「BLOG 高島回顧録」洋服屋ふじたの四方山話。釣り、競馬、クラシックカーをこよなく愛する男が書き下ろす散文です。

2017年05月29日

大物を釣り狙うようになって以来、扱うハリスは飛躍的に太くなった。通常のハリスはフロロカーボンの6〜7号。高島で大物に備えるときで8号。本物の大物師は10〜12号のハリスを使いこなす。

渓流の釣りと比べるのはナンセンスだが、あちらは0.8号とか0.4号などという、もはや毛髪よりも細い糸を鈎に結び付けるので神経が磨り減る。海の投げ釣りなどでも2号前後。4号といったらハリスではなく、道糸のサイズと同等の値。当時を思うと隔世の感。

しかし馴れとは恐ろしいもので、高島の磯にあって4号ハリスというのは異例に細く感じる。イサキのシーズンに限ったことではあるが、手数多く使っている6号に比べると実に頼りなく思えるもの。

それでは5号はどうか。5号ハリスも数年間は使ってみた。当たり前だが6号より軟らかく、瀬ズレが無ければ70センチまでのヒラマサなら獲れる。しかし、4号に比べると明らかに太くて硬く、それは6号あまり変わらないような錯覚があって、イサキの喰いが渋くなると、いきおいハリスのせいにしてしまうのだった。

かくて4号を選択。たしかに軟らかくて細い。これにイサキ鈎11号を結んだら、さぞかし潮への当たりが良い用に思える。実際のところ、イサキの入れ食いが始まると4号段々鈎の威力は遺憾なく発揮される。ハゲが混じっている気配を感じたら、上鈎をハゲ鈎に変えてやることで思わぬオマケが釣れる場合もある。

しかし、さすがにこれ以下に落とす自信が無い。

かつてYG仙人はミヤノシタの瀬にあって、3.8号の細ハリスで5キロ級の真鯛を掛け、道糸を出し入れしながら20分近くを費やして取り込んだという。これはもう天才。竿はカゴ用のがま磯だ。

そんな経緯もあって、現在の携行ハリスは4、6、7、8号の4種。5号があったら美しいグラデーションだが、敢えて欠落させる事で思い切ったイサキ狙いを自覚させるため。みなまで云うなれば『5号にしようか、ヒラが来たらどうしようか、じゃがイサキはよけえ釣りたいか...』という迷いを断ち切る選択肢。

潔くイサキ一本に狙いを絞り、ヒラマサが来たら諦めるくらいの気構えでいかねば、一人で30枚のイサキを釣ることは出来ない。

今年も間もなく4号ハリスの大量消費シーズンとなる。



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2017年05月27日

家電製品にはSONYタイマーと揶揄される症状があるという。一定の期間を過ぎると申し合わせたように故障を発生する、それが各所で普遍的に起こっているから、これは某社の設計ではないかというのだ。

釣具タイマーと言い換えてみると、ここ1年はまさしくその様相。リールに続いて竿ケースのファスナーが逝かれ、防寒着のやはりファスナーが逝かれた。その他にもバッカンのゴム紐が切れたり、パンツの尻や膝に穴が空いてしまったり。

それでも釣り場でごまかせるもの、あるいは壊れていても態勢に影響が無いものは放っておいて良い。トランク大将も筐体が割れてしまっていけないが、真空パネルに損傷はなく、また内壁はキズ一つ見えず、水漏れも無い。予備に買った真新しいトランク大将は、使わぬまま物置になっている。

しかしリールと竿ケースは壊れたままというワケにいかない。先のタカイワでも、予備機に使っていたトーナメントISO-5000は、やはりラインローラーが大変賑やかな音を発し、釣れないものだから余計にそういう不快な音のことが気になって仕方ない。

竿ケースはというと、再三に及んで糸切れを起こした本体のメインファスナーを幾度となく修繕したが、サイドポケットのファスナーは二つあるランナーの一つが潮を噛んで固着。それでも生き残った片方のランナーで頑張ってきた。ところが今度はタモ網を収納するファスナーが故障。コマが外れてしまい、閉じた筈のファスナーが全開。あやうく網を落として失うところだった。

かくしてリールは、6月に発売予定だという新トーナメントISO遠投。5500番をチョイス。旧型とどこが異なるのか良くは解っていないのだけれど、これを物色中。退化することは無いだろう。

問題は竿ケース。sasakiの大型布製竿ケースのレプリカモデルを手に入れてみたが、買ってきて貰ったのが125cmサイズ。がまかつの竿は収納できないと判ってお蔵入り。

そこで昨年のシーズンに見かけた、ダイワの大型竿ケース。従来のPVC素材の廉価な品物で、竿ケースの中上部をシェイプさせていない形状は、小物入れや雨具などが収納可能。磯へ持ち上がる荷物を軽減できる。

実勢価格は8000円程度だったので、手が届くと思い込み、そのまま年越し。普及品っぽく思えたのでその内に買えば良いと嵩を括っていたところ、なんと2016年モデルとしてカタログ落ち。釣具屋でも注文品として入手できないという。

