ネットヲタにしか分からないネタばかり連発で恐縮です。

正月は多分こんなノリでずっと続きます。

正月早々、島根から帰ってきた勇者と飲んで、気付いたら横浜駅で寝てたとかってくだらない話は別にもういいです。
あの日は楽しかった(気がする)。

インターネット時代の覇者みたいな言われ方をするのがグーグルとアマゾン。
グールゾンなんて言葉もちょっと前にはありました。

賛否両論あるし、懐疑的な見方もあるけれど、正直この2社は普通に覇者かと。
(少なくとも現時点では)

僕も仕事柄この2社のサービスはよく使うし、研究対象として見たりする。
僕の仕事って意外に説明しづらくて困るのだけど、ウェブサービスの導線設計というと一番分かりがいいのかも。

顧客(ユーザ)があるウェブサービスを利用する際に、どのような順序で情報を見せていけば最終的にビジネスゴールに結びつくのか、ってのを考えるわけです。
特に、顧客の心理状態はころころ変わるのでそれに応じた設計をするところに強みがある(らしい)。

自然と、心理学的なトラップも多用することになるわけで。
もちろんトラップだとバレないようにするからトラップなわけで、悪用すれば立派な詐欺師。
(ぶっちゃけ、オレオレ詐欺をネットでやろうとしたら相当儲ける自信がある)

別にそんな自慢をしたいわけじゃなく。

そういう観点から、同業者として、グーグルやアマゾンのサービスを見ると、ものすげートラップだらけなわけだ。
相当考えられた上で設計されている。

例えば、アマゾンの「この商品を買った人はこんな商品も買っています」は非常に有名なクロスセルだけど、こんなのは全然一例に過ぎない。
もっと分かりにくいところで巧妙にトラップが仕掛けられている。

そうするとだ。

グーグルはテクノロジーが強みだ(あの並列処理なんたらかんたらとかいうやつ)とか。
アマゾンは在庫管理とか物流が強みだとか(ECサイトは物流が鍵)。

そりゃまぁ確かにそうなんだけど。

話はそれるけど以下の話は面白い。
意見を鵜呑みにすると失敗する、という好例(観察と洞察からしか良い設計は生み出せない)。

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http://japan.cnet.com/news/biz/story/0,2000056020,20309827,00.htm

Mayer氏は、Googleが検索に関するユーザーアンケート調査を行い、デフォルトで何件の検索結果が表示されるとうれしいかを尋ねたときの失敗談を披露した。
アンケートでは、多くの人が検索結果は多ければ多いほど良いと回答したという。
そこで同社は、一部の検索に対し、結果を30件表示する実験を行った。しかし、検索結果を10件表示していたときより、30件表示するときの方が、応答時間が平均0.5秒長くなってしまった。結果、待ち時間に耐えられなくなったユーザーは検索を控えるようになってしまったという。
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んで、グーグルの強みは確かにテクノロジーだろうし、アマゾンは物流が強い。
確かにそうだ。

いやでも、それ以上に、相当な切れ者の設計担当がいるはずで、それもまた大きな差別化要因になっているはずなのだ。
(それがマーケティング部署なのか企画部なのかはよくわからないが)

もちろん、日々の運用の中で改善を繰り返しているというのもあるだろうが、それにしてもズバ抜けている。
(グーグルはウェブベースのサービスなのでgmailとかちょこちょこ改善を行っているし、アマゾンはABテスティングをやっている模様)

結論として何が言いたいかっつーと。

どんなにすごいシステムやテクノロジーに支えられようと、全てのサービスは顧客(ユーザ)との唯一の接点となるインタフェースで決まるよねって。
これはネットに限らないお話。