「BLOG 高島回顧録」洋服屋ふじたの四方山話。釣り、競馬、クラシックカーをこよなく愛する男が書き下ろす散文です。

2016年11月19日

潮待ちというか、なんというか、今年は丸で巡りが悪い。夏の一頓挫はあったものの、これほど休みと時化が重なるのは珍しく、まもなく12月だというのに、磯へ立ったのはわずか5回。年内の休みをカレンダーで確認すると、あと3回。という事は全部釣っても年間8回の高島でしかない。

高島初上陸の06年でも9回の渡礁。その年の釣行回数は延べて39回。このくらい釣ると一年を振り返りたくなるものだが、たった6回の釣りでは思い出も生まれない。

釣りの回数が少ないと、道具も壊れないもの。そこへリールを完全修理してもらったので、もう道具に関しては無敵、心配されいらぬ状況となった。ワームでアコウを釣るつもりで安物竿を買ったが、ほとんど全く出番無し。消耗しているとすれば糸くらいか。

釣り具メイカーのホームページを見る機会も減っていたけれど、久しぶりにシマノやがまかつを覗いてみたら、聞いたことも無い名前の竿がある。

その名も「ヒラマサスペシャル」というから興奮する。

がまかつなら、カゴスペシャルはフェーズ4まで進化。

ダイワは剛弓Fの上、トーナメントISO遠投のまま。

数年前ならたちまち食指は伸びて、使いもしない竿を買いたくなったものだが、今は昔。それよりも釣りの機会を与えて欲しいばかり。

もう間もなく12月。



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グーグルの広告です

2016年11月10日

またしても天候と仕事の巡りが合わない。二週続けて高島で釣るという近年希な幸運を過ごしたのは、もう二ヶ月近くも前。オキアミの量を調整しながら、次の高島を量るも折からの寒波。これではどうにもならん。

今年は大きな病と向き合ったために夏期シーズンの高島を棒に振った。およそ夏の高島と云ったら大したものは釣れないのだが、昨年あたりからヨコワの群れが入るなどして活況を見ている。

尤も、磯から届くところに群れが入るのは一時期のことで、まもなく夏の退屈な海に戻る。

それでも、カイワレやウスバハギなど夏ならではの美味しい魚は居るのだが、これを釣りそびれた。イサキ祭りも欠席。ヨコワ祭りなど傍観されできなかった。数少ない今年の釣りを振り返ってみると、初釣りと云ったイケマのヒラマサ連発くらいか。

今年の高島行きのチャンスは、指折り数えてみると、あと2回。

刷新した丸ふも活動のチャンスが乏しい。ちょっと歪んどるし。



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2016年10月30日

(くっそう。胸くそ悪い寝起きじゃ。なんあやぁ、あれ)

調子よく復帰したと思ったら、高島は風と波。船が出れば大釣りに巡り会うチャンスもあるが、そう思うとおりには運ばぬもの。先週もたった一日の差で時化やら出張が重なり、釣り竿を持つことも叶わず。

先頃の釣りで、スナップサルカンが折れた。正確には、釣り支度にハリスを結んで最後にハリスの天へスナップサルカンを結びつけたところ、スナップのバネの役割を果たす湾曲部が折れた。

使っていたのは一般的なスナップサルカンで、スナップが尖らず弧になったもの。引っ張り強度は屈曲したものより強いと教わって使うようになった。しかも、使い捨てでは勿体ないので、ハリスは仕掛けを回収したとき、ていねいに切り離して水洗い→保管→再利用していたもの。お徳用とはいえ、ロハではない。

そのサルカンが破断したとなると、これは尋常なことではない。魚を掛けて破断して獲物を逃がしたワケではないが、もしも獲物が掛かっていても同じことが起きていた筈。仕掛けを拵える最中のことで助かった。

