「BLOG 高島回顧録」洋服屋ふじたの四方山話。釣り、競馬、クラシックカーをこよなく愛する男が書き下ろす散文です。

2017年09月23日

たった2日間で1000件の問い合わせを生んだという悪質なスパムメールに関する情報。私のところにも来ましたので、参考までに。

釣りは、前回高島以来、行けていません。8/24の事なので丸一ヶ月となりそうです。トホホ。次のチャンスは10月の水曜日。祈ります。orz....

以下「インターネットワッチ」の引用。

ニュース『NTT-X Storeから身に覚えのない「商品発送のお知らせ」→リンク先のファイルを開かせてマルウェアをダウンロードさせる偽メールに注意』

オンラインストア「NTT-X Store」をかたったスパムメールが拡散されているとして、NTTレゾナント株式会社が注意を呼び掛けている。メールは発送完了通知を装ったもので、運送状況の問い合わせなどを確認するよう案内し、本文のリンクからZIP形式の圧縮ファイルに格納されたマルウェアをダウンロードさせようとする。拡散されているスパムメールに記載された商品名・型番「SA5-271-F58U/F」(Acer社製ノートPC)は共通したものが使用されているが、JANコードや送り状ナンバー、問い合わせ先の電話番号はランダムな数字になって...

http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/1082295.html

foujitas at 07:46コメント(0) 

グーグルの広告です

2017年09月03日

スズメの釣りから二週間が過ぎようとしている。9月に入って過ごしやすくなり、早朝の時間は秋磯の空気が楽しめそうな気配だけれども、今月はまた会議ラッシュ。いまのところ20日だけがワンチャンスと相成った。カツオやヨコワは仕方ないとしても、せめてウスバハギは釣っておきたかった秋なのだが──。

仕掛けを無くすことが減ったが、いつぞやの年は数ヶ月で3セットもの仕掛けを失い、ウキや天秤、カゴの追加に追われた記憶が新しい。

釣りへ行けない日が続くなら、道具の補充に精を出すしかない。天秤。

四半のワイヤー天秤は、空気抵抗も少なく頑丈なので繰り返しの使用にも充分耐えてくれる。しかし過去の火電沖波止のヒラマサの折り、なぜかハリスが天秤のカゴ錘に絡まってしまい、ハリス切断、くわえてカゴ錘を吊しているスナップサルカンが折れ、カゴ錘まで無くなった。

ついでに道糸を結ぶ天秤上部のサルカンは、糸が触れる結索リングが軟らかいのか、経年の使用でリングに傷が付き、ヤスリ状のリング表面になった。すると道糸を完全に結んでいても、引っ張る過程で呆気なく切れる。

こうした状況を打開するため、ワイヤー天秤を改良。天秤上下のサルカンをボールベアリング入り+溶接リングに付け替える。カゴ錘を吊す既存のスナップサルカンは切除。その代わりに、上下サルカンと同じ構造のスナップ式サルカンを装着。ただし、リング部へ天秤を通して半遊動型にする。

天秤のワイヤー上を半遊動で動くため、カゴ錘リングのストッパーになる上下リモリ玉、シモリ玉が衝突するストッパー部えゴム管をを装着。上下のサルカン部も熱収縮チューブで保護し、さらにシリコンウキ止めでクッションの代わりをする。

ボールベアリングサルカンの回転は非常にスムースで、ハリスの撚れを解消するに一役買っていると思われる。とくに、スプール径が小さいハリスを使うときには、この回転が役に立つ。

かくて2本の天秤が完成。これで秋のヒラマサに備えは出来たが、さて、いつ釣るの?(;´Д`)



foujitas at 19:01コメント(0)潮待放談 

2017年08月24日

年々の加齢にともなう体力減衰は感じていたが、真夏の磯がこれほど厳しいものだったかと記憶を疑うような一日。夏の磯と冬に磯ならどちらがマシかと聞かれれば、間違いなく冬と答えていた数年前を思い出す。

