱えている等、かなり影響されてるのは一目瞭然です。それにアレなんですよね、御神さんって悲劇的というか破滅的というか、そういうのが好きなんですよ(苦笑
まぁ僕のキャラって何かしらモチーフにして考えられてるのが殆どだし、レールは結構適当に最初創ったキャラなんで影響が色濃く残ってたりします。
でもアルと組ませて話創ってみようかなーと思い立ってからは、かなり肉付けされたと思います。最初は薄っぺらかったクセに、今となってはアルマに続いていろいろ設定されてるのでは、と思います。(実際そうかはわかんないケド)
まぁとりあえず順々に語っていくとしましょうか。
一応物語的にはネタバレになるんですが・・・はっきり言ってこの性格上完成させる自信が・・・まぁ・・・その、ないので・・・構わないよね!!(ぁ

まずは暗殺者編。黒いチラリズム服を纏ってる時期です。
レールの生まれはアル達の世界とは異なる世界です。この世界は人間と獣人が主な種族です。ドラゴンとか妖精とかは殆ど居ません。例外的にエルフは居ますが、数が少なく絶滅危惧種となっています。
人間と獣人の仲はあまり良くなく、今は一部の例外はあるものの、ともすれば戦争になりかねないような危うい状況です。

さて、そんな世界の獣人領の一角にある教会でレールは産まれました。
父親は神父でありながら腕利きの医療術者だったので、各地を訪問しては病人を治すといった生活をしていました。故に教会に帰ってくるのは半年〜一年に一回という頻度でしかありませんでした。
ですがレールは母親と手伝いをしてくれているシスターたちの、そして父親が付けてくれた守護獣のラケルの愛情によって、他の孤児の子供達と同様大切に世話されていました。
たくさんの愛に包まれて成長するレール。けれどその幸せはすぐに打ち壊されてしまうことになります。
ある夜、人間のとある研究機関の手によって物心つく前に拉致されてしまったのです。
相手は余程の手練だったのか、ラケルですら相手が何者か確認する前に沈められていました。
突然大切な我が仔を奪われ、母親は元から身体が弱かったこともあり、みるみる内に衰弱していってしまいました。
そして出先から父親が帰ってくる前に亡くなってしまいます。
父親も事の次第を知ってからは必死になって捜すのですが、手がかりが全くと言っていいほどなく、捜索は困難を極めました。

一方、攫われたレールはというと・・・
陽の光すら殆ど届かない暗い地下施設で、まずは感情がなくなるように『調教』されました。その調教は教育という形で身体に刻み込まれるだけではなく、投与という形でいろいろな薬も用いられました。
その施設には他にもたくさんの獣人の子供が連れて来られていましたが、その第一段階で半数以上が壊れて廃棄されたといいますから、その程が伺い知れるでしょうか。
それが終わってからも、暗殺の技術や『主人』に対する忠誠心などが植え付けられます。

さて、彼らが調教されている間にこの研究施設のことについて述べておきましょうか。
何故獣人の子供を? 何故暗殺者に?
先ほど二つの種族はいつ戦争になってもおかしくないと言いましたね。
どの世界にも戦争を望む者はいるものです。今回の首謀者は人間であり、『彼』は人間側の勝利を望んでいました。
そこで考え出されたのがこの計画。
戦争を望む者がいれば、反対する者がいるのは道理ですね?
人間側のお偉いさんの中にもそのような反戦主義の人物がいます。
そしてそれは『彼』にとっては邪魔になります。とすれば・・・?わかりますよね。
邪魔な人物には居なくなってもらえばいい。しかもその犯人が獣人だったとすれば?
人間は獣人の卑劣な行いに憤慨し、獣人は悪!という気運が高まるでしょう。
さてもう一方、獣人側に名将と呼ばれる人物がいたとします。
その人物がいれば戦争になったとき、やっかいな存在になるのは目に見えています。
そこでまた彼らの出番です。その人物がいなくなれば人間側に有利になりますし、その犯人が獣人だったとすれば、不穏な分子がいるとして国内は乱れることになるでしょう。そしてそれはまた人間側に有利に働くと、そういうカラクリです。
わざわざ拉致して徹底して調教する、という面倒をしてまで拘ったのはこういうことの為なのです。

そして調教が始まって数年後。
レールは既に仕事を何度か遂行し、暗殺者として完成していました。
ですが計画の作品として完成したのはレールを含め、たったの10人しかいませんでした。
初めは100人近い子供たちがいたというのに・・・。
その頃になってようやく、レールの父親はたまたまこの世界を訪れていたアルマの協力を得てレールの行方を掴んでいました。
そして救出の為に乗り込んだのです。
その時のことについては既に100題で書いているので詳細は割愛するとして、結果として父親は教会の子供たちやシスターの安全と引き換えに捕まってしまい、レールはアルマによって絶対に追手が追ってこれない別の次元にある世界へ――アルの元へと送られたのです。過去の失敗を償い、今度こそ守り通すと誓うラケルと共に・・・。


・・・長くなってしまったので、後編はまた次回に〜

fm_mikami at 03:21|PermalinkComments(0)TrackBack(0)裏話 | 100御題

2007年09月20日

キャラトーク(裏庭ファミリー)

御神「いつも突然、作者の超気まぐれ企画キャラトーク座談会。今夜もいっちゃうよ?やっちゃうよ? 今回のキャラは現在御神さん鋭意妄想中の皆だぜ! さーはりきって行ってみよー!」

☆              ★                ☆

アル「鋭意妄想中って何さ」
シェルグ「なんだかオレらが登場するゲームのストーリーを練ってるらしいぞ?」
レール「えーw じゃあ僕たちゲームに出ちゃうの〜?w」
アルマ「いや、それは99.99%の割合でないそうですよ」
アル「・・・じゃあ何で妄想してるんだよあのヒトは;」
アルマ「最近フリゲをいろいろやってたからねぇ。アイツはそういうのに感化されやすい性格だから」
シェルグ「どうせなら創ってくれりゃいいのに」
レール「・・・あの廃人に・・・そんなことを期待するだけ無駄」
アル「黒っ!? もー、いきなりアサシンモードにならないでよレール。ビックリするじゃん」
レール「えへへ〜☆」
シェルグ「うは、さっきの見た後だと笑顔がとてつもなく胡散臭い;」
レール「シェルグ君ってばいじわる〜。僕悲しくて悲しくて・・・闇討ちしちゃうかも〜☆」
シェルグ「ちょ、ま、その笑顔でそんなこと言うのか!?; お前今どっちのレールだ!」
アルマ「ちなみにそのゲームのストーリーではね、バットエンドだとレール君が死んじゃうんだってさ」
レール「・・・やっぱあのヒト・・・殺っとこう」
アル&シェルグ『黒だーーーっ!!;』

☆              ★                ☆

アルマ「さーて、いい感じであったまってきたみたいだし、自己紹介行っちゃうゾーw」
アル「アンタはどこをどう見てそう思うんだよクソ兄貴」
シェルグ「れ、レールがさながらL5患者のような目つきに!;」
レール「・・・刺殺・・・絞殺・・・毒殺・・・」
アル「脳内では既にシミュレートが!?」
アルマ「やれやれ、仕方ないなぁ。レール君レール君?」
レール「・・・?」
アルマ「ごにょごにょごにょりーた」
レール「・・・それは・・・困るかも」
アルマ「うん、だから・・・ね?」
レール「うん。よーし、僕も自己紹介のコーナー頑張っちゃうよ〜w」
アル「・・・・・・」
シェルグ「・・・・・・」
アルマ「よし!(いい汗」
アル「何を吹き込んだの兄貴?」
シェルグ「オレも気になる。凄く気になる」
アルマ「んー・・・アリシアはいっつも私をいじめるから教えてあげない♪ シェルグ君、かもーん」
アル「・・・っ! こんの・・・クソ兄貴・・・!」
アルマ「・・・がね? ・・・だと・・・・・・・だよって」
シェルグ「なっ!? レール・・・いつの間に・・・;」
アルマ「さぁ、いつからだろうねぇ?w」
シェルグ「・・・油断ならないガキだ・・・」
アル「ちぇー、僕だけのけものかー」
アルマ「・・・お兄ちゃん大好き、愛してる♪僕、お兄ちゃんの子供産みたいなぁ〜wって言ってくれたら教えてあげてm――ごふぁぁっ!!」
アル「死んでも言うかそんなセリフ!!」
レール「・・・ねー、コーナーいつ始まるの〜?」
シェルグ「・・・とりあえずこのボロ雑巾をレールが修理してから、かな;」

