2011年02月11日

市販薬で花粉症の予防をするにはどうしたらいいんだろう(1)

※なんかこの記事が人気あるようなのでお知らせを追記。
おおよそのことは説明したつもりではありますが、こちらとして言い足りないこと、みなさんにしてもイマイチわからないことなどがあるかもしれません。サイドバーの「人気記事」などから、ほかの花粉症関係の記事もいっしょに読んでいただくことを推奨します(あるいは検索してください)。

--------------------------

ここでいう予防というのは、花粉症になっている人が花粉症シーズン(花粉症の発症)の前から薬を使うことで、発症を遅らせたり症状が出ても軽くてすむようにしようということです。まだ花粉症になってない人がならないようにする、という意味ではありません。

予防、あるいは初期治療(初期療法)というのもずいぶん知られてきて、シーズン前に耳鼻科に行く人も増えてきているようです。
それについての説明をしているサイトも多いのですが、けっきょくのところ「医者へ行け」ということであって、行けない人や行きたくない人にとっては役に立ちません(でも、お医者さんに行ったほうが確実だし、保険で3割負担なので薬代も安上がりだと思います)。
お医者さんのサイトの説明でも、市販薬についてはまず触れられていませんし(知らないからです)。

そこで、薬屋さんで手に入る市販薬で予防ができないか、無理を承知で考えてみることにしました(ただし、基本的には、市販薬は予防的効果を効能とすることはできなかったと思います。できないというより、してないだけなのかもしれないですが。薬屋さんで相談しても、建前上、予防的に使える薬はないと言われる可能性があります)。→ 下の「さらに追記」と「さらにさらに追記」を参照してください。
もうホントに直前ですので、すぐにやるといいと思います。

 

●いちばん予防しやすいのは目の症状

これはどうしてかというと、予防的効果のあるクロモグリク酸ナトリウムという薬剤の入った目薬が手に入りやすいからです。
この薬は抗アレルギー薬とか遊離抑制薬とかいわれます。遊離というのは、ヒスタミンなどの化学物質が肥満細胞(脂肪細胞じゃないですよ)から出てくることをさしますが、それをおさえる(出にくくする)効果があるんですね。これを一般的に予防効果のように言います。
そのかわり、遊離してしまった(出てしまった)ヒスタミンをどうにかすることはできません(それは抗ヒスタミン薬の役目です)。

というわけで、薬屋さんで「アレルギーに!」みたいなポップが出ているところの目薬をみて、クロモグリク酸ナトリウムが入っている目薬を買い、今から毎日点眼するとよいと思います。遊離抑制効果はしばらくしないと充分に働かないので、症状が出てから点眼するよりも出る前から点眼したほうがいいのです(目の場合はわりと早く効果が出るようですが)。

ただし、塩酸ナファゾリン、塩酸テトラヒドロゾリン、塩酸フェニレフリンなどの血管収縮剤(目の充血をとる成分)の入ってないものを選ぶ必要があります(アレルギー用の目薬には入ってないと思うけど、「かゆみに」「充血に」ってやつには入ってます)。なぜかというと、一時的にはいいのですが、連用することでかえって充血がとれなくなってしまうことがあるからです(実際は、量が少ないのでそれほどびくびく心配することはないです。充血専用のものは要注意ですけど)。



・ロートアルガードST点眼薬
・NEWエージーアイズ シリーズ
・バイシンアルメディモイスト
・ノアールアレジークール   など


これらの目薬は、ブランドが違っても中身が同じことがあります。成分表示をよくみて、同じだったら安いのを買ったほうがお得かもしれません(ものによっては防腐剤の入ってないものがありますが、連用する場合は、そういうもののほうが安心かと思います)。→ 事実上のドラッグストアオリジナルブランドの薬とかだと、ちょー安かったりしますので、お店でさがしてください。だいたい1000円弱だと思います。

なお、クロモグリク酸ナトリウムのほかに、ほぼ必ずマレイン酸クロルフェニラミンも配合されていると思いますが、これが上で述べた抗ヒスタミン薬で、ヒスタミンが結びつく相手(受容体)をブロックする効果があります(ホントはブロックというより感受性を弱めているらしいが)。
つまり、ヒスタミンが出てしまってからも効果がある、すなわち症状が出てからも効きます(症状が抑えられるかどうかはわかりません)。言い換えると、ヒスタミンを出にくくするし、出たものもなんとかしてくれるという、ダブルで効く目薬になっている、ということです。