午前4時半に集まった釣り人は2221。益田丸が4人ほど。西側はうねりが強く、前日もイワグチを諦めるしか無かったというから、やはり高水温と台風の影響は小さくない。底物の人が多く、カゴはイケマへ。最後の一人となって運良くスズメへ上礁した。

大潮の最終日。潮が小さくなる向きとは云え、沖の本流潮が走るこんな日はワンドには引かれ潮が出て、望外の逆潮となることが多い。そして夏の釣り物といえば沖アジやナンヨウカイワリが望めるので、水深がある西が面白い。

そう考えた磯はカメだったが、風が出る予報でアウト。ならばもう一度タカイワか。南西風を避けるならコスズメか。引かれ潮に期待するスズメか。こうしてたどり着いたスズメの磯だった。


スズメは広い。タカイワに比べると荷物は置き放題、座は取り放題。(笑)しかし広いだけにポジション決めに戸惑う毎度のスズメ。ポイントは、スズメの磯にあるクラックの延長線上、高山へ向けた遠投。つまりコダンとスズメの45度線の交点が目安。

荷物を僅かな日陰に置き、ピトンを立てる。足場を確認して、初手を放ったのが午前5時半頃か。スイートスポットの潮は見事にコダン沖へ通していて、今日の一日の良い釣りを期待させるに充分なものだった。スズメでは、この潮がフナヒキの方へ入り始めると厄介。さらに左流れでフナヒキに入ったら、ほぼ絶望的な磯ではある。

しかし今日は逆。想像通りの引かれ潮がコダン沖へ通していて、普通なら何かが釣れる、真夏のこんな日でなければ。

ハリスは7号4尋。底カゴでタナは2本。最初にウキが入ったのは6時を回ってからの事だった。スイートスポットに立っていたウキがきれいに消し込まれ、穂先を上品に引っ張る。これはイサキの当たりだ。寄せて掬って、まずはボウズ脱出。

しかし、ここからがスズメ灼熱の闘い。

ハリス7号は高島の標準仕様。取り込みが安全なコダンなどでは6号が使いやすい。80くらいまでのヒラマサなら充分なサイズであろうし、メーター級は希。しかしこれがイサキ仕掛けとなったら話が違う。4号未満を使う向きも少なくないが、剛弓4.5号とのバランス考えた場合は4号まで落とせる。

実際に4号で釣るイサキはアタリ回数も多く、6〜7号で釣るのとは確実に違う。また4号でも70センチ未満のヒラマサなら充分にやり合える。そういう経験則もあって、現在では4、6、7、8号を常備して磯へ上がるようになった。

そんなスズメでは、やはり餌盗りの活性が高く、7号の一本鈎では刃が立たない。マメヒラを想定して、早い段階から4号段々鈎に切り替える。

サシ餌が残ることは殆ど無いが、潮は良い感じで流れる。高山岬を基準に左へ仕掛けを落とし、岬を過ごしてコダン沖へ。いま一手は、岬より僅かにコダン寄りへ落として、同じくコダン沖へ。この2本の潮筋が喰い筋と予想して、この筋を外さないように丹念に打ち返す。

すると後者の潮筋でウキが消し込んだ。これはマメヒラのアタリだ。マメヒラとは云えヒラマサ。結構な力で泳ぎ回るが、こちらも素人ではない。反撃を交わしながら、4号ハリスをいたわりながら、スズメの右へ回り込むのを制止し、ミヤノシタ側の取り込み座へ誘導。しかし、ここからがいけない。

ハリスが長すぎる。岩へ立てかけたタモを取るが、ヒラマサは最後の体力を振り絞って真下へ突っ込む。辛抱していたところが、ミヤノシタ側の岩の根へ入り込んだか、しばらく沈黙した後に穂先が跳ね上がった。ハリス切れではなく、なんとイサキ鈎の針先が折れていた。


