なぜ、紙や印刷物が好きなんだろう。
なぜ、手書きのお手紙をもらうと、うれしくて そわそわするんだろう。
インターネットや電子書籍などなど。
生活をとりまく環境は日々デジタル化が進み、ものすごく便利に進化しています。
暇さえあればSNSやブログを周回したり、電子書籍をよく読む方でも、「 やっぱり紙が好き! 」 という方もたくさんいらっしゃることと思います。

本や手紙に触れると、日々の生活の中で紙が与えてくれる 「 もの 」 がネット媒体とは違った 「 もの 」 だからだと感じます。
手触りやにおい、厚みや色合い。インクがすっと紙になじんで形になる瞬間や、手にした時の気持ちや天気。
紙は五感全てで感じられる楽しみがあります。
それは例えば誰かに手紙を書くとき。
『 あの人はこんな雰囲気 』 『 あの人もきっとこんな紙が好きだろうな 』
そこには相手を想う時間も含まれていて、その体験が思い出と結びついて、忘れなれない 「 もの 」 として惹かれてしまうからではないでしょうか。
「 手紙を書く 」 という行為も、まさに書き手、読み手とも五感を震わせて味わうもの。
自分の字があまり好きではなくても、特別な相手に心からの気持ちを伝えたいと思った時、ペンをとる方は多いでしょう。
丁寧に、どうやって伝えたらいいか考えながら文字を書いていると、自然とそんな自分の姿が文字に現れる気がします。
だから手書きのお手紙をもらうと、きっと相手も同じ、とうれしくて愛しくなるのではないでしょうか。
紙に文字を書く瞬間、封筒を選んで、きれいに便箋を折る。手紙は気持ちがこもった、自分の分身のようなものです。
きっと相手の手元に届いたらそれは丁寧に読まれて、そっと ひきだしにしまわれて、いつかまた読まれる日を待つ。
そんな体験を手元にとっておけるのも、紙媒体の魅力のひとつです。

街にあふれるたくさんの紙や印刷物は今後減ってしまうかもしれないけれど、無くなることはないでしょう。
それは、今みなさんが感じている紙と紙にまつわる色々な思い入れや体験が、 「 もの 」 として今後も残っていくものだからです。
少しでも、そんな 「 もの 」 がこれからも輝くように。
紙と人との出会いを繋げていきたい。
この 『 箔便箋 』 があなたと誰かを繋ぐ大切な 「 もの 」 になりますように。