ギャラリー美凛

自宅にギャラリーを作ってしまうほどの美術品愛好家で作家さんへの応援が生きる原動力になっています。

カテゴリ: 作家紹介

 神野 勇画伯から作品を3点お借りしましたので、紹介します。




     岡成の池から見る冠雪の大山

旧大山有料道路を登り始めて直ぐに左にトムソーヤ牧場がありますが、
その有料道路の右側の駐車場奥にこの池はあります。

春先の田植え前から稲刈りまでの時期は池は満々と水をたたえ
この絵のような光景を見ることが出来ます。

春先には絵の手前(止水堤防)が小さな公園となっていて、
そこに植えられている桜の枝に咲く花を大山とともに写し込み
(上から垂れる桜花)撮影・描くのが楽しみと言う方もおられます。

また、この池は晩秋になると池乾し・補修のため水を抜きます。
その際、周りの紅葉とともに池の様子も一変し、これが好きという
方も多数来訪されます。






     江府町御机から見た紅葉に染まる大山北壁

この絵の右下に小さく描かれているのが「御机のかやぶき小屋」
その後ろに描かれているのが小屋を更に惹き立てる柿の木です。

晩秋になるとこ この柿の木は見事なほどに多量の実をつけて
ひなびた風情が一層増すために、地元の絵画・写真家ファンが
持ち主の了解を得て双方を大切に保存しています。





       日野郡の民家

場所不明?
時間があればこの場所を探し、報告します。





これは試験的な借り入れで、
近く神野先生ご自身が当ギャラリーにお越しになり
当ギャラリーが先生の絵をご紹介するにふさわしいと認めていただければ
次々と絵をお借りして皆様に紹介することが出来ます。

皆様もお気軽にお立ち寄りください。

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展示室の大半を特別展示の松井薫さんと八尾洋一さんが占めていました。

八尾洋一さんの作品(2012年 新協展)で、

多分「元谷の春・大山」P-150号だろうと思われますが、

雪渓がとにかくすばらしく

見ていて吸い込まれそうな、見ている私の足元の雪が今にも崩れて

谷底に転落しそうな気にさせる、臨場感のある絵を拝見しました。

展示場で絵画を撮影できないし、ネット上にも無い作品でしたので

写真で紹介しようもありませんが、

このページの元谷という写真を見ていただければ

描かれた足場だけはご理解いただけると思われます。
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美凛様より幾度か作品紹介をいただいた、洋画家の浜野と申します。
郷土作家を温かく見守り続けておられる美凛様の、幸いにしてお眼鏡にかない、
作品紹介のみならず、作者紹介の場まで設けて頂くことになりました。

「創作家は、それ自身のことなど知られる必要はない。作品を見て頂くことが全て。」
と、生意気にも創作と呼べるものを初めた中学生の頃より、そう断じておりました

が、それには大きな自己矛盾があることに気付いたのは、最近でありました。

たとえば私の尊敬する、水木しげる先生。
初めてTVのインタビューを拝見した衝撃から、著作の収集だけでは飽き足らず、
講演会があれば聞きに行き、出演されるイベントがあれば会いにゆく。
同伴の荒俣先生そっちのけでツーショット写真をねだったこともあるほど、
私自身、創作家本人にこだわっているではありませんか。

私生活や思想を人様にお見せしたい気持ちなど毛頭無いように思いますが
案外創作という行為は、その逆を暗示しているともいえます。
人として認めて頂きたいから、自身の副産物である創作品を見て頂く。
たとえそれらに一片の魅力も無かろうと、
自ら全て明かしてゆくことは、作家にとって決して無意味ではないのでしょう。

そんな思いが手伝って、この美凛様のブログの片隅をお借りして、
不定期に浜野洋一の徒然を書くことになりました。
難しいこと書くと続きません。気楽に行くつもりです(^o^)
皆様よろしくお願いいたします。

浜野洋一
1967年 神奈川県横須賀市生まれ。
工作好きの父や叔父の影響で、物心つくころには何か描くか作っていた。
小学校卒業文集での、将来なりたいもの。ズバリ「画家」
2006年米子市移住。2008年より独学で油彩を始める。
現在、美術公募団体・光陽会会員。米子美術家協会会員。鳥取県美術家協会会員。
略歴など、おいおいご紹介させて頂ければ嬉しく思います。


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昨日、知人宅にお祝いを届けたついでに西伯郡南部町(旧西伯町)法勝寺の法勝寺焼松花窯に行ってきた。

案内してくださったのは4代目窯元 安藤真澄さん。

法勝寺焼松花窯の近年の特徴は布目波紋が殊に有名だが、それ以外にも淡いベージュ色(都合により画像は掲載できないが)の筒茶碗に力を入れておられ、また、前回の窯からそれとは真逆の朝顔型の一見紫に見える茶碗も手がけておられた。