さて困った。あのとき素直に買っておけば良かった。いまから云ったのでは、もう鳥は飛んだ後。地元の釣具店で購入したかったけれど、ここは致し方なく楽天へ。

キーワードで検索してみたところ、やはりこちらには有る。「ぽちっ」。

次週の高島に間に合うかどうか。



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2017年05月24日

目論み通りのタカイワではウリボウ防衛線を突破できず、大量のウリボウを持って帰るハメになった。今夜はこれからウリボウの唐揚げ。料理としてはかなり美味しい部類に入るが、一尾ずつ丁寧に捌いくにはやたらと手間がかかる。釣り人としても、この包囲網を撃破する手がかりを見つけられぬまま、敢えなく納竿と相成った。

イサキ祭りまで、あと少し。

4月以来、中3週の高島は、またしても雨予報。にもかかわらず船は三杯。恵翔丸は総勢17名となって、もちろん殿の7番手。乗る磯があるのか?

恵翔丸は珍しく表から磯上げを始め、ぐるりと一週しあた後にゴウトウ周りに空きが残った。『これはチャンスか?』

何年か前、この時節に同じような巡り合わせでゴウトウへ乗って不発だった記憶があった。さらに今日は苦手な長潮の後の中潮。大きな一本潮になると予測し、するとカメ寄りゴウトウより地ゴウトウが優位か。いずれにしても激流のゴウトウ周りは釣りにくいし、元よりタカイワを狙って船へ乗っている事もあった。ゴウトウを見送る。

この判断が正しかったかどうかは常に判らない。

船のお客さんに荷物を渡してもらってタカイワ。勝手知ったる磯である。イサキ釣りのセオリーに従って、釣り始める前にクーラーや血抜き編みなどをスタンバイ。釣れ始めたら連荘になるイサキでは、一つの群れから何枚釣り上げられるかが明暗を分ける。(この日は小出刃を忘れてしまい、ポケットのジャックナイフを使用。久々はいけん)

そうして竿を出した初手は、午前5時40分頃。空はもう充分に明るく、ウキの頭も曇天にしてはよく見える。しかしそのウキはまったく動かない。

「行かんか、、、」独りの磯で言葉が漏れる。ここで喰ってこなかったら、潮が行き始めるまでダメか。仕掛けは底カゴ+ハリス7号4尋+カゴスペ12号。先の師匠の話によると、いきなり止められないヒラマサにやられたというので、ここは警戒。これでイサキの気配を感じたら段々鈎に切り替えよう。

何もおこらぬまま1時間が経過した。渋い。潮は極めて緩く遅く左へ。もう動いているうちに入らないレベルだった。だが、この潮相が続いている間になんとか釣らなければいけない。なぜなら、しばしば、潮が通し始めたら生体反応がなくなるという経験を何度かしている。

もはや仕掛けは11時方向のスイートスポットを直撃。本来ならアカイワを沖を見切って、12時方向の40mへ放り込み、満ち潮にのせて11時の瀬へ流し込む。そのままコスズメ沖のやや斜め沖へ通せば、瀬の上のどこかでウキが入る──というのがタカイワの定石。

だが潮が行かないでは攻め手にならない。動かぬ潮に業を煮やして、今度は思い切り10時方向へ。また見切った筈のアカイワ沖へ、いろいろに投入してみるが、まず動く潮が掴めず、当然ながら魚信も得られない。

少し手前はどうだろうか。普通なら餌取りもぐれの30mほど沖は、やはり餌取りだらけ。とううか、ここでウリボウの勢いを付けてしまったのかも知れない。

最初に7号ハリスを引っ張ったのは、6時半を過ぎた後の中イサキだった。『やはりイサキか』ヒラマサの急襲が無いことを予見し、ハリスを外す。ポケットから出して付け替えたのは禁断の4号段々鈎。つまり大ヒラマサは諦めたイサキ狙いの仕掛けに他ならない。

『とにかく潮が行き始める前が勝負』。今朝、ゴウトウに舳先を押しつけた恵翔丸はトモが流されなかった。さほどの激流ではなかったのか。タカイワの動かぬ潮を前に、潮相の予想が外れていたのかも知れないと反省しながら段々鈎を投入。

その初手からヒット。良型のイサキが上がってきた。『やっぱし!』ゴキゲン&忙しくなってきた。

ここですべての所作や手返しにロスなくしてスピードアップするのがイサキ釣りの極意。タモ網のイサキを放置し、サシ餌をつけて仕掛けを投入。それから魚を絞める。するとリズミカルにウキが入った。

嬉々としてピトンから竿を取り、ソフトなタッチで合わせを入れて巻き始めるが、これは奇妙に重たい。ウリボウの一荷。つまり3尾のウリボウ(または縞が消えたチビイサキ)が鯉のぼりのように鈎へ掛かっている。これならウキは消し込んだままになるし、また巻き取りの際にも手応えは重たいはず。