☆              ★                ☆

レール「じゃあまず僕からいきまーす☆ レストール=クレスト、10歳! 好きなものはチョコレートとラケルでー、得意なことは治療と暗殺でーす、にゃは☆」
シェルグ「おいおい、最後物騒なもん入ってたぞ;」
アル「ん、まぁでも・・・間違ってはないし・・・」
アルマ「一方では傷ついた人々を治す微笑みの天使。また一方では闇を生きる無情の殲滅天使・・・か。うーん・・・萌える!!」
アル&シェルグ『萌えるのっ!?;』
アルマ「そういうギャップがいいんじゃないかw それにショタっ仔・・・はぁはぁ・・・///」
アル「近い将来確実に犯罪犯すと思うな僕」
シェルグ「おいおい: と、言いたいところだが・・・否定できない気もするな」
アルマ「れ、レール君・・・今夜ちょっと僕t――んぐふぉあ!?」
アル「どいてシェルグ!そのお兄ちゃん殺せない!!」
シェルグ「い、いやいやいやいや。流石に殺人沙汰はマズいって;」
レール「いいなー、兄妹って〜。仲良くてさ〜」
アル「レール・・・どこをどう見たら僕とこの人畜有害生物と仲良さそうに見えるって?」
レール「喧嘩するほど仲がいい☆」
シェルグ「ところどころ殺意が篭っているこれらがはたして喧嘩ととれるのだろうか・・・;」
アル「・・・まぁいいや。コレはそのまま捨て置いて・・・っと。そういえばレールの名前には何か意味とかあるの?
レール「え、んー・・・っと、レストっていうのには『休息』とか『安心』とかそういう意味があるんだって〜。それで、オールが『全体』って意味で、レストールで『皆を安心させる』みたいな意味になるの〜。お父さんとお母さんは、僕がそういうヒトになるように〜って願ってこの名前をつけたって・・・ラケルが言ってたよ〜」
アル「へぇ、そんな意味が・・・。うん、僕はレールと一緒に居るとほんわかした気持ちになれるよw」
レール「本当〜? えへへ、嬉しいかも〜w」
アル「だってレール可愛いもんw ぎゅーってしてあげたくなっちゃうw」
アルマ「というかぎゅーってしちゃ――う゛っ!?」
アル「おのれは沈んでろ」
シェルグ「全然ほんわかしてないぞ、アル;」

☆              ★                ☆

レール「じゃあ次はシェルグ君ごーごー☆」
シェルグ「ん、シェルグランド=フロード、24歳。好きなものは・・・酒と女! 得意なことは銃と力仕事だな」
アル「好きなもの少しは自重しようよ」
シェルグ「いいんだよ、酒も好きだし女も好きだ。隠しても仕方ねーしな」
アル「女・・・か。・・・僕も?」
シェルグ「はっはっは、洗濯板の性格男女にゃ興味ねーy――がふっ!!」
アル「悪かったね。性格男女で・・・なんだっけ? 洗 濯 板 ? あぁそいつぁ悪うございましたね」
シェルグ「うぐっ! ちょ・・・ま・・・;」
アル「うっさい死ね!この女の敵!!」
シェルグ「あ゛ーーーーー!!!!;;」
レール「僕なんかよりもずっと殺し屋に見えるよアル君・・・」
アルマ「はっはっは、シェルグ君もまだまだ女心がわかってないなぁw」
レール「あー、アルマ君生きてた〜」
アルマ「ふふん、私にかかればあんな傷、5秒で完治さ♪ なんせもう慣れたからね!」
レール「そういうのって慣れるものなのかなぁ〜?」
アルマ「なんせ私だからね!」
レール「そっちだと納得かも〜☆」

☆              ★                ☆

アルマ「結局シェルグ君は名誉の二階級特進であれ以上聞けなかったなぁ」
レール「これからは【この座談会はグロテスクな描写を含みます】って注意書きしといた方がいいかもね〜☆」
アル「やれやれ、なんでこんなことになったんだか・・・」
アルマ「・・・・・・」
レール「・・・・・・」
アル「・・・何?」
アルマ&レール『いやいや何も』
アル「・・・?」
アルマ「じゃあ次、愛しのマイシスターがやりたまえw」
アル「変な呼び方しないでよ全く・・・。えーと、名前はアリシア=ラインバード、18歳。好きなのは戦うことと旅。得意なのは剣術と家事全般・・・かな」
レール「アル君の名前の由来は〜?」
アル「え、んー・・・・・・何だろう?そういえば知らないかも」
アルマ「昔、とある国にアリシアという絶世の美女の皇女様が居たんだよ。その皇女様にあやかってアリシアって名付けたって聞いたよ」
アル「そうなんだ。全然知らなかったなぁ」
レール「アル君も美人さんだからご利益あったのかもね〜w」
アル「あはは、レールってばw」
アルマ「(本当は・・・違うんだけどね)」
アル「? どうしたの変態クソ兄貴。なんだからしくない顔しちゃってさ」
アルマ「・・・どうでもいいけど何もしてないときにその形容は酷くないかい? お兄ちゃん悲しくて涙がちょちょ切れそうだよ」
アル「ええい、わざとらしく泣き真似をするんじゃない。っていうかハンカチ噛むな!キモい!!」
レール「やっぱり仲いいよね〜、羨ましいな〜」

☆              ★                ☆

シェルグ「さて、ラストはアルマだな」
アル「生きてましたか女の敵」
シェルグ「レールがいなかったら確実に向こう側に逝ってたがな; なんとか戻ってきましたよ」
レール「ちちんぷいぷいでどんなケガもへっちゃらだよ〜☆」
アル「・・・ちっ」
シェルグ「ひでぇ;」
アルマ「はいはーい、じゃあ魅惑のプリンスアルマ君が自己紹介しちゃうゾ☆」
アル「むしろ迷惑のプリンだけどね」
シェルグ「プリンって何!?Σ」
アルマ「あっはっは、アルマ=ラインバード、22歳。好きなもの、アリシア☆ 得意なこと、アリシア☆」
アル「うわキモっ;」
シェルグ「得意なことアリシアって何だー!!;」
アルマ「そりゃあ勿論シェルグ君、ベッドの上でやるスポーツのことサ(キラーン*」
シェルグ「ぶっ!!////」
アル「僕は兄貴にヤられた経験なんかないわーー!!」
レール「・・・ベッドの上のスポーツって何?なーに?」
アルマ「はっはっは、じゃあレール君、今夜私とやってみるかい?なーに、私はどっちでもイケる派だから大丈夫s――ひぐあっ!?」
アル「変なことは教えんでいい!この万年発情期淫乱狼め!!くぬっ!くぬっ!」
アルマ「はぐ・・・ぁ・・・アリシア・・・はぁはぁ・・・・・・・・・もっとw」
アル「死んでしまえーーーー!!!」
レール「ねぇねぇシェルグ君、どーしてアルマ君は蹴られながらも嬉しそうな表情なの〜?」
シェルグ「・・・・・・いつかレールにも判る日が・・・来ないといいな・・・」
レール「?」

〜〜〜しばらくお待ちくださいm(_ _)m〜〜〜

レール「ねー、アルマ君の名前の由来ってなーに?」
アルマ「ふっ、ではお答えしよう♪」
アル「あれだけ痛めつけたのに、既に完治してやがる・・・」
シェルグ「素敵に無敵だな」
アルマ「アルマっていうのは、究極って意味のアルティメッドから取ったものということらしいね。 まぁ私は優秀で期待もされていたというわけなのさっw」
レール「へぇ〜、アルマ君って凄いんだ〜」
アル「大それた名前」
シェルグ「でも正にそれを体現してるようだから凄いよな」
アル「あぁまぁそうだよね。究極の変態だしね」
アルマ「はっはっは、そんなに褒めないでくれたまえw 尻尾が勝手に振れちゃうじゃないかっ☆」
シェルグ「てらいもなくそれを褒め言葉と受け取れるのが凄いよ;」
アル「・・・ウザい・・・」

☆              ★                ☆

御神「そんなこんなでなかなかバイオレンスなキャラトークでしたが如何でしたでしょうか?」
カードル「・・・若干R指定な展開になった気もしないでもないが・・・」
御神「んなもん気にしてたらアルマ君なんか扱えないですよ?」
カードル「・・・そうなのか・・・?」
御神「あはははは、彼は歩く公共猥褻罪だからねぇw」
カードル「・・・流石に・・・それは言いすぎじゃないかと思うのだが・・・;」
御神「ん、そうかな? ま、でも変態なのは間違いないし」
カードル「・・・でも強いんだよな・・・」
御神「うん、ガチで戦ったらひむひむより強いかと」
カードル「・・・世の中間違ってる・・・」
御神「さてさて、カー君が世の中の無常を感じ取ったところで今回はここまで。次回をお楽しみに〜ノ」
カードル「・・・そういえばゲームがどうとか言ってなかったか・・・?」
御神「忘れろ」 

fm_mikami at 05:51|PermalinkComments(2)TrackBack(0)裏話 

2007年08月23日

キャラトーク(黒夢ファミリー)

御神「さぁさぁ久しぶりの深夜の座談会、もといキャラトーク。今夜のゲストは皆大好き、僕も大好き、黒い彼奴がやってくる! カー君ことカードルと愉快な仲間達ですよー。 今回から一層キャラトーク色が強くなります。一体どんな会話になるのやら? 始まり始まり〜」

