2009年01月22日

企業、政府、労働組合は社会的責任を果たせ!



写真は厚労省館内で新聞ワーカーズユニオンの松元千枝さんと握手をしているところ

★松下プラズマディスプレイ偽装請負事件訴訟大阪高裁判決を確定させるためのネット署名にご協力よろしくお願いいたします↓

松下プラズマディスプレイ株式会社の
上告・上告受理申立てを認めず、
一日も早く吉岡力さんを職場に戻して下さい




企業は社会的責任を果たせ!

■反貧困ネットワーク事務局長の湯浅誠さんが大企業の経営者に怒りの問いかけ



視点・論点 派遣切り (反貧困ネットワーク事務局長 湯浅誠氏)より

【映像内容】

「派遣村」の村長として活躍された湯浅誠さんが今日本社会で起こっている「派遣切り」の問題について語っている映像です。


最後に湯浅誠さんが「派遣切り」を行っている大企業の経営者に問いかけている内容は、大企業の経営者に対してだけでなく、私たちひとりひとりに対して、人間としてどうあるべきかを問いかけているようにも思われます。湯浅さんの言われている言葉の意味の重さを改めて考えていただければと思っております。

【映像の最後で湯浅さんが発言した内容】

環境は大切だけど、人の命はどうでもいいと言うんでしょうか。地球を大切にしていますなどと言った欺瞞的な広告は即刻に止め、私たちの企業は非正規労働者の命など何とも思っていません。そんな私たちですが、良ければ商品を買って下さいと、正直に言ったらどうでしょうか。私は怒っています。そして、こんな企業や経営者達が日本をリードすると言われていることが情けない。私は大企業の経営者の皆さんに問いかけたいと思います。

あなた達は自分の子や孫に人の命を大切にしなさいと言えますか。



■松原・名古屋市長:会見 派遣社員ら宿確保「限界超えている」 /愛知

(2009年1月20日付け 毎日新聞より)

 ◇今年度予算、関連経費6倍に

 名古屋市の松原武久市長は19日の定例記者会見で、景気悪化で雇い止めにあった派遣社員らの宿の確保が課題となっていることについて「一自治体としての対応の限界を超えている」との認識を示した。【影山哲也】

 ◇市長選、候補者そろえば支持表明

 市が従来確保している簡易宿泊所などが満室になり、今月6日からは民間の元社員寮1棟を借り上げて対応している。だが、中村区役所では年末年始に臨時開放した宿泊所の再開放を求める希望者と市職員が押し問答になるなど、混乱が続いている。

 会見で松原市長は、区役所で13日に聞き取り調査をした相談者109人のうち56人が、名古屋市外で住居を失っていたことを明らかにした。市長は「市としてできる限りのことはする」としながらも「それぞれの基礎自治体が責任を果たすことが大事」と述べ、他の市町村や県が対策を取るよう求めた。市によると、宿泊希望者の増加により、今年度予算で630万円としていた緊急宿泊所の関連経費が6倍以上に膨らむ見通しという。

 また松原市長は、市が雇用対策として13日から臨時職員150人の採用受け付けを始め、19日までに59人を採用したことも明らかにした。市長は「当分、受付窓口は設置する」と述べ、採用を継続する考えを示した。

 一方、民主党県連による市長選の候補者選定で2人が出馬の意欲を示し、党内がまた裂き状態となっている現状に関連して、松原市長は「全体的な構図が決まってきた時に、この方と思われる方を支援する場合もあり得る」と述べ、自民党などを含めて候補者が出そろった段階で支持を打ち出す考えを明らかにした。

感想

この毎日新聞の報道の感想です。自治体は今回の派遣切りの問題について不十分かもしれませんが、やれるだけのことはやっていると思います。大分では高校生までキヤノンで「派遣切り」された人達のために街頭で募金活動をしていたと言います。しかし、多くの人達を路頭に迷わせた張本人である大企業の経営者達は何かしたのでしょうか。声を大にして言います。

大企業は社会的責任を果たせ!



