2007年11月
2007年11月06日
「病院で出生届けに私が父の名を書くとそれが父親になるのよ。すごいでしょう」=嫡出概念をなくすとは?
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↑よろしくお願いします。
Q1 国際社会では嫡出概念をなくす方向にあることをご存知ですか。また、子どもの権利委員会が「嫡出でない子」という差別的な言葉を改めるよう勧告していることをご存知ですか。
□ 知っている □ 知らない
Q2 ユニセフが世界にある子どもへの差別として6つあげており、そのひとつに日本の婚外子相続差別をあげていることをご存じですか。 □ 知っている □ 知らない
Q3 民法で婚外子相続分差別をしている国がフィリピンと日本のみ(法務省答弁)ということをご存じですか。 □ 知っている □ 知らない
Q4 夫婦同姓を強制している国がほぼ日本だけであることをご存じですか。
□ 知っている □ 知らない
Q5 戸籍のあるのは日本・台湾の一部だけということをご存知ですか。(韓国は2008年1月1日から個籍になる)
□ 知っている □ 知らない
上記のアンケートに答えてみてください。Q1について答えにくかったと思います。
以下「嫡出概念をなくす方向」について、みなさんと一緒に考えたいと思います。
嫡出;は法律婚で生まれた子。婚外子;は法律婚以外で生まれた子です。例えば事実婚・恋愛で生まれた子などです。日本では、戸籍・婚外子相続分差別があります。この差別をなくして、
子ども権利条約(日本は批准)に沿って0歳〜18歳までのすべての子どもは権利=「生きる・育つ・守られる・参加する」=を持っています。欧米では、子どもと親のプライバシーに関する身分上の事項は、政府といえども関知しないし、干渉はしません。
だから日本のように嫡出かどうかは国が決めません。父も決めません。決めるのは、まず。母です。これに関して受益・救済をもとめるときは、母が身分上の事を明らかにして申しでて、政府・機関はそれに協力するのが建前です。日本のような300日問題など他の国にはまずありません。
ここに、アメリカの例をかきます。
父の欄に自由に記載できるアメリカの出生登録゜・☆:.。. .。.:♪・゜゜・*:・
私(榊原富士子さん)の友人がアメリカのカリフォルニア州で、出産した。「病院で出生届けに私が父の名を書くとそれが父親になるのよ。すごいでしょう」゜・*:.。. .。.:*・゜
カリフォルニア州では出生届けに母親が自由に父の名を記載される。記載されたその父に役所が確認することもしないし、父が自分の子と認めていなくてもいいのです。
1975年、アメリカでは、「統一親子法関係法」が採択されました。
カリフォルニア州民法7004条にも「統一親子法関係法」が取り入れられました。7004条では、「特定の男が実父であると推定される条件」という規定をおき一定の条件を並べ、そのいずれかに該当すれば、父であると推定される。例えば
★その男性と実母が婚姻して居る。
★そのものが、子を自分の家に迎入れ、また、子をその者の実子であると主張したこと。それを否定したい者は反対の証明をつくせばこの推定を覆すことも出来る。
このように子どもを平等な位置におけば、「婚外子」「婚内子」「嫡出子」「非嫡出子」という区別はいらなくなります。
だから、日本のように「300日問題」「父のいない子(推定されない嫡出子)(推定のおよばない子)」「無戸籍児」「無国籍児」なとの事態がおきないようになっています。
民法の中の女性を規制緩和したら?男性も嫡出・認知と威張らなくしたら?
戸籍筆頭者や世帯主を妻・夫と連名にしたら?男性も威張らなくなるでしょう。
それとも、戸籍を個籍に出来ないかしら?
何よりも子どもが平等になって、「300日問題」の約2700人が救われます。
如何でしょう。
アメリカンドリームで終わりませんように!
参考;mネット。榊原富士子「女性と戸籍」明石書店。二宮周平「新版戸籍と人権」解放出版社。
棚村政行「嫡出子と非嫡出子の平等化」Jurist2007・6・15NO1336。
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━━━( ´_ゝ`)━━━!
