2018年05月

賞月観星XWAシリーズは良像範囲にこだわった超広視界接眼レンズたちです。

開発の目標:
世界トップ級テレビューEthosの見え味を再現すること。
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特長:
臨場感あふれる超広視界。(XWA3.5とXWA5は110度、他は皆100度)
視野全体に広がるシャープな像。(フラットナーレンズ使用)
高いコスパ。(販売値段は同類品テレビューEthosの1/4ぐらい)
二種類差込み径対応(31.7→50.8アダプター付き)(XWA20は50.8mmだけ)
賞月観星XWAシリーズ接眼レンズ スペック
XWAシリーズのスベック
機種 XWA3.5 XWA5 XWA7 XWA9 XWA13  XWA20
焦点距離 3.5mm 5mm 7mm 9mm 13mm 20mm
見かけ視界 110° 110° 100° 100° 100° 100°
レンズ構成 6群8枚 6群8枚 6群9枚 6群9枚 6群9枚 6群9枚
フラットナー入り Yes Yes Yes Yes Yes Yes
アイレリーフ 15mm 15mm 13mm 15mm 13mm 15mm
差込み径 31.7/50.8 31.7/50.8 31.7/50.8 31.7/50.8 31.7/50.8 50.8
コーティング FMC FMC FMC FMC FMC FMC
サイズ(mm) 57X165 57X163 58X150 58X150 61.6X150 65X160
重さ 422g 430g 458g 415g 458g 450g



焦点位置:
(写真をクリックすると、大きく見えます)
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XWA3.5:
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XWA20:
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天体望遠鏡に付けてみよう:
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対空双眼望遠鏡に付けて星空に向けると、チラチラ宝石のような星の海に落ちていきそうな感覚に陥りまして、幸せなぁ~~!と本当に思うようになりました。
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付属品:
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賞月観星 楽天市場店:
https://item.rakuten.co.jp/shogetsukansei/c/0000000103/

使用感想:
MATSUMOTO DEEP SKY SPECIAL! 15CMF5BINO VERSION 10 + 賞月観星XWA13mm:
https://www.youtube.com/watch?v=Za1agIS1l8w&feature=youtu.be

丁重な作りに感動しています(XWA13mm):
素早い対応でありがとうございました。まだ星は見ていませんが双眼望遠鏡用に2本購入しました。
それにしても1.25~2インチアダプターの作りもすごいですね、違うシリーズも欲しくなりました。
まずはピントが出ることを願っています。また要望としては、70度~80度クラスの超シャープなアイピースも期待してしまいます。たぶんもっと小さく作れるのかなと思います。
またよろしくお願いします。

本当にすごい!(XWA13mm):
双眼望遠鏡にて右にイーソス13mm、左にこのXWA13mmを装着して使用しました。
見え方はほぼ同じでした(全長が違うので両眼で同時に見ていません)。本当に凄いコストパフォーマンスです。正直(失礼ですが)こんなに見えるアイピースと思いませんでした。
この価格でイーソスと張り合えるとは・・・本当にほとんど変わりません。

中心像優秀でした(XWA9mm):
日中に山の竹の葉で色の確認、着色無く良好、夕方より曇り空となり、月面の観望は出来ませんでしたが、深夜になり土星、火星に観望が出来ました。比較アイピースはTMB9mm58°、モアブルーSWA10mm70°、タカハシOr7mm45°(24.5)も3本です。結果 中心像優秀でした。賞月観星9mm周辺まで良像で素晴らしいコストパフォーマンスです。TOA150B+FA+1.5ED(1650÷9=183倍で月面観望を楽しみしています)100°全面を見るにはアイピースと目をかなり近づけないと見えないところが少し残念です。

第一印象は上々です(XWA5mm):
先日無事に受け取りました。簡単な性能チェックをしましたが、第一印象は上々です。イーソスと確かに類似した光学設計で、さらに性能も同等となると、大幅なコスト節約で大変助かります。双眼視が好きなのでもう一本いくか、どれか双眼鏡をそのうちにと考え初めているところです。この度はありがとうございました。

昨夜Ethos13mmと比較観望してみました(XWA13mm):
ご丁寧なお葉書ありがとうございました。忙しくてなかなか星を観る機会がないのですが、昨夜Ethos13mmと比較観望してみました。使用機種はAPM LZOS152mmとセレストロンC11です。シーイングが良くなかったので暫定的な評価ですが、なかなかいいです。この価格でよくぞこれだけの逸品を作れたものだと感嘆しました。Ethos21mmの購入も検討していましたが、10万以上払うのが馬鹿らしくなりました。近日中に貴社のものを購入します。

FS-78(F8) で月見(XWA5mm):
ナンジャコリャー!!!126倍の巨大な月が視野一杯に広がるではないですか!しかも隅々まで詳細にクッキリとほぼ半月だったのですが、満月でも視野の7~8割程度に全体が入ると思われます。最初はあまり目玉を近づけずに覗いていたので月の大きさが視野の9割程度に感じましたが、接眼ゴムカバー奥まで目を近づけるともっと外側まで見えてました。周辺の画質を探ってみましたが劣化している感じは無く、驚異的な解像度です。
惑星を大きく見たい、との思いでこのアイピースを買いましたが新たな楽しみが増えました。初めて土星のワッカを見た時はとても感動しました。見掛け110度の広大な視野に画面いっぱいの詳細な月は、それを超えるくらいの衝撃です。一度体験したら病み付きになります。自分にとって月を見る新しい世界の入り口でした。

惑星も見てみました(XWA5mm):
木星はいきなり大赤斑がクッキリ見えました。土星もカッシーニの間隙がよく見えます。
何より驚いたのが、導入がものすごく楽、ということです。
今までは 8-24 の 24mm で導入して 8mm にズームして 6.3mm に付け替えて・・・とやっていましたが、なんと XWA5mm ではそのまま導入できてしまいます!まったく驚きです。大きく重いですが、これ1本で相当楽しめそうです
最初 XWA3.5mm 買おうとしましたが賞月さんに止められ 5mm にして大正解でした。
オススメの XWA13mm も欲しくなりました超ワイドな 13mm というのがどういう世界なのか想像も付きませんが、是非とも手に入れたいです。ブログにも書かれていますが、双眼で見ると別世界なんでしょうね。双眼といえば、双眼鏡も魅力的なのがたくさんでお金が続きません。(笑)。

