引用元:http://tomcat.2ch.sc/test/read.cgi/livejupiter/1453267906/



20190120-1




1: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:31:46.71 ID:C2BUVfa+0.net
なかったので




2: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:32:01.92 ID:C2BUVfa+0.net
意味がわからなくても怖い話でもええで❤




3: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:32:33.65 ID:C2BUVfa+0.net
これを書いたら、昔の仲間なら俺が誰だか分かると思う。
ばれたら相当やばい。
まだ生きてるって知られたら、また探しにかかるだろう。
でも俺が書かなきゃ、あの井戸の存在は闇に葬られたままだ。
だから書こうと思う。
文章作るの下手だし、かなり長くなった。
しかも怪談じゃないから、興味の湧いた人だけ読んで欲しい。




4: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:32:48.69 ID:C2BUVfa+0.net
今から数年前の話。

俺は東京にある、某組織の若手幹部に使われてた。Nさんって人。 
今やそういう組織も、日々の微妙にヤバい仕事は、アウトソーシングですよ。 
それも組織じゃなく、個人が雇うの。
警察が介入してきたら、トカゲの尻尾切りってやつね。




5: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:33:04.06 ID:C2BUVfa+0.net
その代わり金まわりは、かなり良かったよ。
俺は都内の、比較的金持ちの日本人、外国人が遊ぶ街で働いてた。 
日々のヤバい仕事っていうと、すごそうだけど、実際に俺がやってたのは、
ワンボックスで花屋に花取りに行って、代金を払う。
その花を俺がキャバクラから、高級クラブまで配達する。 
キャバクラ行くと、必ず花置いてあんだろ?あれだよ。
で、花配りながら、集金して回る。




7: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:33:16.89 ID:C2BUVfa+0.net
もちろん花屋に渡した代金の、3~5倍はもらうんだけどね。
3万が10万、5万が25万になったりするわけよ。
月に3千万くらいにはなったね。

俺がやるヤバい仕事ってのは、最初はその程度だった。
それでも結構真面目にやってた。相手も海千山千のが多いからさ。 
相手が若僧だと思うと、なめてかかって、値切ろうとするバカもいるんだよね。




9: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:33:30.44 ID:C2BUVfa+0.net
その度に暴力沙汰起こしてたんじゃ、仕事になんないわけだ。
起こす奴もいるけど。でも警察呼ばれたら負けだからね。 
次から金取れなくなるから、組から睨まれる。タダじゃすまんよ。

そういう時、俺は粘り強く話す。話すけど、肝心なトコは絶対譲らない。
一円も値切らせないし、ひとつの条件もつけさせない。




10: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:33:43.39 ID:C2BUVfa+0.net
前置き長くなったけど、まあうまくやってるってんで、
Nさんの舎弟のSさん、Kさんなんかに、結構信頼されるようになった。

それで時々花の配達に使ってるワンボックスで、夜中に呼び出されるようになった。 
積んでるのは、多分ドラム缶とか段ボール。
荷物積む時は、俺は運転席から出ない事になってたし、
後ろは目張りされてて、見えないから。




11: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:33:58.06 ID:C2BUVfa+0.net
それでベンツの後ろついてくだけ。
荷物を下ろしたら、少し離れたところで待たされて、
またベンツについて帰って、金もらって終了。

何を運んでたなんて知らない。
その代わり、1回の仕事で、花の配達の1ヶ月分のバイト代をもらえた。




12: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:34:13.14 ID:C2BUVfa+0.net
ある夜、また呼び出された。
行ってみると、いつもとメンツが違う。
いつもはSさんかKさんと、部下の若い人だった。 
ところがその日は、幹部のNさんがいて、他にはSさん、Kさんの3人だけ。




13: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:34:25.56 ID:C2BUVfa+0.net
3人とも異様に緊張してイラついてて、明らかに普通じゃない雰囲気。 
俺が着いても、エンジン切って待ってろって言ったまま、ボソボソ何か話してた。

