2007年02月10日

国民年金を払わずに生命保険でなんとかしたい

《35歳女性パート 自営業の夫と子どもあり》

どうせ高齢になっても年金がもらえないんだったら意味無いと思い、5、6年前から夫婦とも国民年金保険料を全く払っていない。生命保険の担当者も「自分も同じだ」と言われ安心し、薦められた個人年金に入っている。これだけで足りるだろうか?

という「大胆な」ご相談でした。


立場上、国民年金保険料を払わなくたっていいんじゃない、とは決して言えませんし言いません。でも、税金をきちんと納めるとか、電車やバスで携帯をマナーモードに切り替えるとか、義務やモラルの問題は最終的には本人の選択にかかっているじゃないですか。だから、「こういう事を知っておいた上で判断してね」の情報提供をすることにしました。


まず、以前このブログでも書きましたが、年金=老齢年金ではありません。
障害をおってしまえば「障害年金」、自分が亡くなれば「遺族年金」として
それぞれ条件はありますが形を変えて受け取ることができます。

それと、年金を受け取れる期間は「亡くなるまで」です。
保険会社や銀行などでも商品としてはありますが、多くの場合確定年金といって
10年とか15年というふうに受け取れる期間が決まっていることが多いです。


ここまでお話ししたところで、ご相談者は「でも、自分は癌家系だから
どうせ長生きしないからいいんです」とおっしゃいました。

癌は家系が100%ではありませんし、医療技術も日進月歩です。
70歳になって生きていたら真冬の川に身を投げる覚悟があれば別ですが
(決して薦めているわけじゃないので、誤解のないように!!)
長生きしないと思っているのなら、むしろ長生きする事が「万が一」として保険が必要ではないでしょうか。国民年金はその保険料として考えられませんか?


さらに、ざっくりと今後50年間のキャッシュフロー表を作りました。
これからいつ、どんなお金がどれだけかかるのかを把握するためです。


最終的にご相談者は、滞納した保険料を2年遡って毎月払ってゆくことになりました。生命保険も、保障の部分と貯蓄の部分を分け、加入した年も考慮して整理しました。


後日談ですが。
「自分も国民年金保険料を払うのやめた」と言い放った保険の担当者に保険を整理したい旨伝えたところ、「自分はファイナンシャルプランナーの資格を持っているのに、どうしてわからないかなぁ?」と言われたそうです。

なんだかなぁ。。。

fpmiporin at 00:00│ 相談現場から