☆              ★                ☆

カードル「・・・だそうだが、始めろと言われてもな・・・」
リオン「カードルなら上手くできるよ、司会進行もw」
シオン「御神みたくやればいいんじゃない?(ニヤニヤ」
ルティ「ノリがいいカードル君かぁ・・・・・・あはは^^;」
カードル「・・・御神みたく・・・・・・? ・・・・・・・・・・・・・・・絶対無理だ;」
リオン「むぅ、仕方ないなぁ。じゃあ皆で流していこうか? まずは名前の由来から。はい、カードルGO」
シオン「確かカードルって名前、おかしな意味あったよね? 何だっけ?」
カードル「・・・血も凍りつく程恐ろしい(byジーニアス英和辞典)」
シオン「そうそれ! フルネームだと『血が凍りつく程恐ろしい銃剣』なんていうか・・・物騒な名前よねぇ。・・・カードルってば、何か親に虐められてたワケ?」
ルティ「カードル君のお母さんはそんなことしそうな感じじゃないけど・・・お父さんの方が名付けたのかしら?」
カードル「・・・・・・・・・・・・聞かないでくれ・・・;」
リオン「お父さんもカードルにとっては尊敬する竜だったみたいだし、そんな感じじゃないんだけどなぁ」
シオン「あ、カー君微妙に涙目?」
カードル「・・・・・・気のせいだ・・・」
シオン「あんまり突っ込んでも可哀想かw じゃあルティは? ルティクスって結構変わった名前の気がするけど」
ルティ「私の名前は地名から取ったって聞いたわ」
リオン「地名? どんなとこ?」
ルティ「景色が綺麗な高地だって。父さんと母さんが行ったときに凄く印象に残ったから、私もそんな風になりますようにってつけたらしいの」
カードル「・・・その通りに成長したようだな・・・」
シオン「何、カー君ノロケ?w」
リオン「む・・・」
カードル「・・・・どうしてそっち方面に・・・・・;」
ルティ「つ、次行きましょうか。シオンとリオン君の名前の由来は何なの?」
シオン「私のは産まれる前から決めてたみたい。男でも女でもどっちでも大丈夫なように、っていうのと呼びやすいからっていうので決めたって言ってたわよ」
リオン「僕のはお姉ちゃんとお揃いで。お姉ちゃんがシオンだから僕も〜オンっていう風にね」
カードル「・・・性格はお揃いにならなくて良かった。・・・良かった」
シオン「2回も言うか、この老け顔竜ー」
カードル「・・・老けてない・・・!」
シオン「ふふん、同年代のフィズ君に初めて会ったときにオジサンって言われてたクセにw」
カードル「・・・ぐ・・・」
ルティ「ま、まぁまぁシオン、その辺に・・・ね;」
リオン「そうだよー。お姉ちゃん、僕のカードルこれ以上苛めないでよ」
ルティ「僕の・・・? カードル君は私のです!」
リオン「む・・・・・・でもルティさんより僕の方が親密度なら上だよ!」
ルティ「ふふ、リオン君? 私にはカードル君との愛の結晶のレミィとエミィがいるのよ?」
リオン「・・・くぅっ!;」
カードル「・・・・・・2人とも、恥ずかしいから止めてくれ・・・・・・本当に;」
シオン「モテモテねー。・・・で、カー君の本命はどっち?」
リオン「そうだよカードル!」
ルティ「私とリオン君、どっちを取るの!?」
カードル「・・・・・・・・・・・・・・・この際御神でもいい、助けてくれ・・・・・;」
リオン「ねぇ!」
ルティ「どっちなの!?」
カードル「・・・・・・・・・・・・・・・じゃあ・・・・・・シオンで・・・」
シオン「え・・・っ・・・・・・えぇぇぇぇっ!?!?」
リオン「お姉ちゃんなの!?」
ルティ「シオン・・・・!?」
シオン「・・・そ、その・・・・・・カー君、私・・・・・・///」
カードル「・・・冗談だがな」
シオン「コロスッ!!!!」

☆              ★                ☆

シオン「はい、次行くわよ次っ!! リオン、ルティ、ぐずぐずしないっ!」
リオン「お姉ちゃん、普段モテないから・・・(ボソ」
ルティ「さっきのはシャレにならなかったのね・・・(ボソ」
シオン「・・・・・・何か?(爽」
リオ&ルティ『いえ、何も;』
カードル「・・・・・・・・・ハ、ハメコンボ・・・; 画面端で・・・弱パンチ+弱パンチ+強キック+弱キック+尻尾払い+投げのループは・・・・・・鬼・・・(ガクッ」
リオン「カードル・・・;」
ルティ「ちょっとやり過ぎじゃあ・・・;」
シオン「さて、このボロ雑巾は邪魔だからどっか捨ててきましょうか(ドスッ!」
カードル「ごふっ!;」
リオン「お姉ちゃん・・・踏んでる;」
シオン「雑巾だし踏んだところで問題はないわ」
ルティ「シオン・・・その辺で許してあげて。・・・ね?」
リオン「そうそう。もう充分だよー」
シオン「・・・・・・2人がそこまで言うならまぁ許してあげても構わないけど」
リオン「カードル!カードル!大丈夫!?」
* へんじがない ただのしかばねの ようだ
リオン「なんか変なテロップ流れたっ!?Σ」
ルティ「瀕死なのは確かね・・・;」
御神「このままじゃ進まないから困るねぇ」
リオン「あ、御神さん」
御神「というわけで、『出張!隣のレール君!』宜しくぅ☆」
レール「ちちんぷいぷいっ☆」
カードル「・・・・・・父さんが・・・成長したなって嬉しそうに・・・・・・」
リオン「臨死体験!?」
御神「カー君の生命反応確認。そいじゃーねー(・w・ノ」
レール「ばいばーい☆」
ルティ「わざわざありがとうございました」
シオン「・・・・・・余計な事を(ボソ」
リオン「・・・さ、進行進行。そういえば恋愛といえばお姉ちゃん」
シオン「あ゛?」
リオン「怖っ; いやー・・・お姉ちゃん、一時期ルザさんと仲良かったとか聞いたんだけど?」
ルティ「確か料理習ったりしてたのよね?」
シオン「ん・・・まぁ、ね」
リオン「で、どうなったの?」
シオン「別に、どーもないけど?」
ルティ「恋仲になったとかは」
カードル「・・・どうせ料理で殺したんだろう・・・(ボソ」
シオン「もっぺん逝っとく?」
カードル「・・・・・・・・・;」
ルティ「まぁまぁ;」
シオン「料理習ってるだけ。それだけ。恋とか愛とか、そういう気配は一切ないわね」
リオン「男勝りなお姉ちゃんと、どっちかというと女性的なルザさん、結構お似合いだと思ってたんだけどなぁ」
シオン「いいわよ別に。私はリオンと一緒に暮らすから」
カードル「・・・・・・近親相姦・・・そういうジャンルか・・・・・・」
ルティ「わー・・・///」
シオ&リオ『違うっ!!』
シオン「つかそこのルティ!ときめかない!!」
リオン「僕は・・・その・・・」
ルティ「・・・やっぱりリオン君はBL志望?」
リオン「・・・・・・いやー・・・///」
シオン「そっちも否定しなさいよっ!!」
リオン「あ、うん・・・カードルは魅力的だけど・・・一応・・・僕も・・・」
カードル「?」
ルティ「?」
シオン「?」
リオン「好きなヒトくらいは・・・居るよ?」
カードル「彼氏か?」
ルティ「男のヒト?」
シオン「まさかシンさんじゃないでしょうね!?」
リオン「・・・・・・ここ、怒るところだよね?」
ルティ「あははははw;」
リオン「ちゃんと女の子だよ。赤い髪で、歌が上手で、僕より2つ年下で」
シオン「リオンにまで相手が・・・・・・私は・・・」
カードル「・・・売れ残り物件・・・ただ今絶賛耐震偽装中・・・(ボソ」
シオン「Kill!!」
ルティ「懲りないわね、カードル君・・・;」

☆              ★                ☆

御神「というわけでお送りしましたキャラトーク、如何だったでしょうか? しかし何だってカー君はゴミ捨て場で寝てたわけ?」
カードル「・・・・・・金色の・・・悪魔が・・・」
御神「今回カー君余計なこと言い過ぎだよ。シオンもそりゃ怒るわ」
カードル「・・・いつもやられてる分、やり返しただけのつもりなんだが・・・」
御神「更にやり返された、と。しかもバイオレンスで」
カードル「・・・女は・・・容赦ないから怖い・・・;」
御神「カー君が悟ったところで、今回はここまで。次回をお楽しみに〜ノ」
カードル「・・・しかし、リオンの彼女は・・・・・・誰だ・・・?」

fm_mikami at 05:12|PermalinkComments(0)TrackBack(0)裏話 

2007年07月13日

キャラトーク(氷室&犹凰)

