フード リヨン 〜fou de Lyon〜

横浜・馬車道で、横浜の姉妹都市で 『食の都』として有名なフランス・リヨンの郷土料理をスペシャリテとした レストラン「リパイユ」を営んでいます。 レストランの裏側やフランス料理、そしてリヨンのことを綴っています。

カテゴリ: フランス語

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みなさん、フレンチトーストに、どんなイメージをお持ちでしょうか?
テレビの番組などで、若いおしゃれな女性たちが、
美味しそうに食べている光景を目にすることがあります。
そもそも「フレンチ」という言葉には、「おしゃれな」とか「気取った」という意味が込められていることが多く、
「フレンチトースト」も場合も例外ではありません。

さて、「フレンチトースト」のフランス語は、パン・ペルデュpain perduといいます。
ペルデュperduとは、「失う」という意味のフランス語ペルドルperdreの過去分詞。
つまりフレンチトーストは「失われたパン」という意味なのです。

フランス人の主食であるバゲット(フランスパン)は、ご存知のとおり、
空気にさらしておくとまるで棒のように固くなります。
そうしてカチカチになってしまったパンを牛乳に浸して柔らかくし、卵をつけてバターで焼く。
これが、もともとの「フレンチトースト」なのです。

みなさんも固くなってしまったパンがあったら、前日から液体につけてみてください。
いつも通りのおいしいフレンチトーストができますよ。

おしゃれだと思っていたフレンチトーストは、実はエコ料理だった!というお話でした。



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2016-02-06-18-01-00














このブログの中で何度も出てくるMOFという単語。
「エム・オ・エフ」とか「モフ」と読みます。
フランス語のMeilleur Ouvirier de Franceの頭文字を取ったもので、
「フランス最高技術者」という意味です。

では、モフとは何なのか?
フランス食の事典普及版 [ 日仏料理協会 ]を見てみることにします。
フランス文部省が行うフランス国籍のプロのための技術試験合格者のこと。
工芸、左官、大工などあらゆる分野にわたる。
ガストロノミについては料理、シャルキュトリ、パティスリ、グラスリ(氷菓)、
コンフィズリ(砂糖漬けフルーツ)などである。
いずれも客の主観が左右するような
「うまい食べ物」をつくることだけを目標にするのではなく、
例えば「焼き上がり10cmの厚さに折りパイ生地をつくる」など、
定められたとおりに、いかに厳密につくるかも競う。
開催も2年に1度ほど、合格者も各分野1〜数名なので合格は非常に難しい。 
MOFのコンクールを受けたフランス人と話をしたときは、
「注射を打ってもらいながら、3日くらい寝ないで練習をするよ」と。
それくらい練習を重ねるのが普通だそうです。

例えば、
ショコラティエでは、ジャン・ポール・エヴァンやピエール・エルメ、
料理ではポール・ボキューズやジョエル・ロビュション。

ということで、もしフランスを散歩している時に
偶然でもMOFという文字をショーウィンドーに見つけたら、
ぜひ立ち寄ってみてください。 
まず「はずれ」はありません。


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久しぶりにイタリアンレストランに食事に行きました。

食前酒を頼み、メニューに目を通すと…

???

材料名くらいしかわかりません。
フレンチレストランなら、ほとんど質問をすることなく注文できるのに…

基本的にリパイユでは、料理説明を口頭でしていますが、
それでもお客様の頭の中は、『??』が浮かんでいたのではと改めて思いました。
なぜなら、私がイタリアンで料理説明を聞いても、
全てのメニューを覚えていることができなかったからです。


フランス料理で例を挙げると、
たとえば、『ポシェpocher』。

フォンやワインなどの濃度の薄い液体で、オーヴンまたは直火にかけて沸騰直前の温度でゆでる(「フランス食の事典」より)
という意味です。

みなさんご存知のポーチドエッグは
フランス語ではウフ・ポシェoeuf pocheと言います。
ウフは「卵」、ポシェは先ほど説明した動詞pocherの過去分詞形で
「ポシェにした」という意味です。
(英語は名詞の前に形容詞をおきますが、フランス語は基本的に形容詞は名詞の後におきます。)

私たちはメニュー名を日本語にする時、とても悩みます。
もし、メニュー名に「ゆでた魚」とか「ゆでた魚」と出てきたら、
なんだか格好が悪いし、美味しそうではないなと思ってしまうからです。
かといって、ポシェと書いてしまったら、お客様にはわからない。
でもやはりよいメニュー名が思いつかないので、
おしゃれさを優先し、ポシェとしていました。

少しでも多くの人にフランス料理を身近な存在にしてもらうため、
おしゃれでわかりやすい料理名を
少しずつでもメニューブックに載せられるようにしたいと思っています。

みなさまも、「こういうメニュー名がいい!」というご意見がございましたら、
ぜひ教えてください。





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リパイユのクリスマスディナーお土産に、
パート・ド・フリュイを入れます。
最初はあまりうまくいかなかったので、
フランス語のビデオを探してみました。
フランス語の勉強をしたい人、パート・ド・フリュイを作ってみたい人
ぜひご覧ください。

http://www.youtube.com/watch?v=k5_kP7RPlFs


桜木町フレンチ リパイユ
http://www1.plala.or.jp/afjg/index.html

今日のおもてなし教室で作った丸鶏ロースト。
おうちで上手に切り分ける方法はこちら・・・
フランス語の勉強にもなります。

本当に久〜しぶりの更新!!