この紫系の茶碗の特徴は同じ地元の土を使っていても 心なしか重く感じられたが付近の窯では見かけない不思議な色合いに魅入ってしまった。
う~ん、いかにも登り窯で焼いた地元の・・・って感じを表現するため土の粒子が粗くしてあり、それが素朴さを一層引立てている そう、山陰と京都がひとつの器に共存しているような このなんとも言えない雰囲気を醸し出している作品に 思わず”これ取っておいて”と火の車の家計を省みず口走ってしまうところだった(笑)

双方とも地元の土を使った作品で、筒茶碗は往年の丸型から箆(ヘラ)で面取りした多角形型に挑戦中。
そして近年採取をされなくなって久しい高貴な色合いの紫系の茶碗もと、あくなき戦いに目を輝かせておられるお姿に大変好感が持てた。
ちなみに、この異質な茶碗を同時に同じ窯で焼くことは本来行わないことで、大変難しいらしい。

きけば来月早々に鳥取で個展を開かれるとのこと。

今月末から来月初旬に個展前の作品を見せていただくとのお言葉にうれしい気持ちで窯を後にした。
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一時期、梅津洋子先生の作品をお預かりしてギャラリーに掲げていましたが、今はお返しし、購入させていただいた浜野洋一先生の作品を、前回購入分も含めギャラリーに常設展示しております。
以下がその作品群です。



青木島 灯ともし頃 M30号
島根半島の七類港の隣に法田という小さな漁港があります。
この絵はその港からイカ釣りのための漁船が夕暮れ迫る中、湾入り口の青木島付近を通過し、半島の先端 美保関を経て名和は御来屋沖の漁場に向かう情景が描かれています。

この絵は山陰に魅せられ、神奈川県から米子市に移住されて油彩を始められた初期の頃の作品で、島根半島の法田の沖合いに漁り火がともる夕暮れ時を目掛けて付近の山に登り、空が茜色に染まり、沖合いにイカ釣りの漁り火がともり、落陽が青木島を僅かに照らし、西の彼方に没しようとする哀愁の漂う瞬間、そんな美しさに魅せられ描かれたものだと伺っています。
この作品、夕焼けの中を沖に出漁する漁船が描かれていることで全体のバランスが取れていると思いますが、当初の風景中にこの漁船は存在せず、構図の都合上、あとから苦心して同一の場所で出漁の漁船を待って描き足したと伺っています。
その 未だ無冠だった頃に既にこの才能と努力があった点に注目しながらご覧ください。
ちなみに、私どもが最初に購入した作品はこの項の最下部の作品、美保関灯台ですが、個展会場で最初に欲しくて手に取った作品はこの出漁風景でした。散々迷った挙句に美保関を購入した理由は価格の差だったと記憶しています(笑)
※ 画像をクリックしていただくと拡大します。



日野川から望む笹苞山 P10号
鳥取県日野郡伯耆町(旧溝口町)の脇を流れる日野川から日本最古の鬼伝承の山 鬼住山と並び称されるもう一方の雄 笹苞山(さすとやま)の早春の情景が描かれています。

春のひと雨のあと、山々に光が戻ってきた情景と日野川が先の雨で濁りながらも何処と無くその清らかさを失わない様子を再現した微妙な色使いに着目してご覧ください。



美保関 ともし火競う M10号
美保関灯台の駐車場付近から見た夕闇に光を放つ灯台が描かれている作品で県外の展示会では大好評を得ており、当ギャラリーが最初に購入した作品です。

当ギャラリーが最初に購入した作品がこれです。南部町(旧会見町)の喫茶ココで最初にこの絵を見たときは、あまりのリアルさに驚愕したものでした。灯台入り口から漏れる灯りに周囲の木々が染まる様子など、とても驚きでした。殊に私どもが気に入っている点は灯台下の鬱蒼たる潅木群 なるほど、心静かに観察すればこのような枝ぶりに見えますが、これを描こうとすると生半の素人には到底出来ません。そんな潅木でも隅々まで丁寧に描かれています。潅木、いわゆる脇役であったにしても一筆一筆丁寧に細部まで描きあげてあるところなど、熱意のほどが感じられ、殊に丁寧さゆえの発色が素晴らしいと思い、衝動買いしてしまいました。
これは余談ですが、同じ会場に境港の4万トン岸壁に係留され深夜、王子製紙向けのチップの荷降しをしているロシア船籍と思われる貨物船を描いた絵がありました。人工燈に照らし出される巨大な哀愁を帯びた船体・・・欲しいながら購入を躊躇した作品でしたが、今日聞けば福山市の某医院様が購入されたとか。もう手が届かない場所に行ってしまったと思うと残念でなりません。


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