シン「梅雨時期な上に台風までやってきて、湿気感急上昇で寝苦しい夜をお過ごしの皆さんこんばんわ。此度のキャラトークの司会進行を任されましたシンフォードです」
氷室「・・・どうしてまたシンフォードが。御神はどうしたのですか?」
シン「今回キミ達が呼ばれていることを考えれば、自ずと答えは見えてくると思うけど・・・」
氷室「あぁなるほど、三獣竜神勢ぞろいにするため、ですね」
シン「そーゆーこと。・・・・・・ってあれ?ユウ君は一緒じゃないの?あの仔も呼んだんだけど・・・」
氷室「犹凰なら・・・・・・あそこに」

犹凰「あっめあっめ♪ぽっつぽっつ♪ざーざー♪どしゃー! お空さんのご機嫌は今日も斜めみたいなの♪」

シン「・・・・・・」
氷室「・・・・・・」
シン「とりあえずまずはキミから済ませようか」
氷室「関わると疲れるからとスルーしましたね、シンフォード」
シン「・・・気持ちはキミの方がよくわかると思うけど」
氷室「ま、まぁ・・・。いい仔なんですけど、ね」
シン「いい仔なんだけどねぇ」

☆              ★                ☆

シン「で、まずは氷室君の名前の由来だけど・・・自分で知ってるの?」
氷室「えぇまぁ。御神の好きな小説のキャラクターからですよね。ドラドラの氷室ヒカルが元ネタじゃありませんからね?」
シン「一度間違われたよね(笑) この名前も最初は御神君のHNの1つだったんだけど・・・」
氷室「ドラ統べでセカンドキャラを作る際にこの名前を使って、そのままキャラとして成立させた、というのが僕の原点らしいですね」
シン「うん、御神君がPL画像で紫獣竜を設定したように、氷室君にも絵を設定しようということで姿も決定されたんだよね」
氷室「ちなみに初期の僕の姿は、今とは結構違ってましたけど」
シン「その初期絵が・・・これだね」

旧氷室

氷室「角が巻き角じゃなくて、なんだかキ○ラの翼みたいになってますね。それにあの尻尾は・・・まぁ今も趣味がいいとは言えませんけど」
シン「自分のことなのに辛口なんだね(苦笑)けれどそれより何より優しげな目つきに違和感を感じて仕方ないけどね、僕は」
氷室「・・・それくらい今の僕だってできますよ。・・・ほら、どうです?」
シン「何か企んでそうな雰囲気丸出しすぎますよ氷室君。自重してください」
氷室「失敬な;」
シン「これらの姿についてはどういう風に決められたんだっけ?」
氷室「それに関しては僕も貴方と同じみたいですよ、シンフォード」
シン「・・・というと?」
氷室「適当、ということらしいです」
シン「あいつはまた・・・」
氷室「翼に関しては拘ったみたいですけど。でも一応今度焼き入れときましょう。こう・・・火のついたタバコを手の甲に押し付けることで」
シン「まさかの根性焼き(笑) で、拘った翼というのは?」
氷室「氷の翼というのを表現したくて、いろいろ調べたみたいですよ。そしてちょうどいい感じの氷柱の写真を見つけて、それを参考にしたとか」
シン「それって氷柱がモチーフだったのか。てっきり鳥とかそっち方面だと思ってたなぁ」
氷室「それもあるみたいです。だからその後シンフォードが『識る者』として設定されたのを切欠に、僕も『屠る者』として設定され、新しくつけられた鎌というオプションが、鳥をモチーフにしているということらしいです」
シン「氷室君のイメージは『氷』と『鳥』ってことなのかな?」
氷室「おそらくそうなんでしょうね」
シン「ちなみに・・・キミがルティ君を好きなのはどういった理由から?w」
氷室「なっ・・・!? そ、それは・・・・・・好きになるのに理由なんていらないでしょう!?///」
シン「はいはい、じゃあそういうことにしておこうかw」
氷室「まったく・・・人が悪いのはあのヒト譲りですね;」
シン「何のことかなw」

☆              ★                ☆

シン「さて次は・・・・・・ユウ君!ユウ君!ちょっとこっちに来てくれないかな」
犹凰「あ、シン兄ぃ。なになになーに?」
氷室「貴女が人前に出るのは初めてでしょう? 自己紹介くらいちゃんとしなさい」
犹凰「ひむちゃんも居たんだ。ねぇひむちゃんの尻尾ってそれぞれ自由に動かせるの?」
氷室「え?えぇまぁ・・・じゃなくて、自己紹介――」
犹凰「あ、蛍ちゃんだ。ぴかぴかふわふわぴかぴかふわふわ・・・・・・綺麗なの♪」
氷室「・・・・・・」
シン「相変わらずマイペースというか、他人の話を聞かないというか・・・」
犹凰「ねぇシン兄ぃ」
シン「ん、どうしたの?」
犹凰「どうして蛍ちゃんは魔法も使わずに光れるの?」
シン「え、あぁ蛍っていうのは腹部の後方の一定の体節に発光器を持ってて・・・じゃなくて、ユウ君、自己紹介を」
犹凰「えー、続きが気になるのになぁ」
シン「これが終わったらちゃんと説明してあげるから」
犹凰「はーい。えーっと、名前は犹凰(ユーファン)です。女の仔です。ひむちゃんとの双子の妹で、『護る者』・・・ですっ」
氷室「・・・できれば『ひむちゃん』は止めて欲しいんですけど・・・」
犹凰「どうして?ひむちゃんはひむちゃんだからひむちゃんで問題ないはずだよ?」
氷室「・・・・・・;」
シン「はいはい、仲がいいのはわかったからね。じゃあユウ君、キミの名前の由来は?」
犹凰「由来はねぇ・・・・・・あっ!ピンク色の鳥さんだ!可愛い〜!待ってー、鳥さーん!!」
リン「・・・?ってうわ何事!? ちょ、止めなさいよアンタ! 羽を毟らないでよー!!;」

シン「・・・・・・あの気が強いリン君も、ユウ君の前では形無しか・・・」
氷室「・・・・・・止めなくていいんですか?」
シン「・・・疲れたからもう僕が説明していっていいかな?」
氷室「・・・いいんじゃないですか。あ、犹凰が鳥の仔の逆襲受けて突かれてますね」
シン「犹凰の名前の由来は、僕が西洋風、氷室君が日本風の名前だから、じゃあ最後の仔は中国風でいいか、ということかららしいです」
氷室「・・・あぁ、流石は『護る者』。鉄壁の護りで見事にダメージを回避してますね」
シン「それで犹凰になったのは、電子辞書引いて、字の意味と発音が良かったのを選んでくっつけたからということみたいですね」
氷室「・・・そして防御壁纏ったまま、また鳥の仔を弄り回してますね」
シン「・・・姿はイメージカラーが赤、ということ以外決めてなかったみたいで、やっぱり殆ど適当ということで」
氷室「・・・おや、鳥の仔・・・シンフォード曰く気が強いらしいですけど、既に半泣き状態ですね。まぁ泣きたくなる気持ちも判りますが」
シン「・・・・・・マフラーについている鈴は、氷室君のペンダントと同じようなもので、力を解放すると大きな盾になるんですよ」
氷室「・・・尾羽抜こうとして引っ張ってますね。逆に鳥の仔の方はぐったりしてきてますが・・・大丈夫でしょうか」
シン「ユウ君!!いい加減にしないと僕も怒りますよ!!」
犹凰「わ、シン兄ぃ・・・・・ごめんなさーい!;」
氷室「このようにに興味のある物の前では見境なく突貫しますが、普段は空とか花とか見ながらぼーっとしてることが多い仔です。なんというか・・・極端な仔ですよね」
リン「アタシは・・・この為だけに・・・?;」
氷室「ご愁傷s――もとい、お疲れ様でした」

☆              ★                ☆

シン「というわけでお送りしました今宵のキャラトーク、如何だったでしょうか?」
氷室「後半もう収拾つかなかった感が否めないですが」
犹凰「はぅ・・・シン兄ぃが怖かった・・・;」
シン「ユウ君は自業自得です。それに一番可哀想なのはリン君なんだよ?」
氷室「確かに・・・」
犹凰「ちょっと羽根貰って髪飾りにしようとしただけなのに・・・」
シン「リン君を禿げさすわけにはいかないから。禿げたのをロイド君が見たら、更に血の惨劇が・・・」
犹凰「?」
シン「いや、こっちの話。さてさて、それじゃあ今回はこんなところで」
氷室「シンフォードに犹凰に可哀想な鳥さん、そして読んでくれた貴方、お疲れ様でした」
犹凰「まったね〜♪」

fm_mikami at 07:53|PermalinkComments(0)TrackBack(0)裏話 

2007年07月03日

キャラトーク(御神&シン)