しかして、きんたい釣具。

いままでのモノを見ると、13kgの重さに耐えられるとある。経年劣化については触れていないので、つまり新品時が基準。

一方で、天秤はベアリング入りサルカン+溶接リングを使っていて、これの破断強度は約40kgだと記してある。

磯から釣っていて10kgを超えるような魚は滅多に無い、滅多どころか一生に一度あるなしだが、天秤のサルカンが40kgで、ハリスのサルカンが13kgというのは釈然としない。もちろん7号ハリスの結び目が切れる重さはもっと軽いだろうから、40であろうと13であろうと関係ないといえば関係ない。

けれども、仕掛けのシステムを考えるとき、そのバランスが目に見えて欠いているというのは気持ち悪い。

餌が安かったので、ちょっと買ってみました、クロスロック式のベアリングサルカン。(笑)



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2016年10月24日

丸ふ。

高島の磯釣りを始めて10年が経った。それ以前は渓流の毛鈎やらサーフのキャスティッグやら多様な釣りに勤しんだが、自らの体力、あてがえる時間、対峙する獲物を考えたとき、離島や沖磯の青物釣りがピタリと嵌った。

釣り座へいくためには乗り合い渡船が必須となり、そこには多人数の似通った道具が積み重なる船内にあって、さりげない自己主張と明確なアイデンティティが要求される。

覚えやすく、見やすい記号といったら、市場の仲卸が用いる屋号と印。これにあやかって藤田水産もどきの「丸ふ」を制定。道具や帽子などに附記すべく──釣りベストを新調したので、新たに作成。^^v



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2016年10月23日

順序が前後してしまうが、よう釣らんかったカンシキも無かったことにはできない。10月12日、実に中7週間ぶりに渡った高島の釣りだった。ヨコワ祭りに出遅れて、台風が過ぎ去った後の平穏な高島では、各磯でマメヒラ〜レギュラーサイズのヒラマサが多数揚がっていた。

秋のヒラは瀬釣り。秋磯のヒラマサ釣り。ナベやホトケ、またコンクリやスズメノコなど、水温が下がって瀬周りで大型のヒラマサが回遊する時期と踏んでの参戦だった。

釣果は西磯からスズメなど南西磯に集中していて、かつ、こちらは単独釣り。釣り客が多ければ、そしてオモテがダメなら、いっそコスズメかタカイワに入ろう。そう考えて乗り込んだ久しぶりの恵翔丸だった。

「おはようございました」
「カゴで深いらしいよ、3本とか4本...」

ブリッジの船長から聞き出した直近情報だった。そしてこれが引き金となる。

『タカイワよりカンシキ?』

ほかでもない夏の復帰緒戦だったタカイワでチビイサキに泣かされた記憶が蘇った。そのときタカイワとカンシキを分け合ったF師はマメとは云えヒラマサ連発。タカイワは暑いばっかし。

瀬と思っていたが、今は深みか━━━そんな思いに頭をもたげ「船長、カンシキ、いける?」と発してしまった。

ところがこの日のカンシキは不発だらけ。満ち潮はそこそこに通しているのだが、まったくアタリらしいものは無い。はっきり見渡せるスズメでは頻繁にタモが出る。そう遠くないのに、こちらはダメダメ。チビイサキがウキを揺らすばかりで、掛かる端から海へ戻すばかり。

そのまま終盤に突入。なんのドラマも無い。こうなったらもうチビでもヘビでも持って帰らねば、夕食の酒にありつけない。竿を措き、ピトンに持ち替えて岩に張り付いたギザギザのやつを剥ぎ取って(^。^;結果的にチビイサキ4で終了。

まあ、こんな日もある。次で巻き返せばいい。



foujitas at 08:01コメント(0)TB(0)高島回顧録潮待放談 

2016年10月22日

なんとか巻き返すことが出来た。漸くの思いで手にしたヒラマサの感触は、やはり高島の釣りを象徴する手応え。ウキがニュルリと沈んで消え、まもなく道糸が穂先を強く引っ張る。スプールに指を当ててベールを戻し、大袈裟に竿を立ててアワセをくれてやる。剛弓は美しい弧を描いて──。