↑よろしくお願いします。
Q1 国際社会では嫡出概念をなくす方向にあることをご存知ですか。また、子どもの権利委員会が「嫡出でない子」という差別的な言葉を改めるよう勧告していることをご存知ですか。
□ 知っている □ 知らない
Q2 ユニセフが世界にある子どもへの差別として6つあげており、そのひとつに日本の婚外子相続差別をあげていることをご存じですか。 □ 知っている □ 知らない
Q3 民法で婚外子相続分差別をしている国がフィリピンと日本のみ(法務省答弁)ということをご存じですか。 □ 知っている □ 知らない
Q4 夫婦同姓を強制している国がほぼ日本だけであることをご存じですか。
□ 知っている □ 知らない
Q5 戸籍のあるのは日本・台湾の一部だけということをご存知ですか。(韓国は2008年1月1日から個籍になる)
□ 知っている □ 知らない
上記のアンケートに答えてみてください。Q1について答えにくかったと思います。
以下「嫡出概念をなくす方向」について、みなさんと一緒に考えたいと思います。
嫡出;は法律婚で生まれた子。婚外子;は法律婚以外で生まれた子です。例えば事実婚・恋愛で生まれた子などです。日本では、戸籍・婚外子相続分差別があります。この差別をなくして、
子ども権利条約(日本は批准)に沿って0歳〜18歳までのすべての子どもは権利=「生きる・育つ・守られる・参加する」=を持っています。欧米では、子どもと親のプライバシーに関する身分上の事項は、政府といえども関知しないし、干渉はしません。
だから日本のように嫡出かどうかは国が決めません。父も決めません。決めるのは、まず。母です。これに関して受益・救済をもとめるときは、母が身分上の事を明らかにして申しでて、政府・機関はそれに協力するのが建前です。日本のような300日問題など他の国にはまずありません。
ここに、アメリカの例をかきます。
父の欄に自由に記載できるアメリカの出生登録゜・☆:.。. .。.:♪・゜゜・*:・
私(榊原富士子さん)の友人がアメリカのカリフォルニア州で、出産した。「病院で出生届けに私が父の名を書くとそれが父親になるのよ。すごいでしょう」゜・*:.。. .。.:*・゜
カリフォルニア州では出生届けに母親が自由に父の名を記載される。記載されたその父に役所が確認することもしないし、父が自分の子と認めていなくてもいいのです。
1975年、アメリカでは、「統一親子法関係法」が採択されました。
カリフォルニア州民法7004条にも「統一親子法関係法」が取り入れられました。7004条では、「特定の男が実父であると推定される条件」という規定をおき一定の条件を並べ、そのいずれかに該当すれば、父であると推定される。例えば
★その男性と実母が婚姻して居る。
★そのものが、子を自分の家に迎入れ、また、子をその者の実子であると主張したこと。それを否定したい者は反対の証明をつくせばこの推定を覆すことも出来る。
このように子どもを平等な位置におけば、「婚外子」「婚内子」「嫡出子」「非嫡出子」という区別はいらなくなります。
だから、日本のように「300日問題」「父のいない子(推定されない嫡出子)(推定のおよばない子)」「無戸籍児」「無国籍児」なとの事態がおきないようになっています。
民法の中の女性を規制緩和したら?男性も嫡出・認知と威張らなくしたら?
戸籍筆頭者や世帯主を妻・夫と連名にしたら?男性も威張らなくなるでしょう。
それとも、戸籍を個籍に出来ないかしら?
何よりも子どもが平等になって、「300日問題」の約2700人が救われます。
如何でしょう。
アメリカンドリームで終わりませんように!
参考;mネット。榊原富士子「女性と戸籍」明石書店。二宮周平「新版戸籍と人権」解放出版社。
棚村政行「嫡出子と非嫡出子の平等化」Jurist2007・6・15NO1336。
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