御神「こんばんわー、こっちではやたらと久しぶりな御神です」
カードル「・・・まだあったのか、ここ・・・」
御神「まぁね。消すの面倒だったから放置してたのさ。でもまぁせっかくだから有効活用してみようかな、なんて」
カードル「・・・使ったところで、誰か見に来るのか?こんなところ・・・」
御神「解析見ると実は一日一人くらい来てるんだよね。まぁ此処にリンク張ってるトコも少しだけどあるし。まぁ見つけたらラッキー、みたいな?」
カードル「・・・相変わらず適当な・・・」
御神「まぁ半分以上は自分の為だしね」
カードル「・・・?」
御神「いや、最近キャラも増えてきたしさー。此処でちょっと見つめ返してみようかなーなんて思って」
カードル「・・・ふむ、所謂原点回帰とかそういう感じのか・・・?」
御神「さぁ? まぁどうやって誕生したのかとかそういう話をちょこちょこと。どーせ誰も見てないんだから、思い切り自分の世界語っちゃってもいいじゃないか、という目論見でw」
カードル「・・・・・・・・・なんか色んな意味でイタくないか・・・?」
御神「・・・・・・さぁ第一夜はこの僕『御神』とついでにそっくりさんな『シンフォード』についてお話するよ!」
カードル「・・・スルーするということは自分でも判っていたのか・・・」

        ☆            ★            ☆

御神「そいじゃまず僕のことから。名前の由来は別のトコでも語ったことがあるんだけど、昔は好きなゲームキャラの名前の御神鎚とか名乗ってたんだよね。風詩2では氷室で通してたし。まぁインターネットする機会が少なかったからHNも全然定まってなかったんだよ」
カードル「・・・そして定まった理由がドラ統べ、と・・・」
御神「うん。元々Kohさんの日記が好きでちょくちょく箱庭は覗いてたんだけど、ある日行ってみたら仮運営だけどこういうのやってます、っていうのを見つけてね。竜は好きだったし、まぁ試しにやってみるか的な軽い感じで始めてみたのが切欠だね。そこでまぁマジメに登録名考えようとして、なんか御神鎚って変な感じに格好つけてる感じがしたから一文字削って御神と名乗り始めたのが最初なんだよね」
カードル「・・・そこで止まってたら、こんなにネットに嵌ることもなかったのにな・・・。チャットになんぞ手を出すから・・・」
御神「あははw; うん、御神を今みたいな紫獣竜なデザインにしたのはチャットで会った黒鷲さんや桃竜さんや蘭那さんの影響かもしんないね。特に前者2人のST欄の絵を見て、僕もこーゆーの載せたい!って思ったのがデザイン考える切欠だったから」
カードル「・・・しかし、何故あぁいう姿に・・・?」
御神「そこらへんは結構適当なんだよね。まずけもりぅにしたのはひとおおかみさんの影響が色濃く出てるのは否めないかな。実際センター試験の問題用紙とか、そこら辺にひとおおかみさんの看板キャラ、ステイ君で埋まってたしw」
カードル「・・・マジメに勉強しとけよ当時受験生。だから浪人なんてしたんだ・・・」
御神「カードルガ何ノコト言ッテルノカ僕ワカンナイ」
カードル「・・・・・・・・・」
御神「それでまぁけもりぅは決定。翼はステイ君は天使の羽みたいだからー、じゃあ僕は蝙蝠の羽でいーやー。んー、イマイチ・・・っぽくないよなぁ。じゃあ角つけよう! でも普通に頭の後ろに2本っていうのは面白味ないしー・・・よし、じゃあユニコーン風に一角を。あ、でももうちょっと魔法使い風がいいなぁ・・・うん、眼鏡かけさせとこう!とかそんな感じで諸々・・・」
カードル「・・・超適当・・・」
御神「うっさい。カー君含めて僕のキャラは大半がそんな感じで構築されているのだよ」
カードル「・・・Σ(−−; オレも・・・なのか・・・」
御神「うん。あ、あと色が紫基調になったのは、曖昧だけど多分チャットで紫色をよく使ってたからだと。昔は髪の毛まで真紫だったっけなぁ・・・(遠い目」
カードル「・・・後々絵チャとかで塗り分けに困るようになったから、紺色混ぜたんだっけか・・・適当なデザインにするから・・・」
御神「・・・カー君みたいな真っ黒クロ助みたいな適当且つシンプルデザインは後にも先にもお前だけだけどな」
カードル「・・・・・・(怒」
御神「あ?ん、心配するな!キャラの中では誰よりも愛してるからサ!Σd(w=」
カードル「・・・そんな変なフォローはいらん。むしろ有難迷惑だ・・・」
御神「相変わらずつれないねぇ・・・。まぁそんな感じで僕というのが出来上がったのでした」

御神「さて次はシンフォードについてだね。シンの誕生の切欠は・・・切欠は・・・・・・なんだっけ?」
シン「酷くないですか、ソレ;」
御神「んー・・・んー・・・・・・・・・ん? あぁ、そういえば思い出した。HPも作ってしばらくして、僕もネットでの活動範囲が少しだけ広まって、別のところでもチャットをするようになったんだよ。そこで名乗ってたシン、という名前がそのまま流用されたんだっけか」
シン「さり気なく最後疑問系じゃないですか? 本当曖昧なんですねぇ。 というかせっかくHN御神に統一したのに、何故また名前を変える必要が?」
御神「あぁ、うん、そこがね・・・まぁ・・・いろいろある場所だったから、別の名前にしとこうかなーって」
シン「いろいろ・・・・・・まぁ、敢えて訊きませんけど。それで、どうしてシンという名前に?」
御神「シン、という名前にしたのは、当時大好きだった小説の主人公の愛称から取りました。ちなみに当初は普通に『シン』と名乗ってただけで、『シンフォード』とは決まってなかったんだよね」
シン「それが何故そうなったのか、あとついでにどうして僕が御神君と殆ど同じ姿なのか説明してもらうと助かるのですが」
御神「なんか怒ってないかい? どうして僕と同じ姿なんかに・・・というオーラが漂ってきてるような雰囲気が・・・;」
シン「気のせいですよ?(爽」
御神「うわー・・・; えぇと、まずシンフォードの由来は・・・特にないです」
シン「ほほぅ」
御神「ちょ、そんな睨まないでよ; 元々の参考にしたキャラの名前・・・まぁもう出しちゃうけど、シンドレットっていう名前だったんだよね。で、僕の方もせっかくだからシンというのは愛称にして、フルネームはもうちょい長いのにしようと決めてたんだよ。後はいろいろ適当に呟いてみて、シンフォードっていうのが一番いい感じだったから採用した、みたいな」
シン「御神君の適当っぷりは僕の場合にも適用されているんだね・・・」
御神「あぁ、なんかシンが悟りを開いたような表情に!?Σ(w=` ちなみに姿が一緒なのは、その名乗ってた場所での名前がシンだっただけで本質は僕のままなんだから、僕の代理絵はこんな感じ〜ってそこで見せたせいかと。後々小説で見捨てられた美術館の管理竜として採用したから、微妙な違いはつけてるけどね」
シン「三獣竜神が一神、『識る者』シンフォード=トラビス。・・・思えばこんな設定になったのも、つい最近ですよね」
御神「あははw; でもちゃんといろいろ理由つけてるんだよ? 三匹の中でシンは一番最初に創られた者だから、その姿は創造主の姿を模したもの、とかいろいろ」
シン「創造主と言ってもそれが御神君なら、有難みも何もないような気がしてならないですけどね」
御神「なんか今日のシンは黒い・・・; ちなみに名前の後半のトラビスの部分はTRPGのキャラとして運用しようと画策してたときに適当につけたものです。当時はつけてから、これはないわ〜と苦笑してたのがいい思い出です。でも言い続けるとしっくりしてしまうのは中々のみすてりぃ」
シン「あぁもうなんだか涙がこみ上げてきそうですよ」
御神「・・・強く生きろ」
シン「原因は殆どキミに起因するんですけどね?」
御神「さて、由来はこんなものとして。最後にシンの現在の基本スペックでも」
シン「スペックとか;」
御神「まずさっきも言ってたように三獣竜神の一神、『識る者』。身体的な能力は氷室や犹凰よりも低いけど、攻守問わず魔法関係に特化しています。この理由はシンが僕を模した存在だから。僕の設定も魔法使いタイプだからね。ちなみに『識る者』と呼ばれる所以はシンがいる見捨てられた美術館という名の星の記憶を保管する場の管理竜だから。シンがその気になれば、星の記憶に接触することでこの世界で起こったことなら何でも――それこそカー君が今朝何時に起きて何回まばたきしたとかそういう細かいことでも何でも判ってしまいます。彼の前にプライバシーという言葉は存在しません。THE☆デバガメと呼んでくだs――げふっ;」
シン「確かにやろうと思えば出来るけど、僕はそんなこと一切し・ま・せ・ん!」
御神「冗談なのにー;」
シン「ハッキリと悪意を感じましたが?」
御神「むぅ・・・」