今期初の高島連闘。先週の高島では、舟に乗り込んでから聴いた船長の話に我を見失い、想定していた釣りとは裏腹の結果と相成った。今回は再び件のカンシキに乗ることになったが、今度は想定したとおり。結果的に潮相は違っていたけれど、ハリスを介してヒラマサに遭遇できたのは、実にありがたい。

10月19日。午前5時の乗船時刻には、またしても大勢の釣り人が集っていた。先週の大人数も驚いたが、今回はピン釣り師がさらに不利な三隻体制。しかもうねりが強く、高島のオモテは全滅。つまり数十名の釣り人がコンクリからワレの間に密集する事になる。

イケマやコダンは云うまでもなく、最後にはマツガシタ、オテイヤ(フナヒキの並び)やアカイワにも人の姿がある。

『人数が多ければもう一度カンシキを狙おう』。出発前に想像していた釣りの様子は、先週惨敗を喫したカンシキでも、今度は違った潮相をみせる筈。そのときに好機が得られると考えていたもの。しかし。こう多人数では、磯割も侭ならない。

思案していたところ、ミヤノシタへ降りると云った二人を見ると、いつものF師とM師のコンビ。これは幸い!「じゃあ、カンシキ」と船長とF師らにお願いして、ミヤノシタへ飛び降りた。そうして移動。

釣りの時間を惜しんで荷物運びを手伝っていただき、隣り磯のカンシキへ。クーラーを持ったままうねりが残る磯際に立っていて、僅か1m足らずの岩に飛び乗ったつもりが着地に失敗。濡れた傾斜面で滑って、クーラーを持ったまま下半身は海中へ。(^。^;

岩と岩の間の狭い海中は意外に深く、腰下1mほどでは足が着かない。岩の間に足や衣服が挟まったら自力脱出が出来なくなる危険性もあり、やはり用心に越したことは無いと猛省。

さて、カンシキ。先週は長潮の後の中潮で予想通り(苦手な)大きな一本潮だったが、今回はまったく潮が動かない。相変わらずカンシキから見通せるスズメではマメヒラが揚がっているようで羨ましく、見たところではタルではなくカゴのようだった。

先週も同じようにカゴからタルに変えて暫く釣ってみたが、どうも直感的にカゴの方が有利に思えて手戻り。その経験もあって今回は迷わずカゴで通す。

タナを探り、駆け上がりや瀬の付近に仕掛けを入れてみては、ウキや道糸の動きから潮の様子を窺う。ごく僅かに下げ潮に向けて動いているようだが、それは微風のせいだったかも知れない。

カンシキから高島を背にした真正面、1時方向、45度向きのチョボ前と3つのゾーンに分けて手を組み立てる。チョボ前は浅くなっていて餌盗りが多い。正面と1時方向は潮が動かないが、ミヤノシタに向けた駆け上がりを想像すると、やはり1時方向のポイントを重点的に釣りたくなるもの。

およそ50mほどに定点を決め、頻繁な誘いを掛け、タナ1本から4本くらいを探る。餌盗りとの競争になるので手返しは早いが、サシ餌は時々に残る。

青物の気配はまったく無い。しかしウキが消し込む光景に遭遇。仕掛けは早々に繰り出した6号段々鈎+イサキ鈎10号。下鈎だけカゴスペ12号。

充分な手応えの向こう側で寄ってきたのは、60を超える程度のヒラマサだった。なんと段々鈎の中鈎に掛かっているが、本命には違いない。(^△^)タナは浅い。


海はだが、とてもではないが喰い気を感じられるような景色ではない。ときおり見えるスズメのタモ入れに気付いては、『同じ海なのに何故こっちへ廻ってこないのか』などと訝しく思いながら、タナを変えてみては打ち返す中盤。午前9時半頃だろうか。

