本の表紙絵を頼まれて「路地裏の子供たち」以来、久しぶりに鉛筆画を描いてみた。
この画像は立花書院から発行されるであろう倉井氏の自叙伝の表紙を飾る目的で描いています。
他へのご利用を厳に禁止します。

元 島根県議会議長 倉井毅氏の肖像

私はこの方を描くに当たり、本来 鉛筆画ならきめが細かくハイライトの効用が期待されるケント紙を選ぶべきところを、ひょっとすると後々になって着色をと注文が変更されることを予測して、あえて画用紙にジェッソを塗って描き始めたんですが・・・

今回のここへの掲載は失敗談としてで、
鉛筆画の場合ジェッソを塗った面に描き始めると濃淡の調整で大変苦労をするという実例です。
ご存知の通りジェッソ塗布面は大変粗く、薄く鉛筆で塗ることは難しい、つまりほんの少し力を加えて塗るだけで意図しないほど真っ黒になってしまう点で、もちろん鉛筆の使い分けなどほとんど意味をなしませんでした。
結局、この問題を解決したのは一旦鉛筆で塗った面を何らかで軽くこすることで(今回はティッシュを使う)塗り目の荒さを押さえ、余分な鉛筆の粉を取り除き、程よい濃淡を出す手法を用いています。
ただし、良かった点は白抜きを行う場合、最初に抜く場面を残す気遣いは無用で、後でジェッソを少し筆に付けて描けば簡単に元の白色が復活することでしょうか。
最後にお断りしたいことは、私としては決して鉛筆画の素材としては推奨できないことをこの場をお借りして述べさせていただきます。