勿体ない。しかし後悔している時間は無い。アタリが拾い出せたという事は、もう一度のチャンスはあるはず。そう信じて、鈎を結び直して再開。それから10分ほどが経ったときだった。コダンの釣り人に目をやっていると、強く道糸を引っ張られた。

ヒットしたのは同じく後者のポイント。フナヒキ寄りの底は瀬になっているのか、ヒラマサのアタリはこちらが多い。ただし3本も入れると所によっては根掛かりがあるので用心は必要。

さっきのより少し大きい手応えのヒラマサを寄せ切った。ハリスが長いのでそのつもりで磯際から離れようとすると、なぜか鈎に掛かったヒラマサが海面付近にある。奇妙に感じてよく見てみると、なんと段々鈎の上鈎、餌盗りのハゲを釣るためのハゲ鈎に掛かっているではないか。

ハゲ鈎は半スレ鈎。返しが小さく、鈎も小さい。このまま暴れられると鈎ハズレの危険が高まるばかり。大急ぎでタモで掬い、なんとか確捕。瀬着きマメヒラというか、やや肥えた緑かかった銀色の魚体が特徴的な一尾だった。


タナ2本で段々鈎の上鈎に掛かる。やはりタナは少し浅い。タル遊動でもいけそうだが、ここは底カゴで通す。なぜなら、カゴの方が勝負が早い。

ヒラマサを警戒して段々鈎を6号仕立てに変更。これなら少々引っ張っても切れることはない。

1時間ほど過ごして、浅いタナを意識しながら打ち返していると、また同じポイントでアタリ。こんどは心得たもの、直ちに竿を立てて臨戦態勢に入るが、これは直後に鈎外れ。不可解に思って巻き取ってみたなら、なんと段々鈎の上鈎を結んだエダスが切れて無い。がつんと手応えを感じた瞬間に結び目が切れたようだ。残念無念。

午前9時。コダンへ日が当たり始めた。まもなくスズメにも直射日光が届くことを察知し、覚悟を決めている頃。それまでコダン沖へ出ていた潮は緩んでしまい、フナヒキの左右へ流れ物が溜まりはじめた。潮が行かないばかりか、潮溜まりに包囲されるとは、また何とも不憫なスズメだ。

しかし、それでもスズメではアタリが引き出せる。もっとも、潮が止まると餌盗りが活発になるので、手返しを増やして釣る必要がある。ただ何事もなく浮かんでいるウキが、突如引き込まれるというのは、ちょっと異様な有様でもあるが、これが高島。

2尾めのヒラマサはマメヒラ。さっきのより少し小さい。しかしハリス4号は長すぎる。タカイワでは海面まで4mはあるが、ここスズメは1mほど。掬うために磯際へ寄れば魚は潜る。浮かせるために後ろへ下がると、磯際海面が見えなくなって掬えない。

竿とタモを持った状態で前へ出たり後ろへ下がったりしているうちに、足元の磯に躓いて転倒。竿を右手で高く突き上げて道糸が緩むのを阻止。慌てて立ち上がって──たかがマメヒラ一匹にどれだけ手こずっているのか!情けなくなった頃、ようやく魚はグロッキーして海面へ浮かんだ。確捕。ヘトヘト。(;´Д`)

この頃からスズメにも日が当たり始める。気温は見る々々うちに上昇。クーラーへ冷やした水も、残り500ccしかない。潮は止まってしまって、釣れそうな気配も無い。汗は滝のように流れ、体力が失われていく。10時頃になると、もう釣りどころではなくなった。それでも大量の水があればアタマから被るなどして過ごせるが、飲料水を失うのは危険にすぎる。

時計で残り時間を確認し、しばし待避。待避といっても午前10時のスズメに日陰らしい場所は見当たらず、ミヤノシタ側の大岩のスミへ僅かな日陰が出る。そこへ野良猫のように体を寄せて入れ、ベストを脱いで冷水を首筋は当て、体温を下げるしかない。


10時半頃になって、やっとかすかな風を感じるようになった。回収は11時30分。あと30分以上もある。気力と体力が底を突きそうになったとき、ウキが引っ込んだ。ラストイサキ。

