「BLOG 高島回顧録」洋服屋ふじたの四方山話。釣り、競馬、クラシックカーをこよなく愛する男が書き下ろす散文です。

2017年06月22日

遂に赤い道糸が無くなった。リールを刷新し、新たに8号200mを巻こうとしたとき、どこを動作がしても赤い道糸を売っていない。別に赤でなければならない理由はなく、高島で釣り始めた頃からの自分の決め事。

夏はウスバハギが道糸をかじるので、魚から見えやすいとされる赤を止めて白色を巻いた。しかし道糸が柔らか過ぎて、やや使いづらかった。

近年になって使っていたのは、クレハのリアルサスペンド。色はフラッシュレッド。これが生産中止となり、ネットで探しても出てこない。1ページだけ、それでも新古品を売却するというオークションページを見つけたが、これがいつ頃の商品で、どのような保管がなされてきたかが判らないし、保証もされない。

先の高島でかめやの店長さんと出会ったの訊いてみたところ、やはり赤色の製品は現行では見当たらないという。それなら仕方ない。道糸が無いでは勝負にならないので、ひとまずは有るモノで対応。

よく考えたら5500番のスプールの糸巻量は8号色なら200mではなく250m。従来の赤糸はすべて200m巻の製品だったので、どのみち色は断念せざるを得なかったか。

それにしても、よつあみ社のアドミックスはまだ継続しているのかねえ。

今回はサンラインの8号。オレンジ色。

そういえばサンライン社は岩国市に在所する企業。サンライン社長の実兄という人物に一度、錦帯橋鵜飼の遊覧船で乗り合わせたことがあった。何も神通力は戴けなかったけれど。(笑)

ともあれ、地元メイカー万歳!



foujitas at 16:56コメント(1)TB(0)潮待放談 

グーグルの広告です
タモ枠の続き。

理想的なタモ枠を探求する中で、ベルモント社と巡り会った。軽く、堅牢で、かつ粘りが要求されるタモ枠は多くのベテランが昌栄のチタン合金などを使いこなす。しかし枠だけでン万円は洒落にならず、そう老いそれと手が出るモノでもない。

レプリカというのではないが、一瞥すると昌栄の枠にそっくりで、しかも丈夫。使い勝手が非常に良い枠を手に入れたのは、およそ8年前。赤いアルマイト塗装とアルミニウム合金のそれは、大変気に入っていた。

使い始めて間もない頃、柄と接続するネジ部に不具合が出た。タモ枠にしては精巧な造りとなっていたそれは、牡ネジ部が枠端のブラケットと接合するのにヘキサゴンのメクラネジが使ってあり、このねじ込みが斜めになってガタが出た。

そこで埋没型のヘキサゴンネジを外し、牡ネジを新たなモノと取り替え、改善。牡ネジが1/2”ネジ、つまり四分ネジと呼ばれる規格寸法だが、これがアルミ合金となるとなかなか手に入らない。また嵌合部の形状加工も必要なので、他タモ枠のそれを移植する事で解決した。

僅かにネジ長が不足しているが、ネジ山が利いている間は問題ない。しかしアルミ合金のネジであり、潮水に晒される数年間を過ごすとネジ山が摩耗。遂に先のイケマでネジが利かなくなった。

再三の修理を試みるも、さすがに潮を噛んで数年が経つとネジを解放する事は不可能。ドリルで削り取ろうにも、ヘキサゴンネジはハガネ鋼。チョロい刃では砕けない。さらに改造するためには12.7mmの垂直穴を空ける必要があり、ボール盤も旋盤も無い環境では、これも困難。

工具を購入するだけで軽く枠の価格を上回る。そこで新品を探してみたところ、やはり店頭で見つけることができず、インターネットで注文。品物はベルモント社の製品だった。

注文から5日が過ぎたところで、なに?

