グランフロント展示

甲南大学・理工学部・生物学科・細胞学(アリ)研究室の日記
虫が苦手な人は、あまり見ない方がいいかもしれません。
研究室HP:https://www.konan-u.ac.jp/hp/aya-got/index.html

グランフロント大阪でのアリの展示が終了しました

展示を見に来てくださった方々、ありがとうございました
このブログを見て、わざわざお越しくださった方もいたようで、ブログやってて良かったと思いました。

また、展示期間中、グランフロント大阪のナレッジキャピタルのスタッフの皆様にも大変お世話になりました

今回は一ヶ月という長丁場の展示で、アリが飢えていないかとか(エサはあげておりましたが)、誰かにいたずらされていないか、何か想定外のことが起こっていないか、などなど、かなり不安でした。
最終的に、アリが無事に帰ってきたので良かったです

一ヶ月展示に耐えたご褒美に、エサをたくさんあげました 


クロオオアリの新しい巣は人が見える場所になかなか穴を掘ってもらえず、アリの観察をしにくい状態でしたが、うちに戻ってきてからは割と良い位置に穴を掘り始めました。
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またオープンキャンパスでも展示したいです

グランフロント大阪で展示しなかった巣

来週まで、グランフロント大阪でアリの生態展示をおこなっています。
お見逃しなく

どの巣を展示するか、実はギリギリまで迷っていたんですが、結局グランフロント行きを見送った巣もありました。
せっかくなので、その一つを紹介します。

お菓子が入っていた円柱状のケースを利用して作ったキイロシリアゲアリの巣です。
左の角型ケースが採餌場で、間をおなじみのチューブでつないでいます。
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あらかじめ、いくつか大きめの穴をあけておきました。
ここを起点に穴を掘って、自分好みの巣にカスタマイズしてね、ということです。
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キイロシリアゲアリは1コロニーに複数の女王がいるので、どのような配置で女王が分布するのかも楽しみでした。

数週間経つと、面白いことに写真に写っている3つの穴の一番左側の入り口がきれいに閉じられていました↓
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またその後には右側の穴の入り口もふさがれました↓
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上から見ると、真ん中の穴は開いたままですが、両サイドはキイシリワーカーが通れるだけの小さな穴だけがあって、他はふさがれています↓
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ちなみに、石こうをアリが掘って、その一粒一粒をアリが運んで積み上げて、このような構造物ができています。
上から見てみると、地下にそんな穴が空いているとは思えないほど滑らかで美しく、表面が整えられています。
すごい

アリを飼育していると、ケースの部分に幼虫をくっつけることが多いんですが、今回の巣でも人が見る部分に幼虫をペタペタ貼り付けているので(写真を見ていただけると分かると思いますが)、中の女王やワーカーの様子がよく見えません。

そのため、この巣はグランフロント展示にはボツとなり、女王を見やすい巣をグランフロントに持って行きました。

でももったいないので、いつか甲南大のオープンキャンパスなどで展示できたらと思います
 

アリの生態展示(@グランフロント大阪)がはじまりました!

11月18日(日)まで、開館時間の10時から21時の間はアリの巣を展示しています。
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展示しているアリの動画を生物学科Twitterに載せてもらいました↓






展示場所は、グランフロント大阪 北館3階 ナレッジキャピタル The Lab.です。
初めて行く方は場所が分かりづらいと思いますが、グランフロント大阪の一番奥の建物の3階という表現だと分かりやすいかと思います。
アクセスの仕方がHPで紹介されていました→ナレッジキャピタル The lab. アクセス
The lab.は2階にもありますが、3階の方です。 
入り口はこんな感じ↓雰囲気があります。
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アリ以外にも、甲南大学の理系学部学科からの展示品がいろいろあります。
見るだけでなく、体験コーナーもあり、お子様も大人も科学を楽しめる内容となっています。
お近くに来たら寄ってみてください。
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アリの生態展示(@グランフロント大阪)の準備2

さあ、展示まで日にちが迫ってきました。
ようやく、展示準備が終了して、本日アリたちが研究室から運ばれていきました。
やはり、アリには運搬などで負担がかかるので、かなり心配しています。

