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新橋の細い路地にある割烹料理店「ひろ作」でランチをした話。

お店の雰囲気は気構える必要は全然ない小料理屋といった印象を受けます。狭いお店でカウンターが4席とテーブル席が1席なので、少人数しか入れないですね。

料理場も雑然としていますし重苦しさは皆無。料理はご主人が一人で作ります。接客は奥さんらしき女性のみ。元気の良い方です。服装もラフですし気さくな感じ。

この狭さでは回転もしないので、安い値段で営業しても利益は出ないですよね。良くお昼の値段が夜に比べて、めちゃくちゃ安いお店がありますけど、夜の料理の片鱗も見えない料理でがっかりすることがあるのですが(夜と同じものを期待しているわけではないですよ)、「ひろ作」さんの料理はお昼でも満足できます。夜は食べたことないですけどね。

メニューがなく、席に座ると料理がテンポ良く出てきます。小料理数品とざる蕎麦のみのお決まりです。料理は日によって変わるようです。

メニューはないのかなぁと思いながらカウンターに座っていたら、すぐに料理が出てきました。まずは里芋の煮物?とマグロとアイナメのお刺身です。

少量です。里芋は2つ。小さなお皿にのっています。ゆずの香りがほのかに香る優しい味。ねっとりしていて甘い。四角い形のマグロや、コリッと歯ごたえの良いアイナメもおいしい。

食べ終わると、すぐに天ぷら。鱧の天ぷらとソラマメの天ぷらです。細かく包丁が入った鱧は柔らかく、カラッと香ばしい。鱧の上には梅肉ソースが、ちょこんと乗っています。

次に出てきたのは蒸し物。「熱いので気をつけてください」と言われ、開けてみるとおこわです。このおこわにも鱧の皮が乗っていて良い旨味を出してます。おこわ自体も良い味。鯛めしみたいな味だね。まさかおこわが入っているとは思わないくらい小さな容器なので、一口二口でなくなってしまいます。おいしいからもっと食べたい…。

そしてメインのざる蕎麦の登場です。ざる蕎麦は今までの料理とは違い、そこそこ量はあります。それでもお腹いっぱいには全然ならないですけどね。薬味は山葵に大根おろし、ネギです。何故かつゆは二つ出てきます。一つは足りなくなったときに足すようかな?注ぎ口が付いているので。

透明感のある白っぽい細い蕎麦。更科ではないですが、繊細で歯切れの良い蕎麦です。繊細な優しい味わいの蕎麦はほのかな甘味もあり、蕎麦屋顔負けのおいしさ。つゆは濃いめでまろやかな味わいです。この蕎麦は自家製粉だそうです。

そば湯は白濁していてトロッとしたもの。粉を溶いたものですね。濃厚でおいしいですよ。

蕎麦をいただいた後には甘味も付いています。わらび餅が出てきました。小さな容器にたっぷりの黒蜜がかかっています。ちょっと太い楊子のような小さな箸がついてくるのですが、なかなか食べづらかったです。モチッとした食感が楽しめます。

料理は全ておいしいですね。量が小量なのが残念なくらいです。値段を考えると、量の少なさも仕方ないかな。味わいで満足させられます。和食は全体的に値段が高く、安くておいしいお店はなかなかないのですが、「ひろ作」さんは良いですね。