甲南大学・理工学部・生物学科・細胞学(アリ)研究室の日記
虫が苦手な人は、あまり見ない方がいいかもしれません。
研究室HP:https://www.konan-u.ac.jp/hp/aya-got/index.html

2020年度のはじまり!

2020年度は、今までの研究室の歴史の中で最多の9名のメンバーが所属することになりました!

皆でうまく情報共有して、採集したアリやハチのやりとりをしたら、けっこう研究が進むのではないかと期待しています。

コロナウイルス感染防止のため、しばらくは皆で集まれませんが、いつかいい思い出になるように、また良い一年になりますように。

IMG_3442




いよいよ春到来!&論文を投稿!

暖かくなってきました!

虫たちも活動を始めています!!

IMG_3412

IMG_3425
大学前の地面にもポコポコ巣穴が開いてきました。

花粉症のない私としては、春というだけでかなりウキウキします。

そして、本日、ずっと細々と実験して書いた論文をやっとこさ投稿できました!
文章書きって、見直すたびに直したくなる箇所が際限なくでてくるのはなんででしょうね。
投稿したと言っても、まだこれからの道はそれなりに長いのですが、とりあえずスッキリです。


2020年度は、コロナウイルス対策のため、授業方法の変更をしないといけず、これからちょっと忙しくなりそうです。
アリ採りに行きたいんですが、行けたらいいなあ・・・。

発表する予定だった生態学会が中止になりました

私と学生達が発表する予定だった第67回生態学会(3/4-8開催)が、一連のコロナウイルス対策で中止となりました。
残念ですが、仕方ありません。
次回にできるだけ多くのデータを増やして、発表できたらと思います。

写真は、郵送されてきたすてきなデザインのクリアファイル(左)と要旨集(右)です。
IMG_3388


ある女王の死

今朝、大学に来たら、うちの最古参のキイシリ女王がいないことに気がつきました。
ああ、ついにきたか、と思って人工巣の端の方を探すと、解体された女王がおりました。

最近、特に歳をとったようなヨボヨボとした動きになっていたんですよ(まったくサイエンティフィックな表現ではないですが、あくまでも飼育者としての感想です)。
そろそろ寿命が近いかと思っていて、最期を看取りたかったし、死亡直後に解剖したかったです。

女王アリでも、巣の中で死ぬとワーカーに解体されて中身を食べられたりします。
今回も頭と胸と腹がバラバラにされていました。

それでも取り出して、腹部を解剖して、受精嚢内にまだ精子が入っていることを確認しました。
死んだ直後であるなら、この精子が生きているかの確認ができるんですが、それはできませんでした。
無念です。

2011年に香川でコロニーから採集し、それから岡崎に運び、沖縄に引っ越し、その後神戸に住み、長い時を過ごしました。
悲しいけど、お別れです。

2011女王_201911月撮影
昨年11月に撮影した女王。

 

見てはいけないものを見てしまった

クロオオアリがケースの天井の穴にハマって困っているところ・・・
P2180200




たまにジタバタするけど、やっぱり抜けない・・・。
仲間が近くに来ても何もしてくれない・・・。

5分後。
まだはまってる・・・。
P2180211

この後、ちゃんと引っ張り出して巣に戻してあげました

アリは賢いイメージをもたれることがけっこうあるんですが、意外とウッカリな面も多いところが魅力の一つですね。

まだまだ産卵している2012年結婚飛行キイシリ女王

研究のプレゼンでいつも「女王アリは長寿命」と言っていますが、まだ自分自身で10年以上飼育した女王はいません。
私の場合、研究歴が少し複雑で、安定して女王アリ研究をはじめることができてからまだそこまで年月が過ぎていないからです。 
うちで一番長く飼っているのは2011年に野外のコロニーから採ってきたキイロシリアゲアリ 女王ですが、次に長いのが2012年に結婚飛行で採集した女王です。

まだまだ元気にモリモリ卵を産んでいると、とても微笑ましい気持ちになります。
写真はケースの天井に卵や幼虫などを貼り付けているコロニー。
背景に女王が見えます。
P2170187

 長生きして欲しいです。
 

新年度に向けて研究室の整理整頓

卒研発表も終わり、2019年度もそろそろ終わりです。
来年度のメンバーが今よりもかなり多くなることが分かったので、研究室のスペースを増やすべく、頑張って片付けをしています。