眼視観望メインに45年程の天文歴のおやじです(XWA9mm):
100度クラスは以前イーソス13mmを双眼装置用に2本所有していた時期もありましたが、今はES社の100度アイピース14mmと20mmのみを所有しております。それまではES社の30mmを除くフルラインの100度アイピースを所有しておりました。イーソスは観望仲間がフルラインに近いものを所有しておりますので良く比較観望する事があります。
私は30cmのカタディオブトリック鏡筒と12,5cmのSD(ED)アポをメインに眼視観望が中心ですが、特に光害の影響を受ける街中のディープスカイには見掛視界が広くでバックが暗くなる高倍率の100度アイピースは欠かせません。その為小さな系外星雲なども見落とすことのないように最周辺の星像も点像になる上記2社のアイピースを揃えて参りました。
この製品は安価ですので性能は果たして満足の行くものかと心配ではあったのですが、前述した上記2社と比較観望した結果、主観ではありますが私の眼力では全く差は感じられませんでした。ほぼ同じ性能でありながら、某天文学的な非常に高価なアイピースと比較し、安価で手軽に100度の世界を実感できるアイピースとしては非常に魅力のある製品だと思います。賞月観星さんは気に入らなければ返品OKとのユーザーにとっては非常に有難い条件付きですので、実際に購入され使用体験されてみることをお勧めします。
それと、最初に届いた製品が若干のゴミの付着等があったので即座返品交換を申し入れたのですが、無条件で応じてくれました。問い合わせなどに対しても賞月観星さんのユーザーを第一に考えた姿勢は非常に好感が持てました。フォローの良さや対応も素晴らしいです。これらの対応がこれからのリピートにつながると思っております。
“百聞は一見に如かず”これから遠征先や観望仲間にも勧めて行きたいと思います。

今晩、80mmの屈折望遠鏡で月を見ました。(XWA13mm):
中倍率で、月がすっぽり全面みえて、月の周りに、いくつか星が見えたのには驚きました。透明度が高かったせいもありますが、初めての光景でした。感動しました。

商品先ほど受け取りました。(XWA13mm):
迅速な発送をありがとうございました。
あいにくの雨模様のため星空の観望はできませんでしたが、ベランダの窓から夜景を眺めてみました。初めての100度という広視界にまずはびっくりです。この冬に双眼化する予定のBLANCA115EDTⅡを使って、ペンタックスのXW14mm(70度)と交互に見比べてみました。夜景鑑賞における比較では解像度、抜け共に互角の印象です。となれば、XWA13mmが100度の広視界のぶんだけアドバンテージがあります。
正直言って、テレビューのイーソスは高価すぎて買う気が起きませんでした。しかし賞月観星XWA13mmの28500円という価格は、この性能で本当にこの価格でいいの?と思わせるものです。
が、非常に高性能で評判も良いペンタックスのXWシリーズがほぼ同額であり、私個人の感覚ではアイピース1本に出せる金額がこの2万円台後半でした。そういった意味では賞月観星XWA13mmの価格は大変ありがたい金額で、おかげで未知の100度という広視界のアイピースを手にすることができたことに感謝しています。
賞月観星ブランドの製品は双眼鏡を中心にネット上で高い評価を拝見しております。そこから類推するに、アイピースやスポッティングスコープも大変素晴らしいものではないかと思っています。
そのほかにも双眼鏡、その他のアイピースと、魅力的な製品がたくさんあります。一度に購入できませんが、これから先も注目しておりますので、素晴らしい製品を期待しています。
まずは、今回のお取引きをどうもありがとうございました。

昨夜から、本日にかけて、楽しく観察しております。(XWA9mm)
望月龍さま
ooのxxです。
接眼レンズXWA9mm、昨日受領して、昨夜から、本日にかけて、楽しく観察しております。
月が大きいので、銀河、星雲の見心地は、しばらくおあづけですが、明るい天体の見心地も、素晴らしく、本当に、世界トップクラス、間違いないとつくづく、納得しております。
一昨年前まで、天文台に勤務しており、イーソスやそのほかの高級アイピースも、常時使用しておりましたが、貴社のものがあれば、全くその必要がないと思うほどすばらしいものだと思います。
今回は、本当に素晴らしい商品をお分け頂、ありがとうございました。また、別の商品をお願いすることもあろうかと思いますが、その折は、どうかよろしくお願いします。
今回は、本当にスムースにお取引ができて、また、ご連絡の素早さや、商品梱包の厳重さなど、まったく心配することなくありがたく思っております。箱の、手書きのイラストの心遣いもとてもうれしいものでした。本当にありがとうございました。



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見やすいワイドアイピースが開発成功しました。


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30x85/35x95 Eyepiece SPECIFICATION
倍率30倍(85mm径)
35倍(95mm径)
有効径∮20mm
焦点距離  15.84mm
接眼レンズ構成(群/枚) 4/6
実視界  2°(85mm径)
  1.7°(95mm径)
見掛け視界  60°
アイレリーフ18mm
瞳径2.8mm(85mm径)
2.7mm(95mm径)
重さ  150g
長さ  60mm 
最大径  55mm 

