20190821-1




1: 名無しさん@おーぷん 19/08/20(火)18:27:31 ID:YOV


それは大学構内にある平砂宿舎6号棟4階のとある部屋。

毎夜、その部屋の窓辺で空を見上げている少女がいたそうだ。

ある時、それに気づいた、向かい側の男子棟にいた学生。

「なんて素敵でロマンティックな女の子なんだろう・・・。」

その男子学生は、そんな彼女の姿(窓辺で星を見上げている)に魅了され、いつしか淡い恋心を抱いてしまった。

晴れの日ばかりとはかぎらずに、雨の日も少女は同じ姿勢で空をずっと見上げていた。

「彼女に会って話がしたい。」

ある日、男子学生は勇気を出して彼女の部屋を訪ねた。

ドアをノックする。

コン、コン・・・。

たった今、窓辺で空を見ていたはずの彼女の部屋だが姿を見せる気配はない。

その後もしばらくノックを続けてはみたが、やはり応答はない。

今しがた姿を見ているのだから、留守のはずはない・・・。

不審に思った男子学生は管理人を読んで鍵を開けてもらい中に入った。

そこで見たものは・・・。

窓辺で首を吊って死んでいる少女の姿だった。




2: 名無しさん@おーぷん 19/08/20(火)18:27:57 ID:YOV
星を見る少女大好き
みんな貼っていってクレメンス




5: 名無しさん@おーぷん 19/08/20(火)18:29:32 ID:YOV
丁度2年くらい前のことです。旅行にいきたいのでバイトを探してた時の事です。
暑い日が続いてて汗をかきながら求人をめくっては電話してました。
ところが、何故かどこもかしこも駄目、駄目駄目。
擦り切れた畳の上に大の字に寝転がり、適当に集めた求人雑誌をペラペラと悪態をつきながらめくってたんです。

不景気だな…節電の為、夜まで電気は落としています。
暗い部屋に落ちそうでおちない夕日がさしこんでいます。
窓枠に遮られた部分だけがまるで暗い十字架のような影を畳に落としていました。遠くで電車の音が響きます。
目をつむると違う部屋から夕餉の香りがしてきます。
「カップラーメンあったな」
私は体をだるそうに起こし散らかった求人雑誌をかたずけました。
ふと、、偶然開いたのでしょうかページがめくれていました。

そこには某県(ふせておきます)の旅館がバイトを募集しているものでした。
その場所はまさに私が旅行に行ってみたいと思ってた所でした。
条件は夏の期間だけのもので時給はあまり、、というか全然高くありません
でしたが、住みこみで食事つき、というところに強く惹かれました。
ずっとカップメンしか食べてません。まかない料理でも手作りのものが食べれて、しかも行きたかった場所。
私はすぐに電話しました。

「はい。ありがとうございます!○○旅館です。」
「あ、すみません。求人広告を見た者ですが、まだ募集してますでしょうか?」
「え、少々お待ち下さい。……ザ…ザ…ザザ…い…そう…だ……」




6: 名無しさん@おーぷん 19/08/20(火)18:29:44 ID:YOV
受けつけは若そうな女性でした。
電話の向こう側で低い声の男と(おそらくは 宿の主人?)小声で会話をしていました。
私はドキドキしながらなぜか正座なんかしちゃったりして、、待ってました。やがて受話器をにぎる気配がしました。

「はい。お電話変わりました。えと…バイトですか?」
「はい。××求人でここのことをしりまして、是非お願いしたいのですが」
「あー、ありがとうございます。こちらこそお願いしたいです。いつからこれますか?」
「いつでも私は構いません」
「じゃ、明日からでもお願いします。すみませんお名前は?」
「神尾(仮名)です」
「神尾君ね。はやくいらっしゃい。」

とんとん拍子だった。運が良かった。私は電話の用件などを忘れないように録音するようにしている。
再度電話を再生しながら必要事項をメモっていく。
住みこみなので持っていくもののなかに 保険証なども必要とのことだったのでそれもメモする。
その宿の求人のページを見ると白黒で宿の写真が写っていた。こじんまりとしているが自然にかこまれた良さそうな場所だ。