■ヤンマー、期間従業員250人切り 滋賀の5工場

(2009年1月15日付け 朝日新聞より)

 ヤンマー(大阪市)は14日、産業用エンジンを製造しているびわ工場など滋賀県内の5工場で働く期間従業員250人の契約を満了日の2月15日に打ち切る方針を明らかにした。同社によると、削減対象の期間従業員は全体の約半数を占める。

 同社広報グループは「過去に経験がない急激な生産の落ち込みで、やむを得なかった」と説明。転職活動に配慮し、最高20日間の特別休暇を認めるという。

 ヤンマーでは昨年、労働者派遣法の期間制限を超える違反が発覚。そのため同社は昨年9月半ば、派遣社員を自社の直接雇用に切り替えた。今回契約が切られる期間従業員の雇用形態もその際に変わり、一度も契約更新されることなく、職を失うことになる。


 打ち切りを通告された期間従業員の男性(36)は「食堂に呼ばれて『世界的不況で赤字に転落するから、やっていけない』と説明があった。まだ会社に資産や貯金もたくさんあるはずなのに、許せない」と話していた。

 期間従業員が加入する「アルバイト・派遣・パート関西労働組合」の仲村実副代表は「派遣から直接雇用に変えてわずか5カ月で契約打ち切りでは、まるでモノ扱いだ。団体交渉だけでなく、訴訟も視野に入れ、あらゆる手段で抗議していく」と話す。(清川卓史)

感想



写真は昨年の10月15日に行われた大阪ユニオンネットワークによるヤンマー本社要請行動(写真はアルバイト・派遣・パート関西のHPより)

ヤンマーの今回の雇い止めは「アルバイト・派遣・パート関西」のヤンマー関連分会を潰すために行われたことは明らかである。このヤンマーという会社が多くの日系ブラジル人を騙し、いかに違法状態のオンパレードで働かせてきたかということを後日このブログで紹介させていただきたいと思います。




■「派遣切り」使わないで 派遣協会が報道機関に要望

(2009年1月20日付け 朝日新聞より)

 人材派遣会社でつくる社団法人「日本人材派遣協会」(東京)は20日、「派遣切り」という言葉を使わないように要請する文書を各報道機関に送った。「契約の中途解除を指すはずなのに、契約終了後に更新しないことも含めて使われている。『切る』という言葉自体のイメージもよくない」としている。

 厚生労働省は「派遣切りという言葉について定めたことはない」と話している。

 派遣協会は「派遣切り」について、「派遣元と派遣先の間での契約の中途解除」のことだと主張。契約が終わった後に更新しないのは派遣労働者の「雇い止め」であって「派遣切り」ではないとし、「報道で多く使われている用語は正確さを欠く」と訴えている。

 協会企画広報課は「最近の報道ぶりのせいで、派遣労働者から『誇りを持って働いているのに、派遣だというだけで同情される』という声が寄せられている」と話している。同協会は、業界全体の約1割とされる819社で構成される。

感想

この朝日新聞の報道の感想ですが、働いている人の雇用も守れない「労働者派遣」などという事業そのものを撤廃すべきではないでしょうか。こういった報道がされるたびに「派遣会社(もしくは請負会社)のしたことですので私たちは関係ありません」と派遣先企業の経営者達は言いますが、しかし実質派遣会社を支配しているのは、トヨタとかキヤノンとかPanasonicといった大企業です。雇用責任という社会的責任を放棄することを容認した社会正義にもとる「労働者派遣法」という悪法は撤廃すべきだということを強く主張しておきます。




片方でこのような報道もされています。

■段ボールのレンゴー、派遣約千人を正社員化へ

(2009年1月19日付け 朝日新聞より)

 段ボール最大手のレンゴーは19日、グループ工場などの千人近い派遣社員を4月から正社員化する方針を明らかにした。士気向上による生産性の向上が狙い。自動車メーカーなど製造業では「派遣切り」が相次いでいるが、「雇用の確保が最重要」(大坪清社長)との姿勢を打ち出す。