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販売店:
賞月観星 楽天市場店

販売単価:
賞月観星W-ED APO用定倍率接眼レンズ(30x85; 35x95)8,500円


開発の目標:
世界トップクラスの見え味

特徴:
①空気分離式対物レンズ設計(設計の自由度が広がるため収差補正には有利に働きます。より完全な像形成を提供することができます)
②対物四枚の中、EDレンズ二枚を採用(非常に高いレベルで収差が抑えられ、コントラストに優れた視界が広がります)
③デュアルフォーカスを採用(粗動と微動のふたつのピント調整を持つデュアルフォーカスを採用しています)
④フーリーマルチコート(レンズおよびプリズムの全面に多層膜コーティングを施した、FMC(フーリーマルチコート)を採用しています)
⑤回転式鏡筒(カメラ等の機材を取り付けた際の操作性向上に役立つ回転式鏡筒です)
⑥スライド式フード(逆光時に役立つスライド式フードを装備しています)
⑦防水設計(不活性窒素ガス充填による本格的な防水設計です)
⑧キャリアバッグ付き(携帯便利)
⑨5年間保証(取扱説明書における正しい使い方で、お買い上げの日から5年以内に故障等が起きた場合には無償にて修理いたします)
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20 ~ 60X85APO SPECIFICATION
倍率20~60x
対物有効径85mm
対物レンズ焦点距離 457.7mm
接眼レンズ焦点距離 22.6mm  7.63mm
対物レンズ構成(群/枚) 4/4
接眼レンズ構成(群/枚) 5/8
合焦方式微動付きプリズム方式
実視界 2.2°  1.1°
見掛け視界 44°  66°
Field of view at 1000m/1000yds36m~20m/108ft~60ft
アイレリーフ20mm~18mm
瞳径4.2mm~1.4mm
至近距離 4.5m
鏡筒長さ 385mm / 15.2 inch
鏡筒重さ 1950g

25  75X95APO SPECIFICATION
倍率25~75x
対物有効径95mm
対物レンズ焦点距離  554.2mm
接眼レンズ焦点距離  22.6mm  7.63mm
対物レンズ構成(群/枚) 4/4
接眼レンズ構成(群/枚) 5/8
合焦方式微動付きプリズム方式
実視界  1.8°  0.9°
見掛け視界  44°  68°
Field of view at 1000m/1000yds 31m  16m/93ft  48ft
アイレリーフ20mm~18mm
瞳径φ 3.9mm φ 1.3mm
至近距離 6.5m
鏡筒長さ  450mm / 17.7 inch
鏡筒重さ  2330g

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販売店:
賞月観星 楽天市場店
https://item.rakuten.co.jp/shogetsukansei/c/0000000104/

販売単価:
賞月観星W-ED 20-60x85APO86,800円
賞月観星W-ED 25-75x95APO118,000円

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使用感想:
賞月観星W-ED APO 95mm-A(25-75ズームセット)が届いたので稚拙ではあるが、感想を述べさせていただきたいと思う。まずもって、対物側のレンズの大きいこと。吸い込まれるようなレンズに、ここまできたかという加工精度、これはエアスペースが採用されるほどの高い技術がこの対物レンズを見てまじまじと感じた。早速のぞいてみると、クリアーそのものである。木々花が緑々としており、荒がない。遠方をみると陽炎が立ち込め、揺らいでいる様子が詳細に確認できる。素晴らしい解像力である。続いて他社製の有名アイピースを順次差し込んでみる。賞月アイピースも高度な品質と性能だがやはり、アイピースを変えることにより様々な特性と趣きが変わり、心楽しいものである。さすがにこのサイズのクラスになると、気軽に運搬というわけにはいかないが、田舎や自然溢れる箇所で三脚等に常設出来る方であれば絶対にお勧めの一品であることは間違いない。各種御三家や他社、国産、様々なスコープを試してきたが、全くもって遜色ないレベルであるといえる。むしろ超えている。日本人特有のブランド主義もそろそろ卒業していいのではないか。良いものは良い。認めようではないか。それでいてかなり安価であり、売主の賞月さんの人柄もあり、安心して使用できる最高峰スコープである。エアスペースED50mmか60mm級も欲しくなった次第。機会があれば開発を。


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最近は、ED10x50&ED16x70を何人の双眼鏡愛好家たちに見せて、下のような報告を受けました。
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報告一:
NikonWX購入以来、双眼鏡で感動することはもうないであろうと考えていた昨今、よもやこんなにも早くその考えが覆えされることになろうとは思ってもみませんでした。このKingシリーズを覗くとそんな双眼鏡に対する様々な思いが去来します。単純に仕様もなにもかも違うので簡単に比較はできませんが、素人考えに、こと双眼鏡の所有感、トータルの出来栄え、企画製作者の情熱はWXの感動の再来とまで頭をよぎった次第です。ついにここまできたか賞月さん!といった感ありです。さてこのKingシリーズ、もはや何も悩むことはないでしょう。用途に合わせて各倍率の機種を選べばいいだけでございます。やれ、他社の同等機種がといった声が聞こえてきそうですが、当方はそうは思いません。もはや他の追随を許さない唯一無二の眼鏡と言えるかと存じます。本体の作り込み、像面の処理、近代設計、フィールドフラットナー思想、そして日本製ED、価格。これで悩むなら、何か理由をつけて買わない納得がしたいだけでしょう。この眼鏡は双眼鏡好きに知られてはいけない眼鏡だと大手メーカーは戦々恐々とするでしょう。なのであえて声を大にして言いたい。この眼鏡は最高であると。もはや船来や国産が買えないから買うというものではありません。敬意を込めて自信をもってこれを買うと言える双眼鏡シリーズです。

報告二:
双眼鏡は無事到着しました。またOOさんの好意で自宅にフジノン10×50FMTRを届けて頂きました。早速10×50の比較をしました。
で、最初にED10x50で気になったのがアイポイントの位置にかなり神経質だった事です。眼幅調整やピント調整を覗きながらやる訳ですが、ちょっと動くとブラックアウトしやすいのです。フジノンは多少鈍感です。鈍感というのは多少眼の位置が動いてもブラックアウトしないという意味で私にとっては高評価です。という事でフジノンが少しリード。
色味に関しては、私は色に関しては鈍感ですがそれでも違いが判るレベルでED10x50が透明感のある良い色彩です。フジノンはいくぶん黄ばんで見えます。私の眼で差が明らかになるという事はED10x50がかなりリード。
迷光処理はどちらもかなり念入りに処理されていてポロプリズム双眼鏡としては優秀だと思います。ほぼ同レベル。
倍率の色収差は両者とも同レベルで感じられます。多少フジノンの方がマシかなあ。高級双眼鏡としては標準的なレベルでしょう。ほぼ同レベル。
周辺のピント位置(平坦性)は良く修正されています。ただフジノンも同程度に優秀です。ここも引き分け。
私の独断の総合評価はちょっとフジノンが優位です。ただ色に関して気になる人にとってはED10x50の方が高評価でしょう。まあ要するにほぼ五分です。素晴らしい双眼鏡といっても過言ではありません。

