2013年11月23日

華麗なるギャツビー



雪が降る。
友人の回顧という形を採ってスタート。
とてもオーソドックスな映像。

1922年、ニューヨークでのパーティー。
「人生を支配しろ!」という言葉。

うまく現代音楽を合わせて、HIPな感じ。
華やかでうるさい画面。
遊園地というセリフもあったけど、まさにクレイジーな喧噪ぶりが描かれて。

5年ぶりの再会という雨の日のお茶会。
壊れた時計というメタファー。

雨は止んだ。
止んだけど?

やり直す?
いいえ、逃避行?

車や衣装、風俗がカタログのように見せられる。
(お金、かかってるなぁ・・・。)

彼の「希望を見出す力」こそが「偉大」。
ただし、完璧なストーリーを求めるあまり・・・。

たびたび使われる「友よ」という呼びかけは時代がかって聞こえるけど、
友だちのいない主人公の眼差しとセットになると、なかなか切実。

水の中に沈みゆくディカプリオは、『タイタニック』を彷彿させたりもして。

ナレーションにあった「彼にとっての新大陸」という概念は鍵。

その後の大恐慌も今に通じるアメリカの一部、というか、そのもの。

終りの白い文字が降る演出は、冒頭の雪のシーンとのつなぎを思わせて洒落てました。

「The Great」と書き加える演出もね。

夢への取り組みが未来に向かう時と、
それが「取り戻す」という方向になる時の、「形」の違い。

出自に関する悲しみと、それを科学的な努力で乗り越えてきた人の業か。

物語が書かれた1925年当時と、5回に渡っての映画化は、
それぞれ伝わるものが違うのだろうなぁと思いました。
全部並べて、何にどう光を当てたのかを検証したいくらい。
(卒論くらいのシゴトになるのかもね。)

しかし、長いお話ですよ。

読むのに7時間かかるという小説を、
映画として2時間にするのは大変なんよ、と監督も語っていました。

わたしは、この作品を観ながら、『レ・ミゼラブル』を思い出していました。

人生って、人生って、人生って・・・。


freesia_2000 at 10:19│Comments(0)mixiチェック

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