 大坪社長が同日、会長を務める関西生産性本部の記者会見で明らかにした。正社員として採用するのは、子会社の人材派遣会社に雇用され、レンゴーグループの全国の108工場などで働いている派遣社員。4月以降、転勤可能な「ナショナル・スタッフ」と、転勤がない「ローカル・スタッフ」の二つの賃金体系を新設し、本人の意向を聞いて採用する。どちらの体系も福利厚生に差はつけない。正社員化に伴うコスト増は「年間で数億円程度」という。

 レンゴーのグループ従業員は約1万人(08年3月末)。古紙などの原料や燃料の価格高騰が経営を一時、圧迫したが、同業の中小メーカーを相次いで買収し、生産設備の廃棄を進めた上で実施した07年秋の値上げなどが功を奏して業績が好転。09年3月期の連結売上高は前年比8%増の4700億円、純利益は85.6%増の105億円を見込む。

 派遣社員をめぐっては、06年に偽装請負が問題化したのを機に多くのメーカーが「請負」を「派遣」に切り替えた経緯がある。ただ派遣期間は最長3年で、今年、期限を一斉に迎えるため「09年問題」と言われる。各社が対応を迫られているが、多くの企業は「雇い止め」にしている。(永島学)



レンゴーに対する市場の評価は・・・。

(13時10分、コード3941)しっかり。後場はやや上げ幅を拡大しており、前日比13円高の634円を付けた。東証1部で7割以上の銘柄が値下がりする中、上げが目立つ。レンゴーの大坪清社長が前日、全国の工場で働くすべての派遣社員約1000人について「4月から正社員として採用する」と発表したことが材料視されている。雇用情勢の急速な悪化が社会・政治問題化する中、レンゴーの決断は雇用の維持という企業の「社会的責任」を示したものとして、前向きに受け止められたという。

 立花証券の平野憲一執行役員は「企業側から見るとコスト増につながりかねず、必ずしもプラス材料とは言い切れない」とする半面「全員を正社員化できるだけの経営体力がある証左とも受け取れ、素直に好感する雰囲気につながっているようだ」と話していた。〔NQN〕



政府は社会的責任を果たせ!

■民主党の枝野幸男衆議院議員、厚生労働省の姿勢を批判!


一度紹介させていただいた映像ですが、一人でも多くの方に観ていただきたい映像ですのでもう一度紹介させていただいております。



■社説:舛添厚労相 「言行一致」で非正規を守れ

(2009年1月21日付け 毎日新聞より)

 「派遣切り」「期間工削減」「内定取り消し」など、日増しに雇用崩壊が進んでいる。先行きの不安が国民の気持ちを暗くし、消費者は生活防衛のため買い控えをしている。物が売れないから、企業は生産量を減らさざるを得ず、その結果、人員削減が広がっている。悪循環だ。

 「政治は何をしているんだ」。この国民の声は、国会に届いているのだろうか。正月明けから始まった国会では、労働者派遣法の見直しや仕事と住む家を失った派遣労働者へのセーフティーネットのあり方について議論が行われている。しかし、スピーディーな対応ができているとはいえず、社会全体に「いらだち」がまん延しつつある。

 このところ、雇用問題を所管する舛添要一厚生労働相の発言が注目を集めている。「ディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)というのは常用雇用が原則」「個人的な考えだが、製造業にまで派遣労働を適用するのはいかがなものか」など、従来の政府・与党の考え方とは異なる見解を表明している。派遣契約を切られた人たちや雇用不安を抱える非正規労働者らの立場に立っての発言であるなら、共感は広がるだろう。

 しかし、与党内では製造業派遣の禁止には反対論が強い。麻生太郎首相も「常用雇用が原則」としながらも、製造業派遣の禁止には慎重だ。雇用・労働行政の責任者が製造業派遣の見直しを主張する以上は、政治生命をかけて取り組み、派遣法改正の議論をリードしてもらいたい。

 舛添厚労相は昨年、お年寄りから猛反対が出た後期高齢者医療制度について、見直し私案を発表したが、与党議員から批判を浴びて、うやむやになってしまったことがある。政治家として正しい主張を貫けば評価されるが、途中で安易に妥協すれば信用を失う。雇用問題でスタンドプレーは通用しない。厚労相としての発言は重く、働く人たちへの影響も大きい。与党や経済界、労働組合などと議論し、雇用対策立案の先頭に立つべきだ。