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ご連絡が遅くなり大変申しわけございません。
6月15日にいただきましたご注文につきまして当店からの
在庫確認メールが送られていないことが判明いたしました。
誠に申し訳ございませんでした。
◆◆◆申し訳ございませんが欠品報告です。◆◆◆
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おい、欠品なら欠品と早く云って貰わなくては、次の釣りに間に合わん。今回は偶々次週が時化で欠航になったが、危うくタモ無しの水曜日を迎えるところじゃったわ。

通販でも手に入らぬとなって諦めかけていたところ、ひょんな事からポイント釣り具へ用向きあって訪問。タモの売り場を見てみると、そこに在庫があるではないか。犬も歩けば棒に当たる。在庫の2点を両方買ってしまおうと思ったが、なにしろリールを買って慢性的な金欠。仕方なく1つを購入。

欠品と云った通販屋によると廃盤になって在庫が無いらしい。

その社名を探してみたところ、新潟の釣り具メイカー。確かに現行カタログに記載が無い。因みに製品は中国メイド。

ベルモントHP

この枠が壊れたら次は昌栄か。いらぬ心配をしながらも、これにて一応「魔法のタモ」が復活。柄はリョービ製になってしまったけれど、三崎の網の修繕も行い、前よりパワーアップしたタモの準備が完了した。

あとはイサキを掬い捲るだけ。(笑)



foujitas at 09:00コメント(0)TB(0)潮待放談 

2017年06月20日

高島の釣りから帰る途中、高津川や錦川の沿道に稲作の風景が広がる。5月連休が過ぎて、少し標高が高い山間部では田植え時期が後になり、6月の声とともに始まる。水田には水が張られ、可愛らしい苗が整然と並んだ風景が美しい。

しかし百姓さんに聞けば空梅雨は辛いという。日当たりの良い立地だけに水不足が起きると、たちまちその地域で田圃の水が干上がり、いま時分なら水が張られていなくてはならない田圃の底が現れ、ひび割れまで見られるという。

畑も然り。いくら水を撒いたところで野菜を育てている畑は、やはり水を欲する。多くの野菜は豊富な水で育つもので、畑の水不足も深刻な事らしい。

一雨欲しいねえ、と云いつつ。待ちに待った明日は水曜日。天気予報を見るにつけ、その日は梅雨らしい雨になるとある。しかも所によって強く降り、週末の雨天へ繋がるらしい。水曜日が雨。しかも昼前から海上の風10m/sec。これではお手上げ。

それでも撤収覚悟で予約を入れるべきか。あるいは──。

新トーナメントの入魂が雨というのは面白くない。注文したベルモントのタモ枠も未着。このままだと予備の枠を使う事になる。そして途中撤収のリスク。さらに終日の雨。

ここは一休みを入れ、見送るべきか。次週は釣れない野暮用が入っているので、まあ、次回は7月。イサキ祭に乗り切れていない。



foujitas at 17:09コメント(0)TB(0)潮待放談 

2017年06月16日

せっかくのイケマを台無しにしてしまったのは、他でもない自らの準備不足というか、読み違いというか、あらぬ期待や予見に自分が翻弄されたような結果。仲間の内で強引な釣りは好まないので座に関しては弁明しない。それよりも道具の更新が思うように捗っていない事が主因か。

リール。最速で手配して貰ったトーナメント5500だったが、赤色の道糸を手配できず躊躇したままパワーエアロの再登板。これの道糸の現状を知ってモチベーションが下がった。遠くまで流して&止めての釣りで打ち返す毎に道糸の心配をしなくてはならない。

タモ。先の本ゴウトウでタモ柄が折れて再起不能。竿の肉厚が異なると知って現役引退を決断。リョービのタモ柄が後続を継いだ。これは良好だったが、イケマでタモの準備をした瞬間、またモチベーションが下がった。

他でもない、赤い昌栄風のタモ枠の牡ネジのネジ山が摩耗し、遂にネジが利かなくなった。つまり柄と枠が接続できないので、曰く「魔法のタモ」が使えない。

元々牡ネジは換装した部品。かつての修理で一度は生き返って長らく使ってきたモノで、今回の損傷が二度め。先の修理の折りに新たな枠を買ってあるのだが、この枠の収納時の屈折機構が気に入らない。