同じ抗ヒスタミン薬ですが、一般にクロルフェニラミンよりもかゆみをおさえる効果が高いとされている塩酸ジフェンヒドラミンが配合されている目薬、ストナリニAGやノアールAGというのもあります。塩酸ナファゾリンが入っているので連用は避けたほうがいいですが、上に出したような目薬では効き目が弱くなったとき(かゆみの症状がひどくなったとき)には、これを試してみるのもいいかもしれません(そんなに大きな違いはないと思うけど、薬には相性というのがあるので、効く人もいるかも。あと、血管収縮剤は充血に効くので、すぐに血走った目をなんとかしたいというときは、それが入っている目薬がいいです)。

また、炎症を起こすプロスタグランジンを抑えるプラノプロフェン(ニフラン点眼薬として使われています)が配合されたアルガードクリアブロックやマイティアアイテクトアルピタットなども、少しひどくなったときに試してもいいかもしれないです。あるいは、症状が出始めたらこれにするとか(花粉を洗い流すだけなら防腐剤のない人工涙液、たとえばソフトサンティアとかがいいです。薬効成分のない栄養分だけが入ってる目薬なんかもいいようですが、とにかく目薬をさしすぎたときの障害の原因は防腐剤だそうですので、洗眼液ともども要注意です。目医者さんが言ってました。とゆーことだと、規定回数より多く目薬をさしちゃうような人も、防腐剤なしのを選んだほうがいいでしょうね。アルガードシリーズに防腐剤フリーのがあります)。


あと、抗アレルギー薬と抗ヒスタミン薬の両方の効果がある第二世代抗ヒスタミン薬というのもあって、市販の点眼薬では、ケトチフェンフマル酸塩というのが使われているものがあります。アイリスアレスト(←追記:販売終了です)とザジテンAL点眼薬です。
これも症状が出る前から連用することで予防になると思います(ちょー敏感な人は眠くなるかもしれないです。これの点鼻薬で眠気を感じる人はけっこういます。この薬の眠気はかなり凶悪です。が、これで眠気を感じるようなら、ストナリニAGでも眠くなるかもしれないです)。 → 13年2月追記:ケトチフェンは2類になったこともあり、安い目薬も出てきているようです。たとえばということで、こちらを見てください。


これらでも症状が抑えきれないときは、市販の目薬ではもうだめということです。眼科へ行ってください。そのときは、「市販の○○という目薬を使っていたが効かなくなった」みたいに言ってください。できればその目薬を持って行くといいでしょう(飲み薬も飲んでるならそれも)。
なにもしないで症状が悪化したのか、目薬を使っていても症状が悪化したのか、その目薬はどんな成分だったのか、それがわからないとお医者さんも判断に困ることがあると思いますので(そんなのかんけーねぇという感じで無視する医者もいます)。
あんまりひどいときはステロイドの目薬が出されると思います。副作用のリスクが低くはないので、用法用量を守ってください(守っていれば、花粉症のシーズンぐらいならまず副作用は出ないらしいです)。
とくにホコリが入ったわけでもないのにゴロゴロしだしたら必ず眼科へ(たぶん、まぶたの裏にニキビみたいな小さなオデキができてます)。


※13年1月追記:13年シーズンよりアシタザノラストという抗アレルギー薬配合のアイフリーコーワALという目薬が薬屋さんで買えるようになりました。臨床的にはクロモグリク酸ナトリウムとほぼ同じ効果のようですが、市販のクロモグリク酸ナトリウムの目薬は処方薬の半分の量になってます。なので、処方薬(ゼペリン)と同じアイフリーのほうが、効果は高いかもしれません。これを予防的にシーズン前から使い、症状が出るようになったら抗ヒスタミン薬のザジテンALなどを併用するのが、もしかしたらいいかも(併用する場合は5~10分あけてください)。ただ、ザジテンとかと同様、お値段はちょっと高めです(ガソリンなら11リッターぐらい買えます)。

 

●飲み薬で予防するにはどうしたらいいか

目薬のところで紹介したような、予防効果のあるクロモグリク酸ナトリウムの飲み薬があればいいんですけど、ありません。処方薬にもありません(使われません)。
なぜなら、この薬は飲んでも体内に吸収されないからです(例外的に、食物アレルギーの予防として用いられることはあります)。