 20日の参院予算委員会で社民党の福島瑞穂党首は舛添厚労相に「口だけで製造派遣の禁止を言っていてもダメだ。言行一致で進めてほしい」と注文をつけた。

 労働者の3人に1人が非正規というのが現実であり、厚労相が主張する「常用雇用が原則」とはほど遠い。正規、非正規の均等処遇の実現、欧州連合(EU)諸国で実施されている同一労働・同一賃金の原則の普及、さらに派遣法の抜本的な見直しなどによって、安心して働ける社会をつくることが最優先の課題になっている。

 口だけで立派なことを言ってもダメだ。雇用・労働行政を担う舛添厚労相には、堂々と「言行一致」を貫き、非正規の雇用を守ってもらいたい。



この現状を放置していることによってどういったことが起きているか。


(2009年1月15日付け TBSの報道より)

■元派遣社員が「餓死」、1年前に解雇

【放送内容】

 都会の真ん中で元派遣社員の男性が餓死です。大阪市内のマンションで49歳の男性が死んでいるのが見つかりました。男性は1年前に解雇され、この3か月間、家賃も滞納していたということです。


 14日午前10時頃、大阪市住吉区苅田のマンションの一室で、この部屋に住む49歳の男性がベッドの上に仰向けで死んでいるのを、管理会社の社員が見つけました。

 男性は死後およそ1か月が経っていて、詳しく調べた結果、胃の中には何も入っておらず、死因は餓死と見られています。

 「少なくとも冷蔵庫の中には何もなかった。本当にきれいに何もなかったです」(男性を発見したマンション管理会社の社員)

 関係者などによりますと、男性は派遣社員として銀行などで働いていましたが、去年1月に解雇されてからは定職に就いていなかったと見られています。

 「派遣だと分かっていたから、ある程度厳しかったとは思う」(男性を発見したマンション管理会社の社員)

 3か月間滞納していた家賃は月3万9000円。近所の人も最後に見かけたのはいつだったのか思い出せないと話しています。



■「4〜5日何も食べてない」雇い止め44歳、おにぎり盗み逮捕

(2009年1月13日付け 読売新聞より)

 群馬県警館林署は12日、自称住所不定、無職諸藤三津弥容疑者(44)を、窃盗の疑いで現行犯逮捕した。



 発表によると、諸藤容疑者は同日午後、同県館林市内のスーパーマーケットで、おにぎりや総菜、缶ジュースなどの食料品(2300円相当)を盗んだ疑い。諸藤容疑者が、盗んだ食料品を上着のポケットや内側に入れるのを、巡回中の警備員が見つけた。所持金はほとんどなかった。



 諸藤容疑者は東京都内の派遣会社に登録し、住み込みで働いていたが、昨年12月1日で契約期限が切れ、無職になった。その後、企業の面接を受けるため館林市に来たが採用されず、そのまま路頭に迷っていた。「4〜5日何も食べていない」と供述しているという。



■練炭心中:派遣女性と6歳娘死亡 千葉の農道

(2009年1月16日付け 毎日新聞より)

 16日午前6時55分ごろ、千葉県香取市山倉の農道に停車していた軽乗用車内で、茨城県神栖市居切、派遣社員、軍司香さん(37)と長女采依来(あいり)ちゃん(6)が倒れているのを通りがかりの男性が発見、110番した。救急隊員が2人の死亡を確認。助手席の足元に練炭が入った七輪が置かれており、県警香取署は無理心中とみている。

 同署の調べによると、発見時は助手席に座った采依来ちゃんが、運転席の香さんのひざの上に倒れ込んでいた。車のドアは施錠され、死後数日が経過していた。【中川聡子】



■「派遣打ち切りで困窮」 強盗殺人容疑で男を再逮捕

(2009年1月18日付け 共同通信より)

 福島県いわき市平豊間の民家で無職遠藤利吉さん(79)の遺体が見つかった事件で、いわき中央署は18日、強盗殺人などの疑いで住所不定、無職鈴木智勝容疑者(30)を再逮捕した。「(期間満了で)派遣契約を打ち切られ、金に困ってやった」と供述しているという。