現行の枠は枠を二分するセンターの屈折が、昌栄と同じ式の平行折れ型。他の屈折部と同じ水平方向に屈折するもの。しかしセンターの蝶番は90度異なる垂直方向に屈折する構造のモノが大半で、予備に揃えたステンレス枠もこれだった。

垂直折れ型は、ガタが無い新品の内は良いのだけれど、使い込んでガタが出始めると、屈折しない面で救えば剛性感があるが、裏面で魚を掬うと枠が曲がったような気持ちの悪さがつきまとう。収納も手早くて良いが、どうもあのグダグダ感が気に入らない。

だからといって昌栄の枠はというと1諭吉。さらに上はあっても下は無い。

そこで二度目の修繕を試みるが、現状のタモ枠を分解し、新しい牡ネジを組み付けるためには、太い鉄鋼ドリルの刃が必要。ボール盤も無いので万力へ固定し、目測で垂直の穴を空けるなどリスクが高い。それに刃があまりにも高価であり、まともな工具だと数千円レベル。

それでも困って刃を探しかけて、ふと思い出した。この枠は昌栄風であって昌栄ではない。たしか購入価格は3000円ほど。ドリルの刃より安い。

そこで同様の品物を探したところ、それがベルモントというブランド名で、アルミ合金のD断面製品と解った。価格はあまり上がっておらず3000円弱。それなら買った方が断然良い。

釣り道具というのは愛着があって、その手捌きや癖、取り回しが馴染んでいるので、真新しいモノより使い込んだモノにしたい。ましてや「魔法のタモ」と云って長らくボウズを免れた釣行に常に携行しているとなったら、尚更に修繕して使いたくなるもの。だから本ゴウトウで命がけで枠を拾った。

しかし、リールがそうであり、道糸がそうであるように、またタモ柄、ベスト、クーラー、バッカン、磯靴から尻当、手袋、帽子やパンツてまで、釣りに使う道具の更新時期が来ているのだろう、片っ端から壊れる。品質というより品物の寿命という感じ。

愛着は忘れず、ここはビシッと道具を刷新し、次回以降の高島では少なくとも不完全な道具のせいで貴重な釣りの好機を逸することの無いよう、今回のイケマを材料に猛省。さっそくベルモントを購入し、道糸もサンラインのオレンジで妥協。次は新トーナメントで暴れちゃる。(笑)



foujitas at 01:20コメント(4)TB(0)高島回顧録潮待放談 

2017年06月15日

だいたい近年の高島は一人で磯上がりする場合が多く、よほど運が良くない限り著名な磯で釣ることは無い。著名な磯とは、コダン、ワレ、イケマなど多人数で釣れて、しかも良く釣れる一級磯のこと。イワグチやスズメは一格下がるので、これはしばしばある。

従って、単独釣りでもチャンスが大きいゴウトウ周りや、シーズンに活況となるコスズメ、タカイワ、カンシキなどマイナーな磯で釣る機会が大半を占める。そんなイサキシーズン、久しぶりにY仙人から誘いが掛かった。

狙うはイケマだという。これは幸運。一年の内でイケマに乗れる機会など滅多に無い。それがイサキシーズンだなんて、数年前のイサキ祭の初体験の記憶が鮮明に蘇るではないか。「もう、何をしていたって釣れる!」と云ったアレ。

イケマ3人。Y仙人がマツガシタ寄りの高手。イケマのベストポジションへ。マッサンことM師はタカミ側へ。手前は真ん中。まさにイケマの生間池を正面にした座。


本日は大潮を過ごした中潮の二日目であり、潮通しは「勢いアリ」の判断。できればこんな日はタカイワで釣りたいが、今日はピンが6名という珍しい恵翔丸でもあり、久しぶりのイケマを味わいたい。しかして一番手で磯へ降り立つ。

