ギャラリー美凛

自宅にギャラリーを作ってしまうほどの美術品愛好家で作家さんへの応援が生きる原動力になっています。

カテゴリ: 安藤真澄(陶芸家)

 今回お招きいただいたのは新たに紫系と燻した様な2種類の色合い?陶器が出来たことのお知らせだった。

紫系は窯の温度加減で偶然できた(半分は狙ったが)作品で抹茶椀1個だけで、その証拠に同じ素材を使っていても旧来とあまり変わらない作品になってしまったものも並べられていた。
燻した様な風合いの陶器は全く新たな釉薬を使われたもので、まるで囲炉裏の天井付近に長期間抹茶椀を置いておいたら煤で黒くなったっていう風合いに作られていた(と思った)。
双方共に陶器(水で練った土)に磁器(乾燥した石英質の土?)の素材を混ぜたと言われたが、混合風合い(ザラっとした感触)が高台付近に感じられた。

今回の発表会は
ゴールデンウイークに予定していた窯焚きが燃料が手に入らなくて出来なかったので、年末に娘さんが鳥取で発表会を行う誘いがあったことに合わせて窯焚きを行ったとのこと。



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 9月30日から米子高島屋で行われている安藤真澄さんの個展を見に当日10時の開店直後頃に4Fギャラリーに顔を出しました。

会場に入ったすぐ左に今回から採り入れた西伯の新しい土で創られた抹茶椀が数点並べられていました。
今回の会場の作品は大半が安藤さん特有の布目模様の近代的な作品が占めていました。
その中で初めて目にする新しい土の作品はとても魅力的な色合いをしていて欲しいなと何度も手に取ってしまいました。
今回の土の特徴は、これまで使っていた土に少量新しいい土を付け足すことで旧来の白い地肌に黒い斑点(絵画で言えばバーンとアンバー系 黒っぽい茶系かな?)がちりばめられるところと伺いました。
白っぽい器に黒い斑点、逆に新しい土を主体に白い斑点と自在に作られており、釉薬のうっすらとした緑系との兼ね合いがとても上品に感じました。
この新しい試みの作品はどれも54.000円 だったかな?

出来栄えからすれば非常に安かったけれど、ギャラリーを借りたら売り上げの一部を差し引かれるという点が納得できず、それなら窯元に行き現金を手渡したほうが安藤さんにとっても良いだろうと買わずに帰った次第です。

技術力は確かな安藤さんのこと、次回焼かれる作品の中にきっと同じようなものも存在するだろうと期待し、誰かにきっとあの作品を獲られてしまうだろうなと多少後ろ髪をひかれつつ会場を後にしました。


PS
今回の安藤さんの作品中、新しい試みは水面にそよ風が吹き渡るような、一種捉えどころのない心の安らぎを作品中に採り入れられた点です。

ある花瓶を一例に挙げますと、一見板状に伸ばした土を貼り合わせて壺を形成しておられるような角形に見えて、実は丸形 全て通常に壺様式のろくろ状態から角形に削ったり叩いたりしながら成形されていて、しかも各面が微妙に渦巻き状に上方に行くほど左左へと変形しています。
下方と上方を絞り、中央を膨らませ花瓶の口は変形の角形と捉えどころのない変化に富んだ形をしていますが、これが下記に述べる水面に風が吹き渡る情景の一部となっている点はさすが芸術家の考えることは違うな~と思いました。

壺全体の微妙な色合いに変化をつけ、釉薬の濃さ薄さに水面や空を表現しておられ、また、そこに風が吹き渡る様子が白い笹の葉状とも言える形状で波状に描かれています。

つまり全体が捉えどころのない空想の世界でしか表現できない流れるような自由空間を想定しておられる点が特徴となっていて、それだけにひとつの作品であっても動と静の好きなほうを表にして使える良さがあります。

縁側にその作品を一つ置いて静かにみていると、まるで一つの風景がそこにあるように感じる。そんな作品を目指していられるのかなと感じました。
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 来る9月30日から米子高島屋4Fギャラリーにおいて個展が開催されます。



今回展示される作品は食器類を中心にしながらも従来の作品も交え展示される予定で製作中と伺いました。
また、今回の作品には地元(南部町法勝寺)で初めて採取した土を使われるそうで「造ってみなければ雰囲気は語れない」とのことでした。
松花窯ファンの方は楽しみにお待ちください。

安藤真澄さんの詳しいプロフィールはこちら
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