「・・・はこのまま帰せ」

「あいつは大丈夫ですよ。それより・・・」

途切れ途切れに会話が聞こえてたけど、結局俺は運転していく事になった。
何だか嫌な予感がしたけどね。




14: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:34:38.46 ID:C2BUVfa+0.net
後ろのハッチが開いて、何か積んでるのが分かった。
でも今回はドラム缶とか、段ボールじゃなかった。
置いた時の音がね、いつもと違ってた。 
重そうなもんではあったけど。

更に変だったのが、SさんとKさんが同乗した事。
いつもは俺一人で、ベンツについてくだけなのに。
しかもいきなり首都高に入った。 
あそこはカメラもあるし、出入口にはNシステムもあるから。
こういう仕事の時は、一般道でもNシステムは回避して走るのに。




16: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:34:53.34 ID:C2BUVfa+0.net
首都高の環状線はさ、皇居を見下ろしちゃいけないとかでさ、
何ヵ所か地下に入るよね。 
恥ずかしながら、俺は運転には自信あるけど、道覚えるのは、苦手なんだよね。
方向音痴だし。

多分環状線を、2周くらいしたと思う。
車が途切れたところで、突然Nさんが乗るベンツが、トンネルの中で、ハザード出した。




17: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:35:23.07 ID:C2BUVfa+0.net
それまでSさんもKさんも、ひと言もしゃべらなかったけど、
Sさんが、右の車線に入って止めろって。言われるままに止めたよ。 
そこって合流地点だった。で、中洲みたいになってるとこに、
バックで車入れろって言うから、その通りにして、ライト消した。

両側柱になってて、普通に走ってる車からは、
振り返って見たとしても、なかなか見つけられないと思う。 
まあ見つけたとしても、かかわり合いにならない方が良いけどね。
Nさんが乗ったベンツは、そのまま走り去った。




19: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:35:52.21 ID:C2BUVfa+0.net
SさんとKさんは、二人で荷物を下ろしてたけど、俺にも下りて来いって。 
俺はこの時も、嫌な予感がした。今まで呼ばれた事なんて無かったし。

SさんとKさんが、二人で担ぎ上げてるビニールの袋。
映画とかでよく見る、死体袋とかいう黒いやつ。 
もう中身は、絶対に人間としか思えない。




21: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:36:15.04 ID:C2BUVfa+0.net
とんでもない事に巻き込まれたって思って、腰が痛くなった。
多分腰抜ける寸前だったんだろう。 
何で組の人じゃなくて、俺なの?ってその時は思ったけど、
その理由も後になれば分かったんだけど。

で、Sさんがポケットに鍵があるから、それ使って、
金網の扉の鍵開けろって言うから、言う通りにした。 
金網開けて、5~6メートルで、また扉にぶつかる。
扉というより、鉄柵って感じかな。 
だって開ける為の把手とか無いし、第一鍵穴すら見当たらない。




22: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:36:35.38 ID:C2BUVfa+0.net
どうすんだろうな~と思ったら、またSさんが別のポケットを指定。 
今度は大小ひとつずつの鍵。
コンクリの壁にステンレスの小さい蓋が付いてて、それを小さい方の鍵で開ける。 
中に円筒形の鍵穴があって、それは大きい方の鍵。
それを回すと、ガチャって音がして、柵が少し動いた。

右から左に柵が開いた。
壁の中まで柵が食い込んでて、その中でロックされてる。
鍵を壊して侵入は、出来ない構造らしい。




24: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:36:48.19 ID:C2BUVfa+0.net
更に先はもう真っ暗。
マグライトをつけて先に進んだけど、すぐに鉄扉に当たった。
『無断立入厳禁 防衛施設庁』って書いてあった。
これは不思議だった。だってここ道路公団の施設だよね?