報告三:
今日、OOさんがOOまで来てくれて改めて双眼鏡の再チェックと星を見ての感想です。
最初に結論:ED10x50はフジノン10×50FMTRを上回る性能です!
第一印象からはほとんど変わっていませんが、星空に関してED10x50の方がレベルは上でした。中心像は大差ありませんが周辺のピント位置(平坦性)は星空で比較するとED10x50のほうが明らかに上回る性能です。昼間の比較より瞳が大きくなってピント位置に敏感になったせいだと思われます。

報告四:
フジノン16×70FMTとED16×70比較しました。
友人のフジノン16×70FMTを借りたら、状態がイマイチのため対物レンズと接眼レンズの外気にふれるレンズ表面をクリーニングしました。
まず外見でフジノンの方が対物レンズの焦点距離が短かく、ずんぐり見えます。アイピースも比例してフジノンの方が焦点距離が短いのでしょう。アイレリーフも15.5mmとメガネ仕様のギリギリです。アイレンズの直径も小さいです。10×50FMTとは明らかに異なるアイピースです。
ED16×70はED10x50と基本的に同じアイピース構成でしょう。(フラットナーが異なると推測)
で、両者を覗き比べると今回は簡単でした。圧倒的にED16×70が優れています。
まあ経年変化もありそうなので色についてはコメント無し!(単純にED16×70勝利)
望遠鏡等高倍率になると目立ちやすくなる縦の色収差がフジノンでは確認できるがED16×70はほとんど目立たない。倍率の色収差は両方感じるがED16×70の方が少ない。(さすがED仕様)
周辺のピント位置(平坦性)でもED16×70の勝利。
光学性能はED16×70の完全勝利です。ちなみに見掛視界もED16×70の方が広いです。
まあ素晴らしい双眼鏡と断言できます。私はニコン18×70を使っていましたが、雪山のスキーヤーを見たときに縦の色収差が目立ったので幻滅したことがあります。多分ED16×70ならほとんど目立たないでしょう。ただ夜に星を見た場合は色収差についてはあまり差を感じないでしょう。
価格に関してはED16×70の性能なら、7万円台でもコストパフォーマンスは高いと言えると思います。

報告五:
輸入コストを確認するために、賞月観星ED KINGシリーズを一台ずつ入荷しまして、双眼鏡愛好家何人を招きまして、展示会を行いました。
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今日、ある愛好家から感想をメールでいただきました。
今回、キングシリーズを見せていただく機会に恵まれ、有意義な時間を過ごさせていただいたのて、稚拙ではあるが簡単なレビューをお伝えしたいと思う。まず全般にキングシリーズは、本体の造り込みは安物のそれとは異なり、かなり所有感を満たしてくれる製品と感じた。そして賞月氏の並々ならぬ双眼鏡に対する情熱に、あらためて応援したいと思った次第である。しかしながらレビューについては忌憚の無い意見であり、先入観や他のメーカーや機種に忖度をする内容ではないことは先に申し述べておく。
キング7×50ED
7倍という倍率の良さが如実に出た一台。双眼鏡の見易さ、扱いやすさの原点であり、楽しく気軽。手持ちでパッと覗くとスカッとしたクリーンな視界。私感ではあるが軽く感じた。男性であれば簡単に扱えるであろう。
キング10×50ED
最もオールマイティーで間違いのない機種。手持ちでも三脚使用でもこなせ、もちろん光学性能も最高峰。こと解像度について、そのクセの無いクリーンな見え味はダハ、ポロ合わせてこのクラスでこれを超えるものを私はWX以外知らない。
キング12×50ED
10倍と比べると2倍の差は大きい。双眼鏡の場合、たかが2倍ではない。光学性能は10倍と同程度だが、一歩近づいたビジョンを楽しめる。手持ちでもいけないことはないが、三脚使用が前提であり、用途は狭まるが玄人好みの一台。
キング11×70ED
キング7×50EDを11倍にして光学性能をアップしたようなイメージ。70mmの口径に倍率を11倍に抑えたスペックモンスター。ボディは大きいが11倍という倍率で、ややもすると手持ちでもいける。もちろん三脚使用が前提だが、最も気持ちのよいビジョンを提供する一台。明るさと収差の無さは天下一品。
キング16×70ED
70mm級で最もバランスの良い機種。倍率、光学性能、どれをとっても粗がない。用途やこだわりがないのであれば、選択すべき機種であろう。アッベプリズム使用の15×56EDダハと見比べたが、1秒で勝負がついた次第である。
キング20×70ED
20倍という倍率、70mmEDでこの価格はかなりコストパフォーマンスが高い上、性能も市場にある中でトップクラス。多少収差が出てはくるが、この倍率が必要な方には選択肢に必ず入る機種であろう。各社20×56EDダハの性能は全く簡単に超えている。
今回、6機種もの製品をラインナップするにあたり賞月氏は悩みに悩んだことであろう。しかし発売を間近にして、その厳選された機種選定は秀逸かつ需要を精査・研究した結果であり、氏のこだわりが感じられる。双眼鏡好きの諸氏は安心して機種選定をしていただきたいと思う。何より氏の情熱が注ぎこまれた渾身のシリーズ、手に入れない理由はないのではないだろうか。かく言う私も数台を予約した次第である。


お客様からの使用想:
(賞月観星ED KING 16x70):
おはようございます。
先ほど届きました。ありがとうございます。早速覗きましたが、素晴らしいの一言に尽きます!私もこれまでにツァイスやスワロフスキー等々、数々の双眼鏡を覗いてきましたが、これは本当にもう間違いなく世界トップクラスですね。この高倍率にも関わらず色収差はほとんど感じられず、周辺部の歪みもほとんど無く、すっきりナチュルな像はいつまでも覗いていたくなります。FMT-SXの16X70やニコンの18X70も良く見えますが、色収差や像の甘さが気になっていました。双眼鏡ではこれが限界かと思っていましたが、軽くこれらを超えていますね。大差をつけてKing-EDの圧勝です。こんなに素晴らしい双眼鏡に出逢えて私は幸せ者です。天気が良いので、今晩、星空を楽しみます。また感想を送らせて頂きます。

