2014年02月

2014年02月23日

黒も悪くない

今日も悲しいかなS2Rで通勤。しかし、何とか17時には事務所を脱出し、黄昏時の第三京浜を爽快に駆け抜け、都築で信号待ちしているとき、ふとハンドル周りに視線を落とすと、黒と銀で構成されたパーツの組み合わせのなかに、ホワイトメーターごしのオレンジの照明。黒いオートバイもいいもんだな、と思う。

ちなみにうちのS2Rはモノトーンのブラックだが、カラーバリエーションとしてはオレンジか白のストライプつきも選べる。購入時から「赤と黄色以外」と指定していたので、オレンジと黒が候補に挙がったが、結果的には一番飽きない色が手元に来た。何が良いって、服を全く選ばない。カーキ系のパンツなんか履くと、実にしっくり来る。

飽きないといえば、適度に素っ気ないエンジン音と、適度に現代的な操作系もそうだ。日本車並みにクールでありながら、日本車ほど優しくはない。エンジンのレスポンスは油断すると手を焼く元気さだし、ハンドリングは軽快すぎて剃刀のようだ。とはいえ、軽い車体がすべてを相殺し、結果として手の内に収まるのがいい。

S2Rには「ダーク」という廉価版もあり、ビキニカウルとシートカウルが装着されないが、丸目ライトとタンデムシートにより、よりトラッドなオートバイらしさを表す姿が、かえって良い。あまり寒くない季節になったら、ビキニカウルを外して風を浴びてみるのも、ちょっと違った世界が見えて面白いかもしれない。

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2014年02月22日

赤の弱点

といえば、色褪せなのはご存知のとおり。うちは駐車場が日陰なので、さほど悪条件ではないが、もともとアルファの塗装は弱いのは有名だ。

今日、買い物に出かけた先で147を駐車したら、偶然にも向かい側に後期型の147が停まっていた。さらにその横にはジュリエッタをパクったシャア専用オーリスが(笑) オーリスはどうでもよいが、同じ147でも前期型は色褪せて見える。経年変化か、マイナーチェンジで塗装が改善されたのか。

まぁ、何でもいいが、酷くなる前に一度対策しておくことにし、近所のカービューティープロにコーティングに出すことにした。なるべく長く乗りたいし。

147のツインスパークは絶好調。4000rpm から吸い込まれるように吹けが良くなるのは相変わらずで、昨夜、近場の山道を6000rpm 以上をキープして走ってみたら、比較的重い車重を忘れさせる軽快さとレスポンスで楽しませてくれた。スタッドレスを履き替えたら、こんど箱根にでも行ってみようか。

fragile2 at 20:16|PermalinkComments(0) アルファロメオ 

2014年02月16日

さらに白く塗れ

先週に引き続き、まさかの大雪。雪国育ちとはいえ、関東の突発的な大雪の積もり方は予測がつかない。一晩で30cmくらいは常識だが、山梨みたいに一晩で1mというのは、雪国でも山奥でない限り、なかなか有り得ないと思うのだ。

例によって朝から夕方まで雪かきを繰り返し、ようやくクルマが出せる状態に。道路はシャーベット状の雪でレール状態。そもそも関東圏のドライバーはスノードライブの常識を知らないので、路上はひどい状態だ。深い雪に飛び込んでスタックし、車線を塞ぐクルマ、乗り捨てられたクルマ、乱暴に運転したのか、チェーンを壊してフェンダーにバキバキ当てたまま走るトラックなどなど、日頃電車のなかで見られる粗雑さ、無礼さ、自己中心主義といった関東圏の文化がそのまま見られる。これは昔からそうで、あきれるとともに切り離して傍観したくなる醜さだ。

そんななか、アルファは果敢に走る。シャーベットとはいえ、あくまでフロントは雪を捉え続ける。あるいは、リアが流れやすいから相対的にアンダーが出にくいのかもしれない。何はともあれ、運転が楽しいのはドライ路面を上回り、セブンでの楽しくもスリリングなスノードライブを思い出す。FF のメリットはトラクションで、トラコンをOFFにしても多少蛇行する程度で、グリグリと前に進める。つい、ドゥカに乗れないフラストレーションをアルファのスロットルにこめてしまい、4000rpmで吠えながらガソリンを無駄遣いするのであった。

