2010年02月25日

高島マツガシタ(釣行記2)一日一枚

マツガシタという磯はコダンとイケマに挟まれた小さな場所。隣接する磯で互いが譲り合って釣れば良いのだが、再々にわたって座の正面を過ぎるまで潮上からウキが流し込まれると、マツガシタは封じられ、殆ど釣る場所を失ってしまう。

釣り始めたら遠慮した方が負けなのかねえ。ならば負けに甘んじて釣るしか仕方ない。

潮上へ仕掛けを入れる事を諦め、正面の限られた海だけがポイントだ。幸い、上げ潮はほどよく動き、一所懸命に投げれば届く30メートルほどの沖合でも潮に乗ってくれる。

アタリが取れぬまま後半戦に差し掛かった頃だった。それまであらゆるタナで無傷だったサシ餌が時々に無くなり始めた。『おっ、餌盗りが出たか、それなら──』気を取り直して再出発。

マツガシタのチョイ投げ範囲は主にヒラマサのポイントだ。コダンへ寄るほどに水深は浅くなり、およそ3本のタナで根に掛かる。ベタ凪の海に青物の気配は感じられないが、タナを1本から2本半の間で細かく調節しながら、ゆるゆると流れるウキを見ていた。

SS師が一緒なので、まさかウキ入れ踊りは出来ない。(笑)

『ウキよ入れ』と念じながら流していた11時半頃、天へ祈りが届いたか、目の前ではっきりと見えていたウキが消し込まれた。

「っと、入った!」

実は本日二度めのアタリ。半時間ほど前にコダン寄りであったアタリは、フケ糸を巻き取ったところで再びウキが頭を出してしまったのである。おそらく緩い潮の中でコッパクロやサンバソウが突っついたものだろう。

『もう浮いて来るな』と祈りつつ、ヒラマサを想定し道糸が走り出すのを待つが、糸は出ない。『うむー』

竿を起こしてアワセ。確かに何か乗っているけれども、さほど大きな魚ではなく、頭を振るように竿を叩く。

「こりゃあタイですねえ。それも30センチ級」(笑)

SS師に掬ってもらった魚を見ると、案の定、真鯛であるばかりか、その可愛らしいサイズまで的中。(;´Д`)──辛うじて坊主は免れた。(´Д`;)

どうやら時合いだったようだ。コダンやイケマでパタパタと真鯛が釣り上げられる。が、こちらに為す術は無い。半時間ほどの活況を過ごし、海は再び沈黙した。納竿まで、まだ1時間も残っているが、さて。

先週のタカイワと同じような状況だ。潮は行っているがサシ餌は残り続け、何の反応も無い。しかし、この潮ならヒラマサがチョイ投げの距離に寄ってきても良い筈。希望的観測に従い、残る時間を試してみよう。

天秤からカゴを外し、巨大反転カゴを装着。オキアミは通常のワカナカゴの3倍以上が装填できる。こいつを三回ばかり打ち返し、とにかく大量のオキアミで魚を寄せてみよう。

たちまち寂しくなったバッカンを心配しながら、マツガシタの目の前に浮かぶウキを見遣る。しかし杳としてサシ餌は残り続け、釣況が変化することは遂に無かった。

敢え無く終了。

終わってみれば辛うじて真鯛一尾。先のタカイワに続く、一日一枚の辛勝である。

人が多い順に磯上げするシステムは承知。いつもなら釣り人が多くても何処かの磯が空いているのだが、満員御礼となると分が悪い。

コスズメや東磯へ、空き磯を探しに廻ってもらおうかと考えた朝だったけれども、残された船内には船釣りのお客さんの姿もあった。朝真詰めは遠に過ごし、彼らは少しでも早くアンカーを下ろしたいと思われていただろう。そんな気持ちを察していながら船長に我が侭を頼み込むことなど出来ず、致し方なく降り立ったマツガシタだった。