(賞月観星King10×50ED、12×50ED、16×70ED)
本日、友人と共に購入させていただいた賞月観星King10×50ED、12×50ED、16×70EDが出揃いましたので観望会を開催いたしました。取り急ぎご報告をさせていただきます。まずもって双眼鏡という物に魅せられた一筋縄ではいかないオッさん達が、キングを覗いた瞬間、アーとかウーとか、感嘆の声を上げる連続とあいなりました。ようは皆、最近のダハプリズムの流行に呑まれていた心が第1級のポロプリズムを覗くことにより、ポロプリズムの良さを再認識させられたのです。双眼鏡好きなら当然といえば当然の事ではありますが、それでもなお覗かなければ分からないものです。賞月さんから取り寄せていただいたpleasing12×56EDが秒で見るに耐えない物に変わるのは、人間の目の悪いところです(pleasingが悪いわけでは決してないです。並大抵のダハでは入魂のポロEDには勝てない)。一度良いものを覗くと、戻れないのが、光学沼、キングはまさに今、クラス最高峰の双眼鏡です。透明感、平坦性、収差のなさ、立体感、これらが670m先のビルを覗くと、ダハEDとは顕著に違いがでるのです。そして遠方から近場を覗いてもピント調整をほぼしなくてもシャープに観望できる。これは星見だけに留まらず、自然観察やプロの仕事にも良いでしょうね。さすがに鳥見には厳しいですが、あえていうならパッと覗ける7×50EDかな。いずれにせよ、賞月さんへの信頼感と相まって、双眼鏡好きの双眼鏡好きによる双眼鏡好きのための双眼鏡でしょう。メンテナンスやコールセンターでたらい回しにされたり、話の通じない素人オペレーターと話す地獄からも解放されます。このポロプリズムを見てしまうと、否が応でもプリンスが頭から離れなくなります。ニコンE2を究極的に発展させた双眼鏡が近いかなと。E2を覗きながら、この使用感のまま光学性能を究極的にアップさせたら、とんでもない双眼鏡であろうということは想像に難くないと思った次第。センターフォーカスなのに、ポロプリズム特有のピントの合いかたがシビアでない、いわゆる被写界深度。とにかく次も楽しみで待ちきれないですが、今はkingで心を落ち着かせますので、どうか今後とも意欲的な新作、宜しくお願いいたします。期待しております。

(賞月観星ED KING10×50)
賞月観星10×50、無事到着しました。ありがとうございます。
賞月観星様のブログで見て以来、気になり続けてました。
あいにく、福岡は雨で、まだ部屋の窓から夜の看板や水溜りを眺めただけですが、勝間の10×70と比べてみました。
賞月観星はアイピースが凄く優秀で、視野がとても広く驚くほど均質です。
実はこのモデルを選んだのはアイピースが良さそうだったからなんですが、予想以上に良いアイピースです。
まだ少し覗いただけですが、賞月観星はEDのアポクロマート補正の対物のおかげか、勝間のアクロマート補正と比べてエッジが滑らかで、一見シャープさは勝間の方が上に見えますが、賞月観星の方が同じ解像度でもグラデーションが付いて行ってました。
おそらくアクロマートの勝間は観測物の境目に色収差で微細なフリンジがあり、境目が目立つのに対して、賞月観星は色収差の補正などでフリンジが無いため、境目が目立ちにくいせいだと思います。
感じとしては勝間は輝度が強いハイビジョンブラウン管テレビ、賞月観星は4Kテレビといった感じです。グラデーションのおかげで賞月観星は特に立体感が強くなっている印象でした。
賞月観星様のブログにありましたが、EDでアポクロマート補正した対物だと、合焦面が揃っているので、緑色を鮮烈にするとなるとコーティングで赤とかの透過率を下げて色に偏差を持たすしかないのかなと思いますが、私的には徹底した色消しと透過率でグラデーションが豊富な物も大好きなので、今回、購入させていただいた賞月観星は楽しめそうです(昔、カメラのハッセルブラッド用にカールツァイスが発売していたスーパーアクロマートの4色補正のレンズで撮影してたのを思い出しました)。
双眼鏡はアクロマートで過剰補正したときに赤と緑がやたらに出るのも楽しめますし、アポクロマートも楽しめますし、直接目で覗くので直感的に楽しめるところは、やはり面白いですね。
休みにでも外に連れ出して楽しみたいと思います。まずはお礼まで。楽しい製品をありがとうございます。

(賞月観星ED KING11×70)
手に持って一言「手持ちでいいじゃん」。筐体こそ大きいものの見かけより軽いうえに比較的低倍率とあって、短時間なら手持ちで行けます。色づきもほとんどありませんし、何より透過率の高さ、色かぶりのなさ、70口径のもたらす瞳径の大きさ、それにポロ機ならではの立体感強調とが相まって、双眼鏡を覗く喜びにあふれています。こちらは「買って良かった」と思える一台。
御社機の透過率の高さと色かぶりのなさに慣れてしまうと、Nikon WX を覗いても不満が募ってきて困ります。あれは赤青ともに透過率が低いのか、若干オリーブグリーンのような色かぶりがありますね。8x30 E2は若干青っぽいうえに色が薄い。長年舞台見には8x30 E2を愛用していたんですが、最近はもっぱら御社のPleasing6.5x32 EDです。あれは楽しい。