私は急にバイトが決まり、しかも行きたかった場所だということもあってホっとした。
しかし何かおかしい。私は鼻歌を歌いながらカップメンを作った。何か鼻歌もおかしく感じる。




7: 名無しさん@おーぷん 19/08/20(火)18:30:00 ID:YOV
日はいつのまにかとっぷりと暮れ、あけっぱなしの窓から湿気の多い生温かい風が入ってくる。
私はカップメンをすすりながら、なにがおかしいのか気付いた。
条件は良く、お金を稼ぎながら旅行も味わえる。女の子もいるようだ。
旅館なら出会いもあるかもしれない。だが、何かおかしい。
暗闇に窓のガラスが鏡になっている。その暗い窓に私の顔がうつっていた。

なぜか、まったく嬉しくなかった。理由はわからないが私は激しく落ちこんでいた。
窓にうつった年をとったかのような生気のない自分の顔を見つめつづけた。

次の日、私は酷い頭痛に目覚めた。激しく嗚咽する。風邪か?
私はふらふらしながら歯を磨いた。歯茎から血が滴った。
鏡で顔を見る。ギョッとした。目のしたにはくっきりと墨で書いたようなクマが出来ており、顔色は真っ白。まるで…。
バイトやめようかとも思ったが、すでに準備は夜のうちに整えている。
しかし気がのらない。そのとき電話がなった。

「おはようございます。○○旅館のものですが、神尾さんでしょうか?」
「はい。今準備して出るところです。」
「わかりましたー。体調が悪いのですか?失礼ですが声が…」
「あ、すみません、寝起きなので」
「無理なさらずに。こちらについたらまずは温泉などつかって頂いて構いませんよ。初日はゆっくりとしててください。そこまで忙しくはありませんので。」
「あ、だいじょうぶです。でも、ありがとうございます。」




8: 名無しさん@おーぷん 19/08/20(火)18:30:33 ID:YOV
電話をきって家を出る。あんなに親切で優しい電話。ありがたかった。
しかし、電話をきってから今度は寒気がしてきた。ドアをあけると眩暈がした。
「と…とりあえず、旅館までつけば…」
私はとおる人が振りかえるほどフラフラと駅へ向かった。

やがて雨が降り出した。
傘をもってきてない私は駅まで傘なしで濡れながらいくことになった。
激しい咳が出る。
「…旅館で休みたい…」
私はびしょぬれで駅に辿りつき、切符を買った。そのとき自分の手を見て驚いた。。
カサカサになっている。濡れているが肌がひび割れている。まるで老人のように。
「やばい病気か、、?旅館まで無事つければいいけど…」

私は手すりにすがるようにして足を支えて階段を上った。何度も休みながら。
電車が来るまで時間があった。私はベンチに倒れるように座りこみ苦しい息をした。
ぜー、ぜー、声が枯れている。手足が痺れている。波のように頭痛が押し寄せる。ごほごほ!咳をすると足元に血が散らばった。私はハンカチで口を拭った。
血がベットリ。
私は霞む目でホームを見ていた。
「はやく…旅館へ…」
やがて電車が轟音をたててホームにすべりこんでき、ドアが開いた。
乗り降りする人々を見ながら、私はようやく腰を上げた。腰痛がすごい。
フラフラと乗降口に向かう。体中が痛む。あの電車にのれば…
そして乗降口に手をかけたとき、車中から鬼のような顔をした老婆が突進してきた。