この後。どうやらウリボウ軍団のスイッチが入ったらしく、もう届く範囲はすべてウリボウ。段々鈎を4回投じたら1ダースのウリボウが掛かる。つまり一手=一荷が永遠に続くのである。お手上げ。

どうにも出来ないので、格言に従って「小さなイサキが掛かったら、上のタナを釣れ」とばかりにタナを1本にすると、3つのサシ餌は丸残りのままコスズメ沖へ達する。2本半より深くすると根に掛かるか餌が残る。つまり2本で流す以外、生体反応が殆ど無いという釣況。しかしそれはすべてウリボウ。

どうしようもないので、8時になって休憩。ちょっと磯を休ませてみるしかない。

タカイワの座へ腰を下ろし正面の海を見渡すと、コスズメ沖へ潮目が出ていた。見る角度によって違うのか、タカイワ沖には達していなかったが、どうやらその潮目の沖側は手前側と異なる潮通しがありそうだった。

15分ほど休んだ後、段々鈎に餌をつけてキャスティング。今度は思い切り遠くへ投げる。そうは云っても60m程度か、見えている潮目の延長線上の向こう側へ着水。仕掛けは心地よい潮に乗って流れ始めた。

『これか?』と思うが早いか、景気よくウキが消し込む。穂先を少し下げて道糸を見送る。すると魚信は続き、穂先を持って行く「よっしゃ、イサキじゃ」。もうフケ糸は無いのでそのまま竿を起こして合わせると、結構な手応えで穂先を叩く。

取り込んだのは本日最大のババイサキ。本当ならこのサイズが連発しなければいけないのだが、まだイサキ祭りには少し早いという事なのだろう。


グッドサイズに気を良くして、手早く打ち返す。しかしアタリはここまで。沖の潮にも気配は無くなり、やがてウリボウがウキを揺らす。どうやら仕掛けを投げて届く範囲はウリボウの集団に取り囲まれてしまったらしい。

仕掛けを入れるとウリボウが3尾。仕掛けを入れるとウリボウが3尾。それ以外には何も起こらない。

やがて、そんな釣況がピタリと止んだ。タナ2本のウリボウが居なくなったのは、潮が変わったせいだろうか。青物の気配はまったく感じなかったが、餌取りが居なくなったら青物のセオリーに従い、ここは7号ハリスに戻す。こんなところで後悔するワケにはいかない。

だが疑念は的中。ヒラマサではない。ただ潮が変わっただけでサシ餌はあらゆるタナで残り、あらゆるポイントで残る。半時間ほど警戒してみたが反応無し。辛抱堪らず段々鈎に戻す。

『こんなときにヒラが来るか?』とまた疑ってみると、その初手にヒット。ぐんぐんと走るのでヒラマサを想定してドラグを緩めて臨戦態勢。なにしろハリスは4号だ。無理な寄せは命取りになるし、捕れるサイズである事を祈りながら──無念、しかし手応えは途切れた。鈎外れだった。

再び7号ハリスに戻してみるが、もうそんなエキゾチックな事にはならなかった。渋々と段々鈎に戻し、またウリボウとの蜜月が始まった。

ちなみにウリボウは原則的にリリースするが、鈎を飲んだ奴、エラや目にスレで掛かった奴など、おそらく生きられないと思われるものは血抜きしてクーラーへ。それでも大量のウリボウがクーラーに沈んでいる。

あんまり馬鹿々々しいので段々鈎の上鈎を中止。2本鈎の段々鈎で再スタート。ド遠投したときに極めて希にババイサキサイズが掛かるだけ。あらゆるタナやハリス長、タルウキなど試してみるが、いずれもウリボウか全く餌が残るかのどちらか。遂にウリボウ突破の手がかが掴めないまま11時前になった。

また竿を措き、足元の根魚で遊んでみるが、まあ、釣れるワケではない。あまりにも退屈だが、何もしないまま納竿するのも口惜しい高島ではないか、せっかく来たのに。

ダメ元と判っていても、やはりカゴ師はカゴ。もう一度仕掛けを作り直して、最後の半時間を釣ってみる。9時前に降り始めた弱い雨は一旦止み、また降り始めた。相変わらずウリボウを掛けてはリリースし、ときどきクーラーへ放り込む。

納竿は12時。もう充分に手は尽くしたと認め、11時40分より早く竿を引き上げた。

釣果。イサキと呼んで良いサイズは7枚か。その中でもまともな寸法は3〜4枚。ほか唐揚げ用大量のウリボウ。

次週の祭りを夢見て──。

>>>つづく(写真)

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2017年05月21日

いよいよ高島のイサキ祭の気配。

ここ数年は高水温が持続する傾向もあるせいか、ヨコワの接岸が見られる一方でイサキが年中鈎に掛かる。尤も春先のイサキは真子を抱く前なのでスリムな体型で、大きさもババイサキに比べると小さい。

