2010年02月19日

高島タカイワ(防備録)面妖な潮

まぐれ当たりのイシダイがあったから救われたが、もしも掬い損なったり諦めたりしていたら、タカイワの一日は正真正銘のメバル一尾。なにしろ6時間余りの間にウキが反応したのは、たった二度である。危なかった。

返す々々も貴重な獲物。改めて謝意を捧げたい。(笑)

さて、先頃より話題のウキ入れ踊りというのは、まず足踏みをしながら全身を上下にシェイクさせる。竿を右の脇へ抱え、右手はスプールに沿えて、左手を高く伸ばし、シェイクに合わせてその左手を段々に下げ拳を作り、また上げては指を伸ばす。ときどきに腰を曲げるところまでシェイクは激しくなる。

体躯の動きに添った伴奏は、祈りを込めて「ハ・イ・レ〜、ハ・イ・レ〜、ウ・キ・ウ・キ、ハ・イ・レ〜」と、まあ、低くリズムを刻みながら唱える。映画「インディージョーンズ」の中でネイティヴが祈りを捧げるシーンに近い。尤も、祈りが通じた試しは一度もない。(爆)

#こんなところで良いですか?(;´Д`)

閑話休題。

タカイワの潮の動き方は興味深いものだった。たった一度の経験で推論を述べるのは尚早なのだけれども、いずれ再びタカイワへ上礁した際には、もしかするとヒントになるかも知れない。

座の正面は、ほぼ真南を向いている。本編でも触れたように右半分、アカイワ寄りの海域はミヤノシタの向こうまで複雑な瀬が連続している。水深はなべて10メートル程度。根掛かしたときに海底の物体を引き揚げてみたところ、岩にはケイ藻類や貝類などの海洋生物が貼り付いていた。

磯際から20メートル程度の距離では全遊動のタルウキ仕掛けに結んだ鈎が、やはり海底の何かに引っ掛かった。極めて浅い。

一方で正面の左半分、スズメノコ側の沖は竿2本半でウキが淡々と流れる。明らかに右半分よりも深い。

興味深いのは潮の動き方だ。

この日の潮は大潮の後の中潮。高島の潮は比較的活発に動くと思っていたが、その実、コダンやタカミでは午前10時頃まで、ほとんど動かなかったという。さらにタカミ、イケマの潮は、上げ潮に転じた後も右流れ。つまり潮の当たりが弱かったようだ。

タカイワでは、午前10時より早い時間帯に右半分の海域に浮かべたウキは殆ど静止状態。左半分のウキはジワジワと押し気味に左流れ。全体に潮が弛んでいる状況だった。

それが10時を過ぎた頃、左半分の潮は明らかに活発な動きになった。しかし右半分の様子はほとんど変化が無い。

水深や海底の地形だけで潮の動きを結論するのは危険なのだけれども、その左右の境界は、見た目には何等の相違点も見つけられない平坦な海の中に、まったく唐突に存在した。それは数時間が過ぎても上げ潮である限り、ついぞ変化すること無く存在していたのだった。


境界の右へ浮かべたウキは不動。僅か5メートルほど左へ浮かべたウキはグングンと潮に乗って流れる、という有様だ。ウキを運んだ潮流は、底から湧き出していたのか、沖から及んだ流れなのかは、それ以上の遠投が出来なかったので不明だったが──思うに──

何度も打ち返してみて、その境界線と水深はほぼ合致していた、と解った。

つまり右半分が浅く、左半分が深いその境界には、沖へ向けた長い駈け上がりが海底にあるのではないか。駈け上がりこそが潮の動き方に大きな影響を与えていたのではないだろうか。

もしも推測が正しければ、その場所は上げ潮では潮裏になり、下げ潮でこそ潮表にあたる。総じて駈け上がりは潮表のほうが有利になり、また斜面に沿って流れる潮も良い。と云うことはタカイワの境界周辺は、下げ潮でも充分勝負になる磯なのかも知れない。

真鯛やヒラマサのカゴ釣りは、活発な潮筋に仕掛けを入れ、回遊してくる魚の足を止めて釣るのがセオリー。その意味では、やはりスズメノコ方面へ通す潮に乗せて釣るのが王道に違いない。

スズメノコの左前方にある瀬へ達する駈け上がりは、だから上げ潮のとき絶好位となる。その逆のことがタカイワで起きるかも知れない──という、これは推測に過ぎないのだが。

タカイワは、何も好んで乗る磯でもなかろう。しかし乗る磯が無くなって、再びここで竿を持つとしたら、たった一度の経験が役立つのではないか。いや、役立てねばならない。

ウキ入れ踊りに頼ってばかりでは、いかんのである。(笑)


というワケで、写真は素直に嬉しかったイシダイとワタシ。(爆)

foujitas at 02:18コメント(6)TB(0)高島回顧録 | 潮待放談 
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コメント一覧

1. Posted by みやちゃん   2010年02月19日 13:04
ふじたさん、お疲れ様です。本日、予定をしてました岩国行きが、仕事都合で行けなくなりましたm(__)m
また日を改めます!
メアド、入れておきますね!
2. Posted by ふじた   2010年02月19日 13:39
みやちゃん^^
今日は残念でございました。
広島でしたらまた機会もありそうです。また次のチャンスを楽しみにしています。(^^)v
あ、いただいたメールアドレスはコメントから削除しておきますね。スパムロボットに拾われたら、アホほど迷惑メールが行ってしまいます。(^^;
ありがとうございます。
3. Posted by かっちん   2010年02月19日 21:33
おぉ〜、デカイっすね!!!
ふじたさんの喜びぶりがね・・・・写真から伝わってきますよ。  羨

私も今夜は、ふじたさんの好調運にあやかって、出撃予定でしたが・・・・
チョット寒いなぁ〜!!! とか思って居る内にコタツの番人となりました。
日曜日に突発の仕事が入りましたので、今週末は万事休すです。 涙
4. Posted by みやちゃん   2010年02月19日 21:47
3 こんばんわ〜、今日は初めてお話をあつかましく長電話させて頂き大変ありがとうございました。
実際、ネットブログを拝見させて頂いた通りヒラマサ談義に共感を覚え心強い限りです。
今後とも宜しくお願いいたします(^-^)v
5. Posted by ふじた   2010年02月20日 03:25
かっちんさん^^
だはは、これはどうもありがとうございます。
なんちゅーか、オッサン面してますねワタシ。(笑)
それにしても寒い夜です、ええ、今夜はよい子にして居られるのが正解と存じます。あまり急速な水温低下は魚の活性を落とすそうですから、良いタイミングではありませんかね。
その分、次週はX2で!(^-^)
6. Posted by ふじた   2010年02月20日 03:28
みやちゃん^^
こちらこそ、楽しい時間をありがとうございます。
お約束のスケートを見ながら退屈していたところでして、私のほうこそ引っ張ってしまい、申し訳ありませんでした。(笑)
高島のヒラマサを語れるほどのキャリアはありませんが、とにかく高島で釣ることが大好きです。どうかこれからもよろしくお願いします。m(__)m
週明けには温かくなりそうです。^^

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