タベタキロク

食べるのが大好き。世界中の食べ物を全部食べたい。グランメゾンからB級グルメ、ゲテモノまで…。

2011年05月

サンデーベイクショップSunday Bake Shop

名前の通り日曜日しかやっていないお菓子屋さん、サンデーベイクショップ。イギリスのお菓子が中心のようです。どれもかなり甘みが強くて、素朴ながら味わいは豊か。ナッツ類の使い方が上手。

食感はボソッとした感じのものが多いかな。フランス菓子の洗練された味わいとは違います。どこか家庭的。そしてでかい。

個人的にはやはり甘すぎる。人気なのはわかるし、たまにちょっとつまみたいなぁなんて思うのですが、自分で買うことはもうないかな。

面白い食感味わいのお菓子たちですが、単純に美味しいって思ったのはスコーン。温めて食べてとのことだけど、買ってすぐに食べてみる。こんな味わい深さがあるスコーンは初めて。いい味が余韻としてながく残ります。

このスコーンだけはまた買いたい!

彗富運SPOON

新宿3丁目にある安くて人気のビストロ、彗富運スプーン。小さなお店ながら、とても評判がいいので行って見る。結果は全然良さが見出せませんでしたね…。

行った時にお店の方が、お店の前でタバコ吸っているのもなんともいえませんし、内装や雰囲気、席の狭さなどから決して居心地がいいとは言えず、接客もあってないようなもの。感じもよくありません。

何かが突出して悪いとは思わないですが、料理のクオリティーも高くないし、値段は安いですが、また行きたいとはまったく思えませんでした。値段が安いと書きましたが、味からすると相応というかね。新宿なら美味しいのかなぁ?

メニュー数も少なく、これといって惹かれるものがあるわけでもなく、前菜盛り合わせにあった鴨のテリーヌなんて、ちょっと前にレザンファンギャテで田舎風テリーヌを食べたばかりなので、クオリティの差を余計感じてしまいました(もちろんそこまでの味を求めていませんが)。

ホタテなんかにしても火の通しがよくないし、車えびのグラタン アメリケーヌソースは、家庭で食べるなら美味しいのですが、わざわざお店で食べる味ではないし、火が通り過ぎて堅くなった海老は全然美味しくない。

ワインをガブガブ飲んで楽しむお店なんだろうけど、ワインを飲むにしても、料理を食べるにしても、もう少しお金を出してでも違うお店に行きたいなぁ。かなり不完全燃焼なお店でした。

レザンファンギャテLes enfants gates

代官山にあるテリーヌを前面に押し出したレストラン、レザンファンギャテ。パッと見はおしゃれなワインバーかな?みたいな印象ですが(外から見えるカウンターを見た感じね)、実はきちんとしたレストラン。落ち着いた雰囲気で素敵です。

レザンファンギャテが出来た当時から、テリーヌがメインのレストランって面白そうだなぁとは思っていましたが、実際行ってみて、面白いではなくて美味しいレストランだと実感。もっと早く行っておけばよかった…。

行ったのはランチ。3千円からコースがあり、値段もリーズナブル。今回はメインがついた5千円のプリフィクス。

どのコースにはテリーヌが付いてますので、3千円のコースでも充分楽しめると思います。

前菜として、定番から季節のテリーヌを含めた10種ほどのテリーヌ(コレクシオンドゥテリーヌ)よりを選べるのが魅力。いやどれも美味しそうです。このテリーヌは夜も同じもののようで、お昼に行くのがお得な気がします。

食べたいテリーヌがたくさんあったので、今回はメインもテリーヌに変えてもらいました。アミューズも小さな野菜のテリーヌで、デセールもグリオットとショコラブランのテリーヌ仕立てを選んだので、完全にテリーヌ尽くしです。

一緒に行った連れが選んだのと含めて、コレクシオンドゥテリーヌから3種類いただきましたが、どれも美味しかったです。穴子と焼きなすのテリーヌ ウーシャンの香り ペットラーブのクーリー、オマール海老とフヌイユ 新玉ねぎのテリーヌ アンジョワ風味の緑のソース、定番の田舎風テリーヌの三種。

