「BLOG 高島回顧録」洋服屋ふじたの四方山話。釣り、競馬、クラシックカーをこよなく愛する男が書き下ろす散文です。

2017年07月10日

宗像・沖の島といえばカゴ釣りのメッカ。神宿る島と云われて久しい絶海の孤島であり、カゴ釣りを教えてくれた師匠の一人が本拠地にしていた磯がある島。この沖の島が先頃、世界文化遺産になったという。

詳しくは報道に譲るとして、太古の時代から海の営みを祀る祠や風習が伝わり、孤島であるが故に現代まで汚れなく受け継がれてきた文化こそが世界遺産の価値を有するというもの。日本の海人に伝わる文化が守られるのは、本当に嬉しい。

そういえば沖家室島の沖合にもアワサンゴの群生地があるとして、近隣の陸地を含む一定の地域が国立公園に指定された。これによって主に陸地において、無届けでの地形変動や構造物の設営・撤去が制限され、現状を維持するべく謀られたという事。

沖の島には渡った経験さえ内けれど、ユネスコの世界文化遺産の認定を受けると、果たして釣りに影響があるのだろうか、無いのだろうか。なんらかの保護政策によって立ち入り禁止になったりする場合は多く、気になるところではある。

さて、雨続きの高島。ここへきて豪雨に関する警戒が必要と謳われていて、次の水曜日も実に怪しい。10日午後10時時点の予報で当日の波高は2.5m。危ない領域の雨雲が接近するとなれば、やはり渡航は絶望的か。

そう思案していたところへ商工会議所の偉い人から入電。水曜日は午前8時半から短い会議を開くので是非に...と捻込まれ万事休す。どうやら高島は7月後半へと流れるしかない。

せっかく道糸、タモ、リール、手袋、ロッドケースなど整えたというのに。



foujitas at 22:49コメント(0)潮待放談 

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2017年07月09日

なんとも拍子抜けのお礼を申し上げます。

高島復帰となったと思ったら豪雨。月に僅かの休日は高島の天候となかなか噛み合わず、好天なら仕事、休みなら時化という案配で煮え切らぬ昨今。それでも半年ぶりというような無沙汰はせぬよう、日々をコントロールするこの頃です。

高島の釣りの考察も、磯へ立てば新たな発見は気づきがあるけれど、空想ばかりでは思いにも限りがあるというもの。道具仕立てをやり直し、まんじりともせず好機を窺うも、結局は何もせぬまま7月に入り、この高島回顧録も低体温のまま150万PVを通過。本当は大漁旗を派手に掲げたかったのですが。(;´Д`)

備忘録として始めたウェブログでしたが、ここをきっかけに助けて戴いたことも数知れず。ご訪問くださる皆々様には感謝するばかりです。ありがとうございます。

浜田は異常ともいえる豪雨。いまだ災害復旧は完全ではないようで、心よりお見舞い申し上げます。せめても島根県で買い物をしたいと思うところ、ラーメンとか、かめやとか、恵翔丸とか。

そんな次第で海が落ち着いたら、来週以降も高島を目指します。高島回顧録共々、これからもよろしくお願いします。m(__)m



foujitas at 10:17コメント(0)潮待放談 

2017年07月05日

豪雨の島根県と皆様にお見舞い申し上げます。ひどい雨です。どうか災害などになりませんよう、祈るばかりです。お天気が回復したら、また山を越えて伺います。

というワケで今週も高島はお休み。仕事の段取りを整えて時間が制御できるようになったら、今度はお天気。なかなか侭ならない高島の釣り。次週こそは。

リールやだ網やら手袋やら、仕度をしたところで足止め。釣りへ行けないときこそ釣りの論理や考察を深める格好のチャンス。磯に立ったら、考えるより先に釣らなくてはならない。などと思いを巡らせていたところ、ネットで見かけた電動ルアーだった。

電動ルアー?ルアーは殆どというか、今はほぼ使わないのだけれども、かつて自作をしたり、いくつかの魚を追いかけたりした当時を思うと、自力で泳ぐルアーは一つの理想の最終形だった。