それでも西側の磯では明らかに初夏のイサキが釣れ始めた。イワグチ、ワレの辺りでは早期に、ついでゴウトウ周りが本格化し、イケマやタカミで数が出始める。こうなるとコンクリやコスズメにもイサキは廻ってくるので、忙しく高島はイサキ祭が開幕する。ノヅキもまた絶好のポイント。

そのイサキにに混じるのがヒラマサ。70センチ縺れのグッドサイズも居て、イサキ仕掛けを乱暴に千切っていく事もしばしばある。もう少しシーズンが進むとヒラマサは一回り小型化し、群はマメヒラの部類に入れ替わる。これなら4〜5号のハリスでも充分に捕れる。

さて、イサキシーズンになると威力を発揮するのが段々鈎。がまかつの鈎、プロイサキ11号が登場。徳用とされる鈎は小さな箱に入っていて、一度に3本の鈎を備える段々鈎にはうってつけ。これもK先生から学んだものだ。

しかし、近くの釣具屋さんでは扱いが珍しい。取り揃える号数のうち8〜10号は比較的、商品回転があるが、11号となると少数派の様子。一方でプロアジと呼ぶ似たような形状の鈎は11号でも潤沢に品揃えがある。

昨年までに使っていた11号の残量が少なく、補充を考えて尋ねたところ、辛うじて1点だけ残っていて助かった。

プロアジ11号で代用は利くと思われるが、そこは釣り人のおまじない。昨年まで使っていたモノと同じなら、きっと釣果も同じになるに違いないという思い込みというか願望もあって、いそいそとそれを手に取るのだった。

イサキ祭まで、あと少し。



foujitas at 12:24コメント(0)TB(0)潮待放談 

2017年05月06日

ゴールデンウィークも終盤。岩国ではフレンドシップデーと呼ぶ米軍岩国基地のイベントがあり、21万人の来場者が駅周辺から三角州を埋め尽くした。市の人口が14万人だから、この日は人口の1.5倍近い流入があるワケで、駅前の飲食店という飲食店、ホテルというホテルが全て満室。洋服屋はまともな品物は売れない。(笑)

それでもお店を休んで釣りへ行くかと訊かれれば、やはり商売人の悲しい性、売れなくても暖簾を出しておくことこそ正義であり大儀だと思い込んでいて、連休は休み無くずっと仕事。

インターネットやフェイスブックでバーチャルリアリティを楽しみながら過ごした9日間でもあった。

そんなフェイスブックに気になるポストがありけり。「貢川にニシキゴイ300匹放流」と題した報道記事に対するオブジェクションだった。ブラックバスを無断放流してはいけない事は認識しているが、錦鯉もダメ?鯉という魚は在来種ではないのか?何がいけないのか?

ちょっと長い記事だったが、付き合って読んでみた。

鯉は雑食であること。しかも「吸い込み釣り」という仕掛けがある事から推察できるとおり、鯉の補食行動の一つに吸い込む形がある。水底の泥を吸い込んで、その中に居るプランクトンや生物、産卵された魚や水中生物の卵も一緒に吸い込み、上手に食べてしまうのだという。

さらには鯉は在来種であっても、錦鯉は人工的な掛け合わせによって生まれた、在来種と外来種が交ざった、人間にとって都合の良い交雑種。その発達の過程で強靱な生命力や繁殖力を養われた特殊な魚で、環境省自然環境局が策定した「世界の侵略的外来種ワースト100」に記載されていて、その中の「侵略的外来魚ワースト8」にオオクチバスと並んでランクインしているというのである。

これは驚いた。というより、恥ずかしながら知らなかった。

興味深い点が一つ。記事の論点は、錦鯉の放流が悪いのではなく、こうした外来種や交雑種の大量放流が正義のように行われている実態。また、そうした活動団体に生態系や生物に関する専門家が不在のまま何の論議もなされず、警鐘さえ鳴らされることなく、あたかも社会の慈善事業のように報じられている現状を憂うもの。なるほど。

筆者の怒り心頭する様子は、その記事からも読み取れるところで、余りに似も安易に生態系を破壊してしまっている現代社会には、ちょっと空恐ろしくなる事がある。

ハテナブログ「MistiRoom」
錦鯉の放流は何故「絶対に」あってはならないのか
http://mistclast.hatenablog.com/entry/2017/05/03/132129

高島の周辺でもマグロが接岸し、数年前には明らかに南洋系と思われる魚がカゴ釣りの仕掛けに掛かって話題になった。

これらが地球温暖化のせいであり、二酸化炭素がオゾン層を破壊している事が原因で、だから自動車の化石燃料を撤廃し、原子力発電所やむを得ずという論調がステレオタイプのように喧伝される。本当か?という疑念はジワジワと薄らいでいき、やがて──。