        ☆            ★            ☆

御神「さてさて、こんな感じでグダグダにお送りしましたキャラトーク、如何だったでしょうか? 今回の御神とシンについて、まだこれが訊きたい、とかそういうのがありましたらどうぞピコハンで送信してくれれば答えますのでー」
カードル「・・・こんな辺境の更に辺鄙なところで反響を求めようとするのがそもそも間違っているような・・・」
御神「う゛・・・っ;」
シン「まず人が来ないですしね」
御神「・・・い、いいじゃん、言うだけならタダさ!;」
カードル&シン『・・・はぁ・・・』
御神「そ、それじゃあまた! 次は誰になるのかはまだ未定ですけど」
カードル「・・・そもそも次があるのかすら危うい気が・・・」
御神「では!(泣」

fm_mikami at 05:13|PermalinkComments(0)TrackBack(0)裏話 

2007年04月01日

題名のない物語【上】

久方ぶりですねこんばんわ、御神です。
最近はどっちかというと絵の方に流れがちなのでこっちの更新あんまないですね、ゴメンナサイ;
まぁそんなワケで一ヶ月以上放置しておくのもアレだから、今回は特別編をというわけでして。
僕、御神ともう1人、蘭那さんとの合作小説をお送りしようと、まぁそんなワケです。
あ、勿論彼女には承諾を得てますので。

世界観とかキャラは御題とは別物です。
まだまだ途中なのですが、これはこれで短編として読んでもらうのがいいと思います。続きがいつ書くかもわからないですし、書いたとしても公開するかどうかは全然未定ですので。
では、『題名のない物語』の始まり始まり〜
・・・僕のパートに関しては結構古いので書き方とかアレかもしれませんが言及しないでネ(乾笑

(※長さ的に文句言われたので2つの記事に分けて掲載してます)


★           ☆             ★


今ではない時、ここではない場所。
獣の力と人の知識を併せ持つ『獣人』と呼ばれる者たちが住まう国、『メイルギア』
そこで後に国の行く末を左右することになる2人の男女がいた。

白銀の体毛を持つ狼人の少年『アクドット=リルーファレス』
ライトグリーンの羽毛を持つ少女『ファリア=アクティオン』

これから起こる出来事を当の本人たちはまだ気づいてはいない・・・。


「おーい、何やってんだよ。 急がないと集合に間に合わないぞ!」

朝の静かな空気を破って少年の声が響く。
周りをちょっとした森と呼べそうな木々に囲まれた建物―――アクドットとファリアの所属する修練学校の女子寮、その窓の1つを見上げながらアクは反応を待つ。

―――10秒経過――― 
反応なし。アクのシッポが苛立たしげに揺れ始める。

―――20秒経過――― 
同じく反応なし。アクのこめかみにハッキリ見てとれる青筋が浮かんだ。

―――30秒経過――― 
窓を開け、やっとその部屋の住人―――ファリアが顔を出した。

「あ〜、アっくん〜。 おはよ〜」
「おはよ〜・・・じゃねぇ!! 遅れそうだっつの! それと『アっくん』は止めろって言ってるだろ!」
「アク君だからアっくんでいいじゃな〜い」
「呼ばれる俺は恥ずかしいんだ!」

間延びした声でのらりくらりと言うファルに対して噛み付きそうな勢いで怒鳴るアク。
そんなアクの様子を眠たそうな目で楽しそうに見ていたファルだが、いきなり窓辺に乗り出すと、一気に飛び降りた。

「うお!? ・・・横着するなぁ;」
「急げって言ったのはアっくんでしょ〜?」
「だからアっくんは・・・」
「私より小さくて可愛いからアっくんでいいの〜♪」
「う、うるさいっ!;」

無造作に手を伸ばし、まるで聞き分けのない仔をあやすかのようにアクの頭をナデナデするファル。
確かにファルの身長はアクより少し高い。
その上アクは14歳という年齢よりも幼い顔立ちで、ファルは対極的に大人びた顔立ちのために周りから見るとどうしても『子供と大人』のように見えてしまうのである。
そして大人として見られたい微妙な年頃の男の仔なアクには、それが嫌で仕方がない。
が、反面ファルに対して淡い恋心を抱いてるアクとしては、この状況は嬉しくもあるのである。
そんな相反する心の葛藤からか、結局は振り払うこともできず、ただ照れ隠しに怒鳴るコトしかできなかった。

「・・・ってだからそんな悠長なことしてる場合じゃなくて!!」

ようやく今自分が置かれている状況を思い出したアクが焦った声をあげる。

「今日は校内の敷地内にある森で魔物を相手にした実習があるんだぞ! うあぁ、もう時間ねぇし!!」
「あはは〜、そういえばそうだったね〜。 遅れたらラーケン先生に『地獄の筋トレセットメニュー』言い渡されるから急がないと〜」

内容とは裏腹にまったく焦った様子のないファル。
ちなみにラーケン先生とは正に剛健質実を絵に描いたような虎人の男性で、基本的に寛容で優しいことから生徒たちには人気があるのだが、時間にだけは厳しく、もし遅刻とかをしようものなら罰として腕立てから腹筋・背筋・スクワットをそれぞれ200回というメニューをさせることで有名な先生である。
今回の実習の監督を務めるのがそのラーケン先生というわけだ。

「おし、走るぞファル!」
「頑張ってね〜、アっく〜ん」
「・・・は?」
「私〜、空飛んでいくから〜。 そっちの方が早いし〜」

にこやかに魔法で起こした風を纏って羽ばたき、ファルが宙に舞い上がる。
確かに空には障害物がない分早く行ける。残り時間を考えてもファルは余裕で集合場所にたどり着けるだろう。
そんなファルを半ば呆然とした様子で見つめていたアクだが、ハッと気を取り直すと思い切り怒鳴りかかった。

「テメッ、お前が遅かったからわざわざ俺が呼びに来てやったのに置いていくつもりか!?」
「あ〜、それについてはアリガト〜。でも私〜、筋トレなんかやりたくないし〜・・・アっくんファイト☆」
「な・・・この薄情者ー!! ・・・くそぅ、こんなこと言ってる時間すら惜しい!」

チッと舌打ちをしてアクも走り出す。
足には自信があるアクだが時間に間に合うかは正直微妙なトコロ。
(とりあえず向こう着いたら一発殴る!)
それだけは心に刻みつけ、一心不乱にアクは駆けていった。


★           ☆             ★


校舎を過ぎた先に連なる山、木々がうっそうと茂り、そのせいか朝でも暗く、心なしか空気がよどんでいる。それに加え、この森には実戦用にと放たれた沢山の魔物が潜んでおり、授業で使う以外は生徒の立ち入りは禁止である。


「・・・アっくん来ないな〜、『地獄の筋トレセットメニュー』決定かな〜?」と辺りをキョロキョロと見回しているのは先に到着したファリアだ。
先程その「アっくん」を置き去りにしてきたファルであるが、後数分で授業開始なのに姿が見えないとなれば少し心配になってくる。
流石に『地獄の筋トレセットメニュー』―腹筋・背筋・スクワット200回―は可哀想だし、後で「どうして遅刻しないようにってお前を呼びに言った俺が『地獄の筋トレセットメニュー』受けてて、寝坊しそうだったお前がのほほんと上から見てるんだよ」と恨めしげにぶちぶちと言われるのが目に見えているからだ。・・・アっくんって一回あぁなると長引くんだよね〜。とのんびり考えていた彼女の耳に、ガサガサと言う葉と葉が擦れる音が聞こえた。もしや、と思い音のした方に振り返る。
茂みの中から頭に緑色の葉っぱをのっけた白銀の毛の狼人がハァハァと息を荒げて出てきた。「アっくん〜!」間に合ったんだね〜、と嬉しげに近寄るファルに対して睨むように視線を向けるアク。「遅刻じゃないよ〜、ギリギリセーフだもん〜。」とアクが何を言いたいかを察したファルがにこやかに言う。それを聞いたアクがふー、っと溜息をつき、その場に座り込んだ。
「間に合った〜・・・。」
「良かったね〜、『地獄の筋トレセットメニュー』受けなくて済むよ〜。」
「当たり前だ;!」
受けてたまるか!と言う風に声を荒げてファルにツッコミを入れたアクだが、反省するでも怖がるでもなく、ただにこにことした表情で自分を見つめているファルに対して呆れの溜息を一つ漏らした。
そんなやり取りをしていると、奥の方から集合をかける声が聞こえてきた。
「ラーケン先生が呼んでる、そろそろ始まるぞ、さ、行くぞファル」
「うん、実習頑張ろ〜ね〜。・・・あ、その前にアっくん、こっち向いて」
何だ?と言う表情でファルの方へと振り向いたアクの頭に手を伸ばすファル。
「・・・えへへ、葉っぱ乗っかってたよ〜」と間延びした声で言うファルをきょとんとした表情で見ていたアクだが、状況が飲み込めたのかワンテンポ遅れのお礼を言った。・・・お礼を言ったときのアクの頬が少し赤らんでいたようだが、一瞬の事と少しうつむいていた事により、幸い気づく者はいなかった。


