2010年09月30日

高島イワグチ(釣行記)イサキ3内サメ2

やれやれ、満を持して乗り込んだ高島でこの無様な結果。この上はもう、釣り堀か何かへ行くか、お魚センターで鮮魚を買うしか無いわ。(´Д`;)

およそ一ヶ月振りに辿り着いた午前2時の大浜港。クルマを停めて仮眠を始めるが、これが車内であるにもかかわらず寒い。悪寒を感じつつ、午前4時半に起床。島義丸は(shigeさんのお話の通り)港に姿はなく、恵翔丸と、復活なった益田丸に明かりが灯されていた。

恵翔丸は3・2・1の3組。益田丸も2〜3組の姿がある。総勢は少ないが、前夜に見た港に舫われた船は、湾内にあるにもかかわらず風と波のせいでひどくしゃくっていた。さて、どこの磯に乗れるだろうか。

今日は小潮の初日で下げ潮の時間帯。中潮の後だけに、おそらく逆に、終始の速い上げ潮が通すのではないか。そんな予測のもと、できればカツオやヨコワが狙えるワレやゴウトウ周りに行ってみたいが、この波と風で果たして──。

コダン、イケマと続いた二隻の船の最後、ワレは空いているけれども、どうも波が高いようだった。

「ワレは・・・ムリ?」
「だめ」
「じゃあ、イワグチ!」

上礁後、船長は船から大波に気を付けるよう拡声器で気遣ってくださり、イワグチの一日が始まった。


所定の場所へ道具を置き、少々強い風を感じながら最初の一投。正面へ仕掛けを落として潮を窺ってみる。巻き直したばかりの道糸は抵抗も少なく、軽い一振りで結構な距離が稼げる。『潮は・・・上げ。よしこれならええ』

予測通り朝から活発な満ち潮が通し、正面へ着水したウキは程よい速度でワレの方向へ流れていく。最初の5〜6投に神経を集中させ、サシ餌が残っていることに期待を持ちつつ打ち返す一日の始まりだった。

釣り始めから半時間。セオリー通りに正面やや左へ遠投したウキが、ほぼ正面辺りで消し込んだ。

「よし、入った」当たり前の事が起きたように冷静に竿を上げ、取り込み開始。

ところが7〜8回ほどハンドルを回したとき、つまり5メートルばかりの道糸を手繰ったとき、リールが動かなくなる。『あらっ?』しまった、この感触はサメか。直感的に想像を巡らせるが、時すでに遅し。

ビクともしないまま数秒が経過。やおら今一度の鈍重で強烈な引きを喰らったところで「プツッ」。仕掛けの重さだけを感じながら回収してみると、やはりハリスは、鈎上数十センチのところで捻り切られていた。『ちくしょう、まだサメが居るんか』(´Д`;)

一気にモチベーションが萎んでいく。こうなったら数を掛けて、その内の何枚かをとるしかない。しかし想定するのはヒラマサである。おいそれとハリスを落とすことも出来ぬ。奇妙なジレンマを伴いながら、次の鈎を結んだ。

ここから長い我慢大会が始まった。沖はサシ餌が残る。魚が居ると信じて流すも、まったく反応が無いまま時間ばかりが過ぎていき、徐々に我慢が堪らなくなる。

9時頃になると潮は複雑に動き始めた。正面のウキは右へ流れていくと、高島を背に1時方向で完全に停滞する。つまりクエバ側から押してくる潮とぶつかっているようで、イシノアナの前辺りでは、逆向きの潮が強く出ている。沖へ投げたウキは右へ流れ、足下へ垂れたフケ糸は大きく左へ流されるのだ。

試しにクエバ向きに思い切って遠投すると、磯に近い海域はウキが戻ってくるような左流れ。沖合はやや右流れ。正面には、投げれば充分に届く位置に美しい潮目が生み出されている。

見ていると、あたかもカツオやヨコワが出そうな潮目だけれども、少なくとも6号4尋のハリスと12号の鈎に反応を示す魚は居ない。『この潮をどう釣るか』実に面妖な動きを見せる潮に、もはや為す術を失っていた。

弛んだ潮の中にヒラマサが回遊している場合もある。必ずしも潮が通している事が有利なワケではない筈。アタリが出ない正面を見切り、しばらくクエバ沖をめがけて打ち返す事にした。しかし杳としてウキに変化は無く、着水した付近で停滞したまま、ほとんど期待を削がれる景色が続いた。

余りにも退屈になり、磯際のカニにオキアミをくれてやり、手持ちぶさたを紛らわせているとき、穂先を引っ張られ我に返った。

ウキが・・・『無い!』(^△^)

引きは強くなく、イサキである事を想定しながら、ゆっくり竿を起こす。サメの野郎もイシノアナの浅い瀬までは追いかけることができぬようで、無事に足下まで寄せる事に成功。辛うじて坊主を免れる一枚のイサキは、しかし失笑するほど小さい。orz....

群が居ることを前提にして、魚を絞めるより先に仕掛けを入れよ。いそいそと同じ場所へ打ち返し、網のイサキの処理にとりかかった。群は居なかった。orz....