社会の出来事や報道に対する個人のリテラシーが大変重要な時代になった。




foujitas at 11:36コメント(4)TB(0)潮待放談 

2017年05月03日

イワグチの磯は高島に西側に位置する、いわゆる西磯の最も地方寄り。タカミに隣接したワンド状の磯であり、しばしば満ち潮の潮表になる絶好位。「高島の磯」コーナーでも触れた事に重なるが、この日も振り返ってみれば難しい釣りだった。

高島の磯:イワグチ

満ち潮の本流は一定しておらず、時節や風向き、水温など複雑な要因が絡まって面妖な動きをみせるもの。多くのベテランから「満ち潮はイケマで左右に分かれる」と聞いていたが、実際にはタカミ沖であったり、イワグチの沖に潮の分水嶺を見ることができる。

高島の南西部へ流れた満ち潮の本流は、左へ逸れてクエバ前を通過し、ワレ、イガラ、カメへと達する。ゴウトウの沖には大きな本流がぶつかって、本ゴウトウの沖を目指して延々と潮筋が続く。

一方で右へ逸れた潮はイケマの前を通し、コダンの沖からスズメ沖へ、さらにはミヤノシタ、タカイワ、コスズメ、コンクリへ、浅い瀬が連続する中を変化に富んだ潮流となって複雑な潮筋をみせる。

さて、今回のイワグチでは6時間の間に2〜3回の大きな潮の変化があった。

イワグチのコブ岩に立って正面40mほどを基準に測ると、釣り始めは美しい右流れ。クエバ沖の瀬は釣らずに、ワンドの正面から満ち潮にのせて流す。本編で触れたとおり、強風に苛まれてタカミ沖には仕掛けが届かず。

やがて潮が弛んで、正面ポイントの付近ではウキが流れなくなった。表層の潮は風に押されるように速く、カゴ錘が付いたウキは遅い。このときハリスを詰めて結果が出た。

しかし、その後は反応が拾えない。正面の潮は手前へ、僅かに右へ着水した仕掛けはグングンと右へ引っ張られてクエバの沖へ達する。イサキのシーズンならこの潮が喰い潮となうのだが、今日は丸でダメ。流しても流してもサシ餌は残り続ける。

だからといって手前へ押し込む潮では如何にも釣りづらい。結局、このように潮が動く時間帯が長く続き、10時を回ってから、沖の潮もシャンシャンと右に流れ始めた。だが、この潮も決して有意義なものではなく、小降りになった雨も結局は止まずに降り続けた。

そんな中でイサキが4枚。釣果としては淋しい限りだけれど、苦戦を強いられた事を思えば上出来だったのかも知れない。



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2017年05月01日

古い自動車を健全に乗ろうとすれば、故障箇所は不具合を直し続けなくてはならない。工業製品の消耗品の供給は、日本では生産終了後10年と定められているらしく、たとへが何某かのフィルターや樹脂パッキンなど、手入れせずに消耗しながら機能を維持させるパーツは、つまり廃止になって10年で供給が止まるという意。

自動車などでは、社外製品などサードパーティ品と呼ばれる品物でリカバーしたり、中には生産設備そのものを譲り受け、現役時代と同じ品質でパーツの供給を続けるケースもある。

MGBの生命線となっているクラシックカーパーツは、ブリティッシュヘリテイジと呼ばれる公益性の高い法人によって、50年以上も前の製造設備や治具を譲り受け、大切に稼働させてパーツ供給を続けているという。

さて、リール。遂に寿命を迎えた感じのトーナメントISO-5500は、いよいよ現役引退。予備機だった同-5000が再び登板する。6月の新製品までの間を中継ぎとして活躍してもらう寸法。

リールは長らく使わないで居ると、各部のオイルが固まって摺動部品が固着を起こす。ときどき分解清掃などの手入れをすれば良いが、半年くらい放っておくだけでダメ。件の5000番も、酷くはないが似たような状態だった。

そこでS師に丁寧なOHをして貰った5500番を部品取りとして献身。こちらは1年前に徹底的な分解清掃が施されたので、摺動各部は大変良いコンディションだった。

しかし、5000番と5500番では非共通部品がある。大型グリップが付いたレバーハンドルは非共通で、握り具合が良かっただけに残念。比較してみると、太さは似ているが、ボルト芯の長さと切ってあるネジの位置が異なる。

一方で共通部品は多い。そこでラインローラーの回転が渋くなっていた5000番に、手入れ済みの5500番のそれを組み込むべく分解。すると5000番の当該部は激しく固着。少々の湯やオイルで洗浄しても、まったく歯が立たない。

仕方なく、エアベール自体をローラーが付いた状態でアッセンブリで交換。分解すたときに摺動部へグリスを注し、これで手応えが良くなった。他ではスプール。オプションの金縁が付いたタフスプールを換装。しかし、このスプールに15,000円もの価値が本当にあるのだろうか。(笑)

