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なぜ後手に回っても動かなかったのか? アジア杯で見えた監督・森保一の本質

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準決勝のイラン戦で待望の先制点が生まれた直後、記者席に備え付けられたテレビ画面に森保一監督が映し出された。さぞ喜んでいるかと思いきや、控えめに喜びを表したあと、何事もなかったかのようにメモにペンを走らせた。

似たようなことは、その前にもあった。グループステージのウズベキスタン戦で武藤嘉紀が同点ゴールを決めたあと、よく決めてくれたと言わんばかりにニコッとすると、すぐに笑みを消したのだ。

選手たちは指揮官について「とにかく優しい」と口を揃える。また、メディアに対しても笑顔を絶やさず、腰が低い。

だが、ただ優しく、謙虚なだけの監督が、J1リーグを三度も制すことができるはずがない。日本代表としてドーハの悲劇を体験し、監督として三度宙に舞い、途中退任も余儀なくされている。得点直後のクールな振る舞いに、修羅場を何度もくぐり抜けてきた男の本質がうかがえた。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190205-00053848-sdigestw-socc

頑なにメンバーを代えない。「総力戦」と言うものの、線引きは実にシビア


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その本質とは、いったい何か――。肝が座っていて動じない。あるいは、芯が強い、ブレないと言ってもいい。そうした資質を感じさせた一例が、メンバー選考だ。グループステージ突破後のウズベキスタン戦こそスタメンを大きく変えたが、それ以降は中2日であっても頑なにメンバーを代えなかった。「総合力」「総力戦」と言うものの、線引きは実にシビア。サンフレッチェ広島でも指導を受けた佐々木翔は「日頃からプレーをよく見ている。気を抜いたら出さないぞ、というのを感じる」と語る。

初戦や2戦目で交代枠を余らせた理由については、「率直に言うと、勝つためです」と指揮官はきっぱり言い切った。もちろん、すべての監督が勝利を目指しているが、その突き詰め方、敗因の確率を少しでも減らすことへのこだわりは強い。チームが勝つことによって個人も成長する。勝たなければ成長はない。そう考えているのだろう。

そうした勝利至上主義は、志向するスタイルにも表れている。

「ディフェンスラインからボールを繋ぎ、剥がしていくのが理想」と語っているから、親善試合のコスタリカ戦やウルグアイ戦、今大会のイラン戦などは理想的なゲームだろう。

しかし、スタイルに固執するつもりはない。求めているのは、選手たちがピッチ内で臨機応変に戦うことであり、サウジアラビア戦のように相手にボールを持たせ、引いて守ることも厭わない。

その一方で、どんな相手でも、どんな状況でも、必ず求めるものもある。タフに、粘り強く、戦い抜くこと――。つまり、サッカーの本質である。それが表れた好例がイラン戦の先制点のシーン。ペナルティエリア付近で南野拓実が倒れた瞬間、イランの選手たちはプレーを止めてレフェリーに詰め寄った。だが、南野はすぐに起き上がり、プレーを続けた。原口元気は「森保さんは練習中から、プレーをやめるな、続けろ、とすごく言っている。それを拓実が実戦してくれた」と日頃の成果ということを強調した。

対戦相手の分析に関しても、「緻密だと思う。分析のフォーマットもイングランドと同じものを使っている」と吉田麻也は証言する。

だから、カタールとの決勝で戦術的に後手に回ったことも、その際、2点を取られるまでベンチから指示が出なかったことも、意図があると思えてならないのだ。選手たちの柔軟性を磨くために、どの試合もハーフタイムまでは、あえて任せていたというような意図が――。

そもそも森保監督の率いた広島は、Jリーグで最も戦術が整備され、 論理的にゲームを進められるチームだった。その時愛用していた3−4−2−1を現在採用していないことからも、広島時代とは異なるチーム作りを進めているのは確かだろう。

