昨日、米子天満屋の陶器市に出かけ 工房のつのカップを購入した。

昨年も同じようにコーヒーカップと抹茶碗を購入しているが、

その折に野津さんがこれからは絵付けに専念しようと思うとおっしゃってたのが気にかかっていた。

今回購入したカップと昨年購入したコーヒーカップを今朝見比べてみたのが下の写真だ。



向かって左側が今回購入したカップで(別ページ 工房のつのプロフィール参照)

右側が昨年購入したコーヒーカップだ。

私もそうだが初心者の絵はどうしても外郭線を先に描いて中に影をつけてしまう。

だから輪郭線が最後まで残ってしまってリアルさに欠ける。

こういった描き方は、未だ陶芸家の域を出ていない 勢いだけで描く古い陶芸家の描き方だ。

そういった描き方が今回は影を潜め、かわりにリアルな表現がそこここに出ている。

画家が物体を描くとき、端々まで輪郭線風な墨を入れないで途中をぼかしたりする、

しかし、ある部分を強くしっかりと描くことで途中のぼかし部分を含めつながって見える(目の錯覚)。

慣れてくるとそれを無意識で描くが、画家の場合は間違わないように一度軽く描いた線を後に消せる。

陶芸家はそれが出来ない。

だから事前に何度もスケッチを繰り返すことで

実際面では空(完成の空想)で描きながらそれを陶器に狂いなく写す必要がある。

それに行き着いた工房のつは陶芸家でありながら絵師としてもきっと一流になると思う。