クエンチング・フカフカ

劇団さかさからみても同じ顔だ。所属 文学青年フランツ・フカフカによる、 さかがお稽古場日誌。 さかがお第十回公演 「クエンチング・ヘッダ・ガブラー Quenching Hedda Gabler」 イプセンの名作の翻案を喫茶店で上演 2013/3/20~24 @喫茶店ペチコートレーン(千駄木駅徒歩1分)

2008年03月

変身

フランツ・フカフカがある朝、
なにか奇妙な夢から目を覚ますと、
自分がベッドで黒田瑞仁に変わっていることに気づいた。


なんという奇怪な1日のはじまりだろう。
それが本当は朝ではなかったということは問題ではない。

私は誰だろう。
ここはどこだろう。
昨日までの自分は自分であったのだろうか。
今の自分は何なのだろう。
フランツ・フカフカとは、
黒田瑞仁とは何者だろうか。

鏡を覗き込むと、
眠りから目覚めて尚疲れきった醜男がこちらを覗きかえす。

なぜこの部屋はこんなに散らかっているのだろう。
この部屋はそういえば私の部屋だったかしら。
スケジュール帳に大学に行って科目登録試料をとると書いてある。
前年度の成績が発表されると書いてある。

今日は何曜日だろう。
今日何故私はベッドから這い出すのだろう。
家族は、仲間は黒田瑞仁になってしまった私を見てなんと言うだろう。

そういえば、私は学生ではなかったか。
私は母校の部活のコーチではなかったか。
私はこの家にくらしていたのではなかったか。
新学期はいつからか。
来年度はどの科目をとったらいいのか。
私の将来の希望進路はなんであったか。
大昔に読もうと思っていたドグラマグラ上巻はどこへいったのか。

疑問が湧き出てくる。
ああ、
目が覚めてしまった。

疑問が湧き出てくる。


夢は美しかったか。
夢の続きはみたいのか。
それとも夢の続きを見せたいのか。
それは夢だったのか。
今後夢と現実の共生は可能か。
反省会はいつか。
次回公演はいつか。

ああ、
あくびが止まらない。

今日は・・・、
って今日が明日か昨日か今日かよくわからなくなってきた・・・、
ともかく今日はあれなんで明日また色々書きます。
明日って今日だけど・・・。

0.00 中日

なかびです。
ちゅうにちではありません。
フカフカです。

役者として今日は昨日よりはまだマシな私。
と言ってもたかが知れてますが。
舞台監督としては、申し分なし、というか、
やることなし。
特に音響照明はミスがもしかして今日は全くなかったんじゃなかったかな?
すばらしい。

3公演終わり、あと2つ。
役者には疲れが出始めたが、
死力でもなんでも絞り出してやるしかない。
同じ客は観に来ない。
一回一回が一発勝負。

ああ、明日のために
今日もやっぱりもう
歯を磨いて、
バラシのプラン練って、
台本読んで、
寝ます。

0 初日

ゲネプロ、夜は公演。
満席近かった。
沢山来てくれた。
嬉しかった。

役者としての私は全く以て不甲斐ない。
舞台監督としてはアクシデントなくまずまずな滑り出しと言ったことか。
それもスタッフがしっかりしてくれているおかげだ。
ありがたい。

観に来てくれた人ありがとう。
皆優しいコメントありがとう。
それだけに私のせめてもう少しいい演技を見せたかった。
これからの人、頑張ります。
あなた方のために。


しかしフカフカはどうしてもう少しなんとかならなかったのか。
しかし深夜に奮起しても仕方がない。
歯を磨いて、
台本読んで、
寝よう。
明日の意味ある奮起のための、
コンディション作り。

