「ひぐらしのなく頃に」オヤシロさまドットコム

February 26, 2005

機動戦士ガンダムSEED DESTINY PHASE-19 「見えない真実」

 スエズ攻略を終え、ディオキア基地へと寄航するミネルバ。そこにはかったかのように軍関係者の慰安に訪れるミーアとデュランダル。そして始まるアスラン争奪戦!そんな19話。
 
・ミーアコンサート@ディオキア
 「みなさぁ〜ん ラクス・クラインでぇーっす!」
 「「ワーーーーーー」」
 
 えーと、今週も言わせて頂きますが。それでいいのか、ラクスファン。キミらの支持してきたラクス・クラインはそんなキャラだったのか、と。
 そんな全国のお茶の間の突っ込みは捨て置いて今日も始まる『静かな夜に』のミーアバージョン『Quiet Night C.E.73』。
 
 「静かなァ」(ぷるん)←ノルマ終了
 「「オー!」」
 「この夜にィ」
 「「オー!」」
 「あなたをォ」
 「「オー!」」
 「待ぁってるのぉ」
 「「オー!」」
 
 えーと、何度でも言わせてもらいますが。それでいいのか、ザフト兵。いや、「あなたをォ」のところ、滅茶苦茶表情が可愛かったですが。うん、それは認めるさ、僕も。でも、メイリンですらちょっとおかしいと感じた『ラクス』の変化をノリで無効にするのはどうなのさ。
 
 ところで、ザクには一体何の意味が在ったんですか?まさか、バンダイがザクのバリエーションを出したいが為に出したとか(禁句)。
 個人的にはあんな中途半端な宣伝用のザクに乗ってくるよりは、MAサイズのハロで登場して欲しかった。連合のザムザザー、ゲルズゲーに負けぬインパクトと凶悪性を併せ持つ嗜好のザフト謹製MA、HARO。動力は当然核で、尚且つPS装甲持ちで。でも攻撃はタイムボカン式で(口から子ハロがうじゃうじゃと)。ああ、いいな。作って下さいよ、ぜひ。
 
・ハイネ・ヴェステンフルス
 グフに乗るオレンジ王子・ハイネ。と言うか西川貴教。今週から登場です。
 FAITHなのに初登場時の任務が最新鋭機をひっさげてミーアのお守りと言う素晴らしい登場の仕方の彼。
 あー、でもあんなコンサートやってるミーアでも公式にはラクス・クラインだから、エリートであるFAITHと最新鋭機であるグフ・イグナイテッドによるエスコートは妥当かも。つか、当然?
 ミーアの天然行動のせいでラクス・クラインと言う偶像が持つ力を最近測り損ねている自分がいます。
 まあそんなこんなでミーアのエスコートを終え、変な方向で燃え上がっているコンサートを一瞥して「俺に歌わせろ」と言わんばかりの視線を投げるハイネ。歌って下さい、是非。会場ジャックしてignitedを熱唱しましょう。
 ところで、彼の髪型が激しくヅラに見えるのは僕だけでしょうか。
 
・アスランとニアミスしてるミリィ
 ひたすらパシャパシャ撮ってます。本物のラクスを知る身としてはあそこまで芯の通ったラクスがここまでキャラを変えてしまったことに疑問を持っているはず。なので腑に落ちない顔でパシャパシャと。つか、お前実は偽者やろ、と言わんばかりの視線でパシャパシャと。
 と言うか、ここまでニアミスしておきながら、アスラン・ミリィ共に互いの存在に気付かず。いや、まあ当然といえば当然ですが。これがキラとのニアミスだったらアスラン確実に気付いたんだろうなー。
 
・本格化するアスラン争奪戦
 アスランをめぐるホーク姉妹の対立が表層化してきた模様です。片方がアスランにアタックすると、もう片方はあからさまに表情に出してます。怖いです。マジで。
 フィアンセであるラクス(ホントはミーア。むしろもうラクスもフィアンセではないし)と連絡が取れないアスランを見てにやりとするルナマリアとか、後ろからどつかれた事をいいことに無駄にしなを作ってアスランに寄りかかるメイリンとか。ガタブルです。
 一方、そんな彼女らの戦いを微妙な表情をしつつ傍らで見つめるシン。別に彼は自分と仲のいいホーク姉妹といちゃついているアスランを疎んでいるわけではありません。むしろ、ホーク姉妹にアスランをとられてしまわないかハラハラしながら見ています、アレは。ミーアに抱きつかれたアスランを凄い顔で見てたし。
 