潮は予想通り満ちが速い。まずは初手。7号4尋にカゴスペ12という何時もの仕掛けでスタート。道具は剛弓に予備機のパワーエアロが組み付けてある。

いささか釣り辛いが、Y仙人にさっそくアタリ。比較的近い場所の正面で中イサキ。幸先良いスタートに一同は安堵。続くアタリもY仙人。1時間ほどで3枚目くらいまでパタパタと釣ってしまい、M師は痺れを切らせてY仙人の更にマツガシタ側へ座を引っ越し。こちらは動かず。結果的にこの選択が間違っていた。

早い時間帯にはイケマの正面でアタリが出ていたが、次第にヒットポイントはマツガシタ前に集中してきた。

イケマのスイートスポットは、云わずと知れたマツガシタ前の掛け上がりであり、イサキは殆どそこへ集中する。真鯛は何処でもOK。ヒラマサは比較的遠投向きという経験則がある。しかしイサキも喰いが立てばイケマ前なら何処でイケることも承知。イサキ祭を思い出すなら、何もマツガシタ前に固執する必要など無い──そういう選択だった。

M師は順調に後を追う。Y仙人はその後もコンスタントに釣果を重ねる。こちらは『いつか必ず正面でもう喰う』と信じて打ち返す。なにしろタカミの下、ヒトリゴト〜ショウドシロ前でイサキが連発している。それを見ていると、尚更にこの場で結果を出したい。

だが、杳としてアタリは得られない。その間にもY仙人たちは釣果を重ねる。「こっちにもっと流しんさいや」と誘って頂くなどするが、そうは云ってもウキが見えない所まで流すこともできず、ついでに云うと道糸が足りない。

なんとパワーエアロに巻いてあった道糸(アドミックス8号)は使う間に短く切りつめていて、スプールの残量はざっと100m少々か。イケマ沖の美しく払い出す潮に乗せると、あっという間にコダン沖へ流れていき、リールの糸が無くなる。さらには50mほどの所で電車結びにより道糸が結んである事が発覚。本ゴウトウでよくあのヒラマサを捕ったもの、と今頃になって脂汗をかく始末。

実をいうとタモも故障。折れた柄(タカミヤの響)は修繕不能と判り、リョービの登場。叔父の遺品であるタモ柄は非常に上質なモノで、使い心地はまったく良い。その柄に枠をネジ付けたところ、摩耗していたネジ山が遂に限界値を超えた。もはやネジは利かず、枠と柄の接続が出来ない。


そんな中途半端な道具に少し嫌気がさしていた事もあり、イケマにおいてイサキ釣りのテンションが上げられない。場所を移動したり、立ち位置を動いてまで流し込んで喰い潮を捕まえようというモチベーションが起こらない。

かくて3時間が無駄に過ぎた。午前5時の磯上がりから一発のアタリも無いまま時計は8時。

信念と化していた正面のウキが消し込んだ。

「やっと入った!」率直に嬉しいもの。

正真正銘の40センチ超えサイズ、ババイサキだった。


この後は少し潮が弛んで釣りやすくなったが、アタリは一層とマツガシタ沖へ集中。正面ではあらゆるタナ、仕掛け、ハリスに反応しない。タカミでは丸瀬よりイケマ側で依然としてイサキ連発。こちらもY仙人だけが好調キープ。

11時を過ぎて、ボンヤリと流していた仕掛けが引っ張られた。イケマの境界辺りにあった筈のウキが消えていて、少し引っ張る。イサキ?ハゲ?』これは中イサキだった。

結局、アタリらしい手応えはこの2回だけ。真性ボウズを覚悟した中盤だったが、辛うじてババイサキと中イサキ。せっかくの一級磯だったけれど、何かと反省材料の多いイケマだった。

これもしかし高島の釣り。まずは老朽化が進む釣り道具をビシッと刷新し、余計な心配や手間をかけずに釣りへ集中するところから再スタート。そのためにはリールの糸を巻き、タモ枠を買い、ハリスのストックを整理して、次週を目指そう。

