2007年06月05日
これが司法ですか?
『週刊プレイボーイ』に連載中の『時評家・宮崎哲弥の明日はどっちだ!ニュースジャッジ』。
山口県光市の母子殺害事件の、差し戻し審が行われた。この事件は99年に起こった。当時18歳の被告が本村洋さん宅に侵入、本村さんの妻に暴行を加えようとして抵抗されたため殺害しその後、屍姦。さらに、泣き止まなかった生後11ヶ月の娘を床に叩きつけるなどした後、頸部を紐で縛って殺害した。書くだけで耐えられないほどの事件だ。
18歳で少年だったことや、計画性がなかったことなどを理由に、一審、二審では無期懲役となったが、最高裁で差し戻された。
提出された弁護団の意見書は、全く裁判を愚弄しているとしか言いようがない。それによると事件は、父親からの暴力や過度の抑圧下で少年時代を過ごした被告が、妻を自分の母親だと思い、娘を2歳年下の弟だと思い、妻の遺体を自殺した母親の遺体だと思った母子一体ないし母胎回帰の事件なのだという。
この手のやり口は一昔まえにアメリカで流行ったらしい。何でも子供時代の出来事のせいにすることで責任を無効化する手法だ。「ドンド・ブレイム・ミー・シンドローム」つまり「私のせいじゃない症候群」として揶揄され、その後司法界、精神医学界から疑問が出て下火になったという。
どうやったら、23歳の女性が自分の母親に見え、生後11ヶ月の幼女が2歳年下の弟に見えるのか。娘を殺したのも、母が自殺したことに対する弟への償いとして、頸にちょうちょ結びをしようとしたものだという。そして、風呂桶がベビーベッドにみえたり、押入れが胎内にみえたのだという。さらに極めつけに弁護団によれば、被告が妻を屍姦したのは、精子を送り込めば生き返ると信じていて、自分の母親を生き返らせようとしたのだという。
そんなもの性欲の充足のために決まっているだろう。
正常な思考能力を持った人がみれば、誰がみても完全に弁護団のファンタジーだ。こんなバカな話をつくるのが弁護士の仕事なのだろうか。
山口県光市の母子殺害事件の、差し戻し審が行われた。この事件は99年に起こった。当時18歳の被告が本村洋さん宅に侵入、本村さんの妻に暴行を加えようとして抵抗されたため殺害しその後、屍姦。さらに、泣き止まなかった生後11ヶ月の娘を床に叩きつけるなどした後、頸部を紐で縛って殺害した。書くだけで耐えられないほどの事件だ。
18歳で少年だったことや、計画性がなかったことなどを理由に、一審、二審では無期懲役となったが、最高裁で差し戻された。
提出された弁護団の意見書は、全く裁判を愚弄しているとしか言いようがない。それによると事件は、父親からの暴力や過度の抑圧下で少年時代を過ごした被告が、妻を自分の母親だと思い、娘を2歳年下の弟だと思い、妻の遺体を自殺した母親の遺体だと思った母子一体ないし母胎回帰の事件なのだという。
この手のやり口は一昔まえにアメリカで流行ったらしい。何でも子供時代の出来事のせいにすることで責任を無効化する手法だ。「ドンド・ブレイム・ミー・シンドローム」つまり「私のせいじゃない症候群」として揶揄され、その後司法界、精神医学界から疑問が出て下火になったという。
どうやったら、23歳の女性が自分の母親に見え、生後11ヶ月の幼女が2歳年下の弟に見えるのか。娘を殺したのも、母が自殺したことに対する弟への償いとして、頸にちょうちょ結びをしようとしたものだという。そして、風呂桶がベビーベッドにみえたり、押入れが胎内にみえたのだという。さらに極めつけに弁護団によれば、被告が妻を屍姦したのは、精子を送り込めば生き返ると信じていて、自分の母親を生き返らせようとしたのだという。
そんなもの性欲の充足のために決まっているだろう。
正常な思考能力を持った人がみれば、誰がみても完全に弁護団のファンタジーだ。こんなバカな話をつくるのが弁護士の仕事なのだろうか。