展示の一番の目玉は、①クロオオアリ!
巣作り頑張りました!
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2015年の5月に採集した女王1匹からここまで育てました。
ワーカーは数百くらいでしょうか。
写真の左側は1年半前くらいに作った巣で、ちょっと汚れが目立ちます。
この巣はアリ自身に巣穴を掘らせるスタイルです。
左側は複雑な迷路になっているのが分かるかと思います。

右側は今回の展示に合わせて増設した巣で、古い巣とチューブでつなげました。
まだ掘られている途中です。
これからどんな巣になるか、展示一ヶ月間の期間中にどれくらい掘れるのか、ぜひリピーターとなって観察してみてください
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相変わらずのチューブ好きです


その他、②ヒメオオズアリ↓
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綺麗なヒメオオズアリのメジャーワーカーの裏側(正確に言うと背腹軸の腹側)が見られますので、お楽しみに
見つけにくいですが、女王も1匹いるので、ぜひ探してください。


そして、③アシナガアリ↓
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どどんとした女王が1匹います。


↓毎度おなじみの④キイロシリアゲアリ
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2014年に採集した女王から増やしたコロニーなので、4年ものです。
女王が8匹くらいいた気がします。
チューブを通って、右側の採餌エリアに餌を取りに行きます。

巣のケースの下には色画用紙を敷いていて、アリを見やすいようにしています。
色画用紙の色は、設置者の気分で変わるかもしれません。
手作り感満載な感じになっているのは目をつぶってください


展示は明後日からです
 

アリの生態展示(@グランフロント大阪)の準備

予告通り、10月17日から11月18日までの間、グランフロント大阪 北館3F The Lab.でアリの生態展示を実施します
展示は開館時間の10~21時の予定で、土日祝日には運が良ければ餌やりをしているところが見られます!

ラインナップは、キイロシリアゲアリ、ヒメオオズアリ、クロオオアリ、アシナガアリです


甲南大学の理系研究室がいくつか展示を出すので、大学や研究の雰囲気を感じたい方はぜひどうぞ!

↓大学に作っていただいたパンフレットです。PDFのダウンロードはこちら
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さてさて、がんばって展示の準備をしています。
うちではいつも人間が作った巣に合わせてアリに住んでもらっています。
が、
今回展示するクロオオアリの巣では、アリ達本人に穴を掘ってもらい、巣を作ってもらっています。
↓絶賛穴掘り中
クロオオアリの巣作り2

そして、穴は着々と深くなっていきます。
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ムービーも撮っているので、いつか公開できたらと思っています。
見ていてなかなか飽きません。
一生懸命掘っている個体とのんびりしている個体がいて、
「もうちょっと手伝ってあげて〜!」と心の声がでてきます

さあ、今後どのような巣に仕上がるのでしょうか??
まだ一部の写真しか公開しませんが、これからまたお楽しみに
 

グランフロント大阪でのアリの巣の展示がはじまりました!


すでにお知らせしたとおり
、3月24日から4月5日まで、
グランフロント大阪でアリの巣を展示しています

チラシでは展示時間は10時から21時までとなっていますが、
アリの巣は昼から夕方までの展示となっていますので、
その間にお越しいただけたらと思います。
運が良ければ、エサをやっているところが見られます。
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知能情報学部のラジオ体操採点装置も人気です。
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おとなりは物理。
超新星爆発をさがせ!!
宇宙研究したい人はぜひ甲南大へ。
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グランフロント展示用オオアリ巣のつくりかた