0.0005

仕込みだった。
仕込んだ。
舞台監督とは
まぁ、アレだ。
お飾りみたいなもんだ。
ってか・・・ってかまぁいいや。

案の定ソイジョイを食べた。
腹が減ったから。
あんまり仕事しなかったくせに。

でも、舞台はいい感じになった。
色々あって。
まぁ色々ある中には色々あるけど、
まぁ総合してみればいいと思う。

明日は初日だ。
明日ってもう二分後とかだ。
うわー。
うわー。
うわー。

明日は雨らしい。
お客さん来てくれるかな。

今日は疲れた。
もう寝よう。

0.0005

仕込みだった。
仕込んだ。
舞台監督とは
まぁ、アレだ。
お飾りみたいなもんだ。
ってか・・・ってかまぁいいや。

案の定ソイジョイを食べた。
腹が減ったから。
あんまり仕事しなかったくせに。

でも、舞台はいい感じになった。
色々あって。
まぁ色々ある中には色々あるけど、
まぁ総合してみればいいと思う。

明日は初日だ。
明日ってもう二分後とかだ。
うわー。
うわー。
うわー。

明日は雨らしい。
お客さん来てくれるかな。

今日は疲れた。
もう寝よう。

明日は仕込み。
もう練習は今日で終わり。
舞台監督としての本番はもう明日から始まる。
役者としても舞台監督としても、
自信はない。
だが、やるしかない。

カフカズ・ディック。
間もなく、
間もなく開演です。

フカヒレって美味しいとはちょっとちがくない?

こんばんわ。
本番3日前、練習はあと1日のフカフカです。

でもフカヒレって考えてみればいつ食べた?

明後日の仕込みの日に昼ご飯が食べられるのか心配なフカフカです。

少なくともあのなんか三日月型のカタマリみたいのは食べた事無いと思う。多分。

楽屋はともかく、舞台と客席は勿論飲食厳禁で、舞台監督は現場から動けなさそう。

アレってサメの背びれでしょ?普通そんなとこ食おうと始めに思いつかないよね。

まぁでも結局抜け出してソイジョイとかかき込むことになるんだろうな。

サメもそこが食われるとは思っていまい。ってかあいつら自分の背びれ見れるのか?

まぁ飯の心配なんかしてる場合じゃないですね。仕込みですよ仕込み。

ってか誰だフカヒレの話なんか始めたのは。

舞台監督の腕の見せ所ってか、まぁ今回はわからんことだらけなんでこれからの勉強の意味合いも大きいですがね。

ってか俺はむしろフカヒレよりツバメの巣とやらが気になるよ。





フカヒレもツバメの巣も誰も差し入れに持ってきて欲しいとは言ってません。
差し入れなどおかまいなく、
フカヒレなど特におかまいなく。
どうぞ、観にいらしてください。
無料公演です。
初日は14日、カフカズ・ディック。

3

3という数字の持つ魔力は、
どうにも計り知れないものがある。

3!
3!
3!

あと3。

そこからは世界が違う。




フカフカフカ。

フカフカ。

フカ。

!!!





3つまでしか数えられなくて、
四匹目以降の自分の子供をおきざりにしてきてしまう、
アヒルのお母さんの話を聞いて、
なんてバカだと思ったりもするが。
多分、
我々も実は3までしか数えられない。
それ以降は算術の力に頼るしかないのだと思う。


最早迫ってくるなどの問題ではない。
本番まで一直線。
もう秒読み、
勿論三秒前の勢いである。




皆さん、
東松原に出かける準備を。
カフカズ・ディック、
間もなく開演です。

4

つまり、
攻撃こそ最大の防御であり、
そもそも自らがどのような役者であったかを
忘れてはいけないのである。

明日は月曜。
明後日は火曜。
明々後日は水曜。

それで練習は終わりである。

木曜は仕込み。
金曜はゲネプロと本番。
土曜は二回の本番。
日曜はもう千秋楽である。

光陰矢の如し、
然れば一週間や如何。

籠城するより、
鎧兜に身を固めるより、
刀の一振りのみ携え切り込むまで。
先手必勝。
例え骨を断たれても、
一太刀あびせることこそ至上。

1日24時間。
1時間60分。
1分60秒。


時は鳥肌なり。







劇団さかさからみても同じ顔だ。旗揚げ公演、
カフカズ・ディック
乞う、ご期待。
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