まあ、ボウズでなくて良かった。(^。^;



foujitas at 11:25コメント(0)TB(0)高島回顧録潮待放談 

2017年06月13日

新品の玩具を落手した瞬間というのは、幼い頃の記憶というか感動と何ら変わっていないことに気付く。実際に使い始めたら、釣り竿でさえ新調品であることを忘れてしまうのだから、リールもまた同じ、たぶん最初の幾手だけの感動かも知れない。

それでも発売になったばかりの「トーナメントISO遠投5500」に気持ちは昂る。ウルトラシルキーなハンドルとローターの回転。美しく動くオシュレーション。一抹のビビリも感じない完全無欠の剛性というか精度は、グローブライド社がかつてはダイワ精工だった息吹を感じるもの。

これがザイオンという素材のボディか。たしかに軽くて硬いことこの上ないタッチ。ハンドルは左巻きに改めるので、レバーを外してみたところ、旧型には見られなかった装備がある。

ハンドルレバーを抜ける方向へ廻して外し、反対側のレバー用のブラケット穴をカバーしているグロメットキャップを外す。すると右側面のブラケットは黒いザイオン素材がブラケット状(円周形)に加工してある。しかし左側面は内部のギアボディの一部が露出した事になっているのか、銀色の金属が見える。


最初は両面とも黒色だったので判らなかったが、グロメットを締め込むとき、ネジが噛まないので奇妙に思ってみると、そこへ防水の役割を果たすリング状のゴムシールを介する構造になっていた。『なるほどコレで防水するか』。

その他、新たな構造や、ローターの下へ見え隠れする赤い塗装など、どことなく炭素系ホイールのガンメタルカラーの下へ見える赤いブレーキャキャリパーのようでカッチョエエ。

しかし問題が一つ。8号-250m巻きのスプールへ巻く道糸が無い。なぜという確かな理由は無いが、赤い色の道糸を使い続けているところ、先のクレハ・リアルサスペンド(フラッシュレッド)が廃盤か、品物が見あたらない。

釣具屋にあったのは同じくシーガーブランドでも蛍光オレンジの道糸で、ちょっと躊躇。そうかと云って、使いくさしの道糸を新品のリールに巻き取るというのも癪であるし、結局は棚上げ。入魂の儀はもう少し先になりそう。ひとまず明日の高島は再びのパワーエアロに任せよう。



foujitas at 17:21コメント(0)TB(0)潮待放談 

2017年06月11日

逝かれたリール、トーナメントISO遠投5000が生き返った。本ゴウトウで不調を来たし、そのまま持ち帰って放置して数日、そうは云ってもそのまま捨てるワケにもいかず、使えそうな物を取り外してやらねばならない。

まずは道糸。いくらかスプールから出して床へ解いていたが、誰かが足へ引っかけて大縺れ。まあ、傷んだ部分でもあるので、面倒くさくなって20mほど切断。残りを予備スプールへ逆巻きで巻き取り、およそ200mの半新品道糸として蘇った。

さらにはスプールとハンドル、それにハンドル穴のグロメット(フタ)を取り外す。ハンドルは何とも想像できないが、スプールは新シリーズのトーナメントでも流用できそうな気配。

大まかな部品取りの後にはK先生の元へ嫁ぐことが決まっていて、ベール部が再流用されるかも知れないという。

ここまで進めたとき、後発で逝かれた5000番のオシュレーションが蘇った。よく見ると、軸が傾いていてオシュレーションが止まり、回転するフレームがスプールと接触している。これが正しい位置へ戻されると、リールは何事も無かったかのように動き始めた。

しかし、一度は偏芯によってトラブルが出た機械。先頃教えて貰った構造を考えても、本機を遣い続けるのはリスクが高い。また何時、どこで動かなくなるか予測できず、またその危険性は赤丸印付き。やはり次期マシンが望まれる。

きんたい釣具へ予約した新トーナメントは、おそらくそろそろ届く頃か。ダイワのサイトを見てみたところ、本体の材質がマグネシウムなどの金属ではなく、ザイオンと呼ぶカーボン系の素材だという。自重495gは旧品と余り変わらないが、その剛性は高いらしい。

