2010年06月28日
No.75 BOSSA TRES/EM FORMA!(1998)
【Title】EM FORMA!
【Artist】
BOSSA TRES(ぼっさ・とれす)
【Release/Label】
1965年
FORMA(ふぉーま)
【Origin】
BRAZIL(ぶらじる)

夏だ、ワールドカップだ、パラグアイだ…、打倒パラグアイ!!
…と言う訳で皆さんはパラグアイのアーティストや音楽ってご存知ですか?
僕は残念ながらまったく知らなかったので、ちょっと調べてみました。
ブラジルには「サンバ」や「ボサノヴァ」が、アルゼンチンには「タンゴ」があるように、パラグアイの国民的な音楽としてはパラグアイ・ハープを用いた「アルパ」というものが有名なんだそうです。
しばらくはブログのサイドバーにこのアルパという音楽の動画を貼っておきますので、一度お楽しみください。
という訳でパラグアイのアーティストはひとつも知らないので、同じ南米のブラジル音楽で逃げたいと思います!
さて自分の得意とする専門分野ではないので全然詳しくはないのですが、昔からなぜかブラジルの音楽やボサノヴァには多少興味がありまして。
THE BEATLES(ザ・ビートルズ)の世界にドップリ浸っていた二十歳前後の頃、その周辺のマージービートやブリティッシュ・インヴェイション、ソフトロックなどを色々と物色していて、「Day Tripper」や「Fools On The Hill」などをカヴァーしていたSERGIO MENDES & BRASIL '66(セルジオ・メンデスとブラジル'66)に出会ったのがそのキッカケだったと思います。
パッと聴いた感じではイージーリスニングのように軽やかで爽やかなところが親しみを持ち易かったんだと思いますが、一時期弟がブラジルにサッカー留学していたという個人的な事柄も大いに関係していると思います。
コーヒー大好き、サッカー大好き、ボサノヴァ大好きな僕は、実は前世はブラジル人だったんじゃなかろうかと思うくらいにブラジルという国に愛着があるのです。
…ポジパン大好きな元ヴィジュアル系、ジャッキー・チェンマニアのGOBLIN(ゴブリン)狂というリアルの僕を知っている人からは、「ボサノヴァはお前に一番合わない音楽」とよく言われますが…(ほっとけ)。
ボサノヴァのルーツはブラジルの伝統音楽サンバであり、またそれが発展したものだとどこかで読んだ記憶がありますが、そのボサノヴァにもそれこそサンバ風のものやポップス寄りのもの、ジャズと融合したものなど様々なタイプがあるそうです。
今回オススメしているBOSSA TRES(ボッサ・トレス)は間違いなく一番最後のジャズ融合型ボッサのひとつで、同ジャンルではTAMBA TRIO(タンバ・トリオ)というグループの方が遥かに知名度は高いのですが、本作はそのタンバ・トリオの名作にも引けを取らないほどの名演が収録されている一枚だと自負しています。
ピアノとベース、ドラムのスリーピースによるインプロビゼーションが生み出す緊張感溢れるスリリングなナンバーから、海辺のテラスでウトウトしながら聴きたくなるような心地よいスローナンバーまで味わいの深い、飽きの来ない傑作です。
ピアノ弾きのルイス・カルロス・ヴィニャス(なんてサッカーが上手そうな名前なんだ!)という人がこのグループの頭脳なんですが、この人の弾くピアノが素晴らしいのはもちろん、後からオーヴァーダブしたと思われるチェレスタの音色がこれまたキラキラ感たっぷりで最高なんです。
また普段ロックをメインに聴いていることで毒された耳(笑)にはとてつもなく新鮮に聴こえるプレイが目白押しで、そう言った意味でもちょっと聴くだけでも面白いと思います。
細かいですけどハイハットの刻みや開け閉め、リムショットひとつとってみても、ロックにはないリズムとノリなのでめちゃくちゃ勉強になる気がします。
ちなみに本作、オリジナルリリースは65年でブラジルのレーベルFORMAよりリリース。
僕の所有するCDは98年にマーキュリーより再発された「世界初CD化」の盤です。
最後にamzonのユーザーレヴューが笑えるくらいに的を得ていたので転載します。
「これまで数々のジャズサンバトリオの音を聴いて、
一つの結論にぶち当たりました。
それは、このトリオほどスピーディ且つアグレッシヴに
演奏しているバンドはないな、ということです。
多少、勢いに任せてしまっている場面もありますが、
そんなことはもうど~ぉでも良くなってきますよ、ホント。
ある意味、スラッシュメタルですから。」
う~ん、まさにその通り(笑)!
