2010年08月04日

高島カメ(釣行記)消費した鈎は9本!

8月。猛暑もピークに差し掛かった高島へ渡る。メンバーは底物の支度をしてきた師匠と兄ちゃんの3人で、単身釣行の底物師が多いゆえに恵翔丸の一番くじを確保。島義丸との先着けジャンケンも、こう勝たなくても良い日に限って勝利する。

イサキと石鯛が同時に狙え、かつ相互が干渉しない磯、カメを選定。仲良く譲り合って頂戴した座は、ゴウトウ寄りの低手だった。

先のタイドグラフとコスズメの考察から、小潮の今日は潮変わりが極めて小さく、潮汐表では下げ潮となっていても、実際には上げ潮である事が予測できる。ゴウトウに釣り人が居なければ、カメならどちら向きの潮でも好勝負になる。そう読んで選んだ磯だった。

恵翔丸がホースヘッドを磯に寄せるとき、僅か満ち潮に流されていた。『やっぱり満ちか』と察して磯上がり。ここまでは予測通りの段取りで運んでいた。

満ち潮なら、迷わずゴウトウの沖へ流せ。カメの低手で体の向きを変え、左後方の岩の窪みを利用し、仕掛けの垂らす。そこから一気にスリークォータで投げると、仕掛けは真っ直ぐカメとゴウトウの境界辺りへ着水する。

仕掛けは沖の潮に乗り、グングンとゴウトウの沖へ出て行く。明らかにゴウトウの潮だ。小さくなるウキの行方を見つめて回収。サシ餌は残っている。『なるほど、これがphooさんの云った、潮が速ければサシ餌は残る、か』納得しつつ再投。

再び同じ潮に乗ったウキは、やや本ゴウトウへ巻き込んだ辺りで「にゅるり」と消えた。

「よっしゃ、入ったわ!」(^△^)

当然、イサキを想定してゆっくり竿を起こし、巻き取りにかかる。そこで獲物は抵抗に転じた。『おっと、豆ヒラか?』思った直後、とてつもない大きな力で獲物は泳ぎ始めた。『うわっ、こりゃあサメじゃあ(;´Д`)』暫くすると疾走は止まり、また巻き寄せるのだが、もはやリールのハンドルは動かない。

竿を起こして辛抱していると、テンションは無くなった。ハリス切れ。

「なん、サメじゃったん?」
「サメですわ。高島に5年も来とりゃあ、サメのアタリぐらい見分けんにゃいけんでしょう」

6号ハリスに新しい鈎を結びつけ、再び同じポイントへ。すると、殆ど同じ地点へウキが達したとき、またしてもヒット。反射的に竿を起こすと、今度は獲物──サメの方から先に走り始め、道糸はモーゼの十戒の如く海面を走る。そしてハリス切れ。(´Д`;)

『ちくしょう、何とか出来んかのう・・・』思案に暮れながら鈎を結び直すが、相手がサメではどうにも成らない。サメの居ない海域を釣る手もあるが、このゴウトウの潮を目の当たりにすると、カメの正面を釣る気にはならない。その正面とて、兄ちゃんの一投目にサメが喰いつき、仕掛けを壊されているのである。


一縷の望みを託して三度、ゴウトウの沖へ。しばらくアタリは遠のくが、ウキが入ればサメが喰らい付き、辛抱してみるが獲れる筈もなく、為す術が無いままハリスを千切られる。3本めの鈎を失った後、4本めの鈎を結んで仕掛けを投じた。

ウキは正確に同一のラインをトレースし、ゴウトウの沖合いで緩やかに右へカーブする。その先でウキが消し込む。

「ええいっ、またサメかい!」

4度目ともなると些かぞんざいな竿捌きになり、リーリングも速い。『ん?』今回のアタリは、あのダンプカーと衝突したような強大な引きが感じられない『もしかしたらイサキ?』半信半疑で巻き寄せてみると、小振りだが元気の良いイサキが鈎に掛かっていた。

「おお〜、貴重な恵みじゃ〜」(´∀`)

丁寧にタモで掬いとり、本日最初のイサキを確捕。云ってしまえば、これが最初で最後の獲物となった。午前6時30分。

それからアタリらしい反応は無くなった。潮は程よく通していて、サシ餌もしっかり残るのだが、タナが違っているのか、サメが魚を蹴散らしたのか、さっぱり音沙汰が無くなってしまった。

