November 26, 2005
箱 Getting Out Of The Box
「箱―Getting Out Of The Box」(ジ・アービンガー・インスティチュート著)
原著は『Leadership and Self-Deception: Getting Out Of The Box』で、USアマゾンなどでベストセラーを記録している名著です。
日本では2001年10月にこの翻訳本が出版されていますが、増刷することもなく絶版になりました。
どうしてこんなに素晴らしい本が売れなかったのか不思議でなりませんが、かく言う私も、今年の6月頃にコーチ仲間から紹介されるまでは、この本の存在を全く知りませんでした。
それが、おそらく今年になってからだと思いますが、どういうわけか人気急上昇中で、定価1,500円の本が、Amazonのユーズド価格が現在5,000円〜になっています。
プレミアがつくに値する本だとは思いますが、コレクターの対象物になるのではなく、普通の人、多くの人に読んでいただきたい本です。
図書館などで探してみるか、英語がお得意の方であれば、原著が定価で入手可能ですし、オーディオCDが発売されているので、こちらを利用されることをオススメします。
そーいえば、「CD、テープを聴いて勉強しよう!! by ムギ」でも紹介されてました。
この本は自己欺瞞(Self Deception)の本です。
自己欺瞞―つまり、自分自身を欺き、だますこと、その状態にあることを「箱に入っている」と言うのですが、人はどんなときに箱に入るのか、どうしたら抜け出せるのかを、数名の登場人物の対話形式で進むストーリーによって表しています。とても分かりやすく、すらすら読めますよ。
そして、テーマは極めて本質的なことなので、仕事や家庭、友人、etc.人間関係のあらゆるシーンで、あるいはプライベートのあらゆる局面に当てはめて考えることができます。
箱に入るプロセスをちょっとだけご紹介すると、
・人は誰かに対して何かをしようとするとき、
自分のその判断・行動は正しいと思っているにもかかわらず、
自分を裏切り、実際にはそれを行わないことがある。
・この状況を自覚していると、自己正当化をするようになる。
つまり、やらない理由を他人のせいにしたり、
やれない・やらないための証拠集めを始める。
・自己正当化をしていると、現実をあるがままに見ることが
できなくなり、歪曲した目で周囲を見ているばかりか、
他人に対して攻撃的な態度を取るようになる。
・これは相手の自己防衛反応を引き出すことになりかねない。
つまり、自己欺瞞は他の人にも伝染する。
・相手も箱に入れば、お互いにその立場を強化するような
言動をするようになる。負のスパイラルに陥っていく。
そして、この負のスパイラルから抜け出すために、視点を変える
必要があります。内向きの視点に囚われることを止めて、自分と
相手を含む全体を俯瞰するような視点に立つ。
ちょっと脱線するけど、漢字の「囚われる」って人が箱に入った
状態を表しているんですね。日本語ってすばらしいなぁ!
なすべきことをしなかった自分を許し、反発していた相手も許し
受けいれる、そんな俯瞰ポジションに自分を置くことができれば、
箱から抜け出すことができそうです。
逆に、箱に入っているということを責めても解決にはなりません。
その状態を強化することにしかならないのです。
普段、お子さんや部下、パートナーなどにそういう態度を取って
いませんか?
My Identity (No.022) ――――――――――――――――――
今日の経験・行動(Experience/Action)
ここ半年間で読んだ本の中から、何か一つを紹介しようと
思いブログに書いてみた。
気づき・覚醒(Realize/Awakening)
書きながら、またあらためて学びが深まったような気がした。
学び・パターン(Leaning/Pattern)
入力したら即アウトプット。学びを他の人とシェアすれば
知識は定着し自分の糧になる。
アイデンティティ(Identity)
私は学びをシェアし知識を定着させ実践し習慣化できる。
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