現行オルソペド220系のオーナーさまから座面フレーム入替でのご相談をメールにて 頂きました。詳細を確認すると、ディーラーでレカロシートの取外しを依頼したところ シートレールとレカロ本体のネジが取り外せなくなり、座面フレームを損傷させたとの ことでした。

 本220系は、シートを新品で購入時画像の赤丸のM6×30mmボルト(緩み止めの ロックタイト青が濃厚に添付さています!!)6本が同封されております。

 レカロを装着経験の無いshopさま等では本ネジを使用してレールと取付されます。 このネジを使用してレールを装着した場合、次回にレールを分離するために緩める 作業を実施しますと、適切な方法で作業しないと画像のように見るも無残な姿に なってしまいます。

 当社では220系や他のRECARO装着時でもロックタイトが濃厚に添付されている M6ネジは絶対に使用しません。次回緩めるときは大変な労力が必要となるからです。 緩み止め剤の代替えとしてM6ネジにスプリング+平の2種類のワッシャーを使用して 緩みの防止を図っています。レカロの装着はこの方法と十分です。

 今回はディラーさまは表皮を分離し、ウレタンを少し強引に取り外されて座面フレームに アクセスしました。そこでなんと!!内部フレームをカット!?されてRECARO本体からレールを 取り外したとのことです・・・・・・。しかし、レールは外れましたがこの状態ですとレカロは使用不可です。 (どうされるつもりだったのでしょうか?ですがこの方法で分離したのもある意味凄いです!!)

 オーナーさまは220の電動機能や着座感を大変気に入っておられ、是非修理して使用したいとの ご要望があり当社へご送付頂きました。

 220系の座面フレームは、SW関係がドア側側面にあり特殊な形状の専用品です。ドイツ本国に オーダーすれば入手できるかもしれませんが時間も大変掛かりや価格も超高額となります。 また残念ながら現状フレームは全く使用ができませんので唯一の方法として当社にて新たにフレームを 作製することにしました。
 220系は本来のIs84フレームとは内部のプレート等が全く異なるので、現状の座面を確認しながら 切断+溶接の作業を駆使して作製を行い3度の試作行うことで完璧に完成させました。 最終的は不具合のにない背中部分と結合し各部の配線やエアーランバー系のパイプも適切に移設し、 電動機能も正常動作するように組み上げました。

 パーツの交換部は座面ピレリーマットを新品に入れ替え、座面ウレタンに関しては補修補強を 実施しましたので10万Kmは快適にご使用頂けます。

 フレーム作製にかなりの労力と時間を費やしましたが、DL220HVは34万円するスペシャルレカロなので 作業する価値は十分にあると考えます。

 今回のように特殊なケースの修理も当社はすべて対応は可能です。当社の永年培ってきた技術力は レカロに関して恐らく出来ない作業は無いと考えます。ただしスペシャルな作業に関しては綿密な技術検証等が 必要となりますので長期のお時間を頂くことをご理解ください。  
 他の車パーツの通販のようにご入金後1週間以内に商品が届くようなイメージでは大変恐縮ですが作業が難しいので 類似の作業をご依頼のお客さまに措かれましてはこの点をご理解頂けると大変有難いです。

  その他作業に関しても一点一点手造りになりますので、私をはじめ当社スタッフが一丸となって丹精を込めて日々の 作業を実施しております。今後とも日々精進して参りますのでレカロのことは当社へお任せくださいませ。

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