ていうか、こんなとこ入って、平気なのかなって思った。
まあこの人たちのやる事だから、抜かりは無いとは思うんだけど、
監視カメラとかあるんじゃないのって、不安になった。 
まあ中に進んだら、もっと不思議なもんが、待ってたんだけどね。
鉄の扉も、さっきの鉄柵と同じ要領で開いて、俺たちは中に入った。




25: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:37:04.65 ID:C2BUVfa+0.net
SさんもKさんも、うっすら汗かき始めてて、
随分重そうだったけど、運ぶの手伝えとは言わなかった。 
中に入るとすぐ階段で、ひたすら下に下りて行った。結構下りた。
時々二人が止まって、肩に担ぎ上げた「荷物」を担ぎ直してた。

階段を下りると、ものすごく広い通路が、左右に伸びてた。
多分幅10mくらいあったと思う。
下りたところで、ひと休みした。通路はところどころ電灯がついてて、
すごく薄暗いけど、一応ライトは無しで歩けた。 
俺たちは反対側に渡って(って言いたくなるくらい広い)、左手に向かって進んだ。




28: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:37:20.59 ID:C2BUVfa+0.net
時々休みながら、どれくらい進んだかな。通路自体は分岐はしてない。
ひたすら真っ直ぐで、左右の壁に時々鉄の扉がついてる。 
ある扉の前でSさんが止まって言った。

「これじゃねえか。これだろ」

そこには『帝国陸軍第十三号坑道』そう書いてあった。 
字体は古かったけど。信じられる?
今の日本にあるのは、陸上自衛隊でしょ。
何十年も前のトンネルなのか、これは?




29: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:37:40.77 ID:C2BUVfa+0.net
SさんもKさんも、汗だくで息も荒くなってたから、
扉を入ったところで、また「荷物」を下ろして、休憩する事にした。 
二人とも無言だったから、俺も黙ってた。

しばらくして、Sさんがそろそろ行こうって言って、
袋の片側、多分『足』がある側を持った。
そしたら・・・




30: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:37:57.52 ID:C2BUVfa+0.net
『袋』が突然暴れた。

Sさんは不意を突かれて、手を放してしまい、
弾みで反対側の袋の口から、顔が出てきた。 
猿ぐつわを噛まされた、ちょっと小太りの男。

どっかで見たことある・・・それもあるけど、
分かっていながらも、袋からリアルに人が、
しかも生きた人が出てきた事にビビッて、俺は固まってた。




31: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:38:12.08 ID:C2BUVfa+0.net
SさんがKさんに

「おい何で目を覚ました!」

「クスリ打てクスリ!」

「袋に戻せ!」

とか言ってるのが聞こえた。




32: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:38:25.23 ID:C2BUVfa+0.net
Kさんはクスリは持って無いとか、何とか答えてた。
その間も『袋』は暴れてた。 暴れてたというか、体を縛られてるらしく、
激しく身をよじって、袋から出ようとしていた。
するとSさんが、袋の上から腹のあたりを、踏んづけるように蹴った。
一瞬『袋』の動きが止まったけど
「ウ~!」と、すごい唸り声を上げながら、また暴れ出した。




33: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:38:40.86 ID:C2BUVfa+0.net
Sさんは腹のあたりを、構わず蹴り続けた。
それでも『袋』は、暴れ続けた。
やがてKさんも加わって、二人で滅茶苦茶に蹴り始めた。 
パキって音が、2、3回立て続けにした。多分肋骨が折れたんだと思う。

『袋』の動きが止まった。
その時なぜか、男は頭を振って、俺に気が付いた。 
それまですごい形相で、暴れていた男が、
急に泣きそうな顔で、俺を見つめた。




35: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:39:22.27 ID:C2BUVfa+0.net
Sさんが「袋に戻せ」と言うと、Kさんが男の肩のあたりを、
足で抑えながら、袋を引っ張って、男を中に戻した。 
今でもその光景は、スローモーションの映像のまま、俺の記憶に残ってる。
男は袋に戻されるまで、ずっと俺を見てた。一生忘れられない。

Kさんが、袋の口をきつく縛るのを確認すると、Sさんは更に数回、袋を蹴った。




37: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:39:39.08 ID:C2BUVfa+0.net
「これくらいかな。殺しちゃまずいからな」