連休が明けたらイサキ祭の支度かね、高島。



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2017年04月30日

次の高島には間に合わせたいと目論んでいた、ガラケー「京セラトルクX01」。いろいろなアウトドア機能が備わって、屋外派にはとても便利な仕様になっていた。

しかし、普段にスーツやジャケットでスマートに過ごすシーンでは、いささかゴツさが過ぎる。大きさも理想よりやや大きく、重さも重たい。収納スタイルで本体の各所にゴム質のパーツがあり、これが意外と滑り止めとなってポケットから滑落しないのは美点。しかし、やはり大きくて重たい。

ところがどっこい、これが磯に立って使ってみたなら大変便利。しっかり手で握れるし、持った感じもちゃんと掴んだ意識が持てるもの。うっかり手が滑る危険性が少ない。さらには片手でケータイを開いて、かつ釦操作も簡単。

なによりも、あの大雨の中で防水に気遣わなくて良い点はありがたい。濡れた手で持とう宇が、濡れたポケットにねじ込もうが、一応の耐久性を備えていると信じていい。これは秀逸なもの。

久しぶりに良いモノを手に入れた。

しかし、スーツにはちょっとゴツいなあ(しつこいけど)。



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2017年04月29日

形ある物はいつか崩れ去る。自動車も釣り道具も、使えばそれだけ負荷がかかり、徐々に老朽化は進むもの。10年という歳月はやはりいろいろなモノが消耗される。

長らく愛用したリールは、カゴ釣りを究めるために一念発起して手に入れたトーナメントISO遠投。ハゲやバリも掛かったが、100本以上のヒラマサと対峙した事を証すように劣化が進んだ。

お役目を終えようとした先頃、五島の大先輩が快くオーバーホールというか修理をしてくださり、驚くほどの復活を果たした。それから老兵は現場へ復帰し、イケマでのヒラマサ連発に真価を発揮。ガタ一つ感じさせず、完璧に寄せきって取り込んだ。

しかし、そんなリールもやはり古老の戦士には違いない。大切に使ってきたつもりも、やはり不具合は再来。先のイワグチの中盤でハンドルの回転に不穏な重さを感じるようになってしまった。症状と修理の状況から診て、おそらくメインシャフトかドライブギアのベアリングが砕けたか、オシュレートの一端でキュルキュルと摩擦音が出始めた。

これはもう致し方なし。ここまで頑張ってくれたリールに敬意を表して、充分な労いとともに現役を引退させるしかない。もしも一生に一度の大物が掛かったとき、承知していた道具の不具合で獲り損なったら悔恨は極み無い。

もう一機、同型の5000番が予備機としてあるので、当座にはこれを使うべし。6月にはダイワから後継モデルが出るらしく、これを狙うのが丁度良いタイミングか。

他にもウキ、カゴ、天秤の3点セットも(事もあろうに)失ってしまった。別にタイミングを合わせたつもりは無いが、いずれも老朽化が著しいと感じていたもの。特に天秤のサルカンの輪は、細かなヤスリ状の傷が見られていて、道糸との結び目への悪影響を懸念していたので、これも刷新。

先頃はベストも刷新。クーラーボックスは長らく後継機をスタンバイして居ながら、いまだに初代トランク大将が頑張っている。

それから竿袋。現行、シマノのそれはファスナー周りの劣化が激しく、コマやランナーが潮を噛んだり、縫合糸が朽ちて切れたり、とにかく危ない。つでにバッカンのゴム糸も切れてしまい、開いたフタを巻いて収納する機能が半減。

とにかく釣りの恒常的に使う道具の殆どが次々に寿命を迎える。なんというか、釣り具の2025年問題か?

しかし、10年を経た道具の性能向上は驚くばかり。ぼちぼち買い換えます。



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2017年04月26日

実に半年ぶりの高島。それが大雨と交通規制で迂回路を使わなくてはならず、前日にはモチベーションを上げるのに一苦労。しかしカレンダーを見ると次回のチャンスは1ヶ月先になりそうで、ここで行っておかなければ──。

久しぶりの師匠同行を夢見たが、結果的に毎度の単独釣行となった。恵翔丸は431、島義丸も5人が1組だと知り、『運が良ければスズメか、コンクリか』と考えていた磯選びにチャンスが巡ってきた。

しかし新月の大潮となると必ずしも高島のベストではなく、本流の満ち潮が走って、磯際の潮が弛む傾向がある。とりわけワンドになった磯周りでは引かれ潮が出るか、潮が回って弛んでしまう事が多く、できるだけ本流へ素直に面した磯が良い。コンクリ、ワレ辺りが期待高で、案外とコダンやイワグチは不利か。しかし、潮表になるイワグチとタカミは潮の勢い次第では面白い。

そんな事を考えていると、恵翔丸はイケマに付けた。そうして全員を磯へ上げると、なんとイワグチとタカミが、またスズメも空いている。引かれ潮を釣るならスズメ。タカミの丸瀬は相当に面白そうだが、雨の高足場で独りタモはリスクが大きすぎる。ならばイワグチからタカミ前の丸瀬を狙おう。