一般的な総合鼻炎薬は、抗ヒスタミン薬と鼻水などの分泌をおさえる抗コリン薬、血管収縮剤、抗炎症薬、カフェインなどいろんな成分がブレンドされたものが多く、こういうものを予防的に飲むのはお勧めできません。
また、含まれている抗ヒスタミン薬は第一世代のもので、遊離抑制の効果(抗アレルギー効果)もありません。

しかしながら、こういう第一世代の抗ヒスタミン薬も、効き目がピークになるまで2週間ほどかかるということがあるので、その意味で言えば、あらかじめこういう薬を飲み始めておくというのもアリかもしれません。予防的な効き目をねらうのではなく、予防的な用法とでもいいましょうか。
その場合は、アレルギール錠などの抗ヒスタミン薬だけ(ビタミンも入ってますが無視していいです)のものを用いるといいと思います。最初は1錠だけで、数日したら2錠、症状が出てきたら3錠などというように増やしていくのもいいと思います。だんだん増やすことで、体も眠気に慣れることがあり得ます(慣れない人もいます)。
で、それでも効かなくなったら、ブレンドされている(効き目が強力な)鼻炎薬に変える、と。

アレルギール錠はマレイン酸クロルフェニラミンの薬なので、ブレンドされている鼻炎薬にチェンジするときも、同じマレイン酸クロルフェニラミンの入っている薬にするといいです(違ってもかまわないけど)。
効き目が弱いときは、アレルギールを1~2錠程度追加してもいいでしょう(ただし抗ヒスタミン薬を増やせば増やすほど眠気がひどくなります。眠気を感じなくとも頭はボケているはずです。運転などはしてはいけません。なお、ケラスギーが手に入るようであれば、それはアレルギールよりいいです。dlじゃなくdのクロルフェニラミンなので)。

レスタミンもジフェンヒドラミンという抗ヒスタミン薬だけの薬で、たしかに鼻炎にも効きますが、どちらかというと皮膚のかゆみ(じんましんとか)などに強い薬らしいので、花粉症にはあまり勧められないかもです。古い薬なので猛烈に眠気が出ますし。
まあ、相性がよければ、あまり副作用を感じずよく効くこともあるとは思いますが(そうであれば、かなり安上がりです。なお、即効性は強いです。テストで第二世代抗ヒスタミン薬に勝ったことがあります)。


眠気が困る場合は、ふつうの市販薬ではいかんともしがたいのですが、漢方という手があります。
たとえば定番の小青竜湯ですが、これも症状が出る1週間ぐらい前から服用することで、予防的効果があるとされています(長く飲んでいわゆる体質改善をするというようなことには向いてません。そういうことをしたい場合は漢方薬局で薬剤師さんに相談して、体質にあった薬を選んでもらってください)。
この場合も、症状が出てきたら1.5倍、2倍、症状が抑えられたら次は減らすというように、症状にあわせて増減するのもいいと思います(自己判断での倍量以上の服用はやめておいたほうがいいと思います。あと、成分からいうと、けして「安全な薬」ともいえないところがあるので、気持ち悪いとか動悸がするとかの場合は、体質にあってないということなのですみやかに中止してください。ほかにも花粉症に効くとされる漢方はいろいろあるんですが、漢方を本格的にやろうとなるとむずかしいので、信頼できそうな専門薬局で相談したほうがいいです。ただ、それでも一発で相性ばっちりの薬が出されるという保証はないです。「この薬だとこうなった」みたいな相談を繰り返して、体質にあった薬が選べるわけです)。


さて、クロルフェニラミンのような第一世代ではなく、抗アレルギー効果を併せ持ち、副作用も少ない第二世代抗ヒスタミン薬も、OTC薬にスイッチされたものがいくつかあります。
メキタジン、アゼラスチン塩酸塩、ケトチフェンフマル酸塩、エメダスチンフマル酸塩がそうなんですが、ケトチフェンはけっこう眠くなります(相性にもよります。平気な人もずいぶんいます)。→ 下の「さらに追記」と「さらにさらに追記」を参照してください。

