【Title】Change / Return / Success
【Artist】
NEILS CHILDREN(にーるず・ちるどれん)
【Release/Label】
2004年
SOFT CITY RECORDINGS(そふと・してぃ・れこーでぃんぐす)
【Origin】
ENGLAND(いんぐらんど)

結局人というものはいくら新しい音や刺激を求めてみたところで、180度根っこが変わってしまう訳もなく、巡り巡って辿りついてみれば「ん、何だか一周したぞ」的な所へ戻ってくるんではなかろうか、とつくづく思いました。
という訳でアラン・マッギーも認めたNEILS CHILDREN(ニールズ・チルドレン)の本作は、過去にリリースしたシングルを再編集した作品で、今となっては入手しにくくなった初期シングルを手軽に聴くことの出来るミニアルバムです。
何でも本作より前に『DEMAND THE IMPOSSIBLE('00)』なる非公式のフルアルバムを録音しているそうですが、現在まで公にリリースされたことはなく、そう簡単には手に入らないとか(って言われるとめちゃ聴きたい)。
本作には関係ないですが、以下参考までに(と個人的なメモとして)その非公式アルバムの曲目です。
01.Where Can I Hide?
02.Can't See Past My Eyes
03.No One
04.It's Only Money
05.Billy See's Colours
06.I'm Your Man Girl
07.Get Away From Me, Now
見事なまでに現在入手可能な音源には収録されていない曲ばっかり…、くそーガッデム!
どなたか入手方法をご存知の方いらっしゃいましたら教えてやってください。
話が思いっきり横道に逸れましたが、思春期に80年代のニューウェーヴやポジパン/ゴスに触れた僕としては、冒頭の「ん、何だか一周したぞ」的な戻って来た感をヒシヒシと感じたバンドでした。
そんな訳でこのネオゴス・シーンの旗手と呼ばれているニールズ・チルドレンを嫌いになる理由なんてどこにもなく、00年代以降、ひとつのジャンルとして確立された感もあるリバイバル・ポストパンク然とした冷めたロックンロールを基調としながらも、他のどのバンドよりも色濃く表現される80年代っぽさは僕のツボを突きまくりでした。
ネオゴシックという括りで呼ばれてはいますが、一時期全身黒づくめでデスメイクに近い化粧をしていたことを除いてはさほどお約束的なゴシックっぽさがなく、どちらかと言えばもっとネオサイケやポストパンク、ポジパンっぽいパンキッシュなダークさが特徴的です(特に本作)。
本作でもほのかに感じることが出来るTHE CURE(ザ・キュアー)のロバート・スミスを彷彿とさせるジョン・リンガー(Vo、G)の声質(次作以降ではもっと顕著になります)と、スリーピースのバンドゆえに薄くならないギリギリのラインで保たれるセンスの良いギターが何と言っても魅力的で、キュアー(特に『SEVENTEEN SECONDS('80)』から『PORNOGRAHY('82)』あたり)やGANG OF FOUR(ギャング・オブ・フォー)がお好きな方にはとにかくオススメしてみたいバンドです。
ちなみにファッショナブルなその容姿を服飾業界が放っておくはずもなく、フランスのAPRIL77と言うブランドが立ち上げたレーベル「APRIL77 RECORDS」の第一弾アーティストとしても契約し、音源をリリースしているそうです。
…この人ら7インチでも音源をリリースするもんだから、プレイヤーのない僕としてはやりきれません(涙)。
お願いやからCDというフォーマットでもプレスしてください!
◆ 関連記事
⇒ No.135 NEILS CHILDREN/SOMETHING PERPETUAL('06)
M-1「Come Down」
初期衝動のカタマリとも言えそうな暴力的なパンキッシュナンバー。
ちなみにニールズ・チルドレンとしては二枚目のシングル曲。
M-2「How Does It Feel Now You're On Your Own?」
ライブを生で観たことがないのでこれがどう再現されているのか分かりませんが、CDで聴く限り個人的にとても気持ち良いギターの音色とフレーズで大好きです。
タイトなドラムと凶暴な音のベースのシンプルな展開も素晴らしい。
M-3「I Hate Models」
僕は語学「非」堪能なので歌詞の意味は全然分かってませんが、こんなタイトルの曲をリリースしちゃった後でフランスのファッション・ブランドと契約なんかして良かったんでしょうか(笑)。
これまたシンプルでパンキッシュなナンバー。
