「イワグチにしょう。空いとる」
「イワグチ」と船長が頷く。

イワグチに限らず濡れた磯は酷く滑る。とりわけ用心しながら定位置のコブ岩へ座を構え、底カゴで2本、仕掛けは6号4尋ハリスに鈎はカゴスペ12号。高島のレギュラー仕様で初手に臨んだ。


コブ岩は180度近く開いた全方向のポイントが狙える。まずはタカミの沖に沈んでいる丸瀬の周辺に仕掛けを投入するのだが、これが強い南風に阻まれて、ナンボも仕掛けが飛ばない。足が滑るので腰を落とし、上半身だけで竿を振ることもあり、まったくポイントに届かない。これではダメ。

仕方なく次の手。今度はコブ岩に立って11時方向から正面へ向かって遠投する、イワグチの正攻法ともういうべきポイント。多人数イワグチの場合、タカミ側の平地へ立って正面へ投げ、満ち潮ののせて右流れに釣る方法。磯上がり直後に速かった潮はやや弛んで、沖合はとても良い状態でウキが流れていた。

しかし1時間が経過してもアタリは出ない。深めだというタナは2本〜5本弱までを探っているが、アタリらしい魚信は出てこない。だが、餌取りは居るらしく、深いタナでは確実に餌が落とされる。先の火電沖波止を思えば、まだしも期待が持てるというもの。

なかなかアタリが拾えない状況に雨が仕打ちを続ける。磯はさらに滑りやすくなり、余計な動きは抑えなくてはならない。続けてイワグチのもう一つの正攻法、コブ岩の真正面への遠投を試みる。タナは3本で着水点から右流れに釣る方法。

この何投目かにウキが無くなっている事に気付いた。波気があり、長い棒ウキでさえ見え隠れするのだが、確実に消し込んだまま。半信半疑に竿を起こすと、なにやら手応えはある。おそらくはイサキではないか。イワグチはイの一番にイサキが出る磯であり、k先生の話を重ねて想像すると、案の定、中型のイサキだった。

『イサキか。魚は居るちゅうことじゃ』久しぶりの獲物に更なる釣果を思い、雨の中で心が折れないよう自らの意思を鼓舞する。

潮は依然として良い感じの右流れ。これならヒラマサにせよ、イサキにせよ出ない筈がない雰囲気。サシ餌は適当になくなるが、釣況に変化はない。


午前7時を過ぎた。コブ岩からの眺めに大きな変化はないが、タカミの方から棒ウキが流れてきた。しかしその流れる速度は、明らかに自分のウキより速く、みるみる内に追い抜いていった。

『二枚潮?』

風は吹いているが、どう見てもカゴ錘がついた仕掛け付きの棒ウキより、海面を流れる棒ウキの方が速い。つまりタナによって潮の速さが異なる「二枚潮」ではないか。ならばサシ餌とコマセの同調はどうなるのか。

仕掛けを回収し、4尋あったハリスを一気に3尋弱に切り詰める。みっともないくらい短いハリスだが、もしも想像が正しければ、これでカゴから出たコマセとサシ餌の位置関係は合わさる筈で、もしも魚が居れば喰う。

そう信じて(念じて)仕掛けを投入。正面遠投の正攻法。

すると着水から3分と経たないタイミングでまんまとウキが消し込んだ。BINGO!

今度もイサキの手応え。しかし前のそれより大きい。ヒラマサほど抗うワケではないが、充分な重さを楽しみながら寄せたイサキは、40センチもつれの良型だった。これで二枚目。数よりも頭で考えた対策がズバリと的中した──いや、それは偶然だったかも知れないが、想像通りに行った事が率直に嬉しかった。

何処の本で読んだか、釣りの格言に次のような言葉があった。

『釣れない時は、魚が考える時間を与えてくれたものと思え』

正しいか定かではないけれど、釣況や潮相から考えた一手が嵌まった印象は強かった。

さて、気をよくしたのも束の間。潮はいつの間にか緩んでしまい、非常に釣りづらい状況になった。正面の沖は緩い。タカミ寄りの潮は押し込んでくる形でイワグチのワンドへ仕掛けを寄せてくる。右手1時方向の潮だけがきれいに右へ通し、クエバ沖からワレ沖へ達している。

どこをどう釣るか。しばしポイント、ポイントの潮の様子を窺いながら投入点を変えて調べる時間帯。ポイントを変えるにしても、それまで投入したコマセが無駄にならない潮筋や喰い潮を組み立てながら釣らなければ、ここまでのプロセスが無駄になってしまう。

しかし一方で潮相は細かく変化する。さっきまで走っていたかと思うとバッタリ留まり、押し込むかと思えば右へ流れる。ここまでの過程で撒いたコマセを有効にするのが難しく、かつ、三つある攻め手の切り替えタイミングが難解に輪を掛ける。

多人数で釣っていれば、それなりに仕掛けの位置というか釣りポイントが分散し、その時間帯に有利な潮筋が全域で同時に比較できるが、単独釣りの場合は、タカミ側を釣っている間中、正面やクエバ側はまったく釣っていない。だからといって全域をまんべんなく釣ったのではコマセも効かず、カゴ釣りの真価が発揮できない。