・ファントムペイン
 しばらく姿を見せないと思ったらミーアコンサートに何故か来ている三人組。別にミーアのコンサートを見に来たことが目的では無いと思われますが、じゃあ何しに来たんだろう彼ら。次回の出撃に備えた敵情視察?(攻撃目標はディオキア基地)それとも基地施設に対する破壊工作?それともシン・ステラエンカウントに対する布石?
 3番目を、3番目を強く期待します。
 何はともあれ、海を見てはしゃぐステラに萌え。
 
・レイ
「ギルっ」

 誰、誰ですか、この少年。何で議長を見て頬を赤らめていやがりますか。あまつさえ抱きついてるし。ああ、これじゃ腐女子の格好の的だ。ていうか、今週の僕はかなり思考が腐女子的なのですが何故ですか。

 冗談は置いておいて、レイがデュランダル相手に持っている妄信的な信頼(愛情?)、どこかで似たようなケースを見たような気がするんですが。主にファントムペインあたりで。今更気付いといてなんですが、これ、スルーしてもいいとこなのかな。

・ロゴスたる存在
 
ロゴス:パトス(感性)と対になる概念。その意は論理・理性など。元来はギリシア語で、『ことば』を意味した。また、宗教的にロゴスは世界創造の神をも意味する。
 
 今週になってようやくキャラクターの口を借りて出てきた『ロゴス』と言う存在。その意味は上の通り。議長によって語られた『裏で戦争をコントロールする存在』として使っているのなら、最後の世界創造の神って意味が一番近いでしょうか。
 
 『戦争は何故起こるのか?』と言う問いに対して稚拙ではあるけれどもシンの口から出てきた回答は、『認めない』ため。自分より偉い奴を認めない。自分より凄い奴を認めない。自分より裕福なものを認めない。そんなモノがいては自分が安心できない。そんな世界は認められない。ならばそんなモノは消してやる。そんな端から見たら身勝手な思想が生み出した結果が、まさに前大戦。
 一方、議長が示唆したものはいわゆる死の商人によって戦争が起こされる場合。そして議長によりその黒幕とされたロゴス。人の心にある、行き所の無い感情にほんの少しの力を加えることで、ある特定の方向へとかきたて、民衆をコントロールする存在。
 
 それこそが議長が敵としてみなしている存在なのかは現状では謎ですが、民衆コントロールから逃れるって人間が群れを成している以上、無理なことだと思います。群れである以上、何だかんだで皆とは道を違えたくないのが人間ですから。
 ロゴスに踊らされているうちは平和は来ないけど、踊らされないためには群れるのをやめるしかなくて、そんなことは当然無理で、じゃあどうすりゃいいのさ、ってな感じで思考がループしだしました。もう頭の中ぐちゃぐちゃになったので、ここで終了。
 
・議長腹黒説再燃
 さりげなーくアークエンジェル、と言うかラクスの行方を旧三隻連合のひとりであるアスランに問う議長。ラクス暗殺未遂事件を知っている僕ら視聴者としては怪しさ炸裂です。普通に失敗したラクス暗殺を続行しようとしているように見えますから。
 当然ラクス暗殺を知らないアスランとしては、議長に対して『怪しい』という認識も持ってないですし、むしろ信頼しきってる今としてはAAの動向を知り次第、素で連絡しそう。あぶない。それは危ないぞ、アスラン。
 ああ、それにしてもなんて本心を見せないキャラなんだ、ギルバート・デュランダル。昼はアレだけ世界の安寧に気を配った発言をして、夜になったら今度はどこか胡散臭い発言をかます。あなた、ジキルとハイドですか。
 
 それにしても、ヤキンでの戦いで『アークエンジェル』、『ラクス・クライン』、『フリーダム』、『ジャスティス』、『アスラン・ザラ』は伝説となっているのだけれど、それらの中心であった『キラ・ヤマト』に関しては皆知らないのね。
 