 調べでは、鈴木容疑者は昨年12月23日深夜、数日前に侵入して隠れていた遠藤さん宅で遠藤さんに見つかったため首を絞めて殺害し、自動車1台を奪った疑い。

 鈴木容疑者は昨年10月、愛知県内の自動車メーカー下請け部品会社の派遣契約を満期で打ち切られ、寮も追い出されたという。東京で職探しをしたが見つからず、11月に出身地のいわき市に戻ったものの、所持金もなかったとしている。

 遠藤さんは1人暮らしで、昨年12月27日に自宅2階で死亡しているのが見つかった。県警は同日、いわき市内で遠藤さんの車に乗っていた鈴木容疑者を発見、死体遺棄を認めたため逮捕した。



■空き家侵入容疑で男逮捕「派遣切りされ寒さしのごうと」

(2009年1月19日付け 朝日新聞より)

 福井県警敦賀署は18日、自称同県あわら市生まれの無職の男(38)を建造物侵入容疑で現行犯逮捕し、発表した。空き家の玄関の鍵を壊して侵入した疑いが持たれており、風呂場に隠れていたという。調べに対し、「三重県の自動車関連工場で派遣社員として働いていたが、昨年12月末に派遣切りされた」と供述。「寒さをしのぐために入った」と話しているという。

 敦賀署によると、敦賀市元町の男性(71)が18日午後3時35分ごろ、「近くの空き家に若い男が入っていった」と110番通報。駆けつけた敦賀署員が男を見つけた。男はお金を持っておらず、「岐阜、愛知県を転々とし、職を探して福井に来た」と話しているという。



■スーパーで食料品盗んだ男逮捕 「派遣先から解雇され」 静岡

(2009年1月18日付け 産経新聞より)

 閉店後のスーパーで食料品などを盗んだとして、藤枝署は16日、窃盗などの現行犯で藤枝市田中、無職、和田淳一容疑者(43)を逮捕した。「昨年10月に派遣先から解雇され金に困ってやった」と供述しているという。

 同署によると、和田容疑者は16日午後10時35分ごろ、同市田中のスーパー「フードマーケットマム田中店」に侵入し、食料品など20点(計1万2000円相当)を盗んだ疑い。

 和田容疑者は閉店前から店内に隠れており、閉店後に商品を盗んで倉庫の窓から逃げようとしたところ、警報器が鳴り駆けつけた署員に取り押さえられた。

感想

ここに紹介した記事はごく一部である。「派遣切り」が原因で治安が悪化している現状を放置しておいて、政治としての役割を果たしているのかと舛添厚労相に言いたい。毎日新聞の社説に記載しているように「言うだけ番長」ではなく、「言行一致」を貫くのが政治の責任ではないのかと言いたいです。



労働組合は社会的責任を果たせ!

労働組合の対応はどうでしょうか。確かにこの問題で闘っている労働組合もありますが、その一方で電機連合に代表される労働組合の対応はいかがなものでしょうか。指を加えて傍観しているだけではないでしょうか。労働者のために何もしない労働組合は社会的にも何の役割も果たしておらず、存在意義もありません。このようなニュースが配信されていましたので皆様にお知らせします。



■連合の専従職員が「名誉毀損された」と連合を提訴


(2009年1月21日付け 関西テレビ報道より)

 連合の職員が、労働組合が連合に加盟する企業の偽装請負を、ただす論文を書いたところ、連合が企業に謝罪したことで名誉を傷つけられたとして、訴えを起こしました。訴えを起こしたのは連合大阪の嘱託職員の要宏輝さん(64)です。訴えによると要さんは3年前、松下電器系の企業などが偽装請負をしているという論文を執筆し、雑誌に掲載されました。その後、連合の勉強会でこの論文が資料として出された際、電機連合大阪地方協議会から連合大阪に「労組が連合に加盟している企業を批判するのはけしからぬ」などとの抗議がなされ、連合大阪が謝罪しました。要さんは「企業が偽装請負を行っていたことは紛れもない事実であるのに、連合大阪が謝罪したことで名誉を傷つけられた」などとして慰謝料500万円の支払いを求めています。これに対し連合大阪は「訴状を見ていないのでコメントできない」としています。


