October 03, 2006

voyage-1 UK

6a5d9f2c.JPG出発一週間前に急遽旅立つことを決心し、とりあえずボルドー→イギリスの飛行機のチケット、マルセイユ→ボルドーの列車の切符だけを押さえて出発しました。
その間は・・・未定。

 イギリスのガイドもなく、とりあえず行ってから何とかしようというなんとも大雑把な旅行計画。ひとまず友人がいるswindonという町を目指す。この小さな町はホンダその他車の組み立て工場があるのでそれにまつわる人が多く暮らしている。ロンドンまでバスで2時間。日帰りも可能である。
 イギリスの面白い面のひとつに、徹底した価格破壊がいろいろな分野で存在していることがある。格安航空会社のrayanairをはじめ、古くからあるシステムにざくっとメスを入れるのが好きなようである。驚いたのが同じ列車のレールに複数のオペレータが乗り入れていること。線路を飛行場のようにシェアしているのである。
当然複数の会社が同じ路線を走っているので価格競争は厳しい。消費者にはよいが、一方あるオペレータ限定のチケットを購入した場合、他の列車には乗れないということになるのはちょっとややこしい。
イギリスは物価が高いことで有名だが、価格破壊が進んでいるカテゴリーに関しては目を見張るような、あって無いような値段がごろごろしている。スウィンドン→ロンドンのバスも同様で、前もって購入しておけば1ポンド(200円)なのである。ちなみにロンドンの地下鉄は初乗り3ポンド(600円)である。なんじゃそら。である。
電車でも、片道45ポンド、日帰り往復45.5ポンドというように慣れていないと自分自身の価値観に不安になるような値段が並ぶ。しかし一度このようなシステムを把握するとイギリスは意外と安く動けるのではないかと思った。

結局スウィンドン⇔ロンドン日帰り×三回した。そちらのほうが安く上がるのであるし荷物が少なくて済む。なにせ貧乏旅なのだ。
朝5時起床、昼ごはんのサンドイッチを作り、林檎とクッキーをバッグに放り込んで6時半のバスに飛び乗る。ロンドンで20時くらいまでさまよい、22時半に家にたどり着く。さすがに最後のほうは運転手の人に顔を覚えられてしまった。
ロンドンっ子の自慢とよく言われるのが美術館。国立のものは入場料がタダである。国宝級のものをタダでいいよと言われるとそれなら払うといいたくなるのは私が天邪鬼だからなのか。口の中で学生料金ですとつぶやきながらわずかばかりのお金を寄付する。サンドイッチを公園などで食べて美術館をはしごしているので基本手金は交通費と美術館以外出費はなし。

スウィンドンで知り合った友人の同僚と思いつきでスコットランドに行くことにする。あんなに寒そうなところ夏に行かなくていつ行くというのだ。という意見が一番決めてだったような気がする。
旅の目的はglasgowという町で生まれた美術家Charles Rennie Mackintoshの作品を見て回ること。家の設計からその中に飾る絵や家具まで、ちょっとユーモアも混じった明るく暖かい作品が多く、アールデコ調のフェミニンなラインとやさしい色使い、直線と曲線の使い方が特徴的である。ガウディとミュヒャとも通じるものがあった。


続く
CRM-1

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September 03, 2006

La rentree

しばらくぶりでございます。
ボルドーでのドクター一年目を終え、9月から二年目に突入いたしました。
8月一ヶ月間はフランスの美徳、長期バカンス。
郷に入っては郷に従えで、私も満喫して来ました。

7月28日 ボルドー→イギリス、スウィンドン
     途中 ロンドン 
        スコットランド グラスゴー
                エディンバラ
8月14日 ロンドン→ローマ
8月20日 ローマ→ニース
8月21日 ニース→カシス
8月23日 カシス→ボルドー

一見、結構動き回っているように見えますが、イギリスでは友人留守宅を借りたこともあって本を読みながらゆったりとすごした日もかなり多かったです。
ここに書きたい旅の出来事が書きつくせないほどいっぱいあるのですが、後日書いていけたらと思います。
ひとまずは、新学期も始まったことだし、ブログ再開を決心したことの表明まで。


fourmi_fumi at 22:34|PermalinkComments(2)TrackBack(0)日記 

February 01, 2006

repas quotidiens

最近の写真の中から。



poireaux
ポアロ葉八宝菜!?
普段は捨てるところですが、炒めてみるとなかなかオツな味!





kimchi
パリの友人にならった、
“フランスで手に入る食材で作るキムチ”

んまい!










