ブログ de 授業 “2018-19シーズン”

栄養士・調理師の食品、衛生、調理等授業記録

2018ブログ開始

統計でみる食中毒11/最終回(ノロウイルスによる食中毒)

統計でみる食中毒の最終回はノロウイルスによる食中毒です。
ノロウイルスによる食中毒は事件数が多く、患者数が非常に多いのが特徴です。
統計30


統計31


 ウイルスの食中毒への関与、検査方法の確立などの理由から1997年より食中毒の病因物質に指定されました。統計上は1998年より確認でき、近年、事件数はカンピロバクターによる食中毒と同様300〜400件となっています。事件こそカンピロバクターと同程度ということですが、患者数は非常に多く年間10,000人を超える数の患者数が出ています。2006年には27.000人を超える患者が出ています。

2013-17年
・事件数合計1,670件/(全体の32%)
・患者数合計57,947人/(全体の58%)
・事件あたり患者数35人

2018年(1-4月速報)
 84件、2,493人

統計でみる食中毒10(セレウス菌による食中毒)

細菌性食中毒の最後はセレウス菌による食中毒です。生体内毒素型に分類される一方で、嘔吐型、下痢型に分けられ、嘔吐型は食品内毒素型にも分類されます。
統計27


統計28


 グラフに示した1996年以降、死者はおらず、また、事件数もさほど多くありません。近年は年間10件未満となっており、患者数も100人前後となっています。
 過去の事例からも特段の特徴は見られません。

2013-17年
・事件数合計34件/7位(細菌性食中毒)
・患者数合計400人/7位(細菌性食中毒)
・事件あたり患者数12人/7位(細菌性食中毒)

2017年 主な食中毒事件
 8/31 大阪府 5人 飲食店、日替わり定食
 9/3 群馬県 7人 飲食店
 9/12 山梨県 19人 仕出屋、弁当

2018年(1-4月速報)
 なし

統計でみる食中毒9(ウエルシュ菌による食中毒)

生体内毒素型食中毒のウエルシュ菌による食中毒です。
統計24


統計25


 この菌による食中毒は年間30件程度発生しており、カンピロバクター食中毒等に比べて多くはありませんが、1事件当たりの患者数が多いのが特徴です。度々、学校給食などの集団調理で発生しており給食病という異名もあります。断定されておりませんが、今年になって各地の矯正施設における食中毒がこの菌が原因ではないかとされているようです。

2013-17年
・事件数合計123件/4位(細菌性食中毒)
・患者数合計6,409人/2位(細菌性食中毒)
・事件あたり患者数52人/1位(細菌性食中毒)

2017年 主な食中毒事件
 3/8 東京都 87人 学校、カレー
 3/15 滋賀県 101人 飲食店、カレー
 6/4 千葉県 93人 飲食店、弁当
 
2018年(1-4月速報)
 4件 174人 豚肉の生姜焼き

 カレーやシチュー等煮込み料理を室温に長時間放置して起こることが報告されています。
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