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ベルギーで輝く森岡亮太、“ボランチ転向”で新境地 「一番理想的」な選手とは?

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昨季途中にボランチに転向したシャルルロワのMF森岡亮太が、今季もベルギー1部リーグで好調を維持している。ここまでリーグ戦全試合に先発出場し、2ゴール7アシスト。中盤の底からチームを統率し、正確なロングボールやスルーパスでチャンスを演出する森岡は、間違いなくシーズン前半を3位で折り返したシャルルロワの躍進の原動力となっていた。

ボランチの新戦力として森岡の日本代表への再招集を推す声も高まりつつあるなか、森岡本人にチームの現状や現在の好調の要因となったボランチ転向の経緯、そして自身が考える“ボランチ論”についてオンライン形式のインタビューで話を訊いた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/8157bb67642a565fdaf9afade931b1e046b4d2ec

【森岡亮太インタビュー|前編】前半戦3位のシャルルロワで全試合出場、7アシストを記録


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―2020年最後の試合となった12月27日のアントワープ戦に1-2で敗れました。この結果をどのように受け止めていますか?

「先制点を取るまでは予定通りというか、順調にいっていました。前半にもうちょっとチャンスがあったので、そこで決めきれていればまた違った展開にもなったのかなと思います。うちが点を取った後に相手がやり方を変えてきて、そこに完全に対応しきれなくなって後手後手に回り、修正しきれないまま失点してしまったという感じです」

―アントワープの三好康児選手が後半12分に途中出場で入って来てから、流れがガラッと変わりました。

「そうですね。だいぶ康児が自由に動き出して、その影響がいろいろなところにいき出して捕まえきれなくなりました。あそこを起点にして(攻撃を)作られていました。前半は(相手が)そこまで人数をかけた攻撃をしてこなかったんですけど、康児が間に入ってくることで人数をかける攻撃をするようになって、それを捕まえきれてなかったですね」

―三好選手を含めて、ベルギーでプレーする他の日本人選手とのプライベートでの交流はあるのでしょうか?

「以前はもうちょっと広い幅で、いろいろな人たちと会ってたんですけど、今はあんまり会ってないですね。シュミット・ダニエル(シント=トロイデン)ぐらいですかね」

―前半戦を終わってシャルルロワは3位。今季のチームの特長について教えてください。

「カウンターの速いチームで、まずは守備から入って失点しないこと、そのなかで良い形でボールを取って攻撃に繋げることを重視しています。速い選手や前線でボールを持てる選手がいるので、そういう選手たちを使ってカウンターを仕掛けて、少ない人数で仕留めるというチームです」

―優勝決定プレーオフ進出(4位以内)への手応えはありますか?

「いや、全然まだまだ分からないです。今は3位ですけど、ほとんど勝ち点差もないので」

―前半戦ではチャンスメークでチームに貢献し、すでに7アシスト。アシスト数二桁といった個人的な目標はシーズン後半に向けて設定していますか?

「あんまり今のポジション(ボランチ)になってから、個人的なところを目標に設定してということはないです。でも、やっぱり今のチームの状況とかを考えると、僕がチャンスメークの回数をもっと増やしていかないといけないのかなという気もしているので、そこが必然的に増えていければいいかなとは思ってます」

―シャルルロワ移籍後にパフォーマンスが再び上向いた要因として、アンデルレヒト時代から接点のある現シャルルロワ監督のカリム・ベルホシンの存在も大きいように思います。

「そうですね、ボランチになるきっかけは今の監督なので。そこをチョイスしたっていうところは、僕の今までやってきたなかでの特長を見たうえで、特性があると考えてのことだったと思います」

―ベルホシン監督はどのような人物ですか? パッと見はとても強面ですが……。

「まあ、でもあの顔のイメージのまんまですよ。厳しいところは厳しいですし。普段は割とふざけたりもしてますけど、そこまで“ザ・監督”という監督ではないですね。アシスタントコーチというか選手側に近いコーチという感じで、選手とのコミュニケーションも個人個人に密に取っていたりしますし」

―森岡選手は昨シーズン半ばでボランチに転向しました。しかし、その前まで3試合連続ゴールなど前めのポジションの選手としてやるべき仕事、結果をしっかりと残していました。そうしたなかでボランチ転向を指示された時、どのように感じましたか?