9: 名無しさん@おーぷん 19/08/20(火)18:30:48 ID:YOV
どしん!私はふっとばされホームに転がった。老婆もよろけたが再度襲ってきた。私は老婆と取っ組み合いの喧嘩を始めた。
悲しいかな、相手は老婆なのに私の手には力がなかった。
「やめろ!やめてくれ!俺はあの電車にのらないといけないんだ!」
「なぜじゃ!?なぜじゃ!?」
老婆は私にまたがり顔をわしづかみにして地面に抑えつけながら聞いた。
「りょ、旅館にいけなくなってしまう!」
やがて駅員たちがかけつけ私たちは引き離された。
電車は行ってしまっていた。私は立ち上がることも出来ず、人だかりの中心で座りこんでいた。
やがて引き離された老婆が息をととのえながら言った。
「おぬしは引かれておる。危なかった。」そして老婆は去っていった。

私は駅員と2~3応答をしたがすぐに帰された。
駅を出て仕方なく家に戻る。
すると体の調子が良くなってきた。声も戻ってきた。
鏡を見ると血色がいい。
私は不思議に思いながらも家に帰った。




11: 名無しさん@おーぷん 19/08/20(火)18:30:59 ID:YOV
荷物を下ろし、タバコを吸う。
落ちついてからやはり断わろうと旅館の電話番号をおした。すると無感情な軽い声が帰ってきた。
「この電話番号は現在使われておりません。」
押しなおす
「この電話番号は現在使われておりません。」

私は混乱した。まさにこの番号で今朝電話が掛かってきたのだ。
おかしいおかしいおかしい…。
私は通話記録をとっていたのを思い出した。
最初まで巻き戻す。




12: 名無しさん@おーぷん 19/08/20(火)18:31:11 ID:YOV
……キュルキュルキュル、ガチャ
再生
「ザ…ザザ……はい。ありがとうございます。○○旅館です。」
あれ?私は悪寒を感じた。若い女性だったはずなのに、声がまるで低い男性のような声になっている。
「あ、すみません。求人広告を見た者ですが、まだ募集してますでしょうか?」
「え、少々お待ち下さい。……ザ…ザ…ザザ…い…そう…だ……」
ん??
私はそこで何が話し合われてるのか聞こえた。
巻き戻し、音声を大きくする。
「え、少々お待ち下さい。……ザ…ザ…ザザ…い…そう…だ……」
巻き戻す。
「……ザ…ザ…ザザ…むい…こご…そう…だ……」
巻き戻す。
「さむい…こごえそうだ」
子供の声が入っている。さらにその後ろで大勢の人間が唸っている声が聞こえる。

うわぁ!!私は汗が滴った。
電話から離れる。すると通話記録がそのまま流れる。

「あー…ありがとうございます。こちらこそお願いしたいです。いつからこれますか?」
「いつでも私は構いません」

記憶にある会話。しかし、私はおじさんと話をしていたはずだ。
そこから流れる声は地面の下から響くような老人の声だった。
「神尾くんね、はやくいらっしゃい」




13: 名無しさん@おーぷん 19/08/20(火)18:31:22 ID:YOV
そこで通話が途切れる。私の体中に冷や汗がながれおちる。
外は土砂降りの雨である。金縛りにあったように動けなかったが私はようやく落ちついてきた。
すると、そのまま通話記録が流れた。
今朝、掛かってきた分だ。
しかし、話し声は私のものだけだった。

「死ね死ね死ね死ね死ね」
「はい。今準備して出るところです。」
「死ね死ね死ね死ね死ね」
「あ、すみません、寝起きなので」
「死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね」
「あ、だいじょうぶです。でも、ありがとうございます。」

私は電話の電源ごとひきぬいた。
かわいた喉を鳴らす。
な、なんだ…なんだこれ、なんだよ!?どうなってんだ??