(賞月観星ED KING10×50)
はがき頂戴しました。ありがとうございます。
なんか、いいですね(^_^)
やっと天気が回復したので、賞月観星10x50を持ち出して風景やお祭りの観察、星見など色々見てみました。
一応、勝間10x70、7x50とツァイスDialyt7x42T*P、Dialyt8x30T*などと比較しながらのインプレッションです(大口径や最新機種はあまり持っていないで、好きな勝間やツァイスが多いので限定的ですが)。
賞月の特徴は、見るために丁寧にバランス良く収差補正していることかなと思いました。対物は空気レンズとEDレンズで補正されているためか、色収差とコマ収差がとても少ないのがよくわかります。周辺でも点像の流れや崩れ、着色が少ないことが見て取れます。
また、視野の全体がシャープで歪曲収差、球面収差共に少ないことが確認できます。これはフィールドフラットナーが対物の特徴を意識したうえで、ワイドアイピースによく合わせているためだと思われます。
全体的にコントラストは十分なのですが解像度もあるので、空間周波数も低いところから高いところまでバランスがよい設計で、迷光対策も良いことが伺えます。
また、発色は目に近いので、ガラスが全体的に透過がよいことと、コーティングに癖がなく透過率が確保できているのが伺えました。
基本的なことですが、光軸も上下差はなく、左右はわずかに中心寄りで、長く覗いても疲れませんし、良く調整してあります。
ということで、全体的に丁寧に設計・製造してある。それは、対物も接眼共通だなという印象です。
うん、見やすくて、立体感があって、見ていて発見が多い。楽しい。
それ以外の操作系は程よく滑らか、キャップ、ストラップも良いです。
ビノホルダーは凝りすぎかな?
勝間の小さいビノホルダーをつけっぱなしにしています。
よく見えると評判の各社の双眼鏡は、空間周波数や発色、球面収差に特徴があるように思いますし、小規模なメーカーは明確な得意分野を持つように作ってあるかと思います。ある意味、特徴あるターゲットの特徴がよく見えるようにしてあったり、ドラマチックにしてるかなという思います(それも楽しい!)。
賞月はある意味それが少なく、双眼鏡で見る、とにかく色々双眼鏡で見るということに特化している。だから、覗く、眺める、フフッと楽しくなる、に特化しているのかな?
変な表現ですが、それが特徴なのかなと思いました。
そのためか、本体の見えやフィーリングに直接影響しないところは、あっさりしてるなぁという印象も同時に持ちました。
あまり褒め過ぎなので、悪いところも。
躯体のサテン塗装が少し良くないです。というか、下地の処理が簡易なのかな?
でも、ここにコストをかけると性能に影響ないくせに値段に大きく響きますね。
あと、ケースは良くないですが、勝間のようなきちんとしたケースやツァイスの革ケースって、意外と高いんですよね(笑)
あと、CFで繰り出しが多いほうが楽だし楽しい、というか、これだけの性能だからもっと近距離でも楽しみたい。けど、これも意外とコストに跳ね返るし精度確保が大変になりますね。
替わりに、その分コーティング、フラットナー、精度確保、調整に全力投球なという印象でした。
長々雑文でお恥ずかしいですが、以上の感想でございます。
また、楽しい製品を楽しみにしています。
ありがとうございました(^_^)

(賞月観星ED KING10×50アウトレット
概ね見比べが終わりましたのでご報告いたします。伝えたいこといっぱいで少し長いですがご容赦ください。
まず評価結果から。
「大満足・第一推奨品」です!

目指された世界トップクラスの見え味です。
・月が白い!電線が黒い!
・見たまんま!肉眼の延長線!
・見やすい!やっぱポロは疲れない!

軸上色収差がないため、色収差が出ない視軸にシビアにならなくてよく覗くのが気楽です。また、周辺視野も色づきが目立たないので気持ちがいいです。
ただ、フラットナーが採用されているとはいえ写真レンズに馴れた目からすると、否曲収差の修正量はFMT-SXの方が好みです。
男にしては手が小さい私にはFMT-SXと似たボリューム感で、手持ちしやすさは勝間さんかな。
双眼鏡初めての方にはオススメしません。でかいです。重いです。値段高いです。
売値1~2万円、倍率7~12倍、口径30~50みミリを使っていて不満の方に、用途によって賞月観星の原点シリーズ、キングシリーズを勧めました。
原点シリーズの6.5x32、10x42を覗かせると、見え味と価格にスゴくビックリされます。それを楽しんでおります。
先に双眼鏡山の頂のひとつとして賞月観星さんを紹介することで、不満を抱えながら買い増し続ける双眼鏡沼や、清水寺の舞台から飛び降りる思いで購入した末に後悔することから救えると思います。賞月観星さん同等以上の山というと…今はもう私の中ではWX(買えないし持ち出せない)とHT(欲しくなるので覗いていない)だけかな。あ、あとキングシリーズの11x70(高めの買えそうな価格が憎い)。
パッと見、ビクセンやコーワの中級機に見えて違うから、自分が持っている双眼鏡自慢したさに声をかけてくる方が少数ながらいらっしゃいました。中国メーカー賞月観星製の物だと伝えると「?」いっぱいの表情でナメてかかって覗いて黙るのが楽しくて仕方ありません(同じ中国製だしもしかしたら同じ工場かもしれないのに)。
ユーチューブの動画でプリージングを知り実機を覗いてみたかったとおっしゃって声をかけてこられた方は、覗いたあとスゴく嬉しそうにされていました。こちらも嬉しかったです。量販店などで実機を試せないからしかたないのですが、それが可能マーケティングしたらお値段2倍ですかね!?

保証付きの良心的なアウトレットを落札しといてなんなんですが…世界トップクラスの見え味に加えて、世界トップクラスの品質と管理を目指してほしいので、あえて2点苦言を申し上げます。決してクレームではないことはご理解ください。交換も希望しておりません。
まず、プリズム。
プリズムのコーティングが左右で異なります。写真フィルターのコーティングに例えると、フィルム時代のマルチコーティングとデジタル対応のマルチコーティングほど違います。幸い、私の目はその影響による不具合を感じとることができませんので、ここがアウトレットということで。
次に、本体金属部品の仕上げ。
片方のストラップ環上部が研磨忘れ?不足?がありザラザラでした。爪のヤスリがけができました。キングシリーズの上は…エンペラーシリーズ、チョモランマシリーズ、ユニバースシリーズでしょうか?私にはキングシリーズのサクラコーティングバージョンまでが限界でしょうが、賞月観星様のますますのご発展、ご活躍を期待いたします。
長文ならびにあつかましい苦言、失礼いたしました。
あと2点、付属品の感想忘れていました。
まず、三脚アダプター。
ものすごく力いれて作られましたね!
プレス加工や鋳造が多い中、全パーツフライス削り出し加工ではないですか!加工方法も外ネジ…ってことは、双眼鏡側のネジもキング専用設計・製造。
バランスとる位置調整部分の止め加工が、軸内をライフリングドリルで開けた奥深くをアレンスクリュー留めされているのに驚きました。
次にケース。
ああ、ここは力抜いたのねと失礼ながら笑いが出ました。ウレタン張り合わせの生地の巻き縫い部分から、ウレタンがはみ出すわはみ出すわ。縫い付けられたクイックバックルがひとつ、それも正面のヤツが裏表だし。原点シリーズの物の方が縫製は確かです。