2月にサロン・ド・リヨンをオープンするまで、そしてしてから、

なんだかバタバタとした日々・・・

やっと新しいことにも慣れはじめ、ブログの更新です。

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インターネットって本当に便利ですよね。

今ワーキングホリデーを利用して、フランスに修業に行く

若い料理人も多いと思いますが、フランス語に

不安を覚えている人がほとんどでは?!

そんな方は必見。また、フランス語にも料理にも興味のある方も、

ぜひ覗いてみて下さい。

France CHEF tv

 

フランス語もゆっくりめだし、発音もはっきりしているので、

思ったよりわかるのではないでしょうか?!

おまけに、

  • ミルポワ用玉ねぎ
  • エシャロットのシズレ
  • 包丁の研ぎ方

などなど、調理の基本もチェックできます。

 

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 今年の4月から、来年秋に出版予定の仏和・和仏辞典の作業に加わっています。

 辞典の仕事をするのは、ほとんど初めて。以前リヨンから一時帰国中の2ヶ月間、最終チェック作業を手伝ったことはありますが、このときは、ほんとに単なるお手伝い。フランスから帰国したら、「事典の作業やってみない?」との電話が「こんな経験できないよな〜」と思って安請け合いしましが、やり始めたが最後、日本にいる間中、土日もなく毎日事典の作業をやることになってしまいましたそんなわけで、帰国中、友人に会う時間もほとんどなく、フランスに戻ったのです・・・この事典が、『フランス食の事典』。

 今回の辞典も途中参加なのですが、作業の基本は毎日。30分でも時間があれば、やることが大切なのです。作業をやる前から、

 「アリさん仕事だから・・・」

とは、言われていましたが、まさにその通り。多くの仕事は、要領がよければ、半分あるいはそれ以下の時間で終わったりしますが、辞典の仕事はそんなわけにはいかないんです。その違いは、他の仕事とは比にならないくらい小さい。

 ブログをかけなかった10日間ほど、交流会、リパイユ、ホテルや調理師学校などのフランス語授業と重なり、辞典の作業もほとんどストップしていました。なぜこうも仕事とは重なるものなのでしょうかその結果は・・・

 毎週本社にその週にやった作業を持って行き、打ち合わせをするのですが、一週間まとめてみると、いつもの1/4〜1/5くらい。できなかったという実感はありましたが、これほどとは、自分のことながらびっくりしました。

 恐ろしや、辞典!!この遅れを取り戻すべく、今週はしっかり時間を確保せねば・・・

 料理人の一日は長い・・・朝9時から店に入り、お客さんが帰るまで。本当にハードな仕事です。そして、そんなハードな仕事をしながら、休日を使ってフランス語を習うキュイジニエたちがたくさんいます。

 

  •  いつかフランスに行きたい!!
  •  フランス語のルセット(レシピ)が読めるようになりたい!!
  •  フランス語でメニューが書けるようになりたい!!

 

 色々な夢を持って・・・そんなキュイジニエたちの力になりたいと、リパイユの本社『日仏料理協会』では、料理フランス語通信教育やフランス語教室もを行っています。また、社員教育に力をいれている東京の老舗ホテルで、フランス語研修も。

 キュイジニエたちに、フランス語を教えていて一番幸せな瞬間、それは、

「超えた!!」

と思うとき。やっぱり慣れない語学の授業、なかなか思うようには覚えられない人もいます。それでも続けていくと、ある日突然「超えた!!」と思える瞬間がある。それは、本当に突然やってきます。「どうやって教えようか」なんて悩んでいた次の授業時、

 

できるようになっている

 

こういう場面に出会うと、幸せな気分に失礼ながら、

「どうしたの?」

と聞くと、

「今週はがんばってみました」

なんて、答えてくれる。本当に、本当にうれしい。授業中、彼の様子を見ていると、苦痛だったフランス語授業が、なんだか楽しくなった感じ。その後は、当分の間、順調に進んでいってくれます。楽しくなったら、OK。大変なことも、案外乗り越えられる。

 キュイジニエの皆さん、料理もフランス語も一緒。魚を何十本も下ろしたり、オムレツを何十個作れるのと同じなんです。繰り返せば、必ずできるようになる。難しく考えず、口を手を頭を動かしてみてください。そして、おいしい料理でたくさんの人を幸せにしていきましょう。

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