しかしいろいろと思いを巡らせる内には、ルアーというのは様々なアクションを加えてこそ魚の興味を惹きフッキングに至るもの。だから必ずしも生餌や活き餌に似せた形でなくても良いし、また魚の誤認を誘うものでもないとの結論に至った。その先にあるのは、ならばあっさり餌を使えば良い、という哲学的な輪廻だった。

釣り具屋へ行くと、電気ウキやケミホタルの類いに発光素材の電源としてリチウム電池が使われている品物が目立つようになった。しかこのしルアーのような動力を備えた品物は少なく、これは確かに一つのエポックだと思う。

が、多数のコメントにあるように、ルアーが勝手に動いて魚を誘って喰うのなら、それはそれでも「釣り」なのか。ロッドアクションやポイントの攻め方によって魚は能動的に釣るものであって──という議論が跡を絶たない。

未来の釣りは、電動ルアーの作動プログラムと魚の闘いになるのかも知れない、と揶揄す人があった。現在のF1レースを観ていると、そんな気になるのも解る。

1個8000円ほどの電動ルアー。果たして未来の発展があるのか否か。

かつて、オキアミの出現で手軽に磯からヒラマサが狙えるようになった。それは、それ以前の釣り世界を思うと、凄まじくエポックメイキングな事だったに違いない。しかし、底カゴ釣りの道具に電動のナニガシが入り込む余地があるだろうか。たとへばAI(人工知能)を備えたウキとはどんなものか、意味ないか。(笑)

大雨災害が起こらぬことを祈ります。

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foujitas at 10:06コメント(0)潮待放談 

2017年07月02日

せっかく高島へ復帰した気分になっていたが、イサキ祭り序盤の盛期たる6月後半は、またしても忙殺。関係会社や団体の総会時期でもあり、立て続けの懇親会。加えて、何故か高校生相手の講演家業だったり、各種締め切りがラッシュになったり。そして気がついたら7月。

今月から再スタートのつもりで取り組まなければならない。タモ柄を代えればタモ枠が壊れ、リールを代えれば道糸が足りず、このところは釣る毎に何か道具がいけなくなる。そういえば手袋も縫い目が外れたままになっていて、使えないワケではないが、そのままだと悪化するところを思い出した。

しかして裁縫。太いポリエステルのタコ糸を刺繍針に通し、縫い外れたところを修繕。竿ケースなどは分厚い樹脂や布を怪力ミシンで縫い上げてあるので、補修の際には手縫いで対応するしか無い。

ところで手袋は、どうしても使い方がタフなので2〜3年でダメになるのだが、なかなか手にフィットする物と巡り会えない。相対に大きすぎて手のどこかが余り、シワが寄って靴連れのようになる。

新たな手袋を物色するも、これまた家格がピンキリ。それなりに開発や考案にコストが掛かっていることは解るが、6〜700円の品物と数千円の品物が横並びにあるのも困った事。

実は帽子も然り。景品で貰えるような帽子と、やはり5千円では足りないような帽子に、実質的にそれほどの差を感じられなかったりする。帽子は、まあ、またこの次。

ひとまず7月の釣りが始まり今週から復帰する予定も、次の水曜日は苦手とする長潮の後の中潮。どこで釣ろう、、、。



foujitas at 10:55コメント(2)高島回顧録 

2017年06月22日

遂に赤い道糸が無くなった。リールを刷新し、新たに8号200mを巻こうとしたとき、どこを動作がしても赤い道糸を売っていない。別に赤でなければならない理由はなく、高島で釣り始めた頃からの自分の決め事。

夏はウスバハギが道糸をかじるので、魚から見えやすいとされる赤を止めて白色を巻いた。しかし道糸が柔らか過ぎて、やや使いづらかった。

近年になって使っていたのは、クレハのリアルサスペンド。色はフラッシュレッド。これが生産中止となり、ネットで探しても出てこない。1ページだけ、それでも新古品を売却するというオークションページを見つけたが、これがいつ頃の商品で、どのような保管がなされてきたかが判らないし、保証もされない。

先の高島でかめやの店長さんと出会ったの訊いてみたところ、やはり赤色の製品は現行では見当たらないという。それなら仕方ない。道糸が無いでは勝負にならないので、ひとまずは有るモノで対応。

よく考えたら5500番のスプールの糸巻量は8号色なら200mではなく250m。従来の赤糸はすべて200m巻の製品だったので、どのみち色は断念せざるを得なかったか。