Sさんはそう言って、俺を見た。

「お前、こいつの顔を見たか」

「いえ・・・突然だったんで、何が何だか」

そう答えるのが、精一杯だった。
その時は本当に、どこかで見たような気がしたけど、思い出せなかった。




39: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:39:53.47 ID:C2BUVfa+0.net
SさんとKさんは、再び動かなくなった『袋』を担ぎ上げた。
それまでと違うのは、真ん中に俺が入ったこと。 
もう中身を知ってしまったので、一連托生だ。

それからその13号坑道ってやつを、延々歩いた。
今までの広い通路とはうって変わって、幅が3mも無いくらいの、狭い通路だった。




40: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:40:10.25 ID:C2BUVfa+0.net
右手は常に壁なんだけど、左手は時々、下に下りる階段があった。
幅1mちょいくらいの階段で、ほんの数段下りたところに、扉がついてた。

何個目か分かんないけど、Sさんがある扉の前で止まれって言った。
そこもまた『帝国陸軍』。
『帝国陸軍第126号井戸』って書いてあった
(128だったかも。偶数だった記憶があるけど忘れた)
それでSさんに言われるまま、中に入った。




42: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:40:26.30 ID:C2BUVfa+0.net
中は結構広い部屋だった。小中学校の教室くらいはあったかな。
その真ん中に、確かに井戸があった。 
でも蓋が閉まってるの。重そうな鉄の蓋。
端っこに鎖がついてて、それが天井の滑車につながってた。 
滑車からぶら下がっている、もうひとつの鎖を引いて回すと、
蓋についた鎖が徐々に巻き取られて、蓋が開いてく仕掛けになってた。




44: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:40:41.39 ID:C2BUVfa+0.net
オレは言われるままに、どんどん鎖を引っ張って、蓋を開けていった。
完全に蓋が開いたとこで、二人が『袋』を抱え上げた。 
もう分かったよ。この地底深く、誰も来ない井戸に、投げ込んでしまえば、
二度と出てこないもんね。 
でもひとつだけ分からない事があった。
なんで「生きたまま」投げ込む必要があるの?




45: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:40:56.40 ID:C2BUVfa+0.net
二人は袋を井戸に落とした。
ドボーン!水の中に落ちる音が、するはずだった。 
でも聞こえてきたのは、バシャッて音。
この井戸、水が枯れてるんじゃないの?って音。
SさんとKさんも、顔を見合わせてた。




46: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:41:13.28 ID:C2BUVfa+0.net
Sさんが俺の持っているマグライトを見て顎をしゃくってみせ、
首を傾げて井戸を覗けってジェスチャーをした。 
マグライトで照らしてみたけど、最初はぼんやりとしか底まで光が届かなかった。
レンズを少し回して焦点を絞ると、小さいけど底まで光が届いた。 
光の輪の中には『袋』の一部が照らし出されてる。
やっぱり枯れてるみたいで、水はほとんど無い。




62: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:47:13.17 ID:tQgjzgjR+.net
そこに手が現れた。真っ白い手。さらにつるっぱげで、真っ白な頭頂部。あれ、さっきの『袋』の人、つるっぱげじゃ無かったよな。

ワケが分かんなくて、呆然と考えていたら、また頭が現れた。

え?2人?ますます頭が混乱して、ただ眺めてたら、その頭がすっと上を向いた。

目が無い。空洞とかじゃなくて、鼻の穴みたいな小さい穴がついてるだけ。




63: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:47:55.20 ID:tQgjzgjR+.net
理解不能な出来事に、俺たちは全員固まってた。しかも2人だけじゃ無さそうだ。奴らの周囲でも、何かがうごめいている気配がする。

何だあれ?人間なのか?なぜ井戸の中にいる?何をしている?