炭素系繊維といえば防弾チョッキやクルマのシャシーなどにも使われるカーボンケブラーや、衝撃強度が高い透過素材ポリカーボネードなど、それまで金属を上回る強度は無いと考えられていた樹脂+繊維素材。

耐久テストやシミュレーションは高度に成されていると思われるが、果たして釣りの現場でどれほど耐えられるか。

以下、ダイワのサイトより引用。

■ZAION(ザイオン)
高密度にカーボン繊維が織り込まれたカーボン樹脂で、重量比強度でマグネシウムを上回るという、不可能を可能にした素材。高剛性かつ軽量、さらに金属と異なり腐食に強いという理想的な特性を活かしてリールの主要部品に採用されている。



今週はもう一度、パワーエアロの登板か?

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2017年06月09日

どうという事でもないけれど、この漫画のセンスはイカしてます。(笑)


魚の記憶力は3秒。つまり3秒たったらそれ以前の事を覚えていないという論理だが、実際のところはどうだろうか。

ヒラマサを足下でバラすと、その群の仲間が警戒心を増し、しばらくヒラマサが釣れないという話しは磯でしばしば耳にする。必ずしも根拠があるワケではなく、バラしてしまった者への労いというか、「ドンマイ」を言い換えたようなもの。

しかし他方には、アジの群の一尾が警戒心を増すと、その群全体が警戒を強める。回遊魚の本能と云われると、そういうものかと思ってしまう。

さて、先の本ゴウトウ。先手で掛けたババイサキをタモ入れのときにバラしてしまい、その時に心の中で唱えたのが「魚の記憶力は3秒」。

鈎に掛かって望外な事になった記憶は、きっと3秒で消え失せるに違いないと考え、次の仕掛けを放り込んだ。するとその一手に次のババイサキが掛かり、これは取り込めた。続くヒラマサ。

漫画ほど単純ではないにせよ、「魚の記憶力は3秒」はあながち都市伝説ではないのかも知れない。(笑)

foujitas at 13:13コメント(0)TB(0)潮待放談 

2017年06月07日

人間の集中力は大したもので、その反対に集中力を欠いてしまうと碌な事にならない。先頃、甚だしい連続勤務の最中、枠の中の数字を書き写すだけの単純な仕事にミスが出た。左上の枠にある「39」を別紙の同じ枠へ転記すると、なぜか「32」と書き写しているのだ。言葉で復唱しながらの事なので、いかに集中力が散漫な事か。

さて、このところは単独釣りが殆どで、多人数で釣る機会が少ない。とりわけ独りが好きなワケではないけれど、まあ、タイミングが合わない。しかし顧みると、高島に通い始めた当初は師匠やK先生らと隣合わせ、一つの磯で一緒に釣っていた。

それは先輩のワザというか釣りを盗み取るための絶好のチャンスで、徹底的に先輩をマークした。

具体的には完全な真似。立ち位置、所作、竿の取り回し、餌の付け方、しゃがみ方から、もう食べているウインナーの銘柄まで、そっくり猿真似をした。そうする事で自己流との相違点がまったくよく解る。自身がぎこちないと感じた事が、つまり師匠や先生と違う点だ。

これを矯正することで師匠と同じ動きになる。同じように投げ、同じように誘い、同じように釣る。すると最初はダメでも少しずつ釣果が付いてくる。つまり、所作、仕掛け、道具にせよ、魚が釣れている事には必ず合理的な理由があり、これを踏襲することで同じような結果に近づける。

そしてもう一つ大切な事に気付いた。集中力。

よく釣る人集中力が長く高く持続している。たとへば高島の磯に6時間居たとして、集中力がある人は細かな神経を払いながら、ほぼ6時間を釣り切る。しかし集中力が途切れると、磯に居るにもかかわらず、仕掛けがポイントへ入っていない時間が頻発する。