■「偽装請負批判で謝罪おかしい」、連合大阪を職員が提訴

(2009年1月20日付け 朝日新聞より)

 「偽装請負」をめぐり、企業名を挙げて批判する論文を書いた連合大阪(大阪市中央区、川口清一会長)の専従職員が「批判した企業の所属労組から抗議を受けた連合大阪が謝罪したことで名誉を傷つけられた」として、連合大阪に慰謝料500万円を求める訴訟を20日、大阪地裁に起こした。

 提訴したのは嘱託職員の要宏輝(かなめ・ひろあき)さん(64)。訴えによると、要さんは06年10月ごろ、労働関係の季刊誌向けに、大手電機メーカーや自動車メーカーなどの名前を挙げて偽装請負を批判する論文を執筆。連合大阪の学習会でゲラ刷りを見た産業別労組・電機連合の関係者が「連合大阪の加盟労組が属する企業を、連合の職員名で批判するのはけしからん」と連合大阪に抗議した。連合大阪は翌月、迷惑をおわびする▽職員の投稿は事前にチェックする▽投稿の際、連合大阪の構成組織の企業名は原則匿名とする――などとした謝罪文を電機連合に出した。論文は、要さんの連合での肩書を示さずに掲載された。


 提訴後、要さんは記者会見で「企業の不正を見逃さず、社会的責任を全うすることを行動指針とする連合のとるべき対応なのか。労働組合は民主主義のとりで。正しく強くあれと言いたい」と訴えた。連合大阪の広報担当者は「訴状を見ていないのでコメントできない」としている。(宮崎園子)

■賠償訴訟:「論文に不当干渉」 執筆の嘱託職員、連合大阪を提訴

(2009年1月21日付け 毎日新聞より)

 企業名を挙げて偽装請負の実態を明らかにする論文を執筆したところ、連合大阪がこの企業が加盟する産業別労組に謝罪文を出したのは言論活動への不当な干渉に当たるなどとして、連合大阪の嘱託職員が20日、連合大阪を相手に、慰謝料500万円の賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こした。原告側は会見で「企業や使用者の不正を見逃さず、社会的責任を全うさせるのが労働組合なのに、連合大阪の対応は自殺行為に等しい」と主張した。

 訴えたのは嘱託職員で、元連合大阪副会長の要宏輝さん(64)。06年10月に労働雑誌に書いた論文「究極のコストパフォーマンス『雇用のない経営』」が問題になった。

 訴状によると、連合大阪は同年10月に開いた内部の勉強会で、論文のゲラ刷りを出席者に学習資料として配布した。名指しされた企業が加盟する産別労組「電機連合」大阪地方協議会から抗議を受けた連合大阪は、事務局長名で電機連合側に謝罪。また、連合大阪の機関誌に書いた記事(05年8月1日付)に関しても連合大阪は抗議してきた別の企業に謝罪し同誌におわび文を掲載した、としている。

 連合大阪は「訴状を見ていないのでコメントできない」としている。【川辺康広】
感想

この記事に掲載されている産業別労組・電機連合の関係者というのは、パナソニックグループ労働組合連合会の関係者のことである。実は私も反貧困ネットワークの全国キャラバンに参加していた時に京都の会場でパナソニックグループ労働組合連合会に署名の取り組みを妨害されたことがありました。パナソニックグループ労働組合連合会に関しては労働組合を名乗らずに第二人事部と名乗っていただければと個人的に思っております。また、こういったふざけた労働組合を擁護している連合大阪の姿勢そのものも問われていると思います。しかし、御用組合と言われている連合の中にもこのように骨のある幹部がいるということに希望があると思います。要さんの提訴はひとりひとりの人が人間としてどうあるべきかということを問うている事件だと思います。