従って、潮相やこれまでの釣況をベースにある程度の予測と想像をもって釣りを組み立てる必要がある。

屁理屈はさておき、これからどうするか。時刻は9時を回った。雨脚は弱まったが、止むこと無く降り続いている。しかし風は落ちて過ごしやすい。

3尋に詰めたハリスを4尋に戻し、今一度、イワグチ正面の正攻法に立ち戻る。タナは深めで3本から。迷ったときには初手に戻るが一番。そこからまた何かが見えてくるかも知れない。

潮の流れの良いところを探りながら打ち返した何手めだったか、ウキがマッハで消し込んだ。今期初となる、まったく気持ちよい消し込み。ウキの消え方からみて、おそらくはイサキだろう。

慎重に合わせを入れて寄せると、悪いことに、流れていたホンダワラが道糸に乗っている。このまま巻き寄せると藻はウキへ達し、やがてカゴへ引っかかり、それからハリスを伝って獲物に覆い被さる。だが、藻を外すために道糸を震ったりしたら、イサキは確実に鈎外れするだろう。

祈るような気持ちでリールを巻き、遂に寄せ切った。やはりイサキに大量の藻が覆い被さり、魚はそれを嫌がって暴れている。素早くタモを伸ばして、運良く一発でキャッチ。助かった。


これも良型。ババイサキとは云えないが、しっかり身が入ったイサキだった。(後で捌いたらなんとオスの大型だった)

イサキというのは群をなす習性があり、釣れ始めると同じ場所でパタパタと2〜3尾が鈎に掛かるもの。複数人で釣っていれば、やはり立て続けの入れ食いがしばしば起きる。しかし今日のイワグチと云ったら、散発どころか、それは渓流の拾い釣りにも似た感覚で、仕掛けやポイントなどを思案し、手を変えたところで一尾が掛かる。なんとも渋い。

話しは変わって、今回の釣りを控えた前夜のこと。あらゆる釣具の老朽化が著しい事を感じていた。自作棒ウキのトップは割れている。リールの道糸もカールが強くなっている。自作カゴ錘もワイヤーが切れ変形が激しい。自作天秤も球ベアリング入りサルカンが変色するほどなので劣化は免れない。

そんな事を思っていた故か、キャスティングのとき「バチン」と景気良い音を伴って、仕掛けが飛んでいった。高切れ。

道糸がガイドに巻き付くとか、リールのベールが戻るとか、特に何かが引っ掛かった手応えは無い。逆風を嫌ってライナー気味にキャスティングをするため、指のリリースを心持ち遅らせただけ。その程度で天秤上の結び目が切れるというのは、つまり道糸の劣化(傷か老朽化か)が原因だろう。

原因は別にして、天秤から先の全てを失うのは痛い。製造原価とうか手間を思うと情けないが、まあ、いずれは刷新しなくてはならぬもの。致し方無し。


渋い釣況にも変化が無いまま過ごしていた事でもある。ここは仕掛け一式を作り直し、ラスト2時間に挑もう。

そうして仕掛けを刷新して午前10時。潮は気持ち良く通し始めた。正面の弛んでいた領域も右流れ。タカミ側もやや押してくるも、右へ通すようになった。クエバ沖で達するイシノアナ沖の潮は、景気よくウキを運ぶ。

これが好転する合図かと思て喜んだが、実際にはその逆。好転どころか、それまで落ちたり残ったりしていたサシ餌が丸残り。どうやら餌盗りさえ居なくなった様子で、生体反応というか魚の気配さえ感じられなくなった。よくあるパターンではある。

無駄と解っていても、だからと云って竿を引き揚げるワケにはいかない。マグレ当たりのヒラマサを求めて、真新しいハリスと鈎にサシ餌を付け直しては投入。タカミ沖の丸瀬へ放り込んだ仕掛けの、これを回収するときに中イサキが鈎に掛かった。これが本日の4枚めであり、実質的にこれが最後の獲物。この後は何事もなく時間が経過した。

午前11時40分。あと5分もあれば二回くらいは打ち返せるが、もはやオキアミが勿体ない。早めに手仕舞いをして、磯に落ちているハリスやペットボトルを拾い集め、迎えにくる恵翔丸を待った。


久しぶりの高島。復帰緒戦はイワグチ。

渋々のイワグチで潮を読み、仕掛けを工夫して辛うじて巡り会ったのが、たった4枚のイサキ。高島にかける期待はこんなモノではないし、高島のポテンシャルも決してこんなモノではない。その意味では情けないけれど、この磯から学んだノウハウは今後の釣りに活かせるだろう。

ヒラマサを見ることは出来なかったけれど、これが復活の狼煙となることを念じつつ、恵翔丸のトモから高島を見遣った。



foujitas at 19:38コメント(2)TB(0)高島回顧録潮待放談 

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