2020年の東京五輪、2022年のカタール・ワールドカップに向けて、今は選手に経験を積ませ、成長させる。戦術的にアプローチするのはこれから――。そう考えているのではないか。U−22日本代表も含め、代表チームにおける指揮官のアプローチとマネジメントを1年半見てきて、そんなふうに感じられるのだ。
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おそらくU−22日本代表との融合が図られる6月のコパ・アメリカから、戦術の落とし込みを含め、チーム作りが本格化するのではないだろうか。

コメント一覧

    • 1
    • Posted by
    • 名無し
    • 2019年02月06日 09:09
    • ID:LiyVh8am0
    • 決勝戦は後半から乾と伊東入れておけば結果は違っていたかもしれないのにほんと無能
      雑魚相手に連勝して勘違いしちゃったんだろうなーこいつ
    • 2
    • Posted by
    • 名無し
    • 2019年02月06日 09:36
    • ID:qfZ4YSjf0
    • えーと、この記事の論調だと選手は頑張ってきた、だから監督は見てたってことかよ
      いやお前も頑張れよモリポ
      こんなの対策したもん勝ちだろ
      カタールの対策しましたハズレましたカタールは日本の攻略できました見てました明日頑張ろうかよ
    • 3
    • Posted by
    • 名無し
    • 2019年02月06日 09:41
    • ID:dyQwK0l70
    • 選手のレベルからすると2位でも上等だわ
      それほど今回のメンバーのレベルが低い
    • 4
    • Posted by
    • 名無し
    • 2019年02月06日 09:44
    • ID:WyDkQkPv0
    • まあ広島降格寸前まで落とした監督だし
      色々求めるのは酷
    • 5
    • Posted by
    • 名無し
    • 2019年02月06日 09:58
    • ID:DMr.ZFew0
    • ※3 アジアじゃトップクラスのメンバーやろ。
    • 6
    • Posted by
    • 名無し
    • 2019年02月06日 10:18
    • ID:fHwMRFAs0
    • ※1
      ウルグアイやイランが雑魚だと思ってるなら勘違いしてるのはお前の方だ
    • 7
    • Posted by
    • 名無し
    • 2019年02月06日 10:38
    • ID:IxYQwXsp0
    • 前半途中ではなく、自主性に任せて敢えてハーフタイムまで待つ。優勝より平常運転で成長を促すということなら、プライオリティの問題として理解は出来るが、そもそも自主性を発揮出来る下地としての戦術準備が存在しているのだろうか。「あえてしなかった」もしくは「できなかった」、その辺りは並んだレビューを読んでも記者の推測の域を出ていない状態。JFAには大会総括の報告書でも公開して欲しいですね。
    • 8
    • Posted by
    • 名無し
    • 2019年02月06日 10:41
    • ID:aAriRIRm0
    • インタビューとか分析を色々読んだけど今後ちゃんとした戦術コーチでも呼んで
      対策と修正ができる様にならなかったら交代も考えた方がいいと思うわ。
      勝敗はともかく流石に決勝の采配は擁護できない。
    • 9
    • Posted by
    • 名無し
    • 2019年02月06日 10:48
    • ID:epPKWi7A0
    • 森保は決勝やサウジ戦で試合中に選手や視聴者の誰もが修正しないといけないとわかっている問題を放置したか又は解決策が分からなかった
      代表監督のレベルじゃない
      人間性は素晴らしいと評判だが頭の回転が遅い
      監督を代えるか有能なスタッフを入れて戦術は任せる、監督の指示なくても選手が試合の中で話し合って修正する能力をつける などしないと自国開催の五輪や次のワールドカップ予選は国民ががっかりすることになると思う
    • 10
    • Posted by
    • 名無し
    • 2019年02月06日 11:00
    • ID:hYzYv0..0
    • メモゲエジ
    • 11
    • Posted by
    • 名無し
    • 2019年02月06日 12:20
    • ID:lmtWGSNs0
    • 岩政を戦術参謀にしよう