カメとゴウトウの潮は、よく見られるように磯際の潮は沖の潮より速く、川のような流れになっていた。沖へ投じたウキを出来るだけ自然に流すべく、敢えて糸フケを出して流していると、なんとスプールの糸が全部解け出してしまっている。

こんな時にヒラマサでも当たってきたら一溜まりも無い。大慌てで仕掛けを回収。いやはや、先頃のコスズメでしもる磯に道糸を取られてしまい、50メートルばかりを切り捨てた残りは約150メートル。やはりこういうケースに遭遇すると、道糸は200メートルが必要である。

満潮時刻は午前6時だったが、依然として満ち潮が通している。すでに10時だ。

敢えて投入ポイントは変えず、執拗にゴウトウ沖を釣り続ける。サメだらけは覚悟の上。運良くイサキを磯際まで寄せられたら捕獲できる。カメの正面では喰い渋る底物に業を煮やした兄ちゃんが、段々鈎でハゲやサンバソウを釣り上げていた。

ゴウトウの正面辺りを漂っていたウキが消し込だ。

「ほい、来た!」竿を起こして巻き始めると、またしてもサメの鈍重で凶暴な手応え。

『うむー、またか。畜生、獲ったるか!』無理を承知で応戦開始。姿見ずのままハリスを切られてばかりではカゴ師の名折れ。せめて魚影だけでも、あわよくば引きずり揚げてやる。

ドラグに手を掛け、巻いて巻いて寄せる。スプールを見ると未だ50メートル以上の糸が出ていたが、寄せたかと思うと奴は猛然と走り始めた。竿が伸される限界まで撓めてドラグを緩め、テンションを掛けながら糸を出す。突進が止まった。常に竿を起こした状態で再び寄せにかかる。

すると奴は再び強大なパワーで走り始める。今度は左へ走って止まり、また巻いて、また走られ、およそ10分が経った。


獲れる筈も無いことは解っているが、こうなったら大ヒラマサを寄せる練習のようなもの。巻いては出され、寄せては走られ、いよいよ奴も疲れてきた頃だろう。『そろそろ勝負をかけたろか』。するとこちらの意思を察したか、奴はまたしても突進を始めた。ここへ来て尋常な力ではなく、100メートル以上残っていたスプールの糸は、一度も止まることなく全部が引き出された。


『こりゃあいけん。みな持って行かれたら仕掛けを無くしてしまうわ(´Д`;)』それにドラグ機構の耐久性も懸念される。もう敗北を認めるしか無い。ドラグを締め込み、竿を立てて踏ん張ると、やはりテンションが無くなった。

それから後にもアタリはあるのだが、相変わらずサメの餌食になる。もう馬鹿々々しいので、サメと判断したらさっさとハリスを切って、次。都合8本めのサメを掛けて千切られ、9本めの鈎を結び付けたところでお仕舞い。

ウキが消し込み、竿を起こして巻き始め、ハリスを切られるまでの一連の遣り取りから察するに──。

最初にイサキが掛かり、それにサメが喰らいつくケースとは他に、やはりサメがオキアミを直接捕食している場合もあるようだった。

結局、ポケットにいれておいた鈎袋の12号鈎は全部消費。ハリスも2度ほど交換している。クーラーへ収めたのはイサキが一尾。あとは残らずサメに持って行かれてしまった。

11時頃になって潮は、漸く下げに転じた。潮変わりの直後は勢いもなく、ゆるゆると動く。最後の期待をかけてみるも、この潮では餌盗りが集まるばかり。

誘導タルウキに交換し、丁寧に最後の1時間を釣ってみるけれど、もう獲物らしい魚は居なかった。

八月緒戦の高島は結局、イサキ1尾で終了。

まあ、坊主でなくて良かったか。(´Д`;)



foujitas at 20:22コメント(2)TB(0)高島回顧録 | 潮待放談 
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コメント一覧

1. Posted by かっちん   2010年08月04日 20:56
お疲れ様でした。

記事のアップを待ちに待っておりましたが・・・・
最初で最後の獲物となった。
  ↑   ↑
うそぉ〜・・・・・。  笑

私も、先週末のリベンジ準備に夜な夜な仕掛けを改造しております。  汗
2. Posted by ふじた   2010年08月05日 06:12
かっちんさん^^
いつもありがとうございます。
何度かアタリはあるのですが、結局、寄せる前に全部持って行かれてしまいました。(泣)
次回のヒラマサ、がんばってくださいね!
楽しみにしています。^^

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