「このブログを見る限りこの子は料理ばっかりしてるけど、本当に化学の勉強してるのかね?」
という心配の声を受けてもうちょっと日常の働いている様子をお届けしようと決めた年明けだったわけですが・・・。

アジア食材専門店に行かずとも、簡単に手に入る食材だけでこんな懐かしい料理ができるなんてうれしかったもので。

でもご心配なく。
私の本業についても同じぐらいの熱意を持って取り組んでるつもりです。
もし合成したものが食べれたらもっと熱心に取り組むかも、と思うときはありますけれども。

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January 31, 2006

visite medicale

滞在許可証の申請に当たっては、健康診断を受けなければいけません。
この手の手続きは9月に申請していて、今頃レスポンスがくるものが多いです。
そういう意味では、半年たってやっと落ち着いてきたと言えるかもしれません。

今回は研究室の目の前にある大学の健康センターに9時にRDV。
(RDV:ランデブー=予約。ちなみに色恋沙汰に関係なく使用します)。
検尿、体重身長測定に続きPC上のカルテ上の質問に答える。

「・・・じゃ、続いてお医者さんの問診ね」

初老の迫力のあるおばさまだったのでてっきりお医者さんかと思ったら看護士さんだったんですね。
待ち時間入れてざっとここまで40分。

再び違うドアの前で待つこと10分。
廊下でさっきから朝のご挨拶とおしゃべりをしている40代くらいの女医さんが、痺れを切らした看護士さんにせかされてようやく診察所入り→今日が初日の研修生にオリエンテーション(10分間)→名前を呼ばれる。
さっき聞かれた事も含めて再度質疑応答。
内容はざっとこんな感じ。

 どこか体の悪いところはないか。
 よく眠れるか、住宅は気に入ってるか。
 友達はいるか。
 ご飯は自分で作っているか。フランス料理か、自分のお国料理か。
 フランス料理はすきか。
 ホームシックになってないか。親に電話してるか。
 兄弟はいるのか。
 恋人はいるのか。etc...

とまあ、結構個人的なことまで切り込んでくるもんなんです。これが
11月頃、別口でラボ関係の健康診断を受けたときは、全くの雑談だと思ったので私なりにつたないジョークを一生懸命混ぜながら返事をしたのに。
ほとんど同じことを聞かれたのでこれが質問事項なんだとやっと気がつきました。
大丈夫か、前回の健康診断・・・?

ところで、フランスでは成人しても数年おきにワクチン注射をしなければいけないそうです。
費用は社会保険でカバーされるので打ってもらうことにしました。
するとぺらりと紙を渡されて、買ってきなさいとのこと。

・・・ワクチンを買ってくる???
一度はつい、ふんふんわかった、と言ったものの、やっぱりわかっていなかったので別れ際に聞き返すと、薬局で自分で買ってそれを持ってきなさいとのこと。

いったんトラムで10分のところにいったん移動し、肺のレントゲン撮影。
もちろん、待ち時間含めてさらにざっと40分。

帰りがけに薬局でワクチンを購入。
ここまでで12時を過ぎてしまって午前の部にタイムアウトしてしまったので、いったん自宅に戻り昼食。

vaccine


ついでにワクチンの撮影。
注射器にびっくり!!







再び健康センターに戻り、レントゲン写真を見せて、ワクチンをぷすっと打ってもらってようやく終了。
一ヵ月後にもう一種類打たないといけないそうです。

すべて終わったのは14時半。
やれやれ

fourmi_fumi at 23:48|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

January 17, 2006

aller et retour

ご無沙汰しております。ブログも私もまだまだ生きてます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

12/13から1/7までの26日間休暇、という日本ではあり得ない(フランスでは小学生級)ロングバケーションをいただいて帰国していました。
普通のフランス人大学生のクリスマス休暇は以外に短く一週間程度。
しかも学部生だと試験期間中の休みなので、ゆっくり遊びもできないのです。

そんなわけで周りの研究室の人たちには
「日本人はバカンスが少ないんじゃなかったのか!!」
と、総突込みされてしまいました。
「違うもん。“フランス在住の”日本人だもん!」
と言い訳。

話は変わりますが、日本の航空会社の国際線でエコノミーだと、預け荷物の重量は20kgです。
ところが、ブラジル人の友人によると
「エールフランスの場合、エコノミーでもブラジルからフランスに来るときは一人当たり20kg×2個預けることができるのよ」
とのこと。おお、うらやましいぞ。