私はそのとき手に求人ガイドを握っていた。
震えながらそのページを探す。
すると何かおかしい。手が震える。
そのページはあった。綺麗なはずなのにその旅館の1ページだけしわしわでなにかシミが大きく広がり少しはじが焦げている。
どうみてもそこだけが古い紙質なのです。まるで数十年前の古雑誌のようでした。
そしてそこには全焼して燃え落ちた旅館が写っていました。
そこに記事が書いてありました。




14: 名無しさん@おーぷん 19/08/20(火)18:31:34 ID:YOV

死者30数名。台所から出火したもよう。
旅館の主人と思われる焼死体が台所でみつかったことから、料理の際に炎を出したと思われる。泊まりに来ていた宿泊客達が逃げ遅れて炎にまかれて焼死。

これ…なんだ。求人じゃない。
私は声もだせずにいた。求人雑誌が風にめくれている。
私は痺れた頭で石のように動けなかった。

そのときふいに雨足が弱くなった。一瞬の静寂が私を包んだ。

電話がなっている。




16: 名無しさん@おーぷん 19/08/20(火)18:31:46 ID:RJN
いうほどもう夏じゃないやろ




17: 名無しさん@おーぷん 19/08/20(火)18:31:57 ID:RJN
こういうのは盆までや




18: 名無しさん@おーぷん 19/08/20(火)18:32:36 ID:dyw
461 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2000/10/31(火) 02:09
女の子2人が韓国へ旅行に行った。ブティックに入り、一人の女の子が試着室に入った。
だけど待てども待てどもいっこうに試着室から出てくる気配がない。
カーテンを開けるとそこには誰もいなくなっていた。
店の人に警察に連絡してもらい、試着室、店内、近隣を捜索してもらったが結局見つからず、
行方不明のままになる。残された女の子は一人日本に帰った。
そして3年後、別の友達と韓国へ旅行にいくと「日本だるま」という看板が目に付いた。
無性に胸騒ぎがしたその女の子はその看板がかけてある建物へとはいっていく。
そこは見世物小屋のようで薄暗い店内の奥の方に行方不明になっていた女の子が
手足をもぎとられ日本だるまとして観客の前にさらされていた。
うっすらと開けた目が合ったとたん、その目をかっと見開き「助けて!!」とその女の子は叫んだ。
 今その女の子は、両親がマフィアから高額な金額で買い戻し、日本に




20: 名無しさん@おーぷん 19/08/20(火)18:38:28 ID:YOV

会社の同僚が亡くなった。
フリークライミングが趣味のKという奴で、俺とすごく仲がよくて家族ぐるみ(俺の方は独身だが)での付き合いがあった。

Kのフリークライミングへの入れ込み方は本格的で休みがあればあっちの山、こっちの崖へと常に出かけていた。

亡くなる半年くらい前だったか、急にKが俺に頼みがあるといって話してきた。




21: 名無しさん@おーぷん 19/08/20(火)18:40:11 ID:YOV
「なあ、俺がもし死んだときのために、ビデオを撮っておいてほしいんだ」
趣味が趣味だけに、いつ命を落とすかもしれないので、あらかじめビデオメッセージを撮っておいて、万が一の際にはそれを家族に見せてほしい、 ということだった。俺はそんなに危険なら家族もいるんだから辞めろといったが、
クライミングをやめることだけは絶対に考えられないとKはきっぱり言った。




22: 名無しさん@おーぷん 19/08/20(火)18:40:22 ID:YOV
いかにもKらしいなと思った俺は撮影を引き受けた。

Kの家で撮影したらバレるので、俺の部屋で撮ることになった。
白い壁をバックに、ソファーに座ったKが喋り始める




25: 名無しさん@おーぷん 19/08/20(火)18:42:26 ID:xzo
イッチ×ポチすると見やすいで




26: 名無しさん@おーぷん 19/08/20(火)18:46:07 ID:YOV
>>5
ありがとナス!