それにしても、よつあみ社のアドミックスはまだ継続しているのかねえ。

今回はサンラインの8号。オレンジ色。

そういえばサンライン社は岩国市に在所する企業。サンライン社長の実兄という人物に一度、錦帯橋鵜飼の遊覧船で乗り合わせたことがあった。何も神通力は戴けなかったけれど。(笑)

ともあれ、地元メイカー万歳!



foujitas at 16:56コメント(2)TB(0)潮待放談 

タモ枠の続き。

理想的なタモ枠を探求する中で、ベルモント社と巡り会った。軽く、堅牢で、かつ粘りが要求されるタモ枠は多くのベテランが昌栄のチタン合金などを使いこなす。しかし枠だけでン万円は洒落にならず、そう老いそれと手が出るモノでもない。

レプリカというのではないが、一瞥すると昌栄の枠にそっくりで、しかも丈夫。使い勝手が非常に良い枠を手に入れたのは、およそ8年前。赤いアルマイト塗装とアルミニウム合金のそれは、大変気に入っていた。

使い始めて間もない頃、柄と接続するネジ部に不具合が出た。タモ枠にしては精巧な造りとなっていたそれは、牡ネジ部が枠端のブラケットと接合するのにヘキサゴンのメクラネジが使ってあり、このねじ込みが斜めになってガタが出た。

そこで埋没型のヘキサゴンネジを外し、牡ネジを新たなモノと取り替え、改善。牡ネジが1/2”ネジ、つまり四分ネジと呼ばれる規格寸法だが、これがアルミ合金となるとなかなか手に入らない。また嵌合部の形状加工も必要なので、他タモ枠のそれを移植する事で解決した。

僅かにネジ長が不足しているが、ネジ山が利いている間は問題ない。しかしアルミ合金のネジであり、潮水に晒される数年間を過ごすとネジ山が摩耗。遂に先のイケマでネジが利かなくなった。

再三の修理を試みるも、さすがに潮を噛んで数年が経つとネジを解放する事は不可能。ドリルで削り取ろうにも、ヘキサゴンネジはハガネ鋼。チョロい刃では砕けない。さらに改造するためには12.7mmの垂直穴を空ける必要があり、ボール盤も旋盤も無い環境では、これも困難。

工具を購入するだけで軽く枠の価格を上回る。そこで新品を探してみたところ、やはり店頭で見つけることができず、インターネットで注文。品物はベルモント社の製品だった。

注文から5日が過ぎたところで、なに?

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ご連絡が遅くなり大変申しわけございません。
6月15日にいただきましたご注文につきまして当店からの
在庫確認メールが送られていないことが判明いたしました。
誠に申し訳ございませんでした。
◆◆◆申し訳ございませんが欠品報告です。◆◆◆
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おい、欠品なら欠品と早く云って貰わなくては、次の釣りに間に合わん。今回は偶々次週が時化で欠航になったが、危うくタモ無しの水曜日を迎えるところじゃったわ。

通販でも手に入らぬとなって諦めかけていたところ、ひょんな事からポイント釣り具へ用向きあって訪問。タモの売り場を見てみると、そこに在庫があるではないか。犬も歩けば棒に当たる。在庫の2点を両方買ってしまおうと思ったが、なにしろリールを買って慢性的な金欠。仕方なく1つを購入。

欠品と云った通販屋によると廃盤になって在庫が無いらしい。

その社名を探してみたところ、新潟の釣り具メイカー。確かに現行カタログに記載が無い。因みに製品は中国メイド。

ベルモントHP

この枠が壊れたら次は昌栄か。いらぬ心配をしながらも、これにて一応「魔法のタモ」が復活。柄はリョービ製になってしまったけれど、三崎の網の修繕も行い、前よりパワーアップしたタモの準備が完了した。

あとはイサキを掬い捲るだけ。(笑)



foujitas at 09:00コメント(0)TB(0)潮待放談 

2017年06月20日

高島の釣りから帰る途中、高津川や錦川の沿道に稲作の風景が広がる。5月連休が過ぎて、少し標高が高い山間部では田植え時期が後になり、6月の声とともに始まる。水田には水が張られ、可愛らしい苗が整然と並んだ風景が美しい。