特に田舎風テリーヌは抜群!2週間ほども寝かせているそうですし、使っている肉もさまざまなもののようですが、味わい深さは半端ないです。今まで食べたパテドカンパーニュで一番好き。かなりしっかり塩をしていて、だからこそここまで味が乗るのか。付け合せに去年漬けたアメリカンチェリーなんて添えてある。コンソメジュレも添えてあり、一緒に食べるとなお美味しい。

オマーエ海老のも食感といい甘みといい抜群。添えてあるニンジンのカクテルもやたら美味いし。全般的にスパイスなどの使い方が上手で、味がしっかり決まってましたね。

テリーヌだけじゃなくて野菜のスープも味わい深いです。連れが食べたメインのヤーコン豚だって良かったけど、この日食べたテリーヌ達には及ばない。

デザートも楽しい感じになっているけど(ミニャルディーズも含めて)、味はもう一歩か。

接客がスマートで気が利いていて、圧迫感がない。夜は、一人でふらっと訪れてカウンターで軽くなんてのが楽しそうですね。他のテリーヌも食べてみたいですね。

エキュレecurer二回目

来栖けいさんのレストラン、エキュレ。シェフも交代したということもあり再訪です。現在はサンパウなどにもいた河島英明さん。なのでモダンスパニッシュ。とても若い方です。

以前はありませんでしたが、今はランチもやっているということでランチに訪問。ランチはおまかせ6000円のコース一本。3日前までの予約で、+3000円でグランクリュカフェをつけれます(3名分)。

ランチはモダンスパニッシュといいつつもパスタが出たりとイタリアンっぽいですね。でも味はちょっと抜群だったな。

最初に出たのは太刀魚。間にラルドを挟んだ厚みのある一品。周りはパートブリックで包んでいてカリカリ。ロメスコソースでいただきますが、このソース、ロメスコソースだからナッツの味が強く感じるかと思ったがそうでもない。ニンニクの風味が生きた美味しいソースでしたけどね。

レアに焼き上げられた太刀魚の食感が抜群。付け合せのミョウガのマリネも酸味が利いていて良い。

次にパスタが来ます。シンプルなヴォイエロ。ヴォイエロって何だ?って思ったけど、パスタのメーカーさんなんですね。パスタの種類か何かかと思いました。ちょっとひっかかりのある口当たりでもっちりしたスパゲッティーニですね。

上にはたっぷりの生のマッシュルーム。それからチーズのようにかかっているのは、マカダミアナッツを削ったもののようだ。初めて食べました。風味豊か。

マッシュルームは生でとても美味しいけど、多すぎるかな。ここまで多いとソースと絡まないしね。ソースはレモンの酸味が利いたカルボナーラみたいな印象を受けるクリームソース。味わい自体はシンプル。

メインも抜群。天草梅肉ポークのラッケ。豚肉は肩ロース。しっかりした噛み応えで、かつ甘味と旨味がとっても広がる。

豚肉の横にはまるまる一個の玉ねぎを3時間ローストしたものが。周りは真っ黒。中は甘みが凝縮しているし、かつ香りが広がる。これはトリュフのオイルだね。ローストしたときに出る汁を最後に豚肉に絡めてラッケにしているので、豚肉もとんでもなく甘みと香りが出ているんですね。

デザートはキクイモのシリアル 白チョコレートのアフォガード。シリアルの他にキクイモのアイスも乗っています。目の前でホワイトチョコレートのスープを注いでくれますが、これはチョコというより、生姜の利いたミルクの印象。さっぱり美味しい一品だけど、味わい自体にインパクトはないかな。

一緒に行った連れがあまり調子がよくなくワインはボトルで注文せずにグラスで何杯かいただく。特にマコンシャントレはバランスがよく、酸の広がりも豊か、ジューシーで美味しい一杯でしたね。ワインリストは見てませんが、以前より充実したという話ですし、今は夜、バー利用もできるみたいなので、今度はバーとして使ってみようかな?値段とかよく知りませんが…。

それからグランクリュカフェ。前に飲んだときより、より完成度が高くなっていました。
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