長い時間が過ぎた。

師匠との話の中で、「もしかするとタルが有効かも知れん」とした事を思い出していた。しかし風が強く遊動タルにしてもおそらくサシ餌は入って行かないと思われ、ひとまずカゴを外しただけの固定タルで試してみよう。

コブ岩の上に立ち、少し体を捻ってややクエバ沖へ仕掛けを投げる。思い通りのポイントへ着水。『鈍い潮だが、4〜5回も打ち返せばコマセが効いてくるじゃろう』。根気よくポイントを創り出す事は大切だ。

そうして20分ほどが過ぎる頃、同じ場所へ打ち返したタルウキがグングンとクエバ沖へ運ばれるようになった。サシ餌は当然のように残る。

『この潮なら絶対に何か釣れる筈じゃ』経験則から確信を持った。これほど迄に潮が行くのなら、カゴに変えたほうが正解。即席タルを外し、タナ2本少々の底カゴにして定点へ打ち返す。

だが、棒ウキはまったく停滞して動かない。『ありゃりゃ、さっきのタルは何じゃったんかいの?』ウキの様子を見ても根掛かりではなさそうだ。今一度タルにすると、またグングンと流れる。『表面の潮だけ滑っとるか?』ものは試し。底カゴのタナを徐々に浅くして、どこまで上げたら潮の層に境があるか調べてみよう。もはや釣りはそっちのけ。(^^;

調査の結果。竿半本で入れた底カゴはタルと同じように流れる。竿1本では全く微動だにしない。『こんな潮って・・・』(;´Д`)

俄海洋調査は、もう良い。クエバ側を釣り切るノウハウは、残念ながら持ち合わせていない。こうなったらイワグチの王道を釣るしか無い。たとへサメが居たとしても、だ。

コブ岩に仁王立ちとなり、一杯に竿が引ける背後を確保し、正面左へ仕掛けを遠投。そのまま潮に乗せ、ほぼ正面を過ぎた位置でウキが止まる。この潮を釣るしか無い。依然としてハリスを落とす気にはなれず、6号のまま。潮が速いぶんだけ半尋ほど切り詰め、軸の細い11号鈎に交換。さらにタナ4本、4本半と下げていったところだった。

仕掛けを回収したところで、軽く獲物が竿にのった。

『おっ、ここに居ったか!』(^△^)しかし直後、あの独特な質量を感じる強く大きな手応えに襲われ、穂先が「ギュウ」と引っ張られたところで一巻の終わり。やはりサメに持って行かれてしまった。orz....

時刻は11時前。9回裏2アウトでランナー無し。点差2点を追いかける展開か。『ええい、こうなったら食材確保じゃ!』。ダンゴ鈎を取りだし、正面のワンドを拾い釣り。手前の海域でスパッとウキが消し込んだが、下品な手応えは憶測通り巨大なバリ。『これもダメか』。

残された僅かの時間。出会い頭の交通事故の如きアタリに一縷の期待を込め、オキアミが続く限りに打ち返すが、これも徒労に終わる。終始、足下へ手で撒いたオキアミ3キロも全くの浪費。

ほとんど何も報われないままイワグチの竿を納めるしか無かった。

やれやれ。


慰めに立ち寄った益田のラーメン山崎も、よりにもよって臨時休業。まったくどこまでもツキに見放された一日である。

もう一度、やれやれ。

foujitas at 09:06コメント(6)TB(0)高島回顧録 | 潮待放談 
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コメント一覧

1. Posted by シュシュ   2010年09月30日 10:38
お疲れ様でした。
まだサメはいるんですね〜
秋も一気に深まり水温もどんどん下がるでしょからこれからですよ!
明日は火電にカンパチ狙いに行ってきます。
2. Posted by ふじた   2010年09月30日 10:57
シュシュさん^^
毎度ありがとうございます。
昨日の高島は相対に厳しかった模様です。マダイがちらほらあったものの、いずれの磯も低調。
火電沖波止はいまネリゴの花盛りですから、私もそっちに行けば良かったっす。orz....
明日は頑張ってくださいね!夜明けは寒いです。
3. Posted by へっぽこ   2010年09月30日 19:07
お疲れ様でした。

今日、ボクも行ってみたんですが・・・・・・
撃沈でした
4. Posted by かっちん   2010年09月30日 21:35
お疲れ様でした。
まぁ、イサキちゃんが釣れてますから撃沈じゃないですよ。

しかし・・・・高島は、まだサメが居るんですね。  汗
反面、私もリールが巻けなくなる感触を味わってみたいです。   笑

浜田ではウスバが釣れてますね。
私は釣ったことが無いんで釣ってみたいのですが・・・・
今週末は百姓ですわ。   涙



5. Posted by ふじた   2010年10月01日 00:41
へっぽこさん^^
ご無沙汰しています。
なかなか厳しい高島ではあります。(;´Д`)
次週には上向くと思われますが、私は会議連発でお休み。
侭成りません。(泣)
6. Posted by ふじた   2010年10月01日 00:44
かっちんさん^^
いつもありがとうございます。
いやはや、惨い目に遭わされました。玉砕です。
これだけ水温が下がってサメが居るとは思いませんでした。
ウスバハギは余り上品な釣りではありませんが、食べたら滅法美味しいので、これが始まるといいのですがねえ。
収穫時期と釣りシーズンは、やはり自然の摂理で重なるのですかね。
まともな釣りがしたいものです。はーーー。

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