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(賞月観星ED KING10×50 & 16x70)
D KING 16x70、ED KING 10x50 、Rakuten の御社商品Webページを見た印象・感想や要望
など長文で羅列ですが連絡します。PCから送信しています。
賞月観星双眼鏡は天文雑誌での新製品紹介の記事などを見た記憶が無く、インターネットを見ているときにたまたまブログを見て、仕様を見て興味を持ち、購入しました。

1.以前に商品購入時の添付メールで連絡しているように、当方は近視で余裕を見込むと-6D 程度欲しいです。ED KING 16x70 は表示仕様では±10Dで受取った品では、±11D近くあるようで、大変満足しています。右眼目盛相当で-5.7、左眼目盛で-3.8 で無限遠合焦しました。私は右眼で-5D程度、左眼で-4D程度なので、目盛がDの数値とほぼ一致していると思われ
ます。
ED KING 10x50 は表示仕様では±10Dで受取った品では、±10D内外に少しばらついているようですが私にとっては余裕を持って合焦でき、こちらも大変満足しています。右眼目盛相当で-5.0、左眼目で-4.0 で無限遠合焦しました。従ってRakuten での仕様表示の無限遠視度余裕が-5D は意味不明です。表示数値は-9Dとかに訂正が必要ではないでしょう
か。
私のような-6D以上を望むユーザーは少ないかもしれませんし、調節範囲を広げると設計が難しくなり、コストアップにつながるかもしれませんが、ED KING 双眼鏡の他社には無い強みでアピールポイントの1つと思います。
Fujinon でもIFの双眼鏡であれば-6Dはカバーしているようでなんとか合焦できてます。JISでは±4D以上あれば適合のようで、今まで私にとって無限遠合焦できる機種かどうかかなり問題な状況でした。私の場合は右眼が近視が強く、多くのCF双眼鏡が右眼側に視度調整機能があるので若干緩和されますが、余裕が少ないとピントの山を探す前後操作がスムーズにできずにストレスになります。また、もう一歩で合焦できない機種もありました。
Webの情報ではツアイスのCF双眼鏡は余裕の少ないものが多いらしく近眼者泣かせで裸眼で使えないものが多いみたいです。価格も高価であり、購入する元気もありませんが。
尚、私は両眼とも白内障手術を行い単焦点眼内レンズになっています。近視状態への眼内レンズの設計希望したことと結果誤差もあり、手術前とほぼ同じ近視か、若干強い近視状態になっており-4Dを超えているようです。乱視もありますが、双眼鏡は裸眼の方が気持ち良く見えます。眼内レンズは6mm径であるらしく、また私は加齢で瞳孔は大きくは開かないと思われ、7x50などの双眼鏡は最大性能は発揮しない状況です。覗き味としては余裕があり良いとは思います。近眼にしているので、本を読むときなどは眼鏡が必要でなく生活としては便利です。PCやテレビを見るときは中近累進、自動車運転のときは遠近累進の眼鏡を使用しています。
コンタクトレンズは嫌いなので使用していません。また空を見上げたりするとズレることもありそうです。特に乱視対応は重力対応で位置が定まるらしいです。御社のCF機種は表示仕様では-6Dまではなさそうですね。また、PRINCE-ED では右視度調節±4Dとなっており、CFを操作したときの左眼の無限遠視度余裕の仕様表示が無いので余裕があるかどうか判断できません。いくつなのでしょうか。Pleasing では無限遠視度余裕 -5D とありますが、実力はもう少し範囲があるのでしょう
か。
他社CF双眼鏡では機差にもより余裕は少ないですが プロフィールド7x32、FORESTA ZR8x42WP、FORESTA ZR10x42WP、FORESTA ZR8x32WP、StarCruise842 などで裸眼で無限遠合焦できてます。アートス10x50W、マリナー7x50WPC-XL は無限遠合焦できているのかいないのか微妙なところ。 Kenko M-モデル 7x50WP は一歩足らず非合焦。

2.ED KING 16x70 について
(1) Fujinon 16x70 FMT-SX に比べても遜色ない見え味だと思います。Fujinon 16x70 FMT-SX よりアイレリーフが長いので覗きやすいです。
(2) 対物レンズのコーティングは緑色でした。
(3) 専用の三脚アダプタはバランス位置の調整、目幅変更にもスムーズに対応できる良いものです。しっかり取り付けるために添付のイモネジも追加してイモネジ2本で固定しました。常時取り付けで運用するので取り付けたままで双眼鏡ケースになんとか収納できるスペースがあるケースで良いです。保管と運用の手間が少なくなり良いです。

2.ED KING 10x50 について
(1) Fujinon 10x50 FMT-SX に比べても遜色ない見え味だと思います。
(2) 対物レンズのコーティングはアンバーなどの数種類の反射光でした。ED KING 16x70 の緑より高級そうに見えます。
(3) 専用の三脚アダプタはバランス位置の調整、目幅変更にもスムーズに対応できる良いもので、ED KING 16x70付属より支柱が短いもの。1/4インチネジのプレートがED KING 16x70 と反対側に組み立てられており、バランスがとれなかったので、分解してED KING 16x70付属と同じ向き組立てました。工場でネジ穴加工の角度を一度失敗したのか縦支柱に6個のネジ穴が開いてました。(必要の無い3個のネジ穴がある)支障は無いのでこのまま使用します。
ED KING 16x70と同様にしっかり取り付けるために添付のイモネジも追加してイモネジ2本で固定しました。常時取り付けで運用するので取り付けたままで双眼鏡ケースに収納できるスペースがあるケースで良いです。保管と運用の手間が少なくなり良いです。手持ちでも取り付けたままで使用します。つけたままでも1,690g程度の重量でそれほど厳
しくは無い。
長々と記述してすいませんでした。あしからず願います。
以上