    • 12
    • Posted by
    • 名無し
    • 2019年02月06日 13:24
    • ID:V2QrJosb0
    • コレクティブな選手をピッチに何人も入れて成立するスタメン固定ノーコレクティブという放任スタイルが定着するとは思わない。監督が細かい指示と修正を試合中に行うべきで選手交代時にメモ渡しておくぐらいのことはしないとダメだな
    • 13
    • Posted by
    • 名無し
    • 2019年02月06日 16:29
    • ID:hKhk9Ex10
    • カタール戦は正直なんとも言えない。仮にどんなに弱いチームでも何回もやったら勝つのがサッカーだよ
      ゴラッソ気味に序盤二発叩き込まれた時点で、普通のチームはそれを跳ね返すのかなりきつい。ベルギーはやってみせたけど日本はベルギーじゃない
      カタール以前の問題で、敵がブロック引いて待ち構えてる所に執拗に楔入れてカウンター食らうようなことしてた方が疑問だった
      ダメそうなら堂安酒井のサイドから押し込んでセットプレーや中央に戻してミドルするなりで、
      スペースができるまで相手のやり方に付き合ってもよかったんじゃないかと
    • 14
    • Posted by
    • 名無し
    • 2019年02月06日 17:57
    • ID:iFia1fg30
    • カタールが4バックで来るか5バックかで何かしらの対策すら用意してなかったのかな。用意していてあの前半はまずいだろうし。それはあえて選手の成長の為にって記者の推測も、えっ?決勝で?て普通に思うよね。
    • 15
    • Posted by
    • 名無し
    • 2019年02月06日 19:02
    • ID:NVPZqAla0
    • >>13
      あの2点はカタールが自分たちの意図通りに日本を崩して奪った得点だぞ。
      あの試合は普通に実力負け。
    • 16
    • Posted by
    • 名無し
    • 2019年02月06日 19:14
    • ID:qfZ4YSjf0
    • >>15
      あれが監督の対応負けなんだよ
      海外サッカー見慣れると、1点取られようものなら、どの監督も大急ぎで指示だして、システム修正に取りかかるんだよ
      地蔵モリポ尊ではそれが無理だとわかった
    • 17
    • Posted by
    • 名無し
    • 2019年02月06日 19:51
    • ID:toc.vu.y0
    • 物言える参謀が必要だ。
      コーチ陣身内で固めちゃダメ。
    • 18
    • Posted by
    • 名無し
    • 2019年02月06日 20:35
    • ID:hKhk9Ex10
    • >>15
      カウンターは意図通りでも決めたシュートはどれもイージーじゃない
      あれが毎回イージーに決められる選手なら4大でプレーしてるわ

      日本に勝ったからカタールリーグの方が上みたいな論調もそうだけど、
      一期一会の試合結果で鬼の首獲ったかのように、実力実力言い出すのは頭悪すぎて辟易するわ

      ベルギー戦で乾原口の素晴らしいシュートで2点先制したけど、じゃあ常にあのようなファインゴール決めている選手でOK?
      ユーロをポルトガルが獲ったからポルトガルリーグがヨーロッパ最強のリーグでOK?
      ちがうじゃん
    • 19
    • Posted by
    • 名無し
    • 2019年02月06日 23:40
    • ID:aAriRIRm0
    • 決勝は勝敗以前の話で、
      今大会カタールの試合をちゃんとスカウティングしていれば3バック対策できたのにしてなかった。
      試合中乾がそれに気づいていたけど監督は修正できずに36分まで放置した。初戦の原口の修正も乾が話したものだし。
      連携ちぐはぐなのはある程度しょうがないと思うけどやっぱりそこは監督の采配の責任だよ。
    • 20
    • Posted by
    • 名無し
    • 2019年02月07日 04:08
    • ID:6JITVDal0
    • >>16
      ザッケローニもアギーレもハリルホジッチも失点したら直ぐに守備の修正しなおしてたよな。ポイチは腕を組んでダンマリでなーんもしないのを見てこりゃ駄目だって思ったわ。
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