これを取り込んで11時すぎ。仕舞い仕度を始めながら、一応の仕掛けだけは投入しておくが、もう仕掛けを巻き取るのもしんどい。潔く竿を引き揚げて終了。いつもより15分ほど早い納竿だった。

真夏の高島は厳しい。そんな中で久しぶりに竿を出してイサキ2、ヒラマサ2ならば上出来として良いだろう。思えばバラした2尾のヒラマサは口惜しいが、それもまた釣り。お土産があるだけでも吉とすべし。

来週はカメを目指すか?!



foujitas at 11:55コメント(0)高島回顧録潮待放談 

2017年08月11日

▼先週は台風の影響で仕事になりました。高島もお休み。次回は8月の最終週を目指します。▼話しは変わって、私の生業の広告を一つ、お邪魔します。 m(_ _)m

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foujitas at 12:17コメント(0) 

2017年08月02日

8月になった。イサキ祭りも乗り過ごした。今年こそは、昨年のように忙殺されぬよう運んだつもりだったが、本来はヒマな筈の7月が商店街の夜市で東奔西走。ワンチャンスを掴んだが、生憎の時化で欠航となって、遂に何もせぬまま8月になった。

朔日詣りを済ませ、満を持して望んだ高島は、折りからの強風予報。陸上でも風速8mと書いてある。それでも北東から北の風なら、南岸はいけそう。一縷の望みを託して恵翔丸へ連絡をすると、まったく普通に「出せるじゃろう」と呆気ない。

しかし出るなら参上仕る。道具を仕立てて大浜港を目指したのだった。今回は新品リールに新品タモ枠、竿ケースもおろしたて。初物づくしの高島となれば、気合いもまた乗ってくる。

この日は恵翔丸のみ。32111で8名の磯上がり。しかし風向きの事もあって、西はワレ、あるいはイワグチまで。東はコンクリまでとなった。

「どこ行く?」と久しぶりの船長。
「タカイワかタカミかねえ。夏のタカイワを釣らにゃ怒られよう」
「タカイワね」

勝手知ったるタカイワの磯。もはやコスズメよりも経験回数が多いかも知れない得手の磯だ。そしてこの日は小潮。夏の瀬釣りには格好の潮回りであり、一昨年はこの時期に季節外れの大釣りをした記憶もある。期待値はどんどん上昇。


だが高島はそう甘くない。北東の強風はタカイワの場合、自身の真左から横へ叩き付ける向きとなり、バケツやバッカンなどが風にさらわれそうになる。そこでいつもと配置を換えて対策を施すなどして、初手にかかったのは午前5時半近くになっていた。

いうまでも無く底カゴ、ハリスは6号3.5尋、鈎はイサキ鈎11号。ほぼイサキかマメヒラの特化した仕掛け群は、このほかに4号と6号の段々鈎がスタンバイしてある。釣況に応じて素早く交換し、イサキの群れを捕まえなくてはならない。

その初手にアタリが出た。餌盗りのようでもあったが、これは空振り。二手。今度はウキが消し込む。「すわ、入った!」。強風で難儀しながらも磯に立ち上がり、まず糸フケをとるのだが、風にあおられた道糸は30m以上も出ていて、これを巻き取る間に獲物はハリスを切って逃走してしまった。

切り口は、どこか根に当たったのだろうか、6号ハリスは擦り切ったようにささくれていた。鈎を結び直し、次ぎの手。1〜2回の空振りの後、また同じアタリ。今度は竿を立てた瞬間にハリス切れ。チモトの結び目が鋭利な刃で切ったように切断していた。

この時はまだ見ぬ糸の先の獲物に浪漫を感じていて、今度は7号ハリスにカゴスペ13号を結ぶ。また幾つか打ち返したところで同じアタリ。ウキのアタマを押さえ込むようなアレ。しかし竿を立てたときに手応えがあっても、巻き始めると、糸が切れたことが判る。