「えー、Kです。このビデオを見てるということは、僕は死んでしまったということになります。
○○(奥さんの名前)、××(娘の名前)、今まで本当にありがとう。僕の勝手な趣味で、みんなに迷惑をかけて本当に申し訳ないと思っています。
僕を育ててくれたお父さん、お母さん、それに友人のみんな、僕が死んで悲しんでるかもしれませんが、どうか悲しまないでください。僕は天国で楽しくやっています。
皆さんと会えないことは残念ですが、天国から見守っています。××(娘の名前)、お父さんはずっとお空の上から見ています。
だから泣かないで、笑って見送ってください。ではさようなら」




30: 名無しさん@おーぷん 19/08/20(火)18:47:21 ID:RJN
>>25
おーこりゃ見やすいな




27: 名無しさん@おーぷん 19/08/20(火)18:46:44 ID:YOV

もちろんこれを撮ったときKは生きていたわけだが、
それから半年後本当にKは死んでしまった。クライミング中の滑落による事故死で、クライミング仲間によると、通常、もし落ちた場合でも大丈夫なように下には安全マットを敷いて登るのだが、このときは、
その落下予想地点から大きく外れて落下したために事故を防ぎきれなかったのだそうだ。




28: 名無しさん@おーぷん 19/08/20(火)18:46:56 ID:YOV

通夜、告別式ともに悲壮なものだった。
泣き叫ぶKの奥さんと娘。俺も信じられない思いだった。まさかあのKが。
一週間が過ぎたときに、俺は例のビデオをKの家族に見せることにした。
さすがに落ち着きを取り戻していたKの家族は俺がKのメッセージビデオがあるといったら、是非見せて欲しいと言って来たのでちょうど初七日の法要があるときに、親族の前で見せることになった。




29: 名無しさん@おーぷん 19/08/20(火)18:47:17 ID:YOV

俺がDVDを取り出した時点で、すでに泣き始める親族。
「これも供養になりますから、是非見てあげてください」とDVDをセット

ヴーーーという音とともに、真っ暗な画面が10秒ほど続く。
あれ?撮影に失敗していたのか?と思った瞬間、真っ暗な中に突然Kの姿が浮かび上がり、喋り始めた。
あれ、俺の部屋で撮ったはずなんだが、こんなに暗かったか?




31: 名無しさん@おーぷん 19/08/20(火)18:48:11 ID:YOV

「えー、Kです。このビデオを…るということは、僕は…んでしまっ…いう…ります。○○(奥さんの名前)、××(娘の名前)、今まで本…ありが…」

Kが喋る声に混ざって、さっきからずっと鳴り続けている
ヴーーーーーーという雑音がひどくて声が聞き取りにくい。

「僕を育ててくれたお父さん、お母さん、それに友人のみんな、僕が死んで悲しんでるかもしれませんが、どうか悲しまないでください。
僕はズヴァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア××(娘の名前)、お父さん死んじゃっヴァアアアアアアアアアアアアア死にたくない!
死にズヴァアアアアアアアにたくないよおおおおヴヴァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア、ザッ」
背筋が凍った。
最後の方は雑音でほとんど聞き取れなかったが、Kの台詞は明らかに撮影時と違う断末魔の叫びのような言葉に変わり、最後Kが喋り終わるときに暗闇の端から何かがKの腕を掴んで引っ張っていくのがはっきりと見えた。




32: 名無しさん@おーぷん 19/08/20(火)18:48:37 ID:YOV

背筋が凍った。
最後の方は雑音でほとんど聞き取れなかったが、Kの台詞は明らかに撮影時と違う断末魔の叫びのような言葉に変わり、最後Kが喋り終わるときに暗闇の端から何かがKの腕を掴んで引っ張っていくのがはっきりと見えた。

これを見た親族は泣き叫び、Kの奥さんはなんて物を見せるんだと俺に掴みかかり、Kの父親は俺を殴りつけた。
奥さんの弟が、K兄さんはいたずらでこういうものを撮るような人じゃないとなだめてくれたおかげでその場は収まったが、俺は土下座をして、すぐにこのDVDは処分しますといってみんなに謝った。

翌日、DVDを近所の寺に持っていったら、処分をお願いしますという前に、住職がDVDの入った紙袋を見るや否や「あ、それはうちでは無理です」と。
代わりに、ここなら浄霊してくれるという場所を教えてもらい、行ったがそこでも「えらいとんでもないものを持ってきたね」と言われた。
そこの神主(霊媒師?)によると、Kはビデオを撮った時点で完全に地獄に引っ張り込まれており、何で半年永らえたのかわからない、本来ならあの直後に事故にあって死んでたはずだと言われた。