先のアタリを思い出しながら、カンシキにおけるヒラマサのヒットポイント、あるいは回遊ルートを考える。やはり1時方向というのは一つの鍵であり、満ち潮が通した場合には隣接するミヤノシタへの駆け上がりを釣ることになるので、手返しのリズムを考慮しても、これがカンシキのスタンダードと云って良いのではないか。

ただし、取り込みは話しが違う。

コスズメと似たように藻が活発な時節は厄介なもの。目の前の磯際には視認できる大きな一枚板状の沈み根があり、その左右に淵をなす割れ目がある。その向こう側は5m以上もありそうな崖状の地形。

ヒラマサは、海面を察知すると根へ突っ込むので、沈み根の向こう側で浮かせたら、素早く板状の岩の上へ乗せてやり、さっと掬わなければいけない。淵になった深みへ突っ込まれると、およそハリスが岩に触れて切れる。先のヒラマサは上手く根の右側を廻して掬うポイントへ誘導できたので難なくキャッチできた。しかし2本めはそうもいかなかった。

最初のヒラマサから半時間程度。相変わらず動かない潮に焦りを覚えながらも、手返しのテンポを遅くならぬよう心掛けながら釣っていると、同じ1時方向でウキが無くなった。手応えを確かめるべく構えたが、ゴツンと一度引っ張っただけで道糸は走らない。

『餌盗り?』竿を起こしてみると立派な手応え。これはヒラマサに違い無い。

先のアタリの著後、段々鈎から6号3.5尋1本鈎に交換し、タナは2本弱。中鈎に喰ったのならタナは浅い。この獲物は結構な抵抗をみせ、件の一枚岩の向こう側で激しく抵抗する。剛弓の5mを目一杯に捌いて獲物を板岩の左側へ廻すと、今度はそこでもう一突っ込み。ハリスを切れるなと祈りながら僅かにドラグを締め込む。

突っ込みが軽くなった事を察知して、一気に巻き上げ。ポンピングで引き起こしたヒラマサは、もう大きな抵抗はできないほどくたびれていた。そのままクレーン巻きで海面を切って、ここで勝負アリ。

タモに入った獲物は一回り大きく、こちらは70センチ級。鈍い潮の中で獲った獲物だけに価値がある。

その後のカンシキは沈黙。10時を過ぎて潮が撚れはじめるが動くには至らず。深いところを探して5本近くまで入れてみると、どうやら底潮は通しているらしく、ウキはミヤノシタへジワジワと流れる。それもしかし3本まで戻すとダメ、止まったまま動かなくなる。

そんな中、25センチほどのイサキの群れが廻ってきたらしく、ウキがぴょこぴょこと動く。一人前の小皿には丁度良いので、釣れるだけ釣ろう。そして潮が行き始めれば、またチャンスが巡ってくるだろう。

そう考えて根気強く打ち返した終盤だったが、今回はまったく期待通りには運ばなかった。時刻は11時を回る。うねりは落ちることなく、波はときおり足下を洗うように押し寄せるところから、回収の恵翔丸はカンシキには着けず、おそらくはミヤノシタに戻らなくてはならない。

そう思うと今回は余裕をもって退散。11時半には納竿し、こんどは滑落しないようにミヤノシタへ戻った。

先週のことを思えば連敗を免れただけでも充分な高島ではないか。ヒラマサの手応えも味わい、道具も失わず、これ以上の何を望むというのか。秋の高島を堪能した一日。



foujitas at 17:35コメント(0)TB(0)高島回顧録潮待放談 

2016年10月09日

愚痴です。

磯から遠ざかって何週間が過ぎただろうか。イサキと違って、あっという間に群が立ち去ると解っていたヨコワ祭の高島だったが、案の定、釣果速報にも仲間の情報にも、ある日を境にぱったりと姿を見せなくなった。

水曜日に仕事を押しつけられないように知らしめるため、フェイスブックのプロフィール画像にはわざわざそれと明記したのだが、それでもダメ。一ヶ月ぶりに水曜日の休みを確保したと思ったら、件の台風直撃。