私の前にいらっしゃった先生の機械や実験器具などをとっておいたのですが、その先生とは研究分野も生物材料も違うため、あまり使わないものもありました。
それらについては、その分野と合う先生にお譲りできました。
スッキリです

発掘作業(溜め込んでいたので)をおこなう中で、けっこう昔(10-20年の単位で)の製品だけどまだまだ現役で使えそうなものも出てきました。

研究に欠かせないカバーガラスですが、マツナミという会社の製品が有名です。
パッケージがよく変わるイメージがあるのですが、昔のデザインはレトロでかわいいです。
↓前の先生が使ってらっしゃったカバーガラス(写真上2つ)と今私が使っているカバーガラス(写真下)
IMG_3324
これらは今ももちろん使えますので、どんどん使っていこうと思います。


また、組織学的研究に欠かせないパラフィンのパラプラストプラスという製品。
こちらもよくパッケージデザインが変わります。
↓前の先生が使ってらっしゃったパラフィン(写真左)と今私が使っているパラフィン(写真右)
P2010164
左のものは10年前くらいのでしょうか?もっとかな?
同じ袋状でも文字のフォントやレイアウトがよく変更されるイメージがあります。
5年前くらいから右のようなプラスチックの入れ物になりました。
前の先生のはけっこう年季がはいっていますが、まだ現役で使えそうです。
ただ、遺伝子関係の実験に使うのは少し度胸がいるので、単に組織学的な観察の際に使用したいと思います。

パッケージデザインが変わるものは、その都度写真を撮って記録しておくと後から見て楽しそうだなと思いました。


説明書もけっこう発掘されました。
フォントやイラストが昭和テイストで、昭和生まれとしては懐かしい感じです。
P2010165


研究室の整理整頓には、自宅で使わなくなった収納用品が活躍しています。
学生時代から使っているものなどが、第二の人生(?)を研究室で歩んでいます。

2019年度の卒研発表会が開催されました

2月14日に卒論発表会がおこなわれ、4年生の奈良崎さんが発表しました。
厳正なる抽選の結果、トップバッターでの発表となりました。

 RIMG5352

発表後の奈良崎さんにインタビューしてみました!
「意外と緊張しませんでした。話し始めると、セリフが出てきました。」
とのことでした。
よかったです。

実験がうまくいかないことも多々ありましたが、一年間
お疲れ様でした!!


ここで学んだことを生かして、これからの研究生活もがんばってほしいです。

研究室の便利ツール

研究室では、いろいろと便利に過ごせるように、さまざまなツールを導入しています。

まず、研究室の連絡にはSlackというアプリを導入しました(2018年度から)。
研究室の初期にはメールを使用していたんですが、最近の学生はメールにあまり馴染みがないのと、就活をしていたら就活情報のメールが大量に来て、うちからのメールが埋もれるとのことで、導入しました。
このアプリだと、確実に研究室の連絡が来たということが分かるらしいので、良いみたいです。


また、2016年度の卒研生が研究室のgoogleアカウントを作ってくれてたので、それを続けて使用しています。
予定はgoogleカレンダーで管理しています。
googleドライブにはプロトコールや論文のフォルダを作っています。
個人としては論文の管理にはMendeleyを使っているんですが、それを学生に求めるとちょっと大変かと思って研究室としては導入していません。


Dropboxも実は利用しています。
googleよりもこちらの方が使用の歴史は長いのですが、今は顕微鏡の写真をここに保存して、学生たちが使っているパソコンにオンラインで移動させられるようにしています。
USBいらずなので便利です。

私個人では、いろいろなメモにEvernoteアプリを使っています。
To do listやちょっとしたアイデアなどをとにかく書き留めています。
甲南大学はoffice365に契約しているので、onedriveもクラウドの一つとして使っています。


Webツール以外では、実験に使う道具などは、ポスドク時代までの研究室経験の中でこれは良かったと思うものを導入しています。
私はいろんな研究室を転々としてきたので、それが役に立っています。

↓テープのりは簡単にキレイに実験データを実験ノートに貼り付けられて、ベタベタしないので、12年ほど前ですが、この存在を知った時は感動しました(当時は別のメーカーのテープのりを使っていましたが)。





また、研究用品も日々便利なグッズが出てくるので、カタログを見てチェックするのが好きです。

便利なシステムやグッズは積極的に導入していきたいと思っています。


2019結婚飛行キイシリコロニーの近況

2019年に採集した女王コロニーから、ワーカーが羽化し始めてきました。
すくすく育って欲しいです。

P1100144

  • ライブドアブログ