「よし、遅刻した者はいないな?今日の授業はこの森で行う。授業内容は二人一組になり、協力して魔物を倒すと言うものだ。日ごろの特訓の成果を存分に発揮してもらいたい。・・・が、各自無理をせず、深手を負ったものは直ぐにこの場に戻ってくること。一旦身を引くというのも立派な作戦のうちだ。・・・それじゃぁ始めるぞ、各自パートナを見つけ次第、森に入りなさい。」


「それじゃファル、行くか」
「は〜い」
「よーっし、日ごろの特訓の成果を見せてやる!」
「森は燃やしちゃダメだよ〜?」
「大丈夫だって!」心配すんな!と根拠の無い自信に満ちたアクを見るファルの顔が少し心配そうな、それでいて楽しそうな微妙な表情をしていたことにはまったく気づかず、アクはずんずんと森へと歩みを進めるのだった。


★           ☆             ★


「ファル、気をつけろ! 敵だ!!」

森の中を探索すること数分。 
時々遠くで他のペアが戦っているのであろう喧騒が聞こえてくる以外は静かで、ちょっぴりファルが眠くなってきたちょうどそのとき、アクが声をあげた。
見回してみても辺りにその姿は見えないが、アクは犬科の特化した能力で察知しているのであろう。目ではなく鼻と耳に意識を集中しているのが見て取れる。
と、目の前の茂みが唐突に音を立てたと思うや否や、2匹の小型の魔獣が飛び出してきた。

「ラージ・ビーか。 これなら楽勝だな。 ファル、左右から攻めるぞ!」
「風よ〜この武器に宿りて敵を討て〜。 『ソニック・スラッシュ〜』」

アクが後ろのファルに号令を出すと同時にファルが詠唱していた呪文を解き放ち、風の力を纏った獲物である薙刀を振るって敵を攻撃する。
哀れ、ラージ・ビーはその一撃で『2匹とも』真っ二つになってしまった。

「やったぁ〜♪」
「・・・・・・」

ファルがのんびりした声で勝どきの声をあげる。
そしてアクはそんなファルの様子をジト目で見つめていた。

「あれ〜、アっくんどうしたの〜?」
「お前・・・オレの言ったこと聞いてたか?」
「・・・何か言ったっけ〜?」

軽く首を傾げるファル。 そのぽけぽけとした表情に対してアクは牙を剥きだして怒鳴った。

「左右から攻撃って言っただろ! 大体なんでお前はこういうときだけ行動が早いんだ!? いつもトロくさいのに・・・」
「え〜? ありがと〜w」
「誉めてねぇよ; オレのこのやり場のない手はどうすればいいんだ・・・;」

そう言ってがっくりと肩を落とすアクの両手には2振りの小型のナイフが握られていた。 どうやらコレで攻撃するつもりだったらしい。
両手を膝につけ、そのアクを横から覗き込むようにしてファルが笑顔で言う。

「じゃあ次出てきたらアっくんに任せるから〜、そんな悲しそうな顔しないで〜。 ネ?」
「お、おぅ・・・」

その笑顔に照れてしまい、とっさに顔を背けて答えるアク。 どうやらとことんファルには弱いらしい。
と、そんな時、いきなり後ろから声がかけられた。

「よぅ、ご両人w 相変わらずラブラブだねぇ♪」
「んなっ!?  ちちちち違うぞ、オレらは断じてそういう関係じゃあ・・・;」
「?」

油断していたトコロに急に声をかけられて見事にどもりまくるアク。 
ちなみにファルは『本気で』なんのことかわかってないような顔でキョトンとしていた。

「ははは、照れるな照れるな」
「もぅ、ラドリオ、そういうコト言うために来たんじゃないでしょ?」
「おぅバルディ、おせーぞ。 と、そういやそうだったな。 いや、ついからかいたくなってなーw」

頭に手をやり、がははと笑うラドリオに対し、バルディと呼ばれた少年はやれやれとため息をついた。
ちなみにラドリオとは紅いタテガミを持つ獅子獣人で、いかにも戦士といった逞しい身体つきをしている。
対するバルディは茶髪の狐獣人で、ラドリオとはまったく対照的な線の細い体格だが、魔法使いらしい知的な雰囲気が伺える少年である。
この2人もアクたちと同じ学院の生徒で、結構仲がいい間柄だ。

「で、何だよ用って?」

ある意味いいトコを邪魔されてアクが口を尖らせて言う。

「あ、うん。 あっちの方に魔獣の群れが居てね。 2人だけだとちょっと辛そうだから手伝ってもらおうかなって」
「ま、俺一人でも充分なんだがな。 どうしてもってバルが言いやがるからよ」
「あのね、ちゃんと自分の実力くらい理解しておいてよ;」

自信あり気に笑うラドに対して呆れた目で言うバル。
その言葉を聞いたアクは、嬉々とした表情でシッポをぶんぶん振りながら言った。

「魔獣の群れ!? おぅ、オレらに任せとけ! な、いいよなファル?」
「うん〜? うん〜、手助けなら任せて〜。 私も頑張るから〜」
「うし、じゃあこっちだ。ついてこい」

アクもファルも乗り気な様子を見て、軽く頷きあったラドとバルは笑顔で2人を招く。
数分も歩いただろうか、森の中でも学校寄りの場所。 少し開けた場所にたくさんの魔獣がいるのが見て取れる。
だが種類としてはみんな弱い部類に入る。 油断さえしなければ大した苦労もせずに倒せるだろう。

「どうやって攻める?」
「まず魔法で牽制してからアクとラドで突入してよ。僕とファルさんは後方から支援するからさ」
「俺は魔法使えないしな; 前の方で様子伺ってるからよろしくな!」

そう言って敵に程近いところまで歩いて行き、身を伏せるラド。

「じゃあまずオレの炎の魔法の威力、見せてやるぜ!」
「・・・大丈夫かな〜」

腕まくりをして詠唱に入るアクを心配そうな目で見るファル。

「紅蓮の炎よ、飛礫となりて敵を討て!『フレア・ビット』!」
ボンボンボンッ!!
突き出したアクの両手から無数に放たれた炎の粒が襲い掛かった! ・・・ラドに。

「ぎゃーーー!?!?」
『あ;』

ラドの悲鳴とファルとバルの呆れた声が重なる。
幸い魔法のLvが低かったから少しの火傷で済んだようだが、ラドの自慢のタテガミは焦げて少々チリチリになっていた。

挿絵

「・・・ック、何て素早い・・・;」
『違うだろー!!』

悔しそうにほぞを噛むアク、どうやら誤射したという事実はキッパリスッパリ無視してるらしい。
そこにラドとバルのダブル突っ込みが入った。 ちなみにファルは慣れてるのか、苦笑いを浮かべながら3人を見ている。

「お前、明らかに俺を狙っただろ?」
「あ? んなわけねーだろ? オレは至ってマジメだ!」
「だったら何であんな的外れなところに飛ぶんだか・・・;」

ぎゃあぎゃあと言い合う男3人。 と、そこにファルが入ってラドとバルに耳打ちした。

「あのね〜、アっくんはホントに無自覚なの〜。 だから悪気はないのよ〜」
「・・・マジか?;」
「うん〜、大きなマジだよ〜。 筋金入りの魔法音痴なだけなの〜」
「・・・;」

何か憐れむような目でアクを見つめる3人。
そんなそっちの事情はまったく無視してアクはまた気を取り直したかのように息巻く。

「よし、次こそは!」
『お前(君)は魔法使うなーーー!!』
「うぉ!? な、なんでだよ;」
『何でもだ!!』

そんなこと言われる理由が本気でわからず戸惑うアク。
しかしさすがに2人の猛烈な剣幕に押されたのか、諦めてナイフを取り出した。

「チ、わかったよ。 じゃあオレも前衛行くわ」
「そうしたほうがいいかもね〜」

やはり納得はいってないのかどことなく不満顔でラドと一緒に前へ出て行くアクを、ファルは苦笑しながら見ていた。
(でも、わかってないのが可愛いのよね〜w)
「じゃあやろうか?」
「は〜い。 いっけ〜!」

2人の雷と風の魔法が魔獣の群れの中に突っ込む。
そして突然の出来事に魔獣が恐慌状態に陥ったところにアクとラドの2人が踊りかかった。
アクのナイフが翻る度、ラドの槍が唸る度に魔獣の屍が増えていく。
そして数十秒後、魔法の援護があったおかげもあって、2人とも大したケガもなく全て倒すことができた。

「へっ、弱ェなぁ!」
「ま、こんなもんだろ」
「お疲れ様〜」
「以外と楽だったね」

みんなが集まってそれぞれの感想を言い合う。
そこに油断があったのだろう。 いつの間にか忍び寄っていた虫系の魔獣が突然バルに噛み付いた。

「うわ!?」
「なっ!? くそっ、コイツ!!」

アクが振るったナイフが魔獣を切り落とす。
紫色の嫌な液体を撒き散らしながらあっさりとその魔獣は息絶えた。

「おい、大丈夫か!?」
「くっ・・・うぅ」

呻きながら地面に伏すバル。 その顔はまるで血の気が引いたかのように真っ青だった。
どうやら今の魔獣の毒が身体に入り込んだらしい。
急いでファルが緊急用にと持たされていた救急セットから毒消しを飲ませたのだが・・・。