・関係ないところで
 ミーアのマネージャー。なぜ関西弁?いや、いいキャラしてるけど。
 
・関係ないところで〜その2
 アスラン、ミーア相手にビビリすぎなあたりに爆笑。と言うか、滅茶苦茶普通に『ミーア』って呼んでるし。いいのか、それ。
 
・関係ないところで〜その3
  シン、もう完璧にアスランに懐いてます。かえって怖いです、それ。
 
・今週のプラモのCM
 あ、これは普通に見れる。

forever9 at 22:12│Comments(5)TrackBack(12)SEED DESTINY 

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1. 「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」第19話  [ salty blog ]   February 27, 2005 00:42
第19話「見えない真実」まずは、ブレイク・ザ・ワールドからの復習…ジブリさん久々に見たよ。議長の開戦宣言、先週の戦闘で開放された街など。そして、ディオキアのザフト基地に入港するミネルバ。綺麗な景色に、アーサー嬉しそう。アスランを発見し、駆け寄るルナマリア。
 「こんなことばかり繰り返す我々に、彼女はもうあきれてしまったのだろうか?」(デュランダル議長)  この議長のラクス評から垣間見える前作と変わらないラクスのポジションに燃え。「こんなことばかり繰り返す」が所属に分かれて争いの連鎖を繰り広げ続ける状況だと
3. PHASE-19「見えない真実」  [ 日刊 !ネコミミ通信 ]   February 27, 2005 01:49
機動戦士ガンダムSEED DESTINY PHASE-19「見えない真実」 工エエェェ(´д`)ェェエエ工 ゴシゴシ( ・д⊂ヽ゛  工エエェェ(´д`)ェェエエ工 なんじゃありゃああぁぁあああ???!!!!! どうしたのレイイィイィイイイィィッィィ…………!!!!!!!!!
4. 第19話「見えない真実」  [ 機動戦士銃自由種運命 ]   February 27, 2005 01:56
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7. またまた証拠にも無くガンダムSEED DESTINY  [ アフィリエイトで目指すは月収100万円 ]   February 27, 2005 20:32
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この記事へのコメント

1. Posted by いいちこ   February 27, 2005 03:53
こんばんは。

>ミーアのエスコートを終え、変な方向で燃え上がっているコンサートを一瞥して「俺に歌わせろ」と言わんばかりの視線を投げるハイネ
ハイネ、本当にちょいキャラで終わりそうな予感がしますね(汗)。
今回の台詞もわずか一言でしたし。
個人的にはもう少し話して欲しかったとも思う訳ですけどw

>『戦争は何故起こるのか?』と言う問いに対して稚拙ではあるけれどもシンの口から出てきた回答は、『認めない』ため。自分より偉い奴を認めない
シンの視点は一兵士というミクロな観点からの戦争観で議長の視点は為政者というマクロな観点からの戦争観だったように思います。
議長って黒いと言われながらも言っている事は正しい事を言っていますからねぇ。
それでも腹黒のイメージを払拭できないのは“声”が原因とも言えるかもしれませんw

>議長腹黒説再燃
と言うか、議長とアスランが会話している時に流れた音楽が怪しすぎましたね(汗)。
あんな音楽を流すと議長が腹黒だと演出で表現しているようなものかとも思います。
個人的には白か黒かはっきり付かないキャラでいて欲しいとも思っているんですけどね。
2. Posted by はさにん   February 27, 2005 13:09
コメントさせていただきます。

>MAサイズのハロで登場して欲しかった。
絶対こっちの方が良いですね^^完全に遊びメカとして納得もいきますしねー。ハロの口から子ハロがうじゃうじゃ出てくるのが、想像しただけで笑えます。
3. Posted by ノウライト(管)   February 27, 2005 22:00
 コメント多謝です〜

>いいちこさん
>ハイネ
 情報誌に載っていた今後の展開を見るに、ハイネの出番はまだまだこれからのようですよ。最終回までいるかどうかは・・・・期待しておきましょう。
 むしろ、ハイネの声だけを聞いたアスランが「ミゲル?!」とか言う展開希望で。

>議長
 ミクロ視点、マクロ視点の観点から言えば、マクロ視点オンリーのロゴス集団よりは(真の意図はどうであれ)今週、ミクロ視点を持つ現場のパイロットの意見を聞き入れた議長の行動は多少なりポジティブなものだったと思います。

>腹黒のイメージを払拭できないのは“声”が原因
 この一文だけですんごく納得してしまう辺り凄いです。むしろ、これはガンダム好きにかけられた逃れることの叶わぬ呪いかと。

>はさにんさん
 ザフトの技術力ならMAハロの実現も不可能ではありません。むしろ無理とは言わせません。
 ちなみにMAハロの口から子ハロが出てくるA案のほかに、MAハロの口がぱっかり空いてミーアのコンサート会場となるB案もあったりなかったり。
4. Posted by 食う   March 11, 2005 20:04
『戦争や迫害や残虐行為をはじめるに当たって
最も必要とされるもの、
それは「ひとりよがりの正義感」というもの』
というのがシンを見ているとよくわかります。
5. Posted by ノウライト(管)   March 12, 2005 00:15
 食うさん、はじめまして。コメント多謝です。

>ひとりよがりの正義感
 そうですね。↑でコメント頂いたいいちこさんのところで以前僕も同じようなことを思いました。連鎖される憎悪こそが戦争の根だと言うのなら、その根源たる戦争の種とでも言うものは個人の正義に他ならないのではないか、と。
 『認めない』馬鹿な連中が戦争を起こす、と感覚的には分かっているシンも自らの正義が『認めない』モノに対しては容赦の無い攻撃を仕掛けていますし、彼自身17話でアスランに指摘された所を矛盾として内包していますよね。まあ、本人には自覚無いでしょうけど。

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