しかし百姓さんに聞けば空梅雨は辛いという。日当たりの良い立地だけに水不足が起きると、たちまちその地域で田圃の水が干上がり、いま時分なら水が張られていなくてはならない田圃の底が現れ、ひび割れまで見られるという。

畑も然り。いくら水を撒いたところで野菜を育てている畑は、やはり水を欲する。多くの野菜は豊富な水で育つもので、畑の水不足も深刻な事らしい。

一雨欲しいねえ、と云いつつ。待ちに待った明日は水曜日。天気予報を見るにつけ、その日は梅雨らしい雨になるとある。しかも所によって強く降り、週末の雨天へ繋がるらしい。水曜日が雨。しかも昼前から海上の風10m/sec。これではお手上げ。

それでも撤収覚悟で予約を入れるべきか。あるいは──。

新トーナメントの入魂が雨というのは面白くない。注文したベルモントのタモ枠も未着。このままだと予備の枠を使う事になる。そして途中撤収のリスク。さらに終日の雨。

ここは一休みを入れ、見送るべきか。次週は釣れない野暮用が入っているので、まあ、次回は7月。イサキ祭に乗り切れていない。



foujitas at 17:09コメント(0)TB(0)潮待放談 

2017年06月16日

せっかくのイケマを台無しにしてしまったのは、他でもない自らの準備不足というか、読み違いというか、あらぬ期待や予見に自分が翻弄されたような結果。仲間の内で強引な釣りは好まないので座に関しては弁明しない。それよりも道具の更新が思うように捗っていない事が主因か。

リール。最速で手配して貰ったトーナメント5500だったが、赤色の道糸を手配できず躊躇したままパワーエアロの再登板。これの道糸の現状を知ってモチベーションが下がった。遠くまで流して&止めての釣りで打ち返す毎に道糸の心配をしなくてはならない。

タモ。先の本ゴウトウでタモ柄が折れて再起不能。竿の肉厚が異なると知って現役引退を決断。リョービのタモ柄が後続を継いだ。これは良好だったが、イケマでタモの準備をした瞬間、またモチベーションが下がった。

他でもない、赤い昌栄風のタモ枠の牡ネジのネジ山が摩耗し、遂にネジが利かなくなった。つまり柄と枠が接続できないので、曰く「魔法のタモ」が使えない。

元々牡ネジは換装した部品。かつての修理で一度は生き返って長らく使ってきたモノで、今回の損傷が二度め。先の修理の折りに新たな枠を買ってあるのだが、この枠の収納時の屈折機構が気に入らない。

現行の枠は枠を二分するセンターの屈折が、昌栄と同じ式の平行折れ型。他の屈折部と同じ水平方向に屈折するもの。しかしセンターの蝶番は90度異なる垂直方向に屈折する構造のモノが大半で、予備に揃えたステンレス枠もこれだった。

垂直折れ型は、ガタが無い新品の内は良いのだけれど、使い込んでガタが出始めると、屈折しない面で救えば剛性感があるが、裏面で魚を掬うと枠が曲がったような気持ちの悪さがつきまとう。収納も手早くて良いが、どうもあのグダグダ感が気に入らない。

だからといって昌栄の枠はというと1諭吉。さらに上はあっても下は無い。

そこで二度目の修繕を試みるが、現状のタモ枠を分解し、新しい牡ネジを組み付けるためには、太い鉄鋼ドリルの刃が必要。ボール盤も無いので万力へ固定し、目測で垂直の穴を空けるなどリスクが高い。それに刃があまりにも高価であり、まともな工具だと数千円レベル。

それでも困って刃を探しかけて、ふと思い出した。この枠は昌栄風であって昌栄ではない。たしか購入価格は3000円ほど。ドリルの刃より安い。

そこで同様の品物を探したところ、それがベルモントというブランド名で、アルミ合金のD断面製品と解った。価格はあまり上がっておらず3000円弱。それなら買った方が断然良い。

釣り道具というのは愛着があって、その手捌きや癖、取り回しが馴染んでいるので、真新しいモノより使い込んだモノにしたい。ましてや「魔法のタモ」と云って長らくボウズを免れた釣行に常に携行しているとなったら、尚更に修繕して使いたくなるもの。だから本ゴウトウで命がけで枠を拾った。