「な、なんで効かないんだよ!?」
「・・・あのね〜、私こんな魔獣見たことないの〜。 多分、普通じゃない毒なんじゃないかと思うけど〜」
「普通じゃないって?」
「毒っていうのは種類がわからないと解毒剤も効果は出ないの〜。 市販されてるのはポピュラーな毒用だから、特別なのには〜・・・」

さすがにこの状況ではのほほんと笑っていられるはずもなく、ファルが幾分トーンを落とした声で言う。
数秒、重い空気が場を占めた。

「・・・こんなとこで突っ立ってても仕方ねぇ。 アク、そっち持て。 ラーケン先生のとこへ連れて行くぞ!」
「お、おう!」

気を取り直して顔をあげたラドが呼びかけ、アクもそれに応える。
バルの呼吸は荒いでいて、見るからに苦しそうだ。 出来るだけ揺らさないようにゆっくり、でも急いで運ぶ。
そしてファルはというと、少しの間さっき倒した虫魔獣の死骸を見つめていたが、すぐにアクたちの後を追っていった。
見慣れぬ魔獣・・・なんでこんなのがここに。 
ファルの胸中にはどこか言い得ぬ不安が渦巻いていた・・・。


★           ☆             ★


「ラーケンせんせーっ!」
・・・ありったけの声で自分の名前を呼ばれたのは、最後のペアを見送ってから数分後の事だった。どのクラスにも内気な仔はいるもので、中々ペアを組めずに戸惑っていた仔達の手助けをした後、最後の二人が森へと消えていくのを確認し、一息ついた所だったのだ。
「ラーケン先生!」もう一度自分の名を呼ばれ、声の聞こえた方へと振り返る。木々の間から白い色が見え隠れしていたが、次の瞬間にはその「白い色」が茂みから出て来ていたので、誰だかは直ぐにわかった。「アクドット」白銀の体毛を持つ、狼人の仔だ。
「・・・怪我人はどこだ?」
彼の顔に一瞬、まだ何も言っていないのに、と言う驚きの表情が浮かんだが、直ぐに消え、今来た方を指差しながら、「バルが毒にやられた。一般の毒じゃ無いらしく、毒消しが効かない。早く助けてやってくれ」と少し焦った様子で説明した。
丁度説明が終わった直後、苦しそうに呻く狐人の男の子―バルディ―と、彼を支える二人の生徒―ラドリオ、ファリア―が茂みから姿を見せた。二人の顔も心なしか不安の色を見せている。
ゆっくり、ゆっくりと刺激を与えないように地面に慎重にバルディを降ろす。その傍へとアクが近寄り、心配そうに顔を覗き込んでいる。
う〜む、と低い声で唸った私の方へ子供達が視線を向けた。
苦しそうに息を荒げているバルディの傍へ寄って行き、片膝をついて顔を覗き込む。・・・顔は蒼白くなっており、息を吐くリズムも不安定だ。ファリアが、持っていた救急セットの中から取り出したガーゼで、バルディの額に浮かぶ汗を拭いてやっている。
「とにかく、詳しい事は医務室に行ってからだ。」苦しそうに顔を歪めるバルディを慎重に持ち上げる。「お前達は授業に・・・」戻っていなさい、と言うつもりで振り向いたはずだが、その台詞が最後まで言い切られる事は無かった。彼等の眼が真剣に、そして、何を言われても絶対について行くぞ、と語っていたからだ。
本当は授業に戻ってもらいたかった。が、今は言い合いをしているような時間は無い。彼等に聞こえない程の音量で小さく溜息を漏らすと、「詳しい状況を説明できる者も必要なんだ。」と自分で自分を納得させた。
「・・・ついて来なさい」渋々折れると、抱えているバルディをなるべく揺らさないよう小走りに校舎へと歩を進めた。後ろからは心配そうな顔をした三人が、これまた小走りについて歩いた。


キィ、と音を立て、「医務室」と書かれたフダが下がったドアを開ける。薬品の、医務室独特の匂いが鼻についた。
とりあえずバルディをベッドへと運び、横たわらせた。丁度その時、隣のベッドから軋む音が聞こえ、シャっと、ベッドとベッドの間に設けられたカーテンが開けられる。
「あ〜・・・誰だ〜?怪我人かね」
頭を軽く掻きながら、だるそうに声をかけてきたのは、「ガーリトック」先生だ。暗い灰色の髪に暗い深緑色の目を持った、犬人である。白衣を着ているが、生地にはシワが目立ち、前ははだけていると言った、だらしない格好をしている。見た目だけ見るならば、とても信頼は置けなさそうだ。
「ガーリトック先生、バルディを診てやってくれないか、特別な毒にやられたようなんです」と真面目に話をしているのに、ガーリトック先生ときたら、「お〜、ラーケン先生じゃないですかぁ〜こないだ貰ったコーヒー美味しく飲ませていただきましたよ〜。」と頭を掻きつつのんきに言ってくる。
「ガーリトック先生!急を要するかもしれんのだ、早くバルディを診てやってください!」
「あ〜?そんなせっかちにならなくても〜・・・・・診ますよ〜、診ますってば〜」生徒達と私に睨まれやっとの事で重たい腰を上げたガーリトック先生が、苦しげに息を荒げるバルディの方へと向かい、顔を覗きこむ。
「あ〜確かにこりゃ普通の毒じゃねぇなぁ・・・。」
「見ただけでわかるのかおっさん!」とラドが驚きの声を上げる。アクとファルも驚いたような表情を見せている。余程信頼していなかったのだろう。
「あー、まぁね〜、て言うか君たち俺を頼って来たんじゃないの〜?」生徒達に混じってラーケン先生までもが驚いていたのをガーリトックは見逃さなかった。本来ならば憤慨するか信頼を得ていないことに落ち込むかのどちらかだろうが、さして珍しい事でも無いらしく、気にした様子は伺えない。
「ここ、この首の所に、緑色の斑点が出来てるだろ?面白いもんでね、今はただの円なんだが、時間が経つと花びらのようなものが出てくるんだ。最終的に花のようなアザになるんだが・・・」と言いかけたところでバルディを見ながら黙ってしまったガーリトック先生に、「・・・まさか、そのまま死ぬ・・なんて事、無いよな・・・?」と、意を決して恐る恐るラドが問う。「・・・そう、正解だよ、花が咲ききってしまえば、この仔はもう生きてはいないだろうね。」
「・・・っ!」今まで不安な気持ちを顔に出すまいとこらえていたラド、アド、ファルの表情が、「生きてはいない」という言葉で引きつった。聞きたくなかった言葉、死んでしまうのでは、という信じたくない可能性。だが、三人の希望を打ち砕き、可能性は現実として、目の前に現れてしまったのだ。
「・・・治す方法は、治す方法は無いんですか?!」いつもはのんびりしているファルも、この状況では焦りを隠せない。「何か薬草とかっ、手術とか!」とアドも思いつく方法を叫ぶ。
「薬草・・・ね。あるよ、薬草じゃなくて、飲み薬だけどね。」三人の表情が少し明るくなった。
「ど、どこだ?俺達がとってくるから、早く教えてくれ!」とラドが急かす。「ん〜・・・」と渋るガーリトック先生に、「早くしなきゃバルが死んじゃう!」「もし間に合わなかったら先生のせいだぞ!」と集中攻撃が来た。
「わかったよ、患者に障るから大声出さない」と両手を肩の位置まで上げてみせる。「降参のポーズ」だ。


『良いかい、森を北東に抜けた先に、小さな木造りの小屋が建っている。そこには魔物を専門に研究している爺さんがいるはずだ。おそらくこの毒に効く薬を持っているはずだから、訪ねてきなさい。それから、この毒が全身へと廻るのはだいたい日が沈むくらいだろう、まだ時間はあるから、急ぎすぎてヘマをしないようにね。・・・後、そこの爺さんは変わり者でね、・・・その・・・いや、気をつけて行きたまえ。』


・・・「ラド!早く来いよ、急がなきゃ!」と、ガーリトック先生に場所を教えてもらったや否や、外へと飛び出していった三人だが、校舎の方を向いたまま止まってしまったラドに向かってアクが叫ぶ。いてもたってもいられないといった感じで、止まりながらも走る真似をしている。ファルはと言えば、二人を置いて先に進んで行ってしまっているし、アクとしては早く追いつきたい所。「ラードー!」
「あぁ、わかってるよ!」とアクの方へ首を傾け、大きな声で言葉を返したラドだが、もう一度校舎の方へ向き直ると、医務室の方へと顔を上げ、「バルディ、俺達が絶対に治してやるからな・・・!」と、今も苦しんでいるであろう友を想い、一人呟いた。


fm_mikami at 02:45|PermalinkComments(0)TrackBack(0)小説