気温が低く湿度が高い山陰の冬は油の表面に水の膜を作ってしまう。
描きかけのキャンバスに何も対策を施さないでいきなり絵の具を塗ると弾いてしまう。
このことは絵の具を薄く塗る作風の人にしかわかない微妙な感覚だが・・・
弾くということは表面が凸凹になり、果ては剥離の原因ともなる。

布などで表面の水滴を拭き取って描き進めることも出来る。
悲しいかな薄く塗る作風の人はこうすると小さな埃が画面に付着して表面の滑らかさが失われ、違ったイメージに仕上がってしまうことになる。
それを防止するためにルツーセを今日作業する場所だけ最初に塗り、しばらくしてから作業用の油を塗ることになる。
私の場合ポピー油だが、当然ルツーセがなじむまでの たとえわずかな時間でも待たねばならない。
恐らく本を開いてもこのようなことは何処にも掲載されていないと思う。

面倒くさいも積み重なると油彩に向かう人口減少にもなるんでしょうね。

ある人が言ってた。
沢山の絵を保管しているとカビが生え、それを処理するのに泣かされると。



 
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