その時、急に扉が開いて、人が入ってきた。俺は驚いてライトを落として、立ち上がってた。




65: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:48:47.24 ID:tQgjzgjR+.net
SさんとKさんも。入ってきたのは、Nさんだった。Nさんは俺たちを見て、怪訝そうな顔をした。

「S、もう済んだのか」

Sさんは少しの間、呆然としていたけど、すぐに答えた。

「済みました」

Nさんは俺たちの様子を見て、俺たちが井戸の中身を見た事を悟ったみたいだった。

「見たのか、中を」




66: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:48:55.59 ID:+b6ocgQv0.net
意味わからんが怖い




67: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:49:22.16 ID:tQgjzgjR+.net
俺たちはうなずきもせず、言葉も発しなかったが、否定しないことが肯定になった。

「さっさと蓋閉めろ」

言われて俺は、慌てて鎖のところに行って、さっきとは反対側の鎖を引いて回した。少しずつ蓋が閉まっていく。

「余計な事を考えるんじゃねえ。忘れろ」

そう言われた。確かにそうなんだけど、ぐるぐる考えた。殺しちゃまずいって、Sさんは言ってた。




69: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:49:47.64 ID:tQgjzgjR+.net
Sさん自身も、なぜ殺しちゃだめなのか、知らなかったんだと思う。生きたまま落とした理由は?

生きたまま…・あの化け物のような奴らがいるところへ。考えたく無くなった。

俺たちは来た道を戻り、車で道に出た。今度はSさん、Kさんは、Nさんのベンツに乗っていった。

そしてそれが3人を見た最後になった。




71: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:50:42.53 ID:tQgjzgjR+.net


俺は思い出していた。あのとき『袋』に入っていた男の顔を。最近出所してきた、会長の3男だった。出来の悪い男というウワサだった。

ケチな仕事で下手を踏み、服役していたらしい。俺は2、3回しか顔を合わせた事が無かったが、大した事無さそうなのに、威張り散らしてヤな感じだったのを覚えてる。

だからといって、会長の息子を殺すのはアウトだよ、死体を隠したっていずれバレる。

それでも出来るだけバレないように、俺を使って運んだんだろうけど。




73: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:51:27.05 ID:tQgjzgjR+.net
あの出来事から2週間くらいして、Nさんが居なくなった、お前も姿をくらませって、Sさんから電話があった。バレたんだ。会長の息子を殺ったのを。

組から距離を置いていたのが幸いして、俺は逃げ延びる事ができた。SさんやKさんがどうなったのかは知らない。

あれから数年、俺は人の多い土地を転々としている。これはあるネットカフェで書いた。

もうすぐネットカフェも、身分証を見せないと書き込めなくなるらしい。これが最後のチャンスだ。




78: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:52:30.01 ID:tQgjzgjR+.net
組の人たちがこれを知れば、どこから書いたのか、すぐに突き止めると思う。だから俺はこの街には、二度と戻ってこない。

誰かあの井戸を突き止めて欲しい。なぜあの井戸に、暴力団なんかが鍵持って入れるのか。

そうしたら俺の追っ手は、皆捕まるかも知れない。俺は逃げ延びたい。これからも逃げ続けるつもりだ。




34: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:38:59.55 ID:nFHxxDEg0.net
とある父親が3歳の娘を寝かせていました。お話を読み、そのあと娘のお祈りの声を聞きました。
「ママに祝福を、パパに祝福を、おばあちゃんに祝福を、そしておじいちゃん、さようなら」

父親が「どうしておじいちゃんにはさようなら、なんだい?」と尋ねると、小さな娘は答えました。「わからないわ、パパ。でもそれが正しい気がしたの」
翌日、おじいちゃんが亡くなりました。父親は奇妙な偶然だなと思いました。

数か月して、また父親は娘を寝かせるときに、お祈りの声を聞いていました。
「ママに祝福を、パパに祝福を、おばあちゃん、さようなら」と娘は言いました。

翌日、おばあちゃんが亡くなりました。

「なんてこった」と父親は思いました。この子はあの世とコンタクトが取れるんだ、そう考えました。




36: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:39:26.27 ID:nFHxxDEg0.net
数週間が過ぎて、娘をが寝かせるときに、
「ママに祝福を、パパ、さようなら」と娘は言いました。