弁当を食べたり、飲み物を飲んだり、余計な仕掛け交換をしてみたり、理由も無い二刀流になってみたり、そうしている間中、仕掛けは陸にあって魚の近くには無い。つまり実質的な釣っている時間が短い。

同じ磯に同じく6時間居るにもかかわらず、一方は6時間の釣り。他方は3時間の釣り。

子供向けの釣り堀ではあるまいし、魚は四六時中、口を開けて待っているワケではなく、潮にのって回遊してくる。そうして回ってきた時にきちんと喰わせるための餌と鈎が然るべきポイントへ撃ち込んであるか無いか。釣果はそんなところで明暗を分ける。

釣りは一に経験と勘、二に集中力、三に引き出しの数というところか。

まだまだ修行は続く。

(本日は時化にて休漁)



foujitas at 17:15コメント(0)TB(0)潮待放談 

2017年06月06日

タモ柄が折れた。

このタモ柄を使い始めたのは、いまから10年ほど前になるか。沖家室島へ通っていた当時、本浦港の堤防の波返しが干潮時に6mあり、釣った獲物を掬うのに、そのとき持っていた5.4mでは不足となった。

釣り仲間H師と通っていたのは釣具のポイント。タカミヤという会社が経営するチェーン展開の釣具店だった。タカミヤは自社ブランドの釣り竿や釣り道具の製造と販売も行っていて、その竿やタモ柄には「響」または「HIBIKI」というブランド名をつけて展開していた。

タカミヤ製品は、がまかつやダイワのような高級な品物ではなく、プライベートブランドとして安価で実用的なアイテムを供給してくれる、庶民釣り人の味方。しかし品物は相当にしっかりしていて、どこかのOEM生産ではなかろうかと思える仕上がり。

その玉の柄と称するタモ柄が、今回の本ゴウトウで折れた。竿でいう2番節。カーボン特有の「パカン」と割れるように分断。もちろん修理は不能。

実は先頃のイワグチで柄の下の方を踏みつけてしまい、縦に軽くクラックが入った。それでも使用の際に応力が掛かるところではなかったので、金属のカラーを沿え、熱収縮チューブで保護。充分に使える状態に復活させた矢先のこと。

今回の破損の原因が何だったのか。ただ重たいだけだったのか、あるいはキズでも付いていたか、今となっては調べる術もない。枠と網を失わずに済んだだけでも幸運な事と思うしかない。

そこで、一応、修理を考えた。

K先生によると、タモ柄の多くは同じ径で設計され、シリーズ物ならば5本継ぎのタモ柄に更に太い6本目の元竿を加えると、つまり6m物になるという。

それなら自宅に余っている使っていない柄を分解、移植すれば「魔法のタモ」は復活できるかも知れない。

そう思っていろいろと物色するうち、釣り仲間の一人が使っていないタモ柄をくれるというので、仕舞い寸法も似ていて、これは渡りに舟。・・・と思いきや、さにあらず・・・貰ってきたタモ柄は大層立派な代物で、長さは良いが太さが微妙に合わない。


仕方ないと諦めて3種の2番節を並べて見てみた。するとびっくり、魔法のタモだけ、カーボン竿の肉が薄いことに気が付いた。そうか、どうりで響は軽い筈。安物の割には取り回しが良く、これまで10年以上も手に馴染んで使ってきた理由がよく解った。

同時に、移植を断念。なぜなら、これほど肉薄のカーボン節は、他に見たことが無い。少なくとも移植しようとした節の厚味はあきらかに異なり、たとへ径がピタリと合致したとしても、このまま使えば必ず応力が薄くなった所へ集中し、節は折れる。

かつて自動車のサスペンション部品を競技用に交換した際、硬度が高くなった部品を取り付けたら、その取り付けられたブラケット部が破損した。つまり強度バランスを欠いてしまっていたワケだ。

たかが釣具ではあるけれど、その二の舞は火を見るより明らか。ここは10年で供養していやり、傷だらけで現役引退。

予備機だったリョービのタモ柄の出番とするべきか。

何百という魚を掬ってきたタモ柄「響」に功労賞を捧げたい。



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