「でもね、フランスからブラジルに帰る場合は一人20kg×1個だけなの」
だそうです。

何でなのかはよくわかりませんが、少なくとも持ってきたものの半分は置いて帰らなければならないということ。そんなことあるんですね。

以前からよく知っていたのですが、私はどうも欲張りなようです。
自慢じゃないですが、これまで20kgの重量を守った事がありません。
その昔12,000円追加料金を取られてたものの良薬にはならなかったようで
今回の行き帰りの重量は、

 ボルドー→日本 32kg
 日本→ボルドー36kg

けんか売ってるとしか思えませんね。私。
ところが欲張りであっても小心者なので、毎回チェックイン時はかなりドキドキします。
その分、通してくれたときの喜びは無上のもの(でも顔には出しません)です。
あまりお勧めはいたしませんが。

それにしても、まったく何がこんなに重量を増しているのか見てみたいものです。
どれどれ・・・

ボルドー→日本
 ワイン&食材
a fk-1









日本→ボルドー
 酒&食材               食器                   
a bx-1a fk-2








 そして納豆!!a bx-3











.....なんだかすごく納得。

fourmi_fumi at 22:21|PermalinkComments(0)TrackBack(0)日記 

November 15, 2005

noix au caramel

秋の気配が野菜売り場にやってきました。
栗、かぼちゃ、りんご、シューヴェール(緑キャベツ)、みかん などなど。
くるみも今が一番おいしそうだったので先日つい買いました。
実は先々週あたりにも買ったのですが、一個も食べないままにかびさせてしまってまだ食べていないのです。
かびるのが怖いのでなにか少しでも使ってみようと胡桃のカラメルを作ることにしました。

1.ジャムの空き瓶で殻を割って中身を出す。下には今日のフリージャーナルをひいておく。

la noix 








あまり力加減ができずにほとんど小さい破片になってしまうものも。
夢中になってせっせと割っていると、あるとき胡桃が赤いことに・・・ていうか血が!
熱中しすぎてはいけないようです。そういや昔にもこんなことがあったような。


2.無事に取り出したものを、オーブンで乾煎りする
3.小鍋に砂糖と水を入れて沸騰させる。
4.火からいったんおろして胡桃を入れてカラメルとカラメル。
5.もう一度火にかけてちょっと色がつくまで炒り上げる。
6.少しバターを入れて広げて冷ます。

resultat 1
できあがり。

表面がつやつやでカリカリでん〜、私好み♡
くるみもとても味がよく、超いい出来です。





ところが鍋を洗おうとしてふとヘラを見ると

resultat 2


まがっとる〜!ていうか溶けとる!?





そりゃ、砂糖がはいってるもん、120度くらいにはあがるとは思いましたよ。
でもそれくらい持つかなーと思ったんです。
ル・クルーゼのふたの持ち手はオーブンに入れてもいいらしいし。
料理用のヘラですもん、耐熱性高分子を使ってくれていてもいいじゃないですか。
まあ2ユーロ以下だったし、文句は言えません。
硬すぎて使いにくかったし(強がり)

出来と引き分けで一勝一敗。
次回からは木製ヘラを使います。反省。
何でいつもこう落ちがあるんだろう?

fourmi_fumi at 23:41|PermalinkComments(1)TrackBack(0)食べ物 

November 06, 2005

Marche du dimanche

今日はこちらで知り合った同じ奨学生の友達と日曜市場に行きました。
前からずっと好きなマルシェで、ちょっとハイソな界隈にあるだけあってくる人たちの雰囲気や年齢は大学界隈とはだいぶ違います。
その中にもぐりこむ学生たち。

le fromager
野菜、肉、魚、チーズ、パン、ワイン、そして牡蠣。
おいしそうなのはなんでもあるっていう勢いです。
チーズやさんでは本当にかわいいチーズたちが並んでいます。

でもほとんどがシェーブル(羊)だからかわいい見た目の割にはにおいが強いのよね。
そこがまた大好きだけど。






ボルドーの近くにあるアルカッションという場所は大きな入り江になっていて、牡蠣の養殖で有名です。
日曜日には生産者の人が持ってきて売っているのです。
少し値段を出すとその場であけてくれて、パン、バター、レモンをつけてくれます。
隣にはあつらえたように、ワイン屋さんが。(わざとでしょう、そりゃ)