父親は大きなショックを受け、一晩中眠ることはできず、夜が明けるやいなや仕事先に出かけました。

1日中、それはもう猫のように神経質になっていました。ランチのあとも時計ばかり気にするほどです。

父親は「夜中まで何とか生きていたら大丈夫だ」と思いました。

仕事先にいるほうが安心だと思い、家に帰らず1日が終わるまでコーヒーを飲んだり、時計を見たり、小さな物音で飛び上がったりしていました。

ようやく真夜中になりました。安堵した彼は一息ついて帰宅しました。




38: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:39:41.37 ID:nFHxxDEg0.net
家に帰ると妻が言いました。「そんなに遅くまで仕事をしているところを見たことがないわ、いったいどうしたの?」

父親はそれにこう答えました。「その話はしたくないよ。今日は一生で最悪な日だったんだ」

すると妻はこう言いました。

「あなたにとって最悪の日ですって? 私の方にも何が起こったか、きっと信じてもらえないくらいよ。今朝、会議中に急に上司が亡くなったのよ……」




72: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:51:20.66 ID:C2BUVfa+0.net
797 名前: 1 04/07/14 08:22 ID:Bbq5U+// 
三日前の話、日曜日ですね。 
徳井さんと吉岡さんと僕の三人で、須磨海岸に行ったんですわ。 
家もそんなに遠くないしね、自転車で行ったんですけど、 
海岸の方に降りる、バス停の近くの道を下ってたら、 
暴走族みたいな人たちが四人くらいでバイク止めているんです、 
避けると逆に因縁つけられそうやったから、僕は関心がないフリして、 
「昨日のあのゲームさー」とかワザと会話しながら通り過ぎようとしたんです 




75: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:51:51.98 ID:C2BUVfa+0.net
798 名前: 2 04/07/14 08:26 ID:Bbq5U+// 
そしたら、僕の自転車の後ろの部分が、バイクの改造してる部品みたいなとこに 
ゴゴッで擦れたんですよ。 
やばいなーと思ったんですけど、気づかれてないかなと思って、そのまま行こうとしたら
「おいおい、待てや!!お前、人のバイクに何しとんねん、黙っていくんかい!!」って
囲まれてしまいました。 




76: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:52:05.63 ID:C2BUVfa+0.net
そしたらヤンキーの一人が「まあ、お前は逆に根性があるわ!俺らなんか怖くないんやろ!」って 
僕と肩を組んできた。 
僕は「いや、怖いっすよー、兄さん、めっちゃ強そうですし、怖くてびびってるんですよ」って、 
お世辞を言った。 
そしたら、いきなり一人がバイクに乗り、徳井さんの腕を掴んだ。 
「おい、自転車速くしたるで」と言うと、自転車に乗ったままの徳井さんを引っ張って 
バイクで走り出した。 




80: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:52:39.92 ID:C2BUVfa+0.net
800 名前: 3 04/07/14 08:31 ID:Bbq5U+// 
徳井さんは「勘弁してください、僕関係ないやないですか」って言ったけど、 
バイクはメチャメチャ速く走り出した。 
徳井さんの自転車も速く走り出したけど、その内に徳井さんは自転車から落ちて、 
道路の真ん中の段差のところに足をぶつけて、右足の指は全部めちゃめちゃになった。
「痛いーいたいー、俺は関係ないのに、痛い」と徳井さんは泣いていたけど、 
ヤンキーは「バックトゥザフューチャーみたいやった」と死ぬほど笑っていた。 




82: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:52:54.25 ID:C2BUVfa+0.net
僕はヤンキーの機嫌を取るために、「うわー、兄さんらスタントマンみたいな遊びですやん、バイクあると 
こんなんできんねんなー、俺も免許欲しいっすわ、バイクって気持ちいいですか?」と必死で 
わけのわからん事を言った。 
ヤンキーはニヤニヤしながら、「次あいつな」と言って、吉岡さんを捕まえた。




83: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:53:19.59 ID:C2BUVfa+0.net
801 名前: 4 04/07/14 08:35 ID:Bbq5U+// 
そしたら、いきなり僕は背中を蹴られて、転んだ。 
「お前さっきから調子乗ってんちゃうかー!!」ヤンキーが僕を倒したまま、柔道の技をかけた。 
「いたいー」僕は泣きながら、石を取ったけど放した。 
「須磨のワールドカップ開催や」と言って、ヤンキーは僕の頭を蹴った。 
吉岡さんは鉄柱に頭をガンガンぶつけられて、抵抗もせずに泣いていた。 
徳井さんは足を押さえて動かない。ヤンキーは爆笑しながら「こいつら、根性ないのー」と 
僕を蹴り続けた。その時だった、走ってきた車が一台止まった。 