すでにお知らせしたとおり
、3月24日から4月5日まで、
グランフロント大阪でアリの巣を展示します

このような↓オオアリ用の巣はどのように作ったのか、紹介します。

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まず、石こう巣をつくります。
スチロール角形ケースと粘土
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↓石こうプラス、水とうちの研究室では活性炭を混ぜてかき混ぜる
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↓ケースに薄く石こうを敷いて、乾いたらその上に好みの巣の形にした粘土を置く。
そして再び石こうを注ぎ込む。
石こうが乾いたら、粘土を取り出すと、アリの巣穴ができてます
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↓穴と穴の間に通り道をつくってあげる。彫刻刀でホリホリ。
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↓大量に作成
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↓ドリルでビニールチューブの太さに合わせた穴を開けます。
  そして、チューブでそれぞれのケースをつなげます。
  スケールとしてハサミを置いています。
  写真を撮る時にサイズの比較ができるようにスケールを置くのは、
  けっこう職業病だと思ってます 
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↓いよいよアリを新しい巣に引っ越しさせる。
  今回引っ越しさせるのは2015年結婚飛行クロオオアリ。
  以前、オスアリを生産したコロニーですが、この時には見当たらなかった。
  死んで食べられちゃったかな??
  アリの世界はシビアなのです
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↓新しい巣のビニールチューブと旧巣をつなぐ。
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↓新しい巣の部分を遮光。
  こうすることで、明るいのがイヤなアリたちが集団でお引っ越し。
  いちいち、一匹ずつつまんで新しい巣に移す必要がないのです
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↓数時間たてば引っ越し完了。
  すばらしき社会性
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ちなみに、巣を作ってアリを入れて数日経つと、、、
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分かりますか?穴の周りで手前に石こうの粒(赤い矢印)がつけられています。
実は、これは働きアリのしわざで、すきまを埋めたいようです。
↓このように、手前側のすきまを、石こうをガリガリしてつくったクズで埋めてます。
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ヒトには小さいすきまでも、アリサイズには気になるんですね!
作成者にとっては、やめてぇぇ〜!そこせめないでぇ〜!!ってなるんですが


グランフロントでの展示用アリの巣完成〜キイシリとヒメオオズ〜


すでにお知らせしたとおり
、3月24日から4月5日まで、
グランフロント大阪でアリの巣を展示します

ヒメオオズアリとキイロシリアゲアリの巣も紹介します。

ヒメオオズアリ巣

深型シャーレに石こうを敷き、ビニールチューブをつないでいます。
シャーレを巣に使うのは東大時代にやっていました。
ようはなんでも巣になるんですけどね
写真は赤みがかってますが、石こうの部分は白に近いグレーです。
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やっぱりビニールチューブが好きなワタクシ。。
いつも美しいメジャーワーカー(貯密係)
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キイロシリアゲアリ

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キイロシリアゲアリ1


この前紹介したオオアリたちと違って小さいので、迫力はないのですが、
色が黄色くて美しい上に、集団での行動が見る価値アリです。

オオアリと比べたら通向けですね。

 

グランフロントでの展示用アリの巣完成〜オオアリ〜


すでにお知らせしたとおり
、3月24日から4月5日まで、
グランフロント大阪でアリの巣を展示します

そのときに展示する人工巣をがんばって作りました!

じゃんっ !!
クロオオアリ巣
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ムネアカオオアリ

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手作り感が満載ですね

巣室のデザインはいろいろネットで検索して、一般の人が想像するような形にしてみました。
白い部分は石こうで、水分を保持してくれるので、使っています。
石こうが入っていない右上のケースはエサを入れるスペースです。
石こうにハチミツがしみこんでしまうとしまうとカビの元になってしまいますからね
宙に浮いているように見えるケースは裏に強力両面テープをつけています。

巣間をビニールチューブでつなぐのは香川大方式です。
アリがチューブを移動するのが、なんだか近未来的で、個人的に好きなんです 

作るのに必要なのは、スチロールケースと石こう、ビニールチューブ、ドリル、両面テープ、色画用紙です。 
色画用紙は後ろに置いているだけなので、その日の気分で色を選べます☆

作り方レポートはまた次回! 

2016年3月24日(木)~ 4月5日(火)グランフロント大阪でアリの巣の展示

理系でミライ無限大!甲南サイエンス体感イベント」というイベントで、
グランフロント大阪北館3階 ナレッジキャピタル The Lab.というスペースでアリの巣を展示します。
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キイロシリアゲアリ、ヒメオオズアリ、クロオオアリ、ムネアカオオアリの巣を展示する予定です。
アリの紹介はコチラ
もちろん、女王アリもいますヨ

入場無料で、申込不要ですので、お近くに来たらここにアリの巣をのぞきに来てください。
普段見ることができないアリワールドをぜひどうぞ。

展示予定のアリの準備プロセスも、余裕があればレポートします。
展示用のアリの巣はどのように作られているのでしょうか

うちの研究室の担当は3月24日(木)~ 4月5日(火)なんですが、他にもいろいろな企画がありますので、要チェックです!
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甲南GFOチラシ_後期_tachikiri_4 のコピー 3
甲南GFOチラシ_後期_tachikiri_4_6 のコピー 2

チラシPDFはこちらから。
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