★愛知地域労働組合きずなの問題について

 この事件に関連して、もう一つ皆様にお知らせしたい事件があります。それは私のブログにリンクしている全労連系の労働組合「愛知地域労働組合きずな」の不当解雇・パワハラ・セクハラ事件についてです。今の「派遣切り」が横行している情勢の中で、駆け込み寺的存在である地域の労働組合で第二次被害に遭われる方を防ぐ意味でもお知らせしなければと思っております。

 そもそも私が松下プラズマの偽装請負を告発したのは、松下プラズマの社会正義にもとる行為に対する「怒り」からきたものでした。合田さんの案件は正義の旗を振りかざした労働組合が「不当解雇」というやってはいけないことをやり、そのことについて裁判所で決着がついているのに、合田さんに対してパワハラやセクハラという下劣な行為で報復をしたという許されないものです。社会正義に反した行為に終始する愛知地域労働組合「きずな」に対し、私は激しい憤りがあります。

 私は全労連の「非正規雇用労働者全国センター」の事務局長の井筒百子さんにも「偽装請負を内部告発する非正規ネット」として、合田さんの事件について昨年の8月25日に話し合いをしたのですが、全く回答がないということは完全に無視されていることになります。自分たちの組織内部の不祥事については黙りを決め込む。「偽装請負」を行っている企業がやっていることと全く一緒です。そして、これほど失礼でふざけた話はないと思います。



写真は昨年の8月25日に非正規ネットが全労連の「非正規雇用労働者全国センター」に合田さんの事件などについて要請した時のもの。一番奥にいる方が「非正規雇用労働者全国センター」の井筒百子事務局長。

 私は「きずな」が反省しないのなら、「きずな」の上部団体である全労連や愛労連がいつか「きずな」を指導するものだろうと思っていました。しかし、全労連も愛労連も全く動きませんでした。結果として私が「きずな」の反社会性と「きずな」を指導すべき立場にある上部団体が全く何もしないことについて掲載しなければいけなくなった次第です。非常に残念でなりません。

 このブログをご覧になられている「きずな」の関係者の皆さん、そして全労連の関係者の皆さんにひとつだけ言っておきたいことがあります。連合の幹部の方の中にも要さんのように骨のある方がいるという事実をあなた方はどうとらえているのでしょうか。

 いい加減、自己保身ばかりに走るのはやめるべきじゃないでしょうか。


詳細については

■労組への「団体交渉」、専従職を名乗る大竹信彦さん雲隠れのまま、「愛知地域労働組合きずな」の放言・暴言が続いています

をご覧下さい。

<次回合田さんの団交のお知らせ>

2009年1月28日(水) 19時 きずな事務所


場所は3階です。

(↑詳細はここをクリックして下さい)

※どなたでも参加可能です。 
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1. オバマならぬオバカな、ヘタ打ち労組の実態  [ 大阪ウニタ書舗 ]   2009年01月26日 22:40
やっちまったな!全労連系だって!男は黙って一人ユニオン! 政党ベッタリ、企業御用じゃ??、ダメダメ! {%表情とほほdeka%}{%表情苦手deka%}

この記事へのコメント

1. Posted by 吉岡   2009年01月22日 15:55
■連合職員 偽装請負批判で圧力受けた
(2009年1月20日付け MBS報道より)
 労働組合・連合大阪の職員が違法な偽装請負を批判する論文を発表したところ、連合幹部から不当な圧力を受けたとして、慰謝料を求める裁判を起こしました。

 提訴したのは連合大阪の嘱託職員、要宏輝さん(64)です。

 訴えによりますと要さんは2006年、松下電器の工場などで問題になった偽装請負について批判する論文を発表したところ、電機連合から抗議を受け、連合幹部からも「会社名は匿名にせよ」などと圧力をかけられたということです。

「松下やったらM、トヨタはT社、日産ならN社に匿名でやれという。読んだってひとつも意味がわからないし、おもしろくない」(要宏輝さん)

 要さんは精神的苦痛を受けたとして、連合に500万円の損害賠償を求めていて、「連合は非正規雇用の問題に取り組むと言っているが、形だけだ」と話しています。
2. Posted by 身内の不祥事に甘い全労連   2009年01月24日 15:54
全労連はパワハラやセクハラを許さないと労働相談を受けているのに、自分たちの労組の中でパワハラやセクハラを行っているとは一体何事でしょうか。