(賞月観星King11x70と16x70)
望月龍様
お世話になります。
星野観望におけるKingシリーズ11x70と16x70の手軽さと像の美しさのバランスに驚いています。
4度以上の視野の広さを考えるとKingシリーズ11/16x70と16x80以外の選択肢が事実上ありません。
天体が対象で仰角が大きい場合は対空型がいいのは当然ですが、4度以上の実視界で対空型でこれを凌駕する性能の双眼鏡はEMSシステム以外に無いと思います。
EMSシステムも慣れれば苦にはなりませんが、取扱いの容易さは直視型のKingシリーズが明らかに優っています。
ところで、接眼部に装着する角型見口は再販されないのでしょうか。ご検討くださいますようお願いします。

続き

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次に、先ず一組の写真を見てみましょう。
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上の写真から、私たちはどの双眼鏡にもみなそれぞれ独特のコーティング色調があることに気付くでしょう。
Zeiss HTは対物レンズも接眼レンズも、いずれも紫がかった赤の色調ですが、Nikon SEは対物レンズも接眼レンズも、更にはプリズムまでがいずれも緑色です。
ご存知のようにコーティングの色調は反射光により決定付けられ、コーティング色が赤に近ければ、緑色光の透過率が高いことを物語っており、草木が青々と茂った大自然を観察し、その浅緑色から生命の息吹を感じるのにより適しています。
しかし黄緑色の色調のコーティング膜は、更に全体的な色彩のバランスを体現することができます。これらの色調の選択、あるいは取捨が、その製品の色彩パフォーマンス(色彩傾向)を決定付けます。

私はずっとある問題を考えているのですが、それはもし私たちが肉眼に最も敏感な波長域の光を優先して投射するなら、視界が更に明るく感じるのではないかという事です。

多くの比較実験と評価を通じて、三原色の組み合わせ原理により、私たちは一種の多色調組み合わせのコンビネーションを探し出しました。

原色―Wikipedia

具体的な組み合わせプラン、企業秘密に関わるため、ここでは公開しませんが、原理の上からのみ組み合わせの意義をお話ししましょう。

可視光線―Wikipedia

異なる面数と色調の組合せ(このような混合色調のコーティング技術を、気儘で無責任な賞月観星を長年にわたり支えてくれた妻、望月桜への感謝を込めて、ここに「サクラ・コーティング」と命名しま)の採用を通じて、私たちは計器を用いて測定試験した白色光透過率が同じであるにもかかわらず、肉眼で観察した時に、「サクラ・コーティング」を採用した双眼鏡は、一般的なマルチコーティングを採用した双眼鏡より明らかにより明るくクリア、色彩はよりナチュラルでリアル、画像面の質感はより堅実に感じられることが分かりました。

一年近くの模索を経て、私たちはついに最良の処方を見つけ出しました。ここで実験に参加し、そしてずば抜けた努力を払って下さった技術者と双眼鏡マニアの皆様に謹んで敬意を表したいと思います。想像力、情熱、行動力、相互信頼、目的に達するまで絶対に諦めない粘り強さ、これらがなければ「サクラ・コーティング」が生まれることはなかったでしょう。

 

次に、私は「サクラ・コーティング」のプロセス技術上でのいくつかの特徴、そしてどの製品で「サクラ・コーティング」を使用しているかについてお話ししましょう。

言うまでもなく、一台の双眼鏡の対物レンズ、接眼レンズ、プリズムには約1215面に異なる種類の色調のコーティングを施さなければならず、これは非常に煩雑な工程で加工コストもより高くなります。しかもしたことで一連の困った問題が発生しました。

1) 低価格の双眼鏡には「サクラ・コーティング」を採用できない

コーティングは種類が多く、プロセス技術は複雑で、管理コストが急増するため、もし小売価格1万円以下の低価格な双眼鏡に「サクラ・コーティング」を採用すると、販売価格がおそらく倍増してしまうので、採用できません。

2) 生産数量が過少な双眼鏡にも「サクラ・コーティング」は採用できない

品種は非常に多いが一品種のコーティング数量が少ない場合、その加工コストが非常に高くなり、市場では受け入れられません。従って大型で販売台数の少ない双眼鏡、そしてハイエンドなフィールドスコープにもこの種のコーティング技術を採用するのは困難です。

 

「サクラ・コーティング」をすでに採用、あるいは採用予定の製品は以下の通りです。

Pleasing HR8×25WP

Pleasing HR10×25WP

Pleasing HR6.5×32WP

Pleasing HR8×32WP

Pleasing HR8×42WP

Pleasing HR10×42WP

賞月観星ED Prince 6.5×32WP

賞月観星ED Prince 9×32WP

 

とても残念なことですが、上述の原因のために、賞月観星ED KINGシリーズとW-EDAPOフィールドスコープは、いずれも製造数が少ないため、当面「サクラ・コーティング」を採用できません。非常に残念です。

 

注:ある友人はこの「サクラ・コーティング」の技術で特許を申請すれば、他企業の剽窃や模倣を防ぐことができると勧めます。しかし、それは必要ないと私は考えています。「サクラ・コーティング」がなぜ誕生たか、それは多くの双眼鏡愛好者の皆さんに、より高品質な視野を提供し、より多くの人々にハイエンド製品の視覚を楽しんでいただくためです。
もしある企業が類似した技術を分析し採用するなら、それは双眼鏡愛好者の皆さんの幸せでもあり、賞月観星は皆さんと喜びを分かち合いたいと思うのです

言うまでもなく、このような方法は私の創造ではなく、このような考え方の起源は実際には過去の古い製品にもあったのです。拙文『Carl Zeiss Dialyt 6×42B Skipper T*P』をご参照下さい。(http://blog.livedoor.jp/forrest1437/archives/6548051.html
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このような紫・赤・青・緑の組み合わせが、私にいきなり悟りを開かせたのです。

 

追加:
賞月観星プリンスのサクラコートをご覧になってください。
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