85: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:53:38.59 ID:C2BUVfa+0.net
802 名前: 5 04/07/14 08:39 ID:Bbq5U+// 
車からは男が降りてきた。30歳くらいや。
ヤンキーは楽しそうに「○○さん、こんばんわ!!」とあいさつした。 
「おうおう、須磨海岸の王様、○○兄さんのおでましや~」と男は大きな声でいいながら、 
倒れてた徳井さんを本気で蹴った。 
「いたいーいたいー」徳井さんはすごい悲鳴を上げた。 




86: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:53:53.56 ID:C2BUVfa+0.net
「僕、どうしたん?道路で寝てるの?ひき殺して欲しいの?」と、○○は徳井さんを踏んだ。 
徳井さんはいきなり、ビクッてなって黙って動かなくなった。 
「おいおい、こいつ、死んだで!!」○○は車に戻りながら、「お前ら、殺人やで~かなんの~」とヤンキーに言いながら 
走っていった。 




87: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:54:07.26 ID:C2BUVfa+0.net
803 名前: 6 04/07/14 08:41 ID:Bbq5U+// 
ヤンキーは徳井さんの方に行くと「うわっ」とか言って、 
皆バイクに乗るといなくなった。 
僕はとにかく顔が痛くて、しばらく横になっていた。吉岡さんは草むらでしゃがんだままで、 
徳井さんは道路で動かないままだったんだけど、 
そのまま10分ぐらい過ぎた。 




88: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:54:20.39 ID:C2BUVfa+0.net
805 名前: 7 04/07/14 08:48 ID:Bbq5U+// 
暗い中で僕らはそのままでいたけど、怖くなってきて、「おい、徳井さん!」と言った。
徳井さんは動かないままだぅった。 
その時、海岸の方からゴツっという音が聞こえてきた。 
何だろうと思う暇もなく、「アンーーーーミョーーーージーーー」っていう感じのお経みたいなのが 
聞こえて、暗い中を全身緑の子供が走ってきた。 




89: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:54:30.45 ID:C2BUVfa+0.net
僕はめちゃめちゃ怖くなって、目をとじた、本当にこわかった。めっちゃ小さい全部緑の子供が走ってきたんや。 
そしたらめちゃめたy大きい声で「ジョーーーーーミーーーーーシンーーーーーー」と 
たぶん子供が叫んで、吉岡さんが泣き出した。 
僕が怖すぎて目をあけると、道路の向こう側の電灯の下のとこに、 
人間がいっぱいいた。顔は宇宙人の顔やった。 




90: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:54:42.51 ID:C2BUVfa+0.net
807 名前: 8 04/07/14 08:52 ID:Bbq5U+// 
宇宙人みたいなのが皆で「アーーーアーーーーアーーー!!!」って叫びだして、 
わっーーーて徳井さんの所に走り出した。宇宙人はみんな泣き出した。 
僕は怖くなって、自転車に乗って逃げた。 
あとで吉岡さんから携帯で電話かかってきて、ふたりで公園坂の前のファミマで会った。 




91: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:54:56.53 ID:C2BUVfa+0.net
次の日、結局徳井さんは死んでしまったんですけど、 
宇宙人が「ゆうきーーーーーー!!」って言って泣いてる声がこわかったすわ。 
徳井さんは徳井裕樹って言うんですけど、名前を知ってるから、めっちゃびびりましたわ。 
あれはなんだったんですかねえ。 




93: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:55:40.41 ID:C2BUVfa+0.net
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  -                - こういう感じやったんでうsけど、すんませんわかりませんね




96: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:55:56.34 ID:C2BUVfa+0.net
811 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/07/14 09:03 ID:xbmVeaSl 
怖いとかどうでもいいくらい悲惨な話や 