何回か繰り返す内に、瞬殺ではなく少しやりとりする機会を得る。フケ糸が邪魔なので、仕掛けが着水したら糸を止め、できるだけ最短の道糸を送り込んで、穂先は水面へ漬ける形。これなら獲物がウキを揺らしたら即座に応戦できる。

こうして7号ハリスは8号にまでサイズアップ。件のアタリをキャッチして、今度は真っ向勝負。もう、これは、どう見てもサメであって、断じてヒラマサなんかではない。ましてやマグロやヨコワなら、突っ走った挙げ句に必ず浮いてくるが、このアタリは2本半のタナで掛かったまま、その深さを保って凄まじい勢いで沖へ泳ぐのである。

新トーナメントISO5500のドラグが悲鳴をあげる。しかも、新品の巻いたばかりの250m道糸が一気に走られてスプールが見えてきた。距離にして150m以上、いや200mは走ったか。それでも浮いてこない。剛弓はすでに限界点まで曲がっていて、もはや元竿まで湾曲している。このまま糸が切れなかったら、竿が折れるか、リールが壊れるか、海に引き込まれるか、いずれかの状況。

思案しながらドラグに指を掛けたところでテンションが失せた。8号ハリス切れ。助かった。しかし、新品ドラグが一気に200mも空転したら壊れるのではないだろうか。

しかし乍ら、いみじくも新トーナメントのドラグ性能を現場で検証する事ができた。謳い文句の通り、一気に走り出したときでも、いきなり「ジーッ!!」ではなく、滑り出しに粘りがある。そうして走り止まって、また走り出すときにもドラグが粘る。つまり手で細かく調節する事もなく、魚にストレスをかけている。これはたぶん、青物とやり合うときには有効な機能だろう。

しかし、残念ながら、そう何回も何回もドラグが滑るようなヒラマサに遭遇しないのが釣り。だからといってサメにリールを壊されたのでは洒落にもならん。しばらく釣りは中止。実に午前8時までの2時間半に9回の同じ手口によるバラシ。買ったばかりのバラ鈎を全て消費してしまった。


中盤戦。15分ほど磯を休めて再開。といっても強風は収まることを知らず、滅茶苦茶に吹いているまま。沖へ停泊している恵翔丸も一向に向きを変えていない。仕方ないので、2本半のタナに居るサメは見切って、本来のタカイワは1〜2本で釣る磯であって、セオリーに戻そう。仕掛けは4号段々鈎。

タナは1本半。右流れの潮へ放り込むと、まもなくウキが消えた。喜んで竿を立ててみたなら、またしてもサメ。4号ハリスなど一溜まりもない。

強風の中で鈎に掛かるのは、なんとフエフキダイだ。潮溜まりなど、ダメ潮の時に顔を出すと云われる魚で、イラやヒダリマキも同様。そのフエフキダイが威勢良くウキを持っていくだけ。この日は都合3枚のフエフキをゲット。まあ、白身なので、ポワレか何かで食べれば良い。

結局、暴風は10時までずっと右へ。潮は変化することなく右へ。サメも右。

途中、バッカンやバケツなどが飛びかけたが、ここまでは道具を失うなどの損失は無い。大量の鈎とハリスを失った程度。それから道糸の傷を20mほどの位置へ確認。サメに引っ張られて高切れでもしたら、それこそカゴやウキを持っていかれる。ここは道糸を切り捨ててリスク回避。

10時を過ぎるとタカイワはまったく無風のベタ凪になった。コダンの方を見ると沖へ白い並が飛んでいたところから、風向きが北に変わったという事か。こうなると暑さが襲いかかってくるが、一方で、魚もその変化を察したか、定点へ落としていたウキが消し込んだ。

咄嗟に、もう条件反射のようにサメを意識して竿を立てると、これはさっきの無茶な引きではなく、何かそれらしい魚が掛かっているよう。用心しながら寄せてみるとウマヅラハギ。「おおっ!」今日はこの魚が何よりのごちそうだ。ウリボウとフエフキダイでは余りに不憫なクーラーだったが、これでマシなおかずができた。


依然として潮は右流れで煩わしいが、次の手に再びアタリ。こんどは正真正銘のババイサキ。まだ居るではないか!

