厚労省の人口動態調査によると、平成25年1年間の全国での出生数は103万1000人で死亡者数は127万5000人でした。いづれも過去最小と過去最大を更新したというところです。
人口1000人当りに換算すると、一年間に8.2人が生まれて10.1人が亡くなったということです。
年を追うごとにその差が開き続けますので、完全に人口減少のステップが刻まれることになります。

ところで、日本の人口は6月1日現在で1億2709万人です。一方、2005年に初めて人口が純減して以降、2006年1回を除いて毎年減り始めています。もちろん毎年減り方が大きくなっているわけですね。
国立人口問題研究所の推計によれば、このままのペースが続けば2060年には総人口8700万人、2110年には
総人口4300万人の日本になっていく見通しです。
日本の公的借金は、対GNP(国内総生産)比230%と世界最大なわけですが、もしも人口がこのまま少なくなっていったとすると、確実に破綻する道を歩むことになります。
平成25年1年間で、新たな借金が33兆3560億円も増えたんですよ?次世代を考えるとそんな場合ではないでしょうに・・・と誰もが思うはずです。

ところが、先月閣議決定された骨太の方針では、2060年の人口1億人維持が盛り込まれています。
少子化が突然解消するとは考えられませんので、別の手段が使われることが織り込まれるはずです。
欧米先進国と同じように、海外からの移民の受け入れが増えるでしょうし、新たな問題も生まれることになるに違いありません。

だいぶ話が横道にそれましたが、昨年の死亡者の死因に焦点を当てると、次の通りとなっています。

がん 36万5000人 (28.6%)
心疾患 19万7000人 15.5%)
肺炎 12万4000人 (  9.7%)
脳血管疾患 11万9000人 (  9.3%)

ここ10年間の推移をみると意外なことがわかります。脳血管疾患は約10%減少して、心疾患は32%増・がんは21%増なのですが、肺炎によるものが45%増と大きく増えているのですね。
高齢者人口の増加と関係があるのでしょうか、決してあなどれないことを知らされます。