新説少年進化論

実体験を元にした、恋愛小説風(H有)のブログです。

水原真梨(1)

大学卒業間近の僕は、友人の紹介で有る女性と付き合っていました。
そして、その人の話でこのブログは終わります。
僕が一番愛した人、その人の話です。
 

榎本友香(30)

その後、僕は榎本と特になにもありません。
メールや電話はしても、直接会うことは殆ど有りませんでした。
そして、僕はとうとう学生から社会人へと進もうしていました。 

榎本友香(29)

ベッドにうつ伏せになり、榎本はぐったりとしています。

僕「うーん…」
榎「…」
僕「大丈夫?」
榎「…さすがに疲れたよ」

少しだけこちらを見ながら、恨めしそうにいいます。
そんな彼女がとても可愛く見えて、汗ばんだ手で彼女の頬を撫でました。 

榎「あのね」
僕「…ん?」
榎「実は…」

口ごもる榎本を見て、僕は一度溜息をつきます。

僕「男がいるんだろ」
榎「…!!」

部屋に入った時の違和感、女の一人暮らしとは少し違った感じ。
それを感じていたのです。

榎「幻滅した?」
僕「別に、ただ何となく察してたし」
榎「そっか」
僕「それでもこんなことしてるんだから、僕のほうが最低だよ」

そう、多分そうだろうなとは思っていたんです。
それでも僕は部屋に上がった。
こういうことになる可能性があるとわかった上で。

榎「ごめん…」
僕「榎本が謝る必要はないよ」

きっと元カレというのも嘘で、彼氏がいつ泊ってもいいように準備していたのでしょう。
僕は服を着て、榎本に向きなおります。

僕「じゃあね」
榎「また次、いつ…」
僕「まぁ、いつかね」

榎本は何かを言いたそうにしていましたが、それを飲みこんだようでした。
その姿を見て、僕は玄関のドアを開きました。

僕「残念…」 

榎本は、僕より彼氏を取った。
だから帰ろうとする僕を引き止めなかったし、僕もそれを察しました。
同窓会で少しテンションが上がってしまった過ち、そんな風に思っているのでしょう。
人が賑わいだした道を、一人で歩きながらそう考えました。 
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拓哉

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