33: 名無しさん@おーぷん 19/08/20(火)18:49:20 ID:YOV
マユミという名の女子高生が、学校に向かって歩いていた。

いつもと同じ時間に、いつもの道をいつもと同じ速さで歩いていく。

すると、ふと目の前に同じ学校の制服が見えた。

近づいていくと、それは同じクラスの生徒で、しかもいつもいじめられている女の子だ。

クラス全員が彼女をイジメていた。

先生もイジメを知りながらも見て見ぬふりをしていた。

女子校なので、結構エグイことをする。

無視をする時もあれば、使用済みの生理用品を机の上に置いたりなんてこともあった。

マユミちゃんも、特に彼女を憎らしいと思ったことはなかったが、自分だけイジメをしないわけにもいかず、周りに合わせて無視やひどいことを言ったりしていた。

だんだん近づいていくと、いじめられっこの彼女がとっても嬉しそうな顔をしているのが見えた。

幸せそうな笑顔で飛び跳ねている。




35: 名無しさん@おーぷん 19/08/20(火)18:50:10 ID:YOV
マユミちゃんは、その姿を不思議に思いながらも彼女のすぐ近くまで来た。

彼女はマンホールの上で跳ねていた。

とっても幸せそうな顔をして、なぜか「九、九、九…」と言っている。

「何してるの?」

尋ねてみた。

しかし、彼女は返事をせずに「九、九、九…」と言いながら跳ねている。




36: 名無しさん@おーぷん 19/08/20(火)18:50:14 ID:YOV
「無視してんじゃないよ」

今度は口調を強めて言った。

しかし、彼女は返事をしないで、相変わらず同じことを続けている。

今まで特別に彼女を憎らしく思っていなかったが、嬉しそうに、しかも自分を無視したことで、何か急にとてつもなく強い感情が湧き起こってきた。

しかし、それを抑え込んで、

「なんで、そんなことしてんのよ?」

もう一度尋ねた。

それでも、彼女は何も聞こえないみたいに嬉しそうに跳ねている。

ここにきて、マユミちゃんの中で今までと違った感情が生まれた。




37: 名無しさん@おーぷん 19/08/20(火)18:50:27 ID:YOV
ひょっとしたら『マンホールの上で数字を言いながら跳ねる』ということは、とっても楽しいことではないのか、そんなことを思った。

バカらしいとは考えつつも、微かにそんな思いが頭の中をよぎった。

複雑な思いに戸惑いを感じながらも、とにかくマンホールの上で楽しそうに跳ねる彼女の邪魔をしたくなった。

いじめられっこの彼女がなんでこんな楽しそうにしているの、なにか納得できない、そんな感情に身を任せ、

「ちょっと退きなさい。私がやるから」

そう言って、強引に彼女を押しのけ、マンホールの上に立った。

足をわずかに曲げ、すこし腰を低くしてから思いっきり上に跳びあがる。

その瞬間、となりに押しのけられた彼女がすばやく渾身の力でマンホールの蓋を取った。

マユミちゃんは真っ直ぐマンホールの下に落ちていく。

彼女は蓋を閉めて、とっても幸せそうな顔で、再びその上でジャンプして、今度は

「十、十、十…」と言いはじめた……




38: 名無しさん@おーぷん 19/08/20(火)18:52:39 ID:YOV
ちなこれ元ネタは外国のブラックジョークやで




39: 名無しさん@おーぷん 19/08/20(火)18:53:19 ID:dyw
>>38
どういうこと?




40: 名無しさん@おーぷん 19/08/20(火)18:53:29 ID:YOV
ワイのオススメは
http://sfushigi.com/2017/04/01/post-574/
キャンドルコーブとか赤いクレヨンとかやな










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