まあ、大きな被害も無かったので安堵しているには違いないが、何もよりにもよってその水曜日でなくても良いではないかい。

釣り道具を置いてある部屋へ行ってはリールをグルグルと回したり、用も無いのに竿はタモ柄を伸ばしてみたり、まるで遠足を待ち望む園児のようなもので、我ながら呆れるばかり。なんでこう上手く運ばぬか。

年々に釣行回数が少なくなるが、今年を振り返ると更に悪化。平均すると二ヶ月に一度しか釣っていないことになる。今年もあと二ヶ月と少々。という事は、あと一回しか釣れない?(おいおい)



foujitas at 10:23コメント(0)TB(0)潮待放談 

2016年10月01日

イケマで二桁のヨコワが掛かるなど、高島は空前絶後のヨコワ祭り。平均水温の上昇か、対馬暖流の蛇行形状が変わったか、八里ヶ瀬の界隈で回遊していたヨコワの群が高島へ近寄ったようでもある。

あるベテランカゴ師は、「昔はカイワレみたいな南洋の魚はおらんかった」と云い、長い目で見ると今後は高島周辺がマグロやヨコワの漁場になるかも知れないと云って笑った。

ヨコワの群が入っていることは間違いない。しかしマグロの種で云うなら、どうやらクロマグロの幼魚ではなく、コシナガマグロの仔であるという。あるいはキハダマグロの群も接岸した過去があったらしい。

しかし、その幼魚の群は気まぐれなもので、群が移動すると云ったらもう呆気ないほど簡単に居なくなる。未練の欠片もなく魚影が消えてしまう。今年こそは何とかヨコワ祭に参戦したいと思っていたが、9月は生憎水曜日が全滅。遂に何もしないまま10月になってしまった。

完全に祭の跡へ釣りに行くような格好になったが、それでも間違えて居残りに巡り会えるかも知れない、と淡い期待を持っていたところ、まさかの台風18号。例によって気象庁と海兵隊では予想進路が異なるが、いずれにしても10月4日は暴風雨域に入るかどうかの瀬戸際。こんな予報の後に舟が出た試しはない。

せっかくヨコワが掛かったときのハリス切れ対策に必殺技を思いついたのに、試す間もなくシーズン終了。今度はウスバハギに狙いを定めて釣るしか無いか。

ウスバハギ。浜値百円と嘲笑される魚だが、その実はフグのような透明な白身とカワハギのような素直でさっぱりした味わい。場合によってはヒラマサよりも喜ばれる魚で、釣り物としての妙味は小さいが、食べる分には充分な価値がある。

しかし、お天気…ェ





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2016年09月25日

(すみません、商店街の理事長を拝命し忙殺されとりました。m(__)m)

オキアミを保管しておく冷凍庫の上に、かめや浜田さんに戴いたカレンダーが貼り付けてある。8月17日のところへ丸印で囲んであり、傍へ2.1とメモがある。これは釣りから帰って道具を片付ける際、残ったオキアミを再冷凍する折り、残量をざっくりと記入しておくもの。つまり『8月17日に釣りから帰って2.1枚に相当するオキアミを冷凍した』という記録だ。

逆から見ると、8月17日に釣って以来、オキアミが減っていない(消費していない)という意味。きょうは既に9月25日。またしても釣らぬまま一ヶ月が過ぎてしまったというワケか。ヨコワやマグロの仔が回っているというのに、とほほ。

未利用魚。

漁師が網や仕掛けで魚を漁獲し、これを市場へ出す。アジやサバはもちろん、広く名が知られた、しかも食べて美味しいとされる魚には買い手が集まり、競り売りによって店々へ流通していくもの。

しかし漁獲量が極端に少なく、食べた経験がある人が少ない謎の魚が多数ある。そんな中でも漁師だけは『食べたら美味しい』という事実を知っていて、市場へ出さず自前で食べて消費する。あるいは値が付かないので海へ戻すなどの処分となる。