M-1「Bottle's」
僕が初めてボッサ・トレスと出会った、スピード感と緊張感が素晴らしいナンバーです。
とあるボサノヴァのコンピに収録されていたのですが、即KOされてしまいました。
で、すぐにアルバムを買いに走ったのは言うまでもありません!
M-3「Valsa」
しっとりめのスローナンバー。
ボサノヴァはブラジル産の音楽ながら、こういうスロー系はイタ飯屋でもよく流れています。
美味いパスタが食べたくなりますね…。
M-5「O Morro Nao Tem Vez」
ジャジーな雰囲気がアダルトなアナタを演出します。
僕はお酒がほとんど飲めませんが、バーなんかで聴くとピッタリなのかもしれません。
それにしてもハットやシンバルの使い方がカッコイイです。
2:55からのテンションの上がり方も素晴らしい!
M-8「Sambete No 4」
一分そこそこの小曲。
流れるような鍵盤さばきとスピード感溢れるドラミングがよろしい。
M-10「Imprevisto」
イントロからのフレーズを基に繰り広げられるアドリブの応酬。
ダンサブルなジャズボッサの名曲。
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この記事へのコメント
1. Posted by かおもじ 2010年06月30日 21:12
へぇ!アルパってパラグアイ産楽器なんですね~!知らなかった!あの超巨大ハープですよね~。日本では上松美香さんが有名ですね(^ー^)高校の頃ハマりました♪
2. Posted by 古巣 鳴人 2010年07月02日 00:14
>かおもじさん
うひゃ~、高校生でアルパを聴かれてたんですか!?
素晴らしい…というか、もうそういうの通り越して、ジャンルの幅が広過ぎてビックリしました(笑)。
上松美香さんは先ほどYouTubeで試聴してきました。
当たり前ですけど物凄い沢山の弦が張られていて、それを高速で爪弾く姿に惚れぼれとするとともに、あまりに速すぎて酔いそうになりました(笑)。
それにしても良い音色ですね、アルパ。
うひゃ~、高校生でアルパを聴かれてたんですか!?
素晴らしい…というか、もうそういうの通り越して、ジャンルの幅が広過ぎてビックリしました(笑)。
上松美香さんは先ほどYouTubeで試聴してきました。
当たり前ですけど物凄い沢山の弦が張られていて、それを高速で爪弾く姿に惚れぼれとするとともに、あまりに速すぎて酔いそうになりました(笑)。
それにしても良い音色ですね、アルパ。
3. Posted by 車輪 2010年07月06日 21:20
こんばんは、ボッサは個人的には割と親しみがあるジャンルですがこのグループは知りませんでした。古巣さんの仰るとおりロックとは別物な新鮮な感覚がありますよね。僕も少しロックに疲れたときはjazzやボッサを聴いたりしています♪
4. Posted by 古巣 鳴人 2010年07月06日 23:57
>車輪さん
僕も特に意識してる訳ではないんですけど、あまりロック系を聴きたいという気分じゃないなぁという時にチョイスすることが多いです、ボサノヴァ。
あと昔は女の子を助手席に乗せた時にカッコつけるためにとか…不純ですな(笑)。
しかし車輪さんもGSからオルタナ、ボッサにジャズまで何でもアリですね!
皆さん幅が広くて感動です(そしてリスペクト)!
僕も特に意識してる訳ではないんですけど、あまりロック系を聴きたいという気分じゃないなぁという時にチョイスすることが多いです、ボサノヴァ。
あと昔は女の子を助手席に乗せた時にカッコつけるためにとか…不純ですな(笑)。
しかし車輪さんもGSからオルタナ、ボッサにジャズまで何でもアリですね!
皆さん幅が広くて感動です(そしてリスペクト)!
















