2014年02月

2014年02月09日

「家族が社会単位ではなく、一人ひとりが単位になる社会を願っています」

「家族が社会単位ではなく、一人ひとりが単位になる社会を願っています」

家族主義回帰をねらうこの思想は・・・・「戸籍筆頭者・世帯主は何故あるの?」の疑問から始めれば

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今の民法(家族法)は、中身が男性社会の大きな塊の表面に「憲法24条、両性の平等・人間の尊厳」・ 「家制度廃止」を薄く塗ったようにできているように私は思います。民法+戸籍(二世代だけ記入の改正1947)になると、戸籍には戸籍筆頭者を書きます。大抵夫になります
住民基本台帳(1967)では、世帯主は大抵夫のなります。人々には、「家制度廃止」の為ったことはわからないようになっています。ここに性差別があります。口惜しいです。

戸籍筆頭者・世帯主は夫だけでなく、妻・夫を併記にすれば「両性の平等」になります。
一人ひとりが集まって、家族になります。
社会の最小単位は、人間の尊厳をもつ一人ひとりです。韓国のように個籍ならないでしょうか?
家族は社会の最小単位ではありません。
家族フォーラムの国民運動の一回目(2007・11・18)がいま、大会議場で行われています。私は、口惜しいです。バッシュラッシュが国民運動となっていきそう??

男女共同参画社会基本法は女性差別撤廃条約から産みだされたものです。
男女の平等ですから一人ひとりを個人として尊重して欲しい。
私は私の姓を名乗り、私の姓で呼んで欲しい。
家族が居ても居なくても、私は私です。だから、個人登録票が良いです、欲しいです。
「戸籍筆頭者・世帯主は何故あるの?」の疑問から始めれば、男女共同参画社会基本法の全国ネットワークはなお強くなります。
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最後に、三井さんとある会のワークショップの言葉でしめます。
ある会の「民法改正に関するアンケート回答」にある参院選●●立候補予定者の
「行き過ぎた個人主義優先という戦後の風潮の中で・・」と「家族の絆」の記載について、
三井マリ子さんから次のような意見がありました。

『別姓は「家族の絆」を弱める。個人の尊重を毛嫌いし、家族主義回帰をねらうこの思想は
標準家庭(全世帯の1/3)を基準にしている。このことこそが、世の中をおかしくしていくのかなと思う。
そのパターンに合わない人は生きにくい社会になる。
今の閣僚たちの意見と大半の年配の方たちは、そうゆう日本を作りたがっている。
これからは競争が当たり前で、弱いものいじめ(弱い無戸籍の高校生は修学旅行
不参加など)、自殺、精神の病む人とかが職場に多くなっていくのでないでしょうか』

これを受けたK2さんとTさん「バック・ラッシュは標準家庭(全世帯の1/3)を基準にした
政府の家族政策から起こってきたのですね」
「家族が社会単位ではなく、一人ひとりが単位になる社会を願っています」と締めました。

今度こそは、参院の多数議員をバックに選択的夫婦別姓制実現に向けて進みましょう。


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━━━( ´_ゝ`)━━━!!

参考;榊原富士子「女性と戸籍」明石書店。二宮周平「新版戸籍と人権」解放出版社。棚村政行「嫡出子と非嫡出子の平等化」Jurist2007・6・15NO1336。
辻村みよ子「現代家族と国家・ジェンダー  男女共同参画社会の家族像」法律時報10
2006年78巻11号                       



free71 at 05:33|PermalinkComments(0)TrackBack(0)