効き目は強いかもしれないですが、ケトチフェンはかなり眠くなることが多いので、それがいやなら、それ以外のものを症状が出る前から飲み始めるといいような気がします。効き目がピークになるまで6~8週間かかるので、早めのほうがいいと思います(予防なら飛散開始の1~2週間前ということがよくいわれますが、その時点で効き目がピークになるというわけじゃないです。薬や体質にもよりますが。ちなみに、眠気が強いほど効き目がよいということはありません。実験的に否定されています。あと、新し目の薬は、ピークになるまでそれほど長くはかからない、ともいわれます)。
今年は飛び始めたらすぐに多くなると予測されていますし、それから飲んでも、効き目のほうが間に合わない可能性があります。早めに飲んで、効果を高くしておいたほうがいいと思われます(注:この記事をうpした年はすごく多い年でしたが、飛散開始からすぐ本格飛散になるという予測でもないし、そんなに敏感でもないなら、花粉を感じてから飲んでもたいがいは充分です。「2週間たたないと効かない」なんてことはないです。それはウソです)。



・メキタジン(ポジナールM錠、ピロットA錠など)※同1日用量6mgのもの(ストナリニ・カット、ニポラジンAG鼻炎錠などが今後販売予定 → ストナリニガードというのが出ました)
・アゼラスチン塩酸塩(ハイガード、スカイナーAL錠、ポレガード、スルーナAL錠など → ハイガードは販売終了)
・ケトチフェンフマル酸塩(パブロン鼻炎カプセルZ、ザジテンAL鼻炎カプセル、グットノーズZ鼻炎カプセル、リコリプラスZ鼻炎カプセルなど。モノによってかなり値段が違います)
・エメダスチンフマル酸塩(アルガード抗アレルギーカプセル → もしかしたら販売終了かも)
・エピナスチン塩酸塩(エスタック鼻炎24として出る予定ですが現時点では未発売 → 追記:アレジオン10として発売されました。医療用で鼻炎向けには10~20mgとなってますが、市販のは10mgとなってます)


どの薬がよく効きつつ眠気などの副作用が少ないか(相性がいいか)は、ためしてみないとわからないです。しかも本領発揮まで数週間(実用上は数日)という感じなので、早めに飲み始めて「ああ、この眠気には耐えられない」みたいなことがあったらチェンジしたほうがいいかもしれないです。症状が出てからとっかえひっかえしてると、効いてるヒマがないですから(これらの中ではエピナスチンがわりと眠くならないということで評判がよさげです。もちろん個人差はあります)。
アゼラスチンでまったく効かない場合、もしかしたらケトチフェンやエピナスチンにしても同じようなものかもしれません(逆も同)。アレルギーの薬には系統があって、アゼラスチン、ケトチフェン、エピナスチンは似たような化学的構造を持っているからです(どれも三環系であるとか。クラリチン、アレロックも同じ系統らしいです)。


なお、メキタジンを主剤として、いろんな成分がブレンドされた鼻炎薬もあります。アルガード鼻炎内服薬Zというのがそれなんですが、最初は予防的にピロットを飲んでおいて、症状が強くなってきたらアルガードにするというのもアリかと思います。
それで抑えきれなくなったらピロットを1~2錠プラスするとか(でも、ピロットはなかなか売ってないんだよね。手に入りやすいのはポジナールかな)。


ブレンドされた鼻炎薬では口が渇きすぎて困る、声がかすれて出ないなどの場合、分泌を抑える抗コリン成分のないアレルギールや第二世代の薬にしてみることもアリです(私のようにカフェインがダメな人もですね)。


効きがわるくなった場合は増量するのもいい(ブレンド鼻炎薬を除く)ですが、一般的な目安は2倍までといわれます。それ以上はやめておいてください。増量したまま連用するのもやめてください。医師の指示でもあれば別ですが、自己判断での増量は、あくまでも一時しのぎとして考えましょう。
つか、飲み薬で間に合わなくなったら(とくに鼻づまり)、次に説明するステロイド点鼻薬を使うといいです(とくに鼻づまり。だいじなことなので2回書いた)。


ちなみにですが、なにやってもイマイチの場合、花粉症でもじんましんでも、胃薬であるH2ブロッカー(これも広義の抗ヒスタミン薬です)が効く人がいるようです。こういうことにくわしいお医者さんが出すこともあるようです。ガスターなどが市販されていますね(でも、薬屋さんで花粉症にガスターとか相談しても、薬剤師は首を縦に振らないかもしれません。指定以外の用法になってしまうからです。ためしたかったらてきとーにごまかして入手してください)。