合田さんのHPを見させていただきましたが、裁判では合田さん全面勝利ということになっているのですよね。それをパワハラやセクハラという形で報復するなど言語道断です。

それと井筒氏は非正規雇用労働者全国センターの事務局長という立場にありながら、合田さんの救済申し入れを全く無視しているとは一体どういうことでしょうか。

きずなや井筒氏の不誠実な行為は、全労連という組織の信用を失墜させる行為であり、労働組合の中で真面目に頑張っている方々に対する冒涜です。

恥を知りなさい!
3. Posted by 全労連は偽善者   2009年01月24日 19:13
5 全労連の偽善者ぶりに呆れ返っています。

連合という組織が労使一体となったどうしようもない組織だということは誰もが知っておりますが、「我々は連合とは違う」と赤い旗を掲げ、「闘う労働組合」「職場の人権」と叫んでいる全労連にこのような問題があるとは知りませんでした。

まさに労働組合版「ジキルとハイド」ですね。合田さんのサイトできずなの陰湿な嫌がらせの実態を見させていただきました。
組合員まで合田さんに嫌がらせをして、気持ちの悪い組織ですね。どこかの宗教団体みたいです。ここまでくると組織ぐるみの犯罪ですね。

企業に対して法律を守れとかコンプライアンスを守れと叫んでいる団体が法律もコンプライアンスも守らないで恥ずかしくないのでしょうか。

非正規雇用労働者全国センターというのは、合田さんのような弱い立場に置かれている非正規労働者の権利を守るために設立されたセンターではなかったのでしょうか。相談をしても放置されてしまう組織では信用できませんね。

全労連さん、恥ずかしくないのですか?
4. Posted by 吉岡   2009年01月24日 20:12
>>身内の不祥事に甘い全労連さん
>>全労連は偽善者さん

お二人の言われていることはごもっともだと私も思っております。

非正規雇用労働者全国センターの井筒さんには合田さんの件について、全労連内部の問題だから上部団体としてきちんと取り組んでくださいとこのブログの写真で掲載しているとおり申し入れをいたしました。

しかし、昨年の8月25日に申し入れをしたのに全く回答がございません。これほど失礼でふざけた話はないと思います。

そして、昨年の12月19日、合田さんと愛知地域労働組合きずなとの団体交渉に私も参加をさせていただきましたが、きずなの石川委員長は自分が依頼をした代理人(弁護士)に「あなたはもうしゃべらないで」と言われるほど、一般常識では考えられない放言・暴言をする方でした。この団交で私が気づいたことは、きずなは合田さんを不当解雇したことに対して、いまだに謝罪すらしていないということ、そして不当解雇したことを全く反省していないということでした。

合田さんの事件の問題は、きずな側にもちろん問題がありますが、きずなを指導すべき立場にある全労連や愛労連が全く何もしていないことも問題だと思います。

お二人の方がこのように書き込まれていますが、上部団体として何もしてこなかった以上、このように批判されても仕方ないのじゃないでしょうか。

最後にもう一度記載しておきますが、きずなが合田さんを不当解雇したことに対して、いまだに何ら反省していない以上、全労連もしくは愛労連が毅然とした態度できずなを指導するよう望むものです。
5. Posted by ハドソン   2009年01月24日 21:03
 毎年2月の「トヨタ総行動」
愛労連傘下の労組は、トヨタ本社を取り囲み、不当行為を止めろとデモ行進します。

 「まず、お身内の「きずな」の不当行為を止めさせてから、お越し下さい。」ってトヨタから言われても、文句は言えませんよ。

 全労連に愛労連、大企業には威勢がいいけれど、お身内には甘いこと!恥ずかしいと思いませんか。

 
6. Posted by 一首よみました   2009年01月25日 14:20
 愛労連

 身内の腐敗を改めて

 一から出直せ労働運動
7. Posted by もう一首よみました   2009年01月25日 15:46
 全労連

 労働相談はいいけれど

 まずは「きずな」を正してから

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