また来週、釣ろう。



foujitas at 07:54コメント(6)TB(0)高島回顧録 | 潮待放談 
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コメント一覧

1. Posted by みやちゃん   2010年02月25日 08:09
3 おはようございます、昨日はお疲れ様でした。
一人の場合はどうしても厳しい釣りになるんですねm(__)m
ノヅキ、ゴートー辺りでヒラマサの便りが届きました。
か○やスタッフメンバー(地ゴートー)にてタイ4枚との事で話より。
北側しか潮が入りにくい地形なんでしょうかね〜
2. Posted by ふじた   2010年02月25日 08:21
みやちゃん^^
陣中御見舞いをありがとうございました。あれから頑張ってみたのですが、結局は敢え無く納竿。なかなか突き抜けられない釣りが続いています。(´Д`;)
当日は、やはりゴウトウ廻り。良い磯に名手が入ると、当たり前のように良績を挙げられますよねえ。腕も場所も羨ましく思います。
たしか地ゴウトウでは大鯛。ノヅキのO師も復活完了。いつになったら思うような結果が得られるのやら・・・自分。(笑)
また来週、がんばります。
3. Posted by 乙姫POOH   2010年02月25日 10:03
フジタさん
昨日はお疲れ様でした。
急遽、前日の釣りとなってしまいご迷惑を掛けたかも・・・と思っています。
それにしても、西周りとコダン周りは状況が違いますね。西周りは潮が緩いときは餌取が多く刺し餌が残るのは潮がしっかり走ったときだけでした。たぶん餌取はウマズラ系だと思うのですが・・・
朝まずめと潮が走ったときに計6枚の釣果を得ましたがまだまだ修行が必要です。
コダン周りは刺し餌が残るのですね。潮の加減か水深の違いなんですかね?
同じ島なのに海って不思議です。
今度はいい釣果がフジタさんに訪れると期待しています。また会いましょう。
4. Posted by ふじた   2010年02月25日 11:37
乙姫POOHさん^^
昨日はありがとうございました。迷惑だなんて何を仰いますやら、滅相もありませんです、はい。
やはりゴウトウ周りにPOOHさんが入られると物凄い事になりますね。昨日の竿頭は、ほぼ間違いありません。
それに比べて私など、ヒーヒー云いながらチャリコに毛が生えたような真鯛一枚。あの潮でよう釣らんのですから、もう腕のせいとしか言い逃れもできず・・・。(´Д`;)
当日は突っ走るような潮ではありませんでしたが、イケマからコダン沖へ向けて良い潮が出ていました。むしろコダンの正面は行き足が鈍かったかも知れません。
そろそろ私にも順番が回ってきますかねえ。それまでに腕を磨いておかねば。
これからも、どうかよろしくお願いします。(^^)v
5. Posted by かっちん   2010年02月25日 21:01
ふじたさん、お疲れさまでした。
先週に続いての一日一枚・・・・ 
ワタシから見れば羨ましい限りですよ。  笑
まだまだ、ふじたさんには運がありますから次回に期待しましょう。

さてさて、浜田方面ですがホカホカ陽気に誘われたのか?
ヒラマサがポツリポツリと上がっていますね。
シャックリ波止では、大マサも上がっていましたし、ヒラメも・・・・
何を隠そう、釣友の達ちゃんが某渡船のHPに乗ってました。  笑
あの人が釣ると・・・・玉ちゃんが燃えてます。 爆

6. Posted by ふじた   2010年02月26日 07:27
かっちんさん^^
ありがとうございます。まだ魚運があると云っていただけると救われます。が、余りにも厳しい環境ですわ。(´Д`;)
まあ、「高島で釣るのは魚が欲しいだけではないから」と考えての上。とは申せ、こう貧果が続くと、もはや風前の灯火。次は撃沈を喰らうかも。(笑)

浜田もヒラマサより人のほうが多いようですねえ。
玉ちゃんと仰らず、共にかっちんさんも燃えてくださいまし!^^

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