ということであたりはまさにカキランチパーティ天国です。

repas de dimanche
私たちはカキをメインに、

パン、チーズ、ロッティ(鳥を回転させながら焼いたもの)+ポテト、に白ワイン

をあちらこちらのお店から調達してきました。


すっかり食べ飲み終わったころ、物足りなさそうにしていたのか(!?)近くで食べていたおじさんが彼らのワインを分けてくれました。
ごちそうさま。

いい日曜日でした。

ボルドーに来る際には日曜日を含めることをお勧めします。



fourmi_fumi at 22:42|PermalinkComments(2)TrackBack(0)食べ物 

November 03, 2005

Tram en colere

トラムは怒っています。(←タイトル)

というのは今日、明日とトラムがストライキ(グレーブ)で動かないのです。
私はまだラボから歩いて20分のところにすんでいるからいいものの、友達は市内から歩いて1時間半かけてやってきていました。

そんな日に限って雨だし。

夜はフランス語の授業。
クラスにはいつもの3分の1程度しか来ていませんでした。
グレーブの話題がきっかけとなり、話はフランスの社会問題へと発展。
おかげで興味深い話がたくさん聞けました。
今フランスではパリ郊外の暴動が大問題に発展しています。
これはほんの氷山の一角で、この事件の背景は非常に複雑のようです。
ニュースは毎日見ているのですが、理解できていないことも多かったので話が聞けてよかったです。



fourmi_fumi at 23:07|PermalinkComments(0)TrackBack(0)日記 

November 02, 2005

Pomme au four

オーブンを手に入れました!

前回いたときと同様、昔のフランス語の先生から借りました。
彼女の家にはもっと大きなものがあるそうです。
ありがたいことです。

なぜか我が家にはいろいろなものが複数個あります。

 浮き輪とか、寝袋とか、空気入れ二つとか、シャンプー三本とか、殺虫スプレー二本とかカレー粉瓶3本とか・・・。

ある意味充実しています。豊かな気持ちです。

・・・話がそれました。
で、記念すべき最初のオーブン料理は焼きりんご。
朝ちゃんのコメントを見て決めました。
今季節だし、おいしそうだし。

りんごの芯のところを途中まで掘り下げて、蜂蜜入れて、バター乗せて、オーブンへ。

30分後、いいにおいー。
ここで、シナモンをかけ忘れていたことに気がつきました。
いつもそうなんです。
昔から我が家ではシナモンともやしと枝豆は忘れられる存在なのです。

少々あわてながら小瓶に入ったシナモン(これももらい物)をかけた瞬間、わが目を疑いました。

Pomme a la cannelle

りんごの上にシナモンの山が!!
というかその辺一体がシナモンの海になってしまいました。
ありきたりですが、ふたの開ける方向を間違ったようです。




でき次第では友達に出そうと思っていたのですが、こんなわけでシナモンまみれになりながらひとりで全部食べましたさ。
りんごの味がしなかった・・・。


fourmi_fumi at 23:55|PermalinkComments(5)TrackBack(0)食べ物 

November 01, 2005

Toussaint

フランスでは11月1日は祝日です。
Toussaint(トゥッサン)の日なのだそうです。

実は週に2日、夜間のフランス語の授業を受けています。
授業にはドイツ人が半分、あとはポーランド、アメリカ、コロンビア、スペイン、スイス、ノルウェー、日本 etc...と本当に多様な国籍の人が来ています。

授業中にトゥッサンのいわれについて話がでました。
お恥ずかしいことに私は知らなかったのですが、死者や先祖を敬う日なのだそうです。

先生はみんなにこの手のお祭りの各国の日付を問いかけていました。
アメリカではハロウィン(10/31)ですし、ヨーロッパでもだいたい同じ時期に似たようなお祭りがあるようです。

  実は、先生はみんな同じような季節にトゥッサンをするという結論から、
      死=生物の活動が停止=冬の始まり(実際10/30から冬時間です) 
  というトゥッサンのもうひとつの意味を導きたかったようです。

いい感じでみんなが一通り答えて、先生がまとめに入ろうとしたところに日本人代表(私)が張り切って、
「日本ではお盆といって、真夏の最中に先祖を弔う習慣がありまーす!」
と元気に発言。(空気読めない私)

先生、ちょっと困った顔をしてました。

まあ、宗教が違うので当然ですが、ちょっと申し訳ないなあと思ってしまったところはやはり日本人ですね。






fourmi_fumi at 23:23|PermalinkComments(1)TrackBack(0)日記