812 名前: 8 04/07/14 09:05 ID:Bbq5U+// 
ほんまですよ、今日もこれから飯食い終わったら警察いかなあきませんからね。 




97: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:56:13.25 ID:C2BUVfa+0.net
822 名前: 8 04/07/14 10:09 ID:p2kzAIaA 
すんませんな、とにかく、こわかったんですわ。 
夜になると宇宙人も徳井さんも須磨海岸にすゆうし、特に海の家の間の狭いところ!!!!! 
窓という窓はもう、新聞で塞いでますわ!!!僕の部屋!!!!わかりますか!??_ 
家から海岸見えますからね、気が気でないですよ、あっちからも僕の部屋見えるんちゃいますかね、 
電気ついてるの見られたら、もうmかなわんですよまじで、お前らにこんなんゆうてわからんやろうけどな 
海の家なあ、あれ、壊してくれないですかねえ、壁の間のところねえ、子供いてましからね、 
どうしたらいいでしょうねえ 




98: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:56:29.34 ID:C2BUVfa+0.net
830 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/07/14 11:34 ID:IJsrLsmS 
んなこといってないで葬式にいってやれよ 

833 名前: 8 04/07/14 11:53 ID:p2kzAIaA 
葬式ねえ。。。面倒ですしねえ、僕、正直な話ですけど、 
そないに徳井さんの事もねえ。。。 
警察にもなに話しても通じてるやら通じてないやらぬかにくぎですわ、まさに。 
ここだけの話ね、今晩にでも海の家を訪ねようと思うんですよ、 
あいつらは海 




100: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:56:46.75 ID:C2BUVfa+0.net
835 名前: 8 04/07/14 11:59 ID:p2kzAIaA 
しっえますかね、真夜中の沖の海は、まぶしいんですよ、 
夜光虫とか烏賊とかとびうおとかが、沖の夜中はものすごい光るんですけど、 
もうすごいですよ!!!星空みたいですよ。
で、宇宙人が海から来るのも納得できるじゃないですか、緑の子供は怖いんですけど、 
宇宙人は徳井の事知ってたなら、僕のこともいい様にしてくれませんかな、 
僕は北条伸一なんですけど、あっちは意識してくれますかね、そこんとこがねえ、いやらしい話ですけど 
伸一をどうしますか 




102: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:57:17.20 ID:C2BUVfa+0.net
843 名前: 須磨市民 04/07/14 12:12 ID:ZPEHuYok 
えーと・・・これは地元では有名な事件ですね。 
暴走族に中学生が襲撃された事件やね。 
残る一人が未だに行方不明で、それが北条君なんですが・・・。 




103: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:57:29.25 ID:C2BUVfa+0.net
847 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/07/14 12:16 ID:e0mbRKDU 
これが事実で、彼が北条本人だとしたら、 
彼は何を見て何処へ行ったのか、そして今 
彼はどこにいるのか。 

850 名前: 847 04/07/14 12:24 ID:e0mbRKDU 
改めて読み直すと違う意味で気味が悪いな・・・。 

宇宙人と緑の子供を完全に個別視し、加えて宇宙人には好意さえ持っている様に思える。
そして>>835の下りの海の話の妙なリアリティーは何なのか。 
徳井氏の葬式の夜、彼は海の家に何を訪ねに行ったのか。 




99: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:56:41.01 ID:8h/2QzFO+.net
>>96
書いたやつ頭打ちすぎてネジぶっ飛んでるやん




104: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:58:10.06 ID:8h/2QzFO+.net
やっぱオカ板って頭おかしいわ




92: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 14:54:59.96 ID:jOe+g+A90.net
レンタルビデオ屋に、頭文字Dのビデオ借りに行ったんだけど
「か行」探しても全然ないんだよ
で、レンタルビデオ屋のアホ店員は「あたまもじD」って読んでるんじゃね?と
思って
「あ行」を確認したらマジで置いてあってびびったwww




144: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 15:09:26.75 ID:1dDtwlhB0.net
>>92
長文のあとこれ見てクソワロタ