漫画の物語に、マツカワカレイの養殖に成功したが、その美味しさと珍しい魚体がマーケットに浸透しておらず、巨額の費用と人々の努力を投じて完成させた養殖魚がまったく売れないという話しがあった。結局、仲卸と店、それに板前が力を合わせて衆知や普及に努めて成功したというストーリィ。

あるいは、ノドグロで知られるアカムツも元を辿れば、深海の底曳き網に入る小骨が多い小魚、雑魚として扱われていたものだったが、脂のりが良く食べれば美味しい事を知っていた漁師と水産庁が手を組み、ブランド魚としてマーケティングに成功した賜物と云われる。

そんな未利用魚は、数知れず在るという。

ナンヨウカイワレ。高島では「カイワリ」とか「カイワレ」とか、ときには「オキアジ」と呼ばれてカゴ釣りの仕掛けに掛かる魚。時節は夏の水温が高い頃で、黄色い斑紋が特徴。アジの仲間で平たい体躯とくびれた尾は小さい割りに泳ぐ力が強く、30センチほどの体躯でもカゴの竿を大きく曲げる。

食べてはアジに似た柔らかい肉。青物に分類される食感で、刺身にすると非常に味が良い。

高島で釣れるだけに流通している魚かと思っていたら、未利用魚の記事に記載してあってびっくり。こんなに美味しい魚なのに、ねえ。

記事はフェイスブックで知り合った寿司店、京山の朝やんさん。

❏NHKニュースウェブ
News Up 食べればびっくり! ネットで広がる「未利用魚」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160923/k10010703931000.html




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2016年09月06日

台風や気象の情報を提供するサイトは、インターネット普及以来数々の後続が出てきた。

紙媒体だった頃は天気図と等圧線、それに気象記号で天気の概略を理解することが閲覧者に課されたが、後のテレビ番組では天気図がアニメーションで動的なプレゼンテーションをするようになって、利用者は天気の予測や前後関係を視覚でも理解できるようになった。

これがインターネットになると、まず最新情報が提供されるようになり、それまでの一日何回という予報発表のやり方が急速に陳腐化した。

さらにはFLASHレイヤーなどブラウザー機能をフルに駆使することで、より動的にビジュアルに訴え、天気を知るという事の概念さえも進化していった。

このブログのパーツにも使ってある「GPV気象予報」は、雨量、気圧、気温などの要素を個別に表示させ、しかも時系列でレイヤーを重ねることで、制止画像でありながら立体的な気象環境を理解する事ができる。しかも矢印記号と色分けによる三次元的な情報ソースは、言葉の何倍もの訴求力で発信してくる。

さらに進化しているのが「windyty.com」。おそらくこれもFLASHの活用だと思われるが、今回の台風進路や経緯を伝えるために提供されたウェブページを見ると、大気の流れ、気圧の山と谷、気温の変化、波浪や天候の様子が連続的に報じられている。

天気というのは多くの場合、晴れと雨の境界線があるワケではなく、雲の厚さや大きさもショートケーキをカットしたような垂直水平断面が存在するワケではない。雲は徐々に厚く大きくなり、気圧も等圧線が示すように丘陵形を成して相異しているもの。またそれらは時間軸に沿って動的に変化するもので、映画のシーンが切り替わるような大雨が突如として晴天になったりはしない。

そういう変化を滑らかなアニメーションと単純な記号というかモチーフで表現する気象情報ウェブサイトが「windyty.com」だ。

windyty.com[ http://embed.windyty.com ]

見てみれば、なるほど、天気というのはこういう感じで絶え間なく変化を続けていて、今のこの時間のこの場所がどのような過渡期にあるのか、またこればでがどうであって、これからがどうなるのかが「流れ」として直感的に理解できる。

映像には色や形があるが、一般的に受ける印象(たとへば赤や黄が暑く、青や緑が寒い)がそのまま配置してあって、与えられた印象をその記憶から予測や予見に転化させるワケだ。その意味では効果音や音楽が付帯すれば、もっとリニアに感じとれるかも知れない。(笑)



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