しかし、リールがそうであり、道糸がそうであるように、またタモ柄、ベスト、クーラー、バッカン、磯靴から尻当、手袋、帽子やパンツてまで、釣りに使う道具の更新時期が来ているのだろう、片っ端から壊れる。品質というより品物の寿命という感じ。

愛着は忘れず、ここはビシッと道具を刷新し、次回以降の高島では少なくとも不完全な道具のせいで貴重な釣りの好機を逸することの無いよう、今回のイケマを材料に猛省。さっそくベルモントを購入し、道糸もサンラインのオレンジで妥協。次は新トーナメントで暴れちゃる。(笑)



foujitas at 01:20コメント(4)TB(0)高島回顧録潮待放談 

2017年06月15日

だいたい近年の高島は一人で磯上がりする場合が多く、よほど運が良くない限り著名な磯で釣ることは無い。著名な磯とは、コダン、ワレ、イケマなど多人数で釣れて、しかも良く釣れる一級磯のこと。イワグチやスズメは一格下がるので、これはしばしばある。

従って、単独釣りでもチャンスが大きいゴウトウ周りや、シーズンに活況となるコスズメ、タカイワ、カンシキなどマイナーな磯で釣る機会が大半を占める。そんなイサキシーズン、久しぶりにY仙人から誘いが掛かった。

狙うはイケマだという。これは幸運。一年の内でイケマに乗れる機会など滅多に無い。それがイサキシーズンだなんて、数年前のイサキ祭の初体験の記憶が鮮明に蘇るではないか。「もう、何をしていたって釣れる!」と云ったアレ。

イケマ3人。Y仙人がマツガシタ寄りの高手。イケマのベストポジションへ。マッサンことM師はタカミ側へ。手前は真ん中。まさにイケマの生間池を正面にした座。


本日は大潮を過ごした中潮の二日目であり、潮通しは「勢いアリ」の判断。できればこんな日はタカイワで釣りたいが、今日はピンが6名という珍しい恵翔丸でもあり、久しぶりのイケマを味わいたい。しかして一番手で磯へ降り立つ。

潮は予想通り満ちが速い。まずは初手。7号4尋にカゴスペ12という何時もの仕掛けでスタート。道具は剛弓に予備機のパワーエアロが組み付けてある。

いささか釣り辛いが、Y仙人にさっそくアタリ。比較的近い場所の正面で中イサキ。幸先良いスタートに一同は安堵。続くアタリもY仙人。1時間ほどで3枚目くらいまでパタパタと釣ってしまい、M師は痺れを切らせてY仙人の更にマツガシタ側へ座を引っ越し。こちらは動かず。結果的にこの選択が間違っていた。

早い時間帯にはイケマの正面でアタリが出ていたが、次第にヒットポイントはマツガシタ前に集中してきた。

イケマのスイートスポットは、云わずと知れたマツガシタ前の掛け上がりであり、イサキは殆どそこへ集中する。真鯛は何処でもOK。ヒラマサは比較的遠投向きという経験則がある。しかしイサキも喰いが立てばイケマ前なら何処でイケることも承知。イサキ祭を思い出すなら、何もマツガシタ前に固執する必要など無い──そういう選択だった。

M師は順調に後を追う。Y仙人はその後もコンスタントに釣果を重ねる。こちらは『いつか必ず正面でもう喰う』と信じて打ち返す。なにしろタカミの下、ヒトリゴト〜ショウドシロ前でイサキが連発している。それを見ていると、尚更にこの場で結果を出したい。

だが、杳としてアタリは得られない。その間にもY仙人たちは釣果を重ねる。「こっちにもっと流しんさいや」と誘って頂くなどするが、そうは云ってもウキが見えない所まで流すこともできず、ついでに云うと道糸が足りない。

なんとパワーエアロに巻いてあった道糸(アドミックス8号)は使う間に短く切りつめていて、スプールの残量はざっと100m少々か。イケマ沖の美しく払い出す潮に乗せると、あっという間にコダン沖へ流れていき、リールの糸が無くなる。さらには50mほどの所で電車結びにより道糸が結んである事が発覚。本ゴウトウでよくあのヒラマサを捕ったもの、と今頃になって脂汗をかく始末。