点鼻薬とかを説明している(2)につづく



追記
市販の第二世代抗ヒスタミン薬の眠気発現率はこちらの私のページを見てください。
そこには出してませんが、メキタジンの眠気発現率は2.17%です。ただし、これは処方薬のゼスランでのもので、市販のメキタジン製剤は量が少なくなっています(3mg→2mg)ので、さらに少ないかもしれません。
あと、こちらの抗ヒスタミン薬による行動毒性(インペアード・パフォーマンス)というページにも一覧表があって、たいへん興味深いです(眠気最強のジフェンヒドラミンも、じつは客観的認知障害や脳内H1受容体占拠率はクロルフェニラミンより低いって……そういうものなのか!? う~ん、そういうものなんだろうけど……まあ、目くそ鼻くそだけどサ)。
なお、個人個人によって薬の効果と副作用の出方は違うので、ある人が「眠くないし効く」といっても、あなたは眠くなって、しかも効かないかもしれないです。第二世代がいいとかいわれていても、医者から出されたそれではだめで、けっきょく市販の薬を使っているという人も少なくないです。


さらに追記
ペミロラストカリウムという抗アレルギー薬(遊離抑制薬)がアレギサールという名まえで市販されるようになりました(医療用と同じ名まえ)。これは抗ヒスタミン薬(第一世代、第二世代をふくむ)と違って、基本的に眠気は出ない飲み薬です。しかし、効果が充分に出るまで時間がかかるはずなので、ふつーの鼻炎薬に比べて効かないと思っても、すぐにやめずに少し続ける必要があると思います(そのため、市販薬としてはめずらしく、シーズン前から飲むことが望ましい旨のことが説明書に記載されているようです。いわゆる予防薬として使うことが、はっきり言われるようになったわけです。1週間もすれば実用充分な効果が出ると思われるので、それぐらい前から服用開始するといいです。2週間前だとさらにいいかもしれないですが……いずれにしろ、それほど効果は高くないかもしれません。症状が軽い人ならともかく、けっきょく抗ヒスタミン薬をプラスするようになるかも)。
しかし……これまた高いです。
新しめのスイッチOTCはのきなみ高いので、費用の点からは病院へ行ったほうが安上がりということになるんじゃないかな、と思います。古い薬よりも効果が高い薬がふつーに買える、というメリットを割り引いても高いです。こんな値段では、市販薬でも第二世代抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬が主流になるということはないんじゃないかと思います。 → 追記:そう思ったんですがアレジオン10などはかなり売れたようで、数年のうちには、総合鼻炎薬よりスイッチOTCの第二世代抗ヒスタミン薬が主流になるかも。
とはいえ、おぼれる者はなんとやらで、高いほうが効くんじゃないかと思って手を出しちゃう人がいるんだろうなあ。でも、薬にはそれぞれ特徴があるから、それを知らないと「すぐ効かないからだめ」みたいに思ったりとか(この記事を読んでる人はわかってるよね)。



さらにさらに追記
キタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━!!!!
ついに来た! 待望のアレグラが、ついに日本でもスイッチOTC化だ。
12年11月、医療用のアレグラ(フェキソフェナジン塩酸塩)60mgと同じ成分のアレグラFXという薬が市販されることになった。
アレグラを知らなければ花粉症業界(笑)ではモグリといわれるほどの薬で、いちおう医療用の薬の注意書きには車の運転をするなとかいうことが書かれてない(市販薬の注意書きではどうなってるか知らない)、つまり、それだけ眠気(インペアードパフォーマンス含む)が少ない薬だ。
仕事や勉強に差し支えるから、できるだけ眠くならない薬がいいとなったら、もうこれ一択だ(もちろん、相性のよくない人もいないではないが、ザジテンなんぞの比ではないと思う。あんなクソ薬は飲まんでいい……相性がいいならいいけど)。
これも1錠100円程度(それ以下だけど)と安い薬じゃないけど、その分、コーヒー飲んだりお菓子食べたりするのを我慢するだな(もしかしたら売り切れるかもしれんよ。ちなみに、アレグラは医者で出してもらっても安くはないので、市販のアレグラが特別に高価というわけではない……保険があるので、実際は安くなるけど。そういう比較問題じゃなく、絶対的なものとして安くないと書いている。どうしても安上がりにしたければ、レスタミンとかアレルギールのような古くて眠くなる薬を買うしかない → 13年2月からジェネリックも出るので、医者にアレグラを出してもらう場合、それを選べば安くなるかもしれない)。
これも予防効果があるので、ふつーの人は飛散開始の2週間前から飲むといい(慎重になりたかったら3週間前でも4週間前でもいい……その分カネかかるけど。症状が出てからでもいいけど、それでちょうどいいかどうかは人によりけりだと思う)。
飛散量が増えてきたら(症状が強くなったら)、倍量までは増やしてかまわない、私が許す(優等生的にはそういうことはいけないと書かないとだめなのだろうが、さいわいにも私は優等生じゃない。飲み方は1日2回のを3回4回にしてもいいし、1回2錠にしてもいい。どっちが調子いいかは自分で確認してほしい。このように増やしても効果は強まるが副作用はあまりない、という点でアレグラはすぐれている。専門の医師もそう言ってる)。
それか、ステロイドの点鼻を追加だ(とくに鼻づまりが強くなってきたら)。
アレグラ+ステロイド点鼻……まあ、ステロイド点鼻薬の量は医療用よりも少なくなっているけど、とりあえず、医者で出される鉄板の組み合わせが市販薬でもできるようになった。
めでたい(けど、お医者さん的には来る患者が減るのでめでたくないかも)。