「『オレが!?』って思いました。ボランチをやり出したタイミングは試合中で、『ボランチやれ』ってなったんです。ボランチをやっていた選手が試合中に前十字(靭帯)を怪我して、代わりのボランチを出すんかなと思ってたら『お前やれ!』となって。で、そのままその試合の60分ぐらいボランチでやって、監督的にもそれが手応えがあったみたいで、次の試合ももう一回ボランチでとなりました。割とそこから、自分のやりたいサッカーが、今のチームだとボランチのほうがそれに近いのかなと思うようになりました。今は試合中はボランチをやっているほうが楽しいです、トップ下よりも。だから、そこまで抵抗感みたいなのはなかったですね」

―「やりたいサッカー」というのは、自分自身が点を取るというプレーではなく、その前の段階である攻撃の組み立てやチャンスメークという部分を指しているのでしょうか?

「そうですね。やっぱりトップ下をやっていると最後のフィニッシュのところで絡むぐらいだったので、もうちょっと自分としてはボールに触ってゲームを組み立ててチャンスメークしてというほうに、より楽しさを感じています」

―ボランチをやっているなかで感じるやりがい、難しさについて教えてください。

「やりがいは、ゲームをコントロールできるということです。オフェンスもディフェンスも、です。コントロールできることで考えることも増えたんですけど、それもやりがいとして感じています。逆に、この前のアントワープ戦もそうですけど、ボランチは修正が必要な時にそれができないといけないんです。前の選手がどう動いて、それに合わせて自分がどう動いていくべきなのか。オフェンス面でも今行く時なのか、ゆっくりする時なのかっていう、そういうのをしっかりやらないといけない立ち位置なので、そこを試合中に修正するというのが難しくて。その難しさをすごく感じますね」

―参考にしている、あるいは目標にしているボランチの選手はいますか?

「一番理想的なのは、チアゴ・アルカンタラ(リバプール)ですかね。ボランチをやってますけど、ボランチをやってる感がなくないですか? 結構前にも行くし、点にも絡むし、でも対人とかも強くてボールの取り方も上手い。後ろから繋いで起点になって、そこからまた自分でも絡みに行ってとか、長短のパスの使い分けとか。ボランチなんだけどボランチらしくないボランチですね、良い意味で」

―エンゴロ・カンテ(チェルシー)のようなボールを奪える能力に長けたボランチが現代サッカーでは重宝される傾向にあります。その意味でボランチとしての森岡選手は、今の時代の流れに逆行した特異な存在に見えなくもありません。

「僕もイメージ的にボランチってがっつりボールを取るというか、取って上手い選手にシンプルに渡して、自分はボールを失った時のリスク管理をしたり準備をするイメージがあるんですけど、僕はそういうタイプでもなく、もっと攻撃的に行きたいんです。ボランチなんだけど、一枚高い位置に行ければ相手にとっても捕まえにくいですし。ずっと攻撃のポジションをやってきたんで、そういう特長もボランチをやりながら出せる存在になりたいなと思っています」
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後編に続く
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コメント一覧

    • 1
    • Posted by
    • 名無し
    • 2021年01月12日 08:27
    • ID:NmVae8200
    • 神戸でもボランチやってたし
    • 2
    • Posted by
    • 名無し
    • 2021年01月12日 10:22
    • ID:Kut.AR480
    • 森保聞いてるか?
    • 3
    • Posted by
    • 名無し
    • 2021年01月12日 11:21
    • ID:ETITdDPL0
    • 柴崎いる限り代表はないと思う
    • 4
    • Posted by
    • 名無し
    • 2021年01月12日 18:50
    • ID:shO0YR780
    • まずはベルギーリーグ脱出からだな
    • 5
    • Posted by
    • 名無し
    • 2021年01月13日 03:19
    • ID:E97RKmKM0
    • 彼は中々頑張っているね。チームと共にどれだけ頑張れるか。。結構せったリーグ戦になっている。今後どのようなプレーを見せてくれるか。楽しみにしているよ。
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