実をいうとタモも故障。折れた柄(タカミヤの響)は修繕不能と判り、リョービの登場。叔父の遺品であるタモ柄は非常に上質なモノで、使い心地はまったく良い。その柄に枠をネジ付けたところ、摩耗していたネジ山が遂に限界値を超えた。もはやネジは利かず、枠と柄の接続が出来ない。


そんな中途半端な道具に少し嫌気がさしていた事もあり、イケマにおいてイサキ釣りのテンションが上げられない。場所を移動したり、立ち位置を動いてまで流し込んで喰い潮を捕まえようというモチベーションが起こらない。

かくて3時間が無駄に過ぎた。午前5時の磯上がりから一発のアタリも無いまま時計は8時。

信念と化していた正面のウキが消し込んだ。

「やっと入った!」率直に嬉しいもの。

正真正銘の40センチ超えサイズ、ババイサキだった。


この後は少し潮が弛んで釣りやすくなったが、アタリは一層とマツガシタ沖へ集中。正面ではあらゆるタナ、仕掛け、ハリスに反応しない。タカミでは丸瀬よりイケマ側で依然としてイサキ連発。こちらもY仙人だけが好調キープ。

11時を過ぎて、ボンヤリと流していた仕掛けが引っ張られた。イケマの境界辺りにあった筈のウキが消えていて、少し引っ張る。イサキ?ハゲ?』これは中イサキだった。

結局、アタリらしい手応えはこの2回だけ。真性ボウズを覚悟した中盤だったが、辛うじてババイサキと中イサキ。せっかくの一級磯だったけれど、何かと反省材料の多いイケマだった。

これもしかし高島の釣り。まずは老朽化が進む釣り道具をビシッと刷新し、余計な心配や手間をかけずに釣りへ集中するところから再スタート。そのためにはリールの糸を巻き、タモ枠を買い、ハリスのストックを整理して、次週を目指そう。

まあ、ボウズでなくて良かった。(^。^;



foujitas at 11:25コメント(0)TB(0)高島回顧録潮待放談 

2017年06月13日

新品の玩具を落手した瞬間というのは、幼い頃の記憶というか感動と何ら変わっていないことに気付く。実際に使い始めたら、釣り竿でさえ新調品であることを忘れてしまうのだから、リールもまた同じ、たぶん最初の幾手だけの感動かも知れない。

それでも発売になったばかりの「トーナメントISO遠投5500」に気持ちは昂る。ウルトラシルキーなハンドルとローターの回転。美しく動くオシュレーション。一抹のビビリも感じない完全無欠の剛性というか精度は、グローブライド社がかつてはダイワ精工だった息吹を感じるもの。

これがザイオンという素材のボディか。たしかに軽くて硬いことこの上ないタッチ。ハンドルは左巻きに改めるので、レバーを外してみたところ、旧型には見られなかった装備がある。

ハンドルレバーを抜ける方向へ廻して外し、反対側のレバー用のブラケット穴をカバーしているグロメットキャップを外す。すると右側面のブラケットは黒いザイオン素材がブラケット状(円周形)に加工してある。しかし左側面は内部のギアボディの一部が露出した事になっているのか、銀色の金属が見える。


最初は両面とも黒色だったので判らなかったが、グロメットを締め込むとき、ネジが噛まないので奇妙に思ってみると、そこへ防水の役割を果たすリング状のゴムシールを介する構造になっていた。『なるほどコレで防水するか』。

その他、新たな構造や、ローターの下へ見え隠れする赤い塗装など、どことなく炭素系ホイールのガンメタルカラーの下へ見える赤いブレーキャキャリパーのようでカッチョエエ。

しかし問題が一つ。8号-250m巻きのスプールへ巻く道糸が無い。なぜという確かな理由は無いが、赤い色の道糸を使い続けているところ、先のクレハ・リアルサスペンド(フラッシュレッド)が廃盤か、品物が見あたらない。

釣具屋にあったのは同じくシーガーブランドでも蛍光オレンジの道糸で、ちょっと躊躇。そうかと云って、使いくさしの道糸を新品のリールに巻き取るというのも癪であるし、結局は棚上げ。入魂の儀はもう少し先になりそう。ひとまず明日の高島は再びのパワーエアロに任せよう。



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