関係ないが、もう一枚の写真は通勤ルート上にあるdelauto。同じ147の1.6が何台も並ぶ光景は、10年前の正規ディーラーさながらだ。最近、カーセンサーで検索しても1.6の在庫が多い。しかもどれも程度が良い。マニュアル好きはクルマを大事にするのだろうか。

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fragile2 at 08:52|PermalinkComments(2) アルファロメオ 

2014年02月11日

雪の横須賀

まだ所々に雪は残っていたが、久しぶりに会社以外に向けてドゥカを走らせた。荒々しいエンジンも、落ち着きのない車体も、すべてこれでいいと思える。

首都高はまだ一部、雪で通行止めだ。空は鉛色。予想最高気温は6℃。さすがにオートバイは見かけない。朝比奈あたりから雪がちらつき始めた。寒さに耐えかねて横須賀PA に寄ったら、路面にうっすらとシャーベットが残っていて、泣く泣くスルーした。除雪くらい、しっかりやってもらいたい。雪はさらに強くなってきた。路面に積もるほどではないが、冷え込みは半端じゃない。

馬堀で高速を降りていつもの温泉へ。お湯のビリビリ感がかつてないくらいきつい。意を決して雪見露天風呂に入ってみたが、積雪が気になって長居できない。

帰りは横須賀を過ぎると雪は止んだ。ウェット路面と融雪剤でドゥカはドロドロに汚れている。港南台を過ぎたあたりから、ようやく晴れ間が覗いた。体感上もビリビリ感が緩む。痛みと弛緩。苦しみと解放。オートバイは人生の縮図をわずか二時間で味あわせてくれる。

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fragile2 at 14:12|PermalinkComments(2)

2014年02月09日

デバイスフリー

さすがに今朝の積雪にはまいった。まる一日、雪かきしては食って寝て、また雪かき。休憩時のポカリがぶ飲みっぷりと大食いぶりはなかなかガテンな一日ではあった。

夕方になって、ようやく家族と夕食を食べにアルファで外出。路面は一部凍結しており、トラクションコントロールをオフにして走ると、交差点でのUターンなどは盛大にテールを振ってくれて楽しい。ABSもそうなんだけど、早めに効きすぎるし、ブレーキを戻しても解除も遅い。しかも片輪がロックしただけで効くものだから、人力でコントロールするほうがはるかにうまく走ることができるのだ。

トラコンも同様で、負荷をかけてもなかなか滑らないなぁ、と思うといきなり望まないタイミングで限界を迎えたりする。これならば自分で制御した方が限界は低いが安心感がある。というわけで、これからは冬道はデバイスをオフにして、スロコンのレスポンスもマックスにして走ろうと思う。といっても家内も乗るので、スイッチ1つで元に戻せないABSだけは我慢するしかないが。

アルファは37000kmを迎えた。エンジンは好調だが、足回りはいささかヘタってきたようだ。いずれビルシュタインの純正リプレイス用のショックに交換してみたい。5万円程度でさほど高価でもないし、いまの乗り心地も犠牲にしたくないからだ。あくまで基本は、ファミリーカーなのである。

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fragile2 at 19:30|PermalinkComments(0) アルファロメオ 

2014年02月08日

白く塗れ

1/16からずっと休み無しで戦い続け、徹夜と深夜タクシー帰宅の生活を繰り返してきた。ようやく無事にイベントを終えて帰宅し、久しぶりに6時間以上寝て目覚めたら、外は雪で真っ白に覆われていた。何という完璧なタイミングだろうか。

早速アルファで偵察に出かけた。あえてスロコンを最強レスポンスモードにし、トラコンの作動ランプを点滅させながらガオガオと走る。路面には3〜5cmくらいの積雪。こりゃ楽しい。

この勢いで首都圏の汚れた街を覆いつくし、白く塗り潰してしまえばいい。そうすれば週明けには、街も人の心も、少しは綺麗になるのではないか。


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fragile2 at 09:23|PermalinkComments(2) アルファロメオ