海上の様子が変わった事を魚が何かで察知しているのか、それともウキ下の仕掛けの様子が、風や波のせいで不自然な事になっているのか、とにかく暴風が吹いているときには全くアタリが無かったというのに、風が落ちた途端に連続ヒット。それもいつもの魚が当たり前にウキを引っ張る。

釣りの『なぜ?』を考え始めると奥が深い。

結局、凪になってからの1時間でイサキ2、ハゲ3。暴風の5時間に掛かったのはフエフキダイ3、サメバラシ11。アホか。

猛暑を予測して出航するとき、納竿時刻を話し合った。12時まで釣れるか、いやどうせ10時までの夏釣りだから、11時半に納竿と協議した。その時刻が近づいてきた。

高島の釣りでは回収のときに迷惑をかけてはいけないので、納竿時刻の15分前に竿を引きあげる事を決めている。したがって11時15分になったら終わるのが流儀なのだけれど、なに分にも、まともに釣り始めたのが10時。まだ1時間余りしか経っていない。それに逆潮とは云え、トロトロと動く小潮の中でイサキが顔を出す。あまりにも口惜しいではないか。

しかし、その潮もいよいよ弛んできた。おそらくは潮変わりのタイミングで、このあと上げ潮が走り始めるのだろう。やはり今日の高島は午後の潮だったという事か。予定時間を5分過ぎた「泣きの一手」、最後の仕掛けを投入。これを流しながら道具を片付ける。

風で飛ばされないようコンパクトに使っていたこともあって、仕舞いは早い。忘れもの、落とし物をせぬよう、そして竿を引きあげる。ピトンから取った竿に何かが乗っているのを感じた。

『おおっ、なんか居る』そろそろと巻いてみたなら、今日一番のババイサキ。これはラッキー。あと1時間でも粘ればもう何枚かのイサキが釣れるのかも知れないけれども、ここは仕方ない。高島の磯が手土産にくれたイサキと思って、ここは潔く納竿。


釣果として見れば諸々10枚の魚が居るのだが、釣った感覚としては僅か1時間だけ。それ以外はひたすら北東の風とサメに翻弄されたタカイワだった。

マメヒラに1本が居るワケでもなく、7週間ぶりの高島にしては些か情けないが、苦しいコンディションの中で船を出してくれた恵翔丸に感謝しながら、夏の高島を謳歌しよう。次回は、さて、台風接近?!

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【恵翔丸情報】
お盆の休航日:8/12〜8/16
※詳しくは恵翔丸へお尋ねください。
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foujitas at 19:59コメント(0)高島回顧録潮待放談 

2017年07月10日

宗像・沖の島といえばカゴ釣りのメッカ。神宿る島と云われて久しい絶海の孤島であり、カゴ釣りを教えてくれた師匠の一人が本拠地にしていた磯がある島。この沖の島が先頃、世界文化遺産になったという。

詳しくは報道に譲るとして、太古の時代から海の営みを祀る祠や風習が伝わり、孤島であるが故に現代まで汚れなく受け継がれてきた文化こそが世界遺産の価値を有するというもの。日本の海人に伝わる文化が守られるのは、本当に嬉しい。

そういえば沖家室島の沖合にもアワサンゴの群生地があるとして、近隣の陸地を含む一定の地域が国立公園に指定された。これによって主に陸地において、無届けでの地形変動や構造物の設営・撤去が制限され、現状を維持するべく謀られたという事。

沖の島には渡った経験さえ内けれど、ユネスコの世界文化遺産の認定を受けると、果たして釣りに影響があるのだろうか、無いのだろうか。なんらかの保護政策によって立ち入り禁止になったりする場合は多く、気になるところではある。