何回目かわからないけどまた追記
ジルテック(セチリジン塩酸塩)と同じ成分のコンタック鼻炎ZとストナリニZという薬が13年2月から市販されるようになりました。まあ、すでにアレグラが出てるんでアレだけど(それに、ザイザルでもないし)、ということはあるものの、ジルテックのほうが相性がいい人にとっては、市販薬として気軽に買えるようになるということはいいことだと思います(コンタック鼻炎24という名まえでも出るかもしれないけど、よくわからない。登録だけして出さないのかもしれないし)。
そのうちアレロックとタリオンもスイッチするはずです、たぶん(すでにOTC化の承認は済んでいるので、あとは販売されるのを待つだけです)。




※13年1月追記
長らく薬の通販が規制されていたけど、このほど裁判での判決が出て、その規制は違法であるということになりました。これを受けてケンコーコムなどではすでに薬の販売を再開しています。
これに対していろいろな意見があるでしょうが、薬を買うのに難儀していた人が便利になることは確かです。私の知ってるところでは、村内には個人商店の小さな薬屋が1軒あるだけ、次に近い薬屋に行くには車で40分(村の奥のほうの人はさらに30分)。それも個人商店に毛が生えたようなものなので、いわゆる都会でいうところのドラッグストアに行くには、そこからさらに車で30分、というところがあります。そういうところの人が助かるのは、誰の目にも明らかでしょう(そのドラッグストアにいけば何でも売ってるかといえばそうじゃないし、都会みたいに薬屋が何軒もあるわけじゃない。それに車に乗れない人はバスなどを乗り継いで行かなくちゃいけないし、それだと何時間かかるかわかったもんじゃない)。
そういうわけで、とりあえず、「うちのほうではこの薬は売ってない(けどほしい)」みたいなことがあったら、通販を利用することができるようになりました。
ま、あくまでも薬は薬なので、よく考えて(自分はこういう持病があるが飲んでいいのかとか、わからないことがあったら尋ねるなどして)注文し、危険のないように使いたいものです。
なお、ここで「とりあえず」と書いたのは、薬に関する法律である薬事法そのものを変えよう(そしてまた規制しよう)という動きがないではないからです(私は反対します。規制派は頭がおかしいと思ってます)。 





syoujou_1

    • 4 Comment |
    • Edit

トラックバックは許可されていません。

この記事へのコメント

とっても、勉強になりました!、
ありがとうございます!!!、m(__)m
1. Posted by こつ at 2011年03月03日 19:39 | 5
こつさん、コメントどうもです。
お役に立てたのならさいわいです。
おだいじに。
2. Posted by ふぉれ at 2011年03月03日 20:39
ふぉれさん、
無断で文中リンクさせていただきました!、
おことわりが後先になりましたが、、、
ありがとうございます、m(__)m
3. Posted by こつ at 2011年03月29日 09:36 | 5
あ、リンクはご自由にどぞ~!
4. Posted by ふぉれ at 2011年03月30日 03:33

コメントする。

絵文字
 
星  顔