さて、雨続きの高島。ここへきて豪雨に関する警戒が必要と謳われていて、次の水曜日も実に怪しい。10日午後10時時点の予報で当日の波高は2.5m。危ない領域の雨雲が接近するとなれば、やはり渡航は絶望的か。

そう思案していたところへ商工会議所の偉い人から入電。水曜日は午前8時半から短い会議を開くので是非に...と捻込まれ万事休す。どうやら高島は7月後半へと流れるしかない。

せっかく道糸、タモ、リール、手袋、ロッドケースなど整えたというのに。



foujitas at 22:49コメント(0)潮待放談 

2017年07月09日

なんとも拍子抜けのお礼を申し上げます。

高島復帰となったと思ったら豪雨。月に僅かの休日は高島の天候となかなか噛み合わず、好天なら仕事、休みなら時化という案配で煮え切らぬ昨今。それでも半年ぶりというような無沙汰はせぬよう、日々をコントロールするこの頃です。

高島の釣りの考察も、磯へ立てば新たな発見は気づきがあるけれど、空想ばかりでは思いにも限りがあるというもの。道具仕立てをやり直し、まんじりともせず好機を窺うも、結局は何もせぬまま7月に入り、この高島回顧録も低体温のまま150万PVを通過。本当は大漁旗を派手に掲げたかったのですが。(;´Д`)

備忘録として始めたウェブログでしたが、ここをきっかけに助けて戴いたことも数知れず。ご訪問くださる皆々様には感謝するばかりです。ありがとうございます。

浜田は異常ともいえる豪雨。いまだ災害復旧は完全ではないようで、心よりお見舞い申し上げます。せめても島根県で買い物をしたいと思うところ、ラーメンとか、かめやとか、恵翔丸とか。

そんな次第で海が落ち着いたら、来週以降も高島を目指します。高島回顧録共々、これからもよろしくお願いします。m(__)m



foujitas at 10:17コメント(0)潮待放談 

2017年07月05日

豪雨の島根県と皆様にお見舞い申し上げます。ひどい雨です。どうか災害などになりませんよう、祈るばかりです。お天気が回復したら、また山を越えて伺います。

というワケで今週も高島はお休み。仕事の段取りを整えて時間が制御できるようになったら、今度はお天気。なかなか侭ならない高島の釣り。次週こそは。

リールやだ網やら手袋やら、仕度をしたところで足止め。釣りへ行けないときこそ釣りの論理や考察を深める格好のチャンス。磯に立ったら、考えるより先に釣らなくてはならない。などと思いを巡らせていたところ、ネットで見かけた電動ルアーだった。

電動ルアー?ルアーは殆どというか、今はほぼ使わないのだけれども、かつて自作をしたり、いくつかの魚を追いかけたりした当時を思うと、自力で泳ぐルアーは一つの理想の最終形だった。

しかしいろいろと思いを巡らせる内には、ルアーというのは様々なアクションを加えてこそ魚の興味を惹きフッキングに至るもの。だから必ずしも生餌や活き餌に似せた形でなくても良いし、また魚の誤認を誘うものでもないとの結論に至った。その先にあるのは、ならばあっさり餌を使えば良い、という哲学的な輪廻だった。

釣り具屋へ行くと、電気ウキやケミホタルの類いに発光素材の電源としてリチウム電池が使われている品物が目立つようになった。しかこのしルアーのような動力を備えた品物は少なく、これは確かに一つのエポックだと思う。

が、多数のコメントにあるように、ルアーが勝手に動いて魚を誘って喰うのなら、それはそれでも「釣り」なのか。ロッドアクションやポイントの攻め方によって魚は能動的に釣るものであって──という議論が跡を絶たない。

未来の釣りは、電動ルアーの作動プログラムと魚の闘いになるのかも知れない、と揶揄す人があった。現在のF1レースを観ていると、そんな気になるのも解る。

1個8000円ほどの電動ルアー。果たして未来の発展があるのか否か。

かつて、オキアミの出現で手軽に磯からヒラマサが狙えるようになった。それは、それ以前の釣り世界を思うと、凄まじくエポックメイキングな事だったに違いない。しかし、底カゴ釣りの道具に電動のナニガシが入り込む余地があるだろうか。たとへばAI(人工知能)を備えたウキとはどんなものか、意味ないか。(笑)

大雨災害が起こらぬことを祈ります。

電動ルアー「釣りをもっと楽しく、効率的に。世界初の完全電動釣りルアー「eMinnow」が日本上陸!」
https://dis-cover.jp/project/view/409



foujitas at 10:06コメント(0)潮待放談 

2017年07月02日

せっかく高島へ復帰した気分になっていたが、イサキ祭り序盤の盛期たる6月後半は、またしても忙殺。関係会社や団体の総会時期でもあり、立て続けの懇親会。加えて、何故か高校生相手の講演家業だったり、各種締め切りがラッシュになったり。そして気がついたら7月。

今月から再スタートのつもりで取り組まなければならない。タモ柄を代えればタモ枠が壊れ、リールを代えれば道糸が足りず、このところは釣る毎に何か道具がいけなくなる。そういえば手袋も縫い目が外れたままになっていて、使えないワケではないが、そのままだと悪化するところを思い出した。

しかして裁縫。太いポリエステルのタコ糸を刺繍針に通し、縫い外れたところを修繕。竿ケースなどは分厚い樹脂や布を怪力ミシンで縫い上げてあるので、補修の際には手縫いで対応するしか無い。

ところで手袋は、どうしても使い方がタフなので2〜3年でダメになるのだが、なかなか手にフィットする物と巡り会えない。相対に大きすぎて手のどこかが余り、シワが寄って靴連れのようになる。

新たな手袋を物色するも、これまた家格がピンキリ。それなりに開発や考案にコストが掛かっていることは解るが、6〜700円の品物と数千円の品物が横並びにあるのも困った事。

実は帽子も然り。景品で貰えるような帽子と、やはり5千円では足りないような帽子に、実質的にそれほどの差を感じられなかったりする。帽子は、まあ、またこの次。

ひとまず7月の釣りが始まり今週から復帰する予定も、次の水曜日は苦手とする長潮の後の中潮。どこで釣ろう、、、。



foujitas at 10:55コメント(2)高島回顧録 

2017年06月22日

遂に赤い道糸が無くなった。リールを刷新し、新たに8号200mを巻こうとしたとき、どこを動作がしても赤い道糸を売っていない。別に赤でなければならない理由はなく、高島で釣り始めた頃からの自分の決め事。

夏はウスバハギが道糸をかじるので、魚から見えやすいとされる赤を止めて白色を巻いた。しかし道糸が柔らか過ぎて、やや使いづらかった。

近年になって使っていたのは、クレハのリアルサスペンド。色はフラッシュレッド。これが生産中止となり、ネットで探しても出てこない。1ページだけ、それでも新古品を売却するというオークションページを見つけたが、これがいつ頃の商品で、どのような保管がなされてきたかが判らないし、保証もされない。

先の高島でかめやの店長さんと出会ったの訊いてみたところ、やはり赤色の製品は現行では見当たらないという。それなら仕方ない。道糸が無いでは勝負にならないので、ひとまずは有るモノで対応。

よく考えたら5500番のスプールの糸巻量は8号色なら200mではなく250m。従来の赤糸はすべて200m巻の製品だったので、どのみち色は断念せざるを得なかったか。

それにしても、よつあみ社のアドミックスはまだ継続しているのかねえ。

今回はサンラインの8号。オレンジ色。

そういえばサンライン社は岩国市に在所する企業。サンライン社長の実兄という人物に一度、錦帯橋鵜飼の遊覧船で乗り合わせたことがあった。何も神通力は戴けなかったけれど。(笑)

ともあれ、地元メイカー万